狼と香辛料 第21話 感想[一緒に渡ろう危ない橋]求める修道院の在処 ネタバレ

2024年9月25日

狼と香辛料 第21話「異端の村と司祭の契約」感想

公式あらすじより引用

エルサや、テレオの村長の話しぶりに不可解なものを感じたロレンスは、酒場に顔を出して村のことを探ろうとする。そこでの人々たちの話から、この村では蛇の神が信仰されていて、異教の神を認めないエンベルクの教会とは不仲なことがわかった。またロレンスは、重税を課されているはずなのに、村全体にどこか余裕があることに疑問を抱く。

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村と街の奇妙な関係、ロレンスの提案

狼と香辛料 21話 感想

前章を踏まえ、積極的にコミュニケーションをとるロレンス達がいい感じですね

ヨイツ探しを諦めろとロレンスも大胆な提案

思い切ったことを言えるのは信頼の証

だからこそホロも「大胆な提案」をしたらしい

ホロが神だと明かすつもりとか?

とまれ目指す修道院が"ここ"だと予想へ

もう目的地についていた

村長たちに欺かれてたのか

冒頭から楽しげでしたが、奇妙に豊かなのがこの村の謎なんですね

まさに鬼が出るか蛇が出るかな状況

蛇神そのものがいるのかね?

冒頭 ビール売りの元少女

女将『一目散で逃げ出したとき持ち出したのは、背中の醸造鍋と大麦の袋だけっ!

 ……何を考えてたのかね~?

若いころ海賊に襲われ、手近にあったものをひっつかんで逃げたという女将さんの宿屋

いきなり村の酒場で盛り上がるロレンス達

情報収集のセオリーですな

飲みニケーションは大事

とはいえ、教会の話に触れるとぴたりと場が鎮まるなど地雷感もヒヤヒヤします

まごまごしてたら八つ裂きにされそう

宿屋の女将は海辺の出身

女将『それであたしゃ鍋と麦と川の水とで、ビールをこしらえたのさ♪

なんとも商魂たくましい話

ロレンスといい「商人」テーマですな

かつて海賊に襲われ故郷を失い、残った資材でビールを売り歩いていたというおかみさん

まるで球場のビール売りのよう

当時おかげで伯爵に認められたそうですが

この逸話、うわさのフランツ司祭もそういうエピソードがあったんでしょうか?

彼も権力とつながりがあったのか?

或いは"蛇神様"も同じだった?

教会に追われ逃げ回っていたとか?

村の人々は偉大な神だと言うものの

果たしてホントにそうなのかね

村と大都市エンベルクの関係

村人『(エンベルクの町は)力をつけたからって、こっちも改宗させようとしてきてよォ~~~

どちらも蛇神を信仰していた

しかしエンベルクは教会に改宗、その支援でとんでもない大躍進を遂げたのだと

そら宗教戦争になりますわな

やがてエンベルクは、村から徴税を始めた

あらゆる意味で憎い町なのか

村と町の奇妙な関係

ですが故人・フランツ司祭により一変

なぜか税は軽くなり、エンベルク相手に有利な取引が出来て収入に余裕が出来た

いやなんで?

そしてフランツ司祭は亡くなった

エンベルクは昔のような優位な関係に戻そうと動いている

つまりフランツ司祭が何かして、その影響が今も続いているという事なのか?

村外れの蛇神様の穴ってのが関係あるのかね

村にも穴があるんだよな……

ホロ『早く修道院にいって話を聞きたくてウズウズしておるんじゃがのう……』

ホロ、単に故郷の手がかりというだけじゃない

身内や故郷がどうなったのか

滅ぼしたという熊とは?

とかく少しでも話を聞きたいんですね

本当に大事なふるさと

単に気まぐれで飛び出したんでしょうか

ロレンスと昔の仕事

ロレンス『最後には泣き落としまで使って払って貰って…、大変だった

徴税役を課せられ嫌われている粉ひき少年エヴァン

実はロレンスも徴税役をしていた頃があった

それで肩入れしてるのかね

嫌な仕事ですわ

なんだか池波正太郎先生みたいですな

粉ひき少年が知らない己の不幸

エヴァン少年の粉ひき賃は、相場の1/3と格安だと判明

麦は脱穀すると大幅に目減り

粉をちょろまかしてると陰口を叩かれてる

安い手間賃で陰口まで、思った以上に不幸だけど「安い」と当人は知らなかった

知識や相場感覚って大事ですね

でもどうしてそんなに安くなってるのか?

それともそれは単に無知なだけ

何か問題の前振りなのか?

相当ヤバいと察したロレンス

ロレンス『修道院に行くのを、諦めないか……?

我慢せず、ちゃんと話し合う姿勢が大事

ロレンスはホロに手を引くことを勧めるも、彼女が強行を望み付き合う事に

神としての力を見せる気なのか?

奇跡を起こせると言ってましたし

ロレンス『探している修道院は、あの教会じゃないかと思うんだ』

しかしビックリな推測

元々、ホロの故郷など古い神々の話を収集してる修道院を探していたロレンス達

その場所を訊ねる為に寄ったものの

実はここの教会がその場所だった

そうなると、フランツ司祭はある種の専門家だったのかもしれません

ホロみたいな神様がいるという事かね

フランツ司祭は何をした?

司祭は異教の神々に詳しかった

思うに、当地の蛇神と交渉したのかね?

それで元々蛇神信仰だったエンベルクは、村に譲歩するようになったとか?

ホロやディアナみたいな神が見つかったんでしょうか

奇跡によって村を栄えさせてるとか?

もしや「蛇神様」とは

エルサその人なんですかね?

彼女、フランツとは血が繋がってないそうな

そしてああ見えてビビりだそうで

というか尺と流れ上、蛇神様がいるなら「もう登場してる」気がしますし

次回、第22話「教会の教えと父の記憶」

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