狼と香辛料 23話 感想[故郷と命]エルサ、テレオ村騒動の選択 ネタバレ
狼と香辛料 第23話「仕組まれた災禍としかるべき報い」感想
公式あらすじより引用
テレオ村の麦粉に毒が混ざっていたとして、エンベルクが返金を求めてきた。村との不利な契約を反故にしたいエンベルクによる自作自演としか思えなかったが、村を守るためロレンスは犯人として突き出されそうになっていた。そこでロレンスは同じく立場の悪いエルサとエヴァンとともに、ホロの力を借りて逃げ出そうと考える。
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第23幕「仕組まれた災禍としかるべき報い」
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— TVアニメ『狼と香辛料』毎週月曜25:30よりテレ東ほかにて放送中！ (@Spicy_Wolf_Prj) September 7, 2024
テレオ村騒動のとばっちり、ロレンス達の選択
旧アニメでカットされたのも頷ける理不尽さ
とんだとばっちりですわテレオ村騒動!!
またロレンスは大損も、言われてみれば「ホロが行きたいと言った」からこうなった
なのに彼女に言われるまで恨み事一つもない
ホントお人よしですねロレンス
またホロ故郷滅亡時、仲間達が逃げたと判明
エルサとエヴァンも故郷から逃げる
また前回曰く、酒場の女将も故郷から逃げた
とんだ故郷脱出編なのね
エクソダスするかい？
冒頭 テレサ村、毒麦騒動
かつて街に重税を課されたも、フランツ司祭のとりなしで税を軽くしてもらった村
しかし司祭死去に伴い街が陰謀
村から買った麦に毒があったと難癖
そう難癖をつける事で、なし崩しにまた村を支配していく計画だったんですね
たかが毒くらいで？とは思ったも
怖いのは麦の内、どれだけ毒が混ざっているか分からない事
なので街は村から買った麦を全返品
結果村は大損
その年の収入がゼロになるに等しい
その「損」を補填しようとすれば、街の言いなりにならざるを得ない
どんどん街に負い目が増えていく訳か
毒が実際にあってもなくても「混ざってるかも」というだけで大惨事なんですね
おっそろしい話ですわ
街の計略、村の誤解
もっと怖いのは街の狂言である事
村はそれに気付かず、ロレンスが「街から来た」というだけで疑っているという事でした
街からきたアイツが毒を混ぜたんだと
閉鎖社会って怖いですねえ
実は街もロレンスを利用
彼が村に行く事と聞き「毒を混ぜた犯人」に仕立てようと利用したのだと
だから意味深だったのか
そも村に行くという時点でアウトだった
たかが通りすがっただけなのに!!
ですがロレンス達が逃げた場合、次に疑われるのは粉ひきエヴァン
何せ彼、恨まれてるし実行できる立場
クソすぎませんかね？
彼は粉を挽いてるだけなのに、脱穀での目減りを「盗んでる」と恨まれている
現代での陰謀論みたいなモンですわな
エヴァンに次いで危ないのは
そして最後に危ないのがエルサ
村の恩人では？とは思うも
村人たちは蛇神信仰なので、唯一神信仰のエルサを嫌っているというのが一つ
エヴァンと仲良しなのも一つ
また故・フランツ司祭は、村と街との関係を改善してくれた有力者だった
対しエルサにそんな力がない事をなじってると
ある訳ないでしょうに酷い話ですわ
ホロがいた村みたいですな
彼らは信仰の違いから冷遇していた
司祭は村を救ったというのに……
宗教問題がここまで尾を引くとは
村人は楽しげに酒を飲んでたも
それより麦収入に頼らない道も模索しておくべきだった
吞んでる場合じゃなかったと
本件は村の収入が麦頼みだったのが一因
フランツ司祭もその危うさを指摘
ですが村人たちは税が軽くなって以来、この楽な状況がずっと続くと楽観視していた
耳が痛い話でもありますな
ロレンスの選択
結局、ホロに乗って四人で夜逃げへ
エルサも最終的に納得
正直、ロレンス達は被害者なのに逃げなきゃというのも胸糞悪い話であるものの
そんなこと言ってる場合じゃないか
逃げきってロレンス故郷の商会を頼れば、なんとかしてくれるはずだと
何せ商会にすれば「所属商人が毒を盛った」なんて悪評は困る
彼らも実益上、否定してくれるはずだと
持つべきものは利害関係ですな
ホロ故郷、ヨイツの結末
また文献によると、ホロ故郷は熊神に滅亡
ですが際して狼たちは逃げた
生存してるならめっけもの
またエルサとエヴァンが、故郷を追われる姿とも重なるエピソードになってるんですな
いやな共通項だな!!
あっさり逃げてその後が問題なのか
それとも阻まれるのか
まさかこの村が、ここまでクソみたいなところだったとは胸糞悪い話であるものの
彼らとて必死だから仕方ないのか
また社会が狭い為に視野も狭い
ロレンスはただ街を通過してきただけなのに、街とグルだろうと疑ってたらしい
うっかり街も通れないこんな世の中じゃ
次回、第24話「蛇神の道と賢狼の答え」
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