九龍ジェネリックロマンス 第11話 感想[九龍を形作るもの]人生は失うものばかりじゃない ネタバレ
九龍ジェネリックロマンス 第11話 感想
公式あらすじより引用
小黒と小黒(青年)が同一人物と知らないままに令子は、九龍内で2人を会わせていた。自分らしく生きていたかつての自分を見て小黒(青年)は涙ぐむが、その直後に大きな異変が起きてしまい…。その頃、金魚茶館で工藤とようやく再開を果たしたグエン。この九龍についてどこまで知っているのかと問い詰めるグエンだが、工藤はうろたえることなく自身が知っていることを話し始める。それぞれの過去と想いが重なり出し、ジェネリック九龍が生まれた理由が紐解かれていく…。
ABEMA ANIMEで火曜23時30分より無料配信
🍉6/14(土) 23:00~ 第11話放送
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🐉『#九龍ジェネリックロマンス』
第11話 新場面カット解禁✨
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— 公式『九龍ジェネリックロマンス』 (@kowloongr_jp) June 10, 2025
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— 水曜日のカンパネラ/WEDNESDAY CAMPANELLA/星期三的康帕內拉 (@wed_camp) June 11, 2025
工藤の認識、小黒決着。楊明のケジメ
九龍が見える理由は「後悔」
後悔から解放された小黒と楊明、消えゆく過去を惜しまぬ旅立ちが快い
形を失おうともう胸にあるからか
しかし結果、もう九龍が見えなくなった
令子が最大の味方を失った!!
どころか彼女を殺そうとするユウロン入場!!
殺そうとする理由不明も不気味
また九龍から出ても、フリルとピアスは残った
令子も出られる示唆なのか?
九龍を形作るのは工藤の記憶
やはり工藤の記憶を再現したものと判明
もしかして危険な北区が無人なのは、彼がほぼ訪れた事がないから?
或いは「令子」を守りたい意志の表れ?
また頻発していた地震
文字通り工藤の揺らぎが原因なのかね?
これでいいか迷い始めた?
実際、何がどうして再現されてるかは不明
おそらく工藤の記憶をジェネテラが吸い、気脈がそれを再現してる感じなのかね
また現状、全て推測段階のはず
工藤だけの記憶なのか?
みゆきの記憶も再現されてません?
汪診所もありましたし
小黒が二人存在できた理由
工藤が小黒が男と知らなかったから
なので男の小黒が入っても、別人判定されて両方存在できたんですね
しかし工藤が気付くと消えた
つまり認識はリアルタイムで共有
それが地震の原因でもあるのか?
彼の中に、ジェネック九龍を否定する意識が芽生えつつあるんですかね
小黒は過去が消え、楊明たちに励まされ蛇沼から足抜けする事に決めました
戻れぬ過去から解放された
楊明も後悔の原因、母に向き合おうと決意
その時点で「後悔」は消えたか
二人は九龍帰還不能に
果たして令子と楊明たち再会できるか……?
冒頭 九龍が見える条件
ユウロン『俺も確かに好きやったけど
今の時間も好きやから「愛着」と呼べるモンはない……』
『工藤発』
『不動産会社を三年前に退社
日本への帰国記録もなし』
ユウロンはジェネリック九龍を見る条件を「愛着」と推理
それが見える五人、見えない自分との差だと
改めて九龍へ足を運びます
また条件上、汪先生も入れるはず
みゆきはジェネリック汪に会う前に帰還
あの先は果たしてどうなっていたのか
みゆき、入れ墨と舌の理由
回想のユウロン『それ、ホンモンか!?』
みゆき『信頼の証に彫れとさ』
『スプリットタンも見ろ』
ユウロン『な!?』
みゆき『あの男の目の前で切ってやった
サイコーだろ?』
回想、みゆきの入れ墨は蛇沼家に入る条件として実父に入れられたもの
そしてスプリットタンは自ら断ち切ったと
本来そこまでしなくて良かった
父に激痛を伴う入れ墨を迫られ、度胸を見せるべく応えてみせた
その上でもっと覚悟があると見せたのか
これで「蛇」だろと
ユウロン『友だち想いで涙ちょちょ切れそうやろな……!!』
みゆきに付き合い左耳を切っていた
いいダチなんですね
ユウロンの行動原理は基本的にみゆき
なら令子を狙うのもそれが理由?
みゆきの後悔
回想のみゆき『こんなことになるなら……、母さんの傍を離れなければ良かった!!』
『あの男……、許さない!!』
『復讐してやる、必ず!!』
無論、蛇沼家入りは母を治療させる為
しかし母は死んだ
みゆきは蛇沼家に殺されたと考え、復讐へジルコニアン計画を立てたと
残り尺上、事実なのか?
それとも実は誤解?
回想では裏付け不足という気も
ユウロン『一度目は怒りの炎に
二度目はありもしない故郷に』
『お前がこれ以上飲み込まれてしまう前にどうにかしたい……』
『正しかったんやろうか?あんときの俺の選択は?』
本当の条件は「後悔」
後悔した事で九龍が見えるようになった
ならなぜ後悔なのか?
工藤が後悔で具現化し、そのまま条件となってしまっただけ?
工藤の後悔に巻き込まれてるだけなのか?
楊明がとるべき道は
グエン『やりたいことを見失ったらダメだよ? “自分"の人生なんだから』
略『(俺は)今は自分の為にここにいる』
『独りよがりだとしても、もう後悔はしたくない!』
香港での事を思い出した楊明に、グエンは九龍から去るよう再び促します
ちゃんと自分の為に生きるべきだと
友だちの為でなく自分の為にか
グエンがそれを言うか?とは思うものの
似た者同士だからこそか
蛇沼製薬の隠蔽
グエン『第二九龍の解体は、蛇沼グループがあることを隠蔽する為に計画したって』
蛇沼グループが消し去りたい歴史とは?
また香港での噂とは、隠蔽と例のお札が関わっているというもの
グエンはどうやら知ってる様子
関わるなと忠告へ
完全に親御さんのムーブじゃん!!
楊明チャン子供っぽいからねェ
ただグエン自身、その噂に蛇沼が関わってるとまでは知らなかったっぽいですね
そこは次回への布石となるのか?
グエン『うん……、終わりもしない、続きもしない夏だね……』
鯨井Bの人生観になぞらえるグエン
確か聞いてたんですっけ
どうやら、九龍最後の夏を「鯨井Bの命日」を終点にしてループ
鯨井Bの死から進めない
工藤の心そのままか
彼の心が動くとき、夏もまた動くのか?
瞬間、日付が変わるのでしょうね
楊明『(私がやりたい、やるべきこと……)』
その後、楊明は「三年前のままの映画館」で母の映画ポスターを目撃
母に囚われていると再確認へ
母の映画のリバイバル上映
間が良いのか悪いのか
この映画も、彼女を引き寄せたんですかね
鯨井Bの記憶、札の使い方
令子『鯨井Bが、例のお札をドアの郵便受けに入れたら……』
令子、今度は眼鏡に「札」が表示された
鯨井Bが九龍の札を数枚剥し、北区「B23/8」のドアポストに投函
するとクスリが出てきた
蛇沼はかつて麻薬で成り上がった企業だった?
模様は見える範囲で8が3、Iが3つ
それにタロット「魔術師」
ですがイラストが何故かドクロで不気味
汪先生も関わってるのか?
・正位置の意味
起源、可能性、機会、才能、チャンス、感覚、創造
・逆位置の意味
混迷、無気力、スランプ、裏切り、空回り、バイオリズム低下、消極性
単に今日の占い的に同封してたのかね
それとも「蛇沼の起源」だと?
楊明『(お札と薬……、絶対に蛇沼グループが絡んでるよね……?)』
令子は調べに行くといい、楊明も同行
二人は知りませんが鯨井Bの死因は薬
この薬がそうだったのか?
この薬で「人生の賭け」に負けて死んだのか?
定番どころで麻薬だった?
街中に貼られた札の内、特定のものを特定枚数入れたら貰える
知ってるものだけ対象の配布
実質無料
すると試作品、治験みたいなもの?
ある種の人体実験か?
鯨井Bはハズレの薬で「賭け」に負け死んだ?
そんなヤバい歴史を隠蔽したのかね
工藤は全て承知していた
工藤『そうだなあ~、本人とニセモンが一緒にいられない事とか?』
グエン『それ知ってたんですか!?』
略・工藤『ああ、アイスコーヒーおかわり~』
大阪風に言うと冷コー
令子と響きが似ているのであった
他方、工藤に電話で呼び出されたグエン
工藤が三年前に退社した本物で、ここの事情をほぼ知ってると知ることに
実は仲良し爺さんトリオの一人も「本物」
偽物が消える瞬間を見た
またそのシーン、爺さんが二人になってました
当然ですが一人消えたままなんですね
グエン『死んだ猫と同じ行動なんかしたら、辛くなるんだと思ってました』
『第三者の俺からすると』
『あまり健全とは思えない、飼い主にとっても猫にとっても』
まんま工藤と令子ですやん
クローン猫は本物と似た行動をする
死んだ猫が生き返ったと喜ぶ飼い主に、グエンは気持ち悪くないのかと発言
すごく地雷っぽい
無論工藤は何も言いません
でも工藤、同じことをしてるんですよね
工藤と令子まんますぎる……
小黒と令子、ジェネリック小黒
小黒『(殺せなんて)出来るわけないだろ……!!』
と、確かに頭ではわかっていた小黒
令子を殺せば、昔の身体に戻してやるとユウロンに迫られた
令子を殺せるはずがない
だが偶然令子と会い、ニヤリ笑ってしまいます
衝動的に殺る気になったか
願いは根深い
ちょうど陰になったのが「魔が差した」と象徴していましたね
幸い、その陰はすぐ晴れました
小黒『自分でもよくわからなくて……』
『過去を見るのは苦しかったのに……』
『今……、すごく嬉しくて!』
たまたまジェネ小黒の火災報知器が壊れ、オリジナル小黒を引っ張っていった令子
小黒は過去の自分と交流し思わず涙
過去を見るのは苦しかった
前回吐きそうになってた奴か
もう二度と戻れない時間だからでしょうか
ジェネリック小黒『!』
辛いと思ってたから会わなった
でも過去に向き合うのは辛いだけじゃない
予想外の喜びがあった
自己完結では辿り着けなかった気持ちか
この時、確かに救われたんですね
工藤がジェネリック九龍を生んだ
グエン『まさか!? この九龍は工藤さんの!?』
他方グエン、九龍が工藤の記憶再現だと発見
工藤が知らなかった「小屋」が、グエンが教えた事でジェネ九龍に再現された
ここは工藤の記憶そのものだと
工藤は知らなそうな反応
彼は「違和感」を感じないからでしょうか
ジェネリックテラによる記憶移植
小黒『気付いたのか……、僕のこと……!!』
グエンが小黒は男と説明、結果ジェネリック小黒は消滅してしまいます
唐突で残酷な別れ
小黒は工藤が原因とまで知っていた
あまりに間が悪い……
いや間が良かったというべきか
『なんでそうなったのかまでは調査できていませんが』
略・回想のユウロン『まずジブンの今日までの記憶をジェネテラに保存する』
『その記憶を一から作るクローンじゃなく
既に再現された「入れ物」にいれるんや』
小黒『荒唐無稽な話ですよね……』
『でも僕にはジェネリックの自分がいたので
可能性はありました』
略『お二人を見ていたら』
『これ以上、このジェネリックに縋る必要はないなって思えたんです』
小黒は自分の目的も潰えたと説明
過去から解放された
もう九龍を出ていきますと
ジェネテラは記憶のバックアップと、人体への書き込みが出来る
ユウロンはジェネリック小黒に、小黒の記憶を書きこみ「乗り移る」提案をしていた
クローンだと1から作らねばならない
対しジェネ小黒なら「完成品」
手っ取り早く、確実に昔の自分に戻れるんだと
消えた時点で夢は潰えたのか
好きは諦めなくていい
小黒に「服」を押し付けた楊明
楊明『忘れ物! 好きであることを諦める必要なんてないよ!』
小黒『……!!』
楊明『自分でそれを捨てない限り
大切なものは
消えたりなんかしないんだよ!』
蛇沼から足抜けしようとする小黒
楊明は芸能界有力者の母に、彼をかくまって貰おうと提案
苦手な母を利用するしたたかさを得たか
何より「好き」を取り戻させた
かつて好きなピアスを捨て、今「ジェネリックピアス」を選び直したようにか
あれが好きという気持ちは捨てなかった
だから今、着けていられる
小黒もきっと同じ
好きなものは捨てるな
それが経験者としての忠告なんですね
楊明も母に向き合うことを決意
楊明『心の中に、まだ大事なことから目を背けてる自分がいるって気付いて……
ちゃんと向き合って
ケジメをつけなきゃって思ったんだ!』
『あたしにとってはそれが母親なの!』
略『結局レコぽんの人生に便乗しちゃってた!』
『そんなネガティブな自分じゃなくて
ポジティブな自分になりたい!』
『絶対の自分になろうとしてるレコぽんに負けてられないから!』
楊明、克服へ母に会いに行こうと決断へ
令子が鯨井Bに向き合うように
楊明は、母に向き合うのが「ケジメ」だと
ただ視聴者視点では止めたかった…
確かに二人は前に進んだ
ですが楊明、後悔してるから九龍に戻れた
その楊明たちが後悔を克服すれば、九龍に戻れなくなることに他なりません
楊明!それ片道切符ずら!!
本当はまず母と向き合わねばならない
令子を助けようとしてたのは、そこから目をそらす現実逃避だったと気付けたと
受験前に部屋掃除がはかどるようなものか
無論助けたい気持ちも本物
問題は優先順位なんですね
楊明『ママとしっかり話せたら、両方ともあたしが選んだピアスにするの♡』
略・小黒『この九龍は工藤の意識が作ったものだと言いましたが』
『あなただけは
工藤によって再現された存在じゃない』
令子『!!』
小黒『その事に、何か意味を感じるんです』
『レコぽんさんなら、あなたの望むあなたにあれると思います!』
特に楊明、すぐ戻るつもりで香港へ
最終回ラストシーンへの布石?
また小黒も令子の特殊さを説明
令子はオリジナルじゃないがコピーでもない
令子が絶対の自分を目指し、決断し続けた事が布石になったんですね
日々惰性で過ごさなかった
日々決断し続けた
耳が痛くなるような眩しい生き方ですね
工藤は、このループが空しくなって「まっさらな鯨井B」を意図的に作ったのか?
或いは鯨井Bの考えを知る為に作った?
はたまた再現できなかったのか?
工藤は鯨井Bの考えがわからない
だからジェネリックも不完全で「まっさらな令子」が生まれたのか?
少なくともループは何度も繰り返している
そして令子はこの数か月で人格形成
それまでの令子はどうだったのか?
失うものばかりじゃない
小黒『大丈夫ですよ』
『楊明さんは
「人生は失うものばかり」と思っていた僕に
「形を変えて愛することが出来る」と教えてくれました』
『たとえ消えたとしても』
『僕とあの子の気持ちは持っていきますっ』
楊明『ン……』
やがて、外に出ると小黒のドレスが崩壊
何も持ち出せない
しかし形を失っても、想いとして持ち続ける事は出来ると知ったのだと
かつての姿を失っても、それが好きだという気持ちは持ち続ける
持ち続けていいんだと
過去に決着をつけることが出来たのか
以降二人に九龍は見えなくなり、令子も砂嵐で「外」が見えなくなってしまいました
完全に断絶されたか
ただ消えるはずの"小黒のフリル"が残った
楊明のピアスも残ってる!!
八話の香港出向時は、着けてなかったの確認できなかったものの
ピアスも「残るもの」だった
ジェネリックだけど当人にとって本物だから?
お金と違い唯一無二なものだから?
令子も残ることが出来るのか?
次回、第12話(全13話)
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※以下サブタイは便宜名です
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