七つの魔剣が支配する 第14話 感想[人望の功罪]オフィーリアとゴッドフレイの過去 ななつま ネタバレ

2023年10月17日

七つの魔剣が支配する 第14話「淫魔の末裔(サルヴァドーリ)」感想

公式あらすじより引用

迷宮第三層へと到達し、オフィーリアの濃密なパフュームに集中力を削られながら探索を続けるオリバー。その頃、同じく三層を進むゴッドフレイは、3年前のオフィーリアとの出会いを思い出していた。カルロスに紹介され、友人になるべく彼女のもとへ通い詰めた日々。その努力が実ってパフュームを克服し、彼はついに自らの自警団へオフィーリアを招き入れるのだが……。

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ゴッドフレイの功罪、オフィーリアと生徒会黎明期

ななつま 第14話 感想

聞いたばかりの名を呼び、背を押してくれたオルブライトの漢気よ!!

回想のオフィーリア先輩が可憐

暴走が健気に思えました

現在も過去もラブコメたっぷりな回想回

でも笑えるのはともかく

きっと、愛ゆえにこんな事になったのだろうと思うと切ない

笑えるも悲しいのも愛ゆえ

曙光のようなゴッドフレイ先輩が眩しい

股間が試される回だった…!!

ひたすらムラムラ回

まさかオリバーまでもがムラムラとは

ナナオがチャーミングすぎるからさ

ですがそれほど理性に訴える力に、ずっとオフィーリアは翻弄されていたんですね

前半では笑わせられたものの

そのぶん後半が胸苦しい

人望、ゴッドフレイ先輩の功罪

あの誘惑に耐えたゴッド先輩はすげえよ!!

ですがそれほど彼が魅力的だから、"あのままの五人"ではいられなかったのか

人望は良いものも悪いものも引き寄せる

気付けというのも難しい

彼の功罪が辛い

当時、謎の乱行に及んだオフィーリア

人望で生徒会が大きくなるにつれ、会長側近であるオフィーリアへの邪推も強まったのか

結果オフィーリアは周りを傷付け脱退

自分が悪いのだと?

そう罪を被る為だったんですかね?

自分は強い、強いからゴッドフレイは右腕にしてたと示す為?

最後まで何も言わなかった

潔さが悲しい回想

ゴッドフレイ会長への恋心でしょうか

前回を振り返るミニアニメ 13話 配信

Youtube配信はこちら

テーマは迷宮第二層

オリバー&カティ&ガイの三人回!

カティのガチめなツッコミが厳しい

とまれ特に二層の巨大樹、太陽についての掘り下げが面白かったですね

太陽は構造自体は既に解析されてるのか

ですが再現しようとすれば「深層」が壁

迷宮の謎が深まるミニアニメですな

冒頭 幼少期・サキュバスの末裔

幼少期オフィーリア『抱くんじゃないわ

『ましてや抱かれるんでもない、"喰らう"の

『そうお母様は言ってた……』

『交わりなんて

 優れた血を得る為の手段にすぎない

 私の身体は何度 仔を産もうとビクともしないんだから……

本作のサキュバスは、創造に懸けた種でした

様々な種の因子から子を産める

いつか完璧な生命を創造するのが命題

性交は手段だったと

ですが理想はともかく、生まれつき背負わされるのはたまったものではないですね

身体自体が特化している

生きてるだけで実感させられるのか

生命創造の種であり今や絶滅種

本来サキュバスという種だったも、その末裔の人間しか残ってないらしい

それがサルヴァドーリ家

先祖の名残で子宮が異様に頑丈

誘惑能力を持つのだと

現在はその体質を「培養槽」に転用

幾らでも子供が産める子宮

転じ、あらかじめ様々な子種を内包

子宮内で必要に応じ、合成獣(キメラ)を産み出せるのが彼女の特殊能力

どうも複数の子種を混ぜる事が出来る

そして「出産」していると

幼少期カルロス=ウィットロウ『でもね、ディア?』

『そうじゃないやり方で、人と関わることだってできるのよ

とは言われたものの難しかったらしい

何せ異性を自動的に誘惑する

本作の場合、新たな生命創造子種を得る為に得た能力らしい

子種を得る為に己を襲わせる

だから被害者でない、相手を喰う捕食者だと称したんでしょうか

魔法家系の苦しみを煮詰めたような話

Aパート ガイの心配・男の問題

カティ『私たちに出来るのは!

ガイ『授業のノートをとっといてやること、だよな! ……解ってる

学校で悶々とするガイ

対しカティは、ひたすら真っ直ぐですね

見た目ゆるふわなのに芯が強い

またミリガン先輩レフトハンド、通称ミリハンちゃんとすっかり仲良くなっています

ミリガン先輩大丈夫?

もう帰りたくないって言われない?

カティ『ねーっ♪』

まるでE.Tのように、指と指を合わせて幸せなポーズをするカティ

いやこれ人の手だよ?

肝が太い

ごんぶと!

ガイ『しかし三日目か…、オリバーは大丈夫かねえ?』

略・カティ『オリバーがやられる訳ないでしょ!

いやそんな話じゃなくて

ガイが心配しているのは、ヤっているんじゃないか?という話なんだと

そういや一行で男はオリバーだけですが

ガイ『あの人の"パフューム"は、男をムラムラさせちまうんだろう?』

『そんなもんに長く晒されたら……

視聴者的には意外な問題

だって誰もツッコんでませんでしたし

実はあのパフューム、誘惑粉末は迷宮内に広がってしまっているのか

いやどんだけ散布してんの

ミノフスキー粒子!?

カティ『な、何言ってるの!!』

『お、オリバーはそんな事ならないもん! 絶対! ならないんだからー!!

七つの魔剣が支配する 第14話 感想

乙女の悲鳴が木霊する!

いやはや!アールトくんいやはや!

彼女から見てオリバーは、頭脳明晰冷静沈着出前迅速落書無用で紳士を絵に描いた青年

彼が誰か抱く姿なんぞ想像したくもないのか

なんならトイレにも行かなそう

迷宮三層 オリバーの限界

ナナオ『どのように辛いのでござるか?

その頃、今まさにムラムラするオリバー

ナナオに流れる汗一つで勃起しそうな状態です

今回はナナオの距離感が辛い

近すぎるからね!!

ミリガン『ムラムラしてるのさっ』

『パフュームの中じゃ、男の子はそうなるんだ♡

ナナオ『むらむら…、むらむらとは?

そんな鉄棒ぬらぬら先生みたいな

オリバーでさえコレ

オリバーは、至近距離でオフィーリアと話しても理性を失わない驚くべき根性

その彼でさえムラムラくるとは相当ですね

オルブライトさん漢かよ……

オリバー『君は日頃から距離が近すぎる!』

なんならオリバーの膝に乗ったり、背中にのしかかったりしてそうなナナオ

彼女の親はどんな教育をしてたのか?

武芸ですよね!

すみませんでした!!

ミリガン先輩『眩しくて目が潰れそうだね、あの二人は♪』

シェラ『ええ♪

魔眼持ちにここまで言わしめるオリバー

目を覚ませオリバーのムラムラが侵略されてるぞ!

シェラも二人を見守る

側なのかと思ったのですが

ミリガン『でも君はいいのかい?』

シェラ『? どういう意味ですの?

意外に他人の人間関係にも目端が利くミリガン

これが魔眼の力ッ!!

シェラも無自覚に、オリバーを異性として見ている面があるんでしょうか

魔法関係の話だけで語りあかせそう

ミリガン『そろそろ対抗薬を飲んだらどうだい?』

ギリギリまで飲みたくなかったらしい

もし万一、集中力が必要な場面でヤクが切れてしまったら不味いから?

用心深い彼らしいエピソードか

レイクウォークと母の記憶

第三層 巨大沼

シェラ『ガイのツールプラントは本当に優秀ですわねえ~♪

そういや地下三層に特に説明はなかったはず

基本的に木々と荒野が広がるエリア

霧で見通しが悪い

どうもこれ「瘴気」らしい

その奥地は見渡す限りの沼でした

まるでトリコですな

そこで一同は、ツールプラントで船を作ります

これ迷宮攻略の革命では?

ガイ大儲けでは?

オリバー『(Ms.カルステ、船で行く以上 共に動くのは難しい)』

『(ここからは俺だけでいいから上へ戻ってくれ)』

念話的なアレでMs.カルステを後退へ

本当優しい

優しすぎてテレサさん寂しそう

戦力的には同行して貰うべきも、彼女の存在は秘匿しておきたいところですものね

皆を巻き込む可能性が増えますし

ミリガン『一つレッスンをしようか?』

略『ラノフ流で言うところの"レイクウォーク"を習得してもらうっ

湖水を歩くレイクウォーク魔術のレッスン

言って事もなげに水面

ザ・ニンジャ!

この魔法、思った以上に重要らしい

ミリガン『水上歩行は"領域魔法"の基礎のすべてが詰まった技能だっ』

挑戦しそのまま沈んでいくナナオ

素直か!

オリバー曰く一年生には早すぎる魔法だそうな

もっとも一層深層でさえ三年生

四年が一緒とはいえ三層まで来れた、実力的には充分イケるはずか

ナナオは沈みましたけど

オリバー『("グレイブステップ"と同じ要領で水面に魔力を流し……)』

『(両足に体重を分散させて……)』

ナナオ『おーっ!!

おそるおそる挑戦し、一発成功のオリバー

やはりこういう精密さは一日の長か

靴底でなく水面なんですな

触れるものを制御する魔術の一環なのか

フラッシュバックする「母」の記憶

母クロエ=ハルフォード『かっこいいだろうっ♪

『大丈夫、オリバーノルにも出来るようになる♪

 私の息子だからなっ♪

母は水面をスケートのように滑っていました

その姿を思い出し成功

彼もまたゆっくり滑っていきました

この魔術は、水面を「歩く」ことも「滑る」ことも出来るものなんですな

単に地面として扱う魔術って訳じゃないと

ナナオの在り方、大きな一歩

ミリガン『その技術はっ』

『より高位の技、空中を歩く"スカイウォーク"に至る過程でもある!

『君はとても大きな一歩を刻んだよオリバーくんっ

グレイブ、魔法で地面を隆起させ足場を作る

レイク、そこに存在しても普通は歩けない水面を足場にする魔法

その発展形が何もない空中を歩く的な

感覚を学んだ事が大事なんですな

オリバー『ナナオ、…君も来いっ!』

今度はすぐに歩けるようになるナナオ

ミリガン『ほう…、コツを見て取ったか? それとも"同じ場所に立ちたい"一心か

ナナオ成長、心の在りようを見てとるミリガン

どちらもナナオらしい

彼女は感覚型ですし、オリバーをただただ素直に慕っていますものね

望む事でやりたい事ができるようにになる子

とても「魔法」ですわ

ミリガン『シェラ君? 君はここに留まるのかな~?』

やたら挑発的に言うミリガン先輩

シェラはナナオと正反対な理論

しかも常識的なので、"普通なら出来ない"事に一番抵抗感があったのかもしれません

オリバーも常識的ではあるものの

同時に頭のネジが外れてる

不可能に挑むのも彼の基本骨子ですもんね

シェラ『………っ』

『オリバー! ナナオ! あたくしもっ

やがて“湖面を歩く"事にシェラも成功

これまた「大きな一歩」

常識的な動きが彼女らしい

シェラも、“皆と同じ場所に立ちたい"気持ちが人一倍強いからでしょうか

多分元は孤独だったからなのかね

ミリガン先輩『……全く、無事に帰してあげたくなるね君達は……』

言って顔を引き締める先輩

それが難しいと一番知ってるからか

ですがここまでの短い旅で、オリバー達はぐんぐん素直に成長してきた

魔法家系同士のギスギスもない

見てて幸せになれる子達なんでしょうね

この子達には未来があるべきだと

続・コーンウォリス家の姉妹たち

リネット=コーンウォリス四年生『これで沼の上を飛んでもスカイフィッシュは飛んでこないわ

ステイシー=コーンウェル『もつの? 対岸まで…

なにそれこわい

だからミリガン一行も歩いてたんですね

第三層も飛ぶな危険だと

リネットが香を焚いて魚除け

なんだか触れただけで体温を吸われてバイクが事故ってしまいそうな案件ですね

怖いよねスカイフィッシュ

リネット『そこまで嫌な顔しなくてもいいじゃない!』

冗談を飛ばして嫌がられるリネット

リネット、めっちゃスーさんを可愛がってる

スーにはあんまり通じてないっぽい

この二人も複雑ですもんねえ

リネット『瘴気にやられたくなきゃ私より上は絶対飛ばない事ね~』

ステイシー『言われなくてもっ

香を被ってホウキで飛んでいく姉妹

シェラ異父妹スーは、従者フェイ救出が目的

彼女と同じ母、そして分家の父から生まれた姉リネットに協力して貰い進行中

リネットはどうも頼られて嬉しいんですかね

距離感が微笑ましいですわ

サイラス=リヴァーモア先輩

沼を帆船で行くオリバー一行

シェラ『魔法陣と呪文で、風の精霊を帆の周りに居つかせていますのね

精霊の起こす風で帆船はゆっくり進行

妙に進みが遅い気がしたも

単に遠目にそう見えるだけで、けっこうなスピードで走っていたらしい

割と大きなボートを作ったのね

ミリガン『ちょっとおかしいね…、魔獣の気配がなさすぎる』

『!? 不味い!!

気付いた時は既に遅し

第二話、オフィーリアと張り合っていたサイラス=リヴァーモア先輩!

付近の魔物を彼が駆逐してた

というかここで「通せんぼ」しているらしい

それで魔獣がいなかったのか

ミリガン『くッ…!!』

サイラスはお馴染み巨大アンデッドを出現

巨大海蛇のようなスケルトン

もし気付くのが遅れれば、船はぶつかって壊れてしまうところだったらしい

急停止の作画スゴかったですねえ!

波の作画が迫力だった!!

ミリガン四年生『ご挨拶だねえリヴァーモア先輩!』

サイラス=リヴァーモア『一体、なにをしている? “蛇眼"

『死地に若い肉を三つも連れて

“蛇眼"ヴェラ=ミリガン『彼らの友人がオフィーリアにさらわれてしまってねえ~

 助けに行くところさっ

リヴァーモア『今のサルヴァドーリにケンカを売るのか? 』

『どうせ死ぬなら、ここで俺の素材となるがいい!

二話、オフィーリア同様に生徒を攫ってた先輩

オフィーリアは男の魔力が目的

こっちは死体が目的らしい

でも根は良い人?

オフィーリアもああいう人でしたし

シェラ『リヴァーモア先輩!私達、協力しあえませんこと?』

緊迫した状況で、交渉に出たシェラ

もちろん「交渉」は失敗

交渉は利害が大事

その点、シェラは見誤ってたんですな

一般論で考えすぎたらしい

シェラ『あなたは』

『オフィーリア先輩が残す"研究成果"を、真っ先に手に入れようと思っているのでは?

略・リヴァーモア『あいにく

『サルヴァドーリの研究に執着は無い……!!

第六話でグレンヴィル先生がやってた事か

理事長曰く魔に飲まれたケース

それは研究成果が残る

リスクを省みない、常人がやらない領域に踏み込んだゆえでしょうか

今回なら有益なキメラの配合など?

その回収狙いが群がるんですね

リヴァーモアの自認

ミリガン『じゃあまさかと思うけど?』

『オフィーリアの"お迎え"かい?

言ってこっそり杖剣を抜くミリガン

ミリガンの狡猾

リヴァーモアの誠実さが光りますね…

リヴァーモア『……馬鹿を言え、俺などお呼びではない』

『強いて言うなら俺は葬式の弔問客だ

『ささやかな義理を果たしに来た、それだけだ

やはり身内には優しい人らしい

リヴァーモアは思わず瞑目し、ミリガンの見え見えの魔法を見逃してしまいます

彼は三話などオフィーリアと戦っていた

彼女と理性的に向き合えてた

貴重な宿敵なんですね

リヴァーモア『!?』

シェラ『水棲のキメラ!?

かくてミリガン、オフィーリアが配置していたキメラを刺激

リヴァーモアにぶつけて漁夫の利へ

うーんろくでもない!

ミリガン『そいつは魔力の強い方を襲う!!』

あーばよとっつぁ~ん案件

リヴァーモアは、オフィーリアが実験に専念できるよう守ってたんですかね

そして本当の「お迎え」

一番にゴッドフレイを行かせる為に?

それが彼女の望みだと?

※トップに戻る

Bパート 魔法使いの"お迎え"

ミリガン『まったく…、生きた心地がしなかったねえ~

曰くシェラの時間稼ぎのおかげだと

いやどう見ても本気ですよアレ

とまれ二話、三話に出会ったリヴァーモアとオフィーリアは実は遥かに格上

ミリガン先輩が言うと怖さがダンチですね

この人アホほど強いのに

ナナオ『"お迎え"とは何でござるか?』

『……魔に飲まれた者の下には、最期を見取る意志があるものが向かう

『時には命を賭してでも

『その行いを俺たち魔法使いは「お迎え」と呼んでいるんだ

死が確定した者の最期を見届ける役割

時にというか、今回みたいに向かうだけで命懸けというケースは少なくないはず

それほど強い関係だと?

死後、研究成果をかすめ取る利害とは訳が違う

思いやりゆえの行動なのか

回想 リアとゴッドフレイの出会い

ゴッドフレイ&ウィットロウ組

ウィットロウ『ねえアル? リアはまだ覚えているかしら、キンバリーに入学した頃の事

ゴッドフレイ学生統括『……きっと覚えているさ

 俺も決して忘れる事はない……

回想、オフィーリア&ウィットロウ一年生時代

リア先輩、今と別人ですね

きっちり制服を着こみ、肩身狭そうに縮こまって歩きながら陰口を浴びています

要は「誰とでも寝る一族」という陰口

ただ男性生徒の理性は無事

あのパフューム強烈だな、と愚痴る程度で済んでいるようです

多少は抑制できてたんでしょうか

ウィットロウ『友達できないわねえ~、リア~』

当時のオフィーリアは、素直になれない内気なお嬢さま

陰口が相当こたえているらしい

幼少期、体質を受け入れた風を装ってたも

現実は想像上に厳しかったか

ウィットロウ『あたしの夢は、友達に囲まれて笑っているリアを見る事なの♡』

リア『気色悪い夢勝手に見ないでよ…

『私は友達なんて

なんて素直じゃない彼女の為、ゴッドフレイに引き合わせた

にしても服装や雰囲気がホント別人

出来るだけ目立たないように?

出来るだけパフュームが散らないように?

それで抑制できてたんですかね

ゴッドフレイ『二年のアルヴィン=ゴッドフレイだ!』

『"オフィーリア"くん!

 性で呼ばれるのは嫌いだと聞いたので

 ぶしつけだがこう呼ばせて貰…、ウッ……、激痛呪文ドロール“!!

いきなり股間に激痛魔法!?

曰くムラムラした自分を抑える為だと

死ぬ気か!?

激痛魔法は、あくまで「痛み」を再現するだけの幻痛魔法であるらしい

でなきゃ拷問としては不便ですし

とはいえ股間て

ゴッドフレイ『"股間を蹴り上げる痛み"で打ち消したので許して欲しい……』

ウィットロウ『ね? 見た事ないタイプでしょ?

なさすぎる

ムラムラするのを自制し耐えたオリバータイプ

が、耐え方が力技

笑うわこんなん!!

ゴッドフレイ先輩の挨拶

ゴッドフレイ『おはよう!オフィーリア君、良ければ朝食を一緒に……

オフィーリア『ン……?

ゴッドフレイ『!? …“ドロール"!!

この調子で日々、股間を強打し続けたと!

あくまで幻痛だから!

股間は無事だから!!

ですがオフィーリア、誘惑関係なしに美人すぎないか案件

ふとした表情がいずれも美人

完全にヒロインですわ

ゴッドフレイがそうした理由

オフィーリア『もう二カ月よ!』

二カ月股間コントをし続けた

とんでもねえ根性

ドロールは“痛みだけ"ですが、それが本当に痛いのは作中描かれている通り

グレンヴィル先生が死を望んだ程ですから

実際に負うのと同等の痛みだと

ウィットロウ『あなたが嫌だって言ったら、止めると思うけど?』

オフィーリア『ん……っ

誠意の塊なんですなゴッドフレイ先輩

嫌がられたらやらない

そういう人だと

めっちゃ「主人公」やん……

ゴッドフレイ先輩『………ふふふふふふふふふ』

オフィーリア『…?

ゴッドフレイ『克服したぞッ!!

『俺の本能が遂に!股間を蹴り上げられる痛みに屈したァ!!

オフィーリア『えっ……

これ完全にドン引きした声だったんですけど!!

かくて自分自身の調教に成功

変態かな?

併せて吹きあがった噴水は、まるで股間の大放出のようでした

今、別の意味で大興奮してません?

オフィーリア『なんで……』

『なんでそこまで! 魔法薬とか呪文とか!もっと楽な方法だって!!

言われてみればごもっとも

今回、オリバーが対抗薬を使ったのが布石か

薬も、魔法も、あるんだよ

ゴッドフレイ『確かにベストの方法ではなかったかもしれないな?』

『この二カ月は正直キツかった

『だが…、比較にもならんだろう?

 たった二カ月の俺の苦しみと、その体質を生まれ持った君の苦労とでは

ななつま 第14話 感想

だから敢えて苦労したのか?

少しでも理解する為に?

ただ他人と普通に接する為に苦労するという事

その体験をしたかったんでしょうか

より対等である為に?

ゴッドフレイ『来て欲しい、オフィーリア君』

『君に紹介したい者達がいる

かくて改めて手を差し伸べた

それがリアにとって、夜明けみたいに眩しかったんでしょうか

希望の光だった

曙光を背負ったゴッドフレイ先輩

象徴的な構図でした

ゴッドフレイは「共感」の人

ピートに苦労したろ?と言ったり

学校がおかしいと言い切り、他生徒が同じ苦しみを味わわないように守ろうとしたり

相手の目線に立つ

リアとの件もその面が強く出てたのか

生徒会原型、たった五人の自警団

黒人の女性『二年のレセディ=イングウェだ』

『呼びたければ好きに呼べ

中性的な少年『ティム=リントン、一年!別に覚えなくていいけどっ

正直、登場時どっちがどっちか解らなかった

ティムは少年なんですな

ただ特殊な子らしい

肉体的にもおそらく基本的な性的指向も男?

ゴッドフレイにだけ特別?

ゴッドフレイ『俺たちは校内で自警団のような事をしているんだっ』

『この学校は物騒過ぎるからな?

先生が生徒を守らない校風

そこで生まれた自警団が、生徒会の原型だと

主人公か!

当時は新入りが居つかなかったそうな

レセディ『新入りがやめていく原因がティムコイツだがな?』

ティム『ゴッドフレイ先輩に可愛がられるのは、僕だけで充分です~!

 他の奴とか

 全員死ねばいいんじゃないですかねっ

問題児やんけ!

ですが当のゴッドフレイは苦笑

なのであくまで冗談、根底は善意だったらしい

ゴッドフレイに惹かれただけの、半端な子を追い出してたんでしょうか

無理して怪我をしないように?

オフィーリア『力になれますか?私で……』

レセディ『お前は何が出来るんだ?

オフィーリア『簡単な魔法薬の調合と、あと治癒魔法くらいなら……

とはどうも自己評価の低さが言わせた事

治癒は結構なレベルらしい

ですが生まれ持った適性を放棄してるから「そこそこ」だと?

今の彼女とは別物か

それも舐められてた一因らしい

ゴッドフレイ『火傷は治せるか?』

転機は治療、ヒーラー担当だったと

いずれも尖ったメンバー

回復専任だけで充分「役立つ」のね

ゴッドフレイ『“フランマ"!! ……くっ!?』

オフィーリア『大丈夫ですか?!

ゴッドフレイ『生まれ持った魔力量に対して

 魔力の扱いが下手過ぎるんだそうだ

 これでも少しはマシになったんだが……

現在では、誰もが逃げ出す炎使いゴッド先輩

だからこそ当時は悩んでたのね

才能が有りすぎた

もちろん努力しまくったハズ

股間で二カ月耐えたくらいですものね

オフィーリア『いつ火傷しても…、私がいます!』

『ちゃんと治しますから……

オフィーリアは役割を得て自信を持ったのか

決然とした表情でした

ゴッドフレイたちの反応上、治癒魔法自体もかなり優秀な部類

足りなかった自信をここで得たんですね

そして「後方彼氏面」なウィットロウ

彼が引き合わせたゴッドフレイと意気投合

リアが幸せに踏み出したと

治癒に優れる点も踏んでの紹介だったのかね

オフィーリアの幸せな日々

迷宮内 “手を噛まれた"ティム

ティム『僕の操の為に、パフュームを吸わないようにしてるんです~!!

『僕は絶対!ゴッドフレイ先輩以外にムラムラしないんだから!

レセディ『あのなあ……

オフィーリア『良いんです、陰口よりマシですから♪

迷宮、治癒しようとした際のティムの言い草

さすがに全員ドン引きであった

ゴッド先輩まで!

でもそれさえ、オフィーリアにとっては「笑える」リアクションだったんですね

とかくティムはあけすけ

おかげでマシだったのか

ティム『ぎゃー!?

オフィーリア『痛いくらいの方が、気持ちが引き締まるでしょ?

なんで治癒魔法でダメージ受けてんですかね!!

前々回で言ってた思い出話か

どうも本作、治癒魔法が下手だと痛みが生じるんでしょうか

それをリアはわざとやったと

やっぱり怒ってるじゃないですか!!

ティム『ただの拷問だろこれー!?』

治癒はおそらく、人間の治癒能力を引きだして治す

その副作用らしい

たとえば傷口を、急速にグネグネやって治したらそりゃ痛かろう的な?

生命力を引き出されて痛い的な

ゴッドフレイ『リヴァーモア!彼らを離せ!!』

サイラス=リヴァーモア『またお前たちか

ゴッドフレイ『もう少し惜しんだらどうなんだ!

他人の命も、自分の命も!!

彼もリスクを負ってやっているんですね

基本的に「悪者」

普通なら彼を責めるはずが、きっと唯一心配してくれるのが生徒会だったんでしょうか

リヴァーモアは承知の上でやってるらしいも

並外れたお人よしがゴッドフレイ

またオフィーリアは学生の中で暮らせなかった

彼も似た者同士だったのかね

オフィーリア、訣別の事件

現在 ゴッドフレイ&ウィットロウ組

ゴッドフレイ『あの頃の俺は、何事につけ勢い任せだった……

当時を悔いるゴッドフレイ学生統括

しかし実際に人助けしまくったから治安が改善された

彼は口だけではなかった

何事も良い悪い両方ある訳で

それでも、悔やんでも悔やみきれない失敗ばかりが頭を悩ませているらしい

それで今は慎重になったのか

ウィットロウ『リアの事はあなたのせいじゃ……』

ゴッドフレイ『だとしても、俺がどうにかすべきだった……

『俺は彼女の、"先輩"だったのだから

少し悲しい言い方

オフィーリア、彼に好意があったよう見えます

でもそこじゃなく「先輩」だと

単にゴッド先輩が鈍感なのか

それとも一線を引く為の言葉なのか

再び回想 自警団は急拡大へ

レセディ『"人望が集まる"とはああいう事だ

組織拡大、ゴッド先輩大人気に面白くないティム

それを諫めるレセディ

ここだけみると微笑ましいものの、既に「派閥」が出来始めてしまったらしい

組織拡大の功罪

人望の功罪というべきなんでしょうか

ゴッドフレイ『では今から面接をやろう!オフィーリア君、手伝ってくれるか?』

ゴッドフレイはオフィーリアを重用

えこひいきとは思えません

彼女の仕事は、面接に限らず「右腕」と呼ぶべきものだったらしい

秘書として優秀だったんでしょうか

陰でメンバーに呼び出されるリア

生徒『先輩には不名誉な疑いがかかってるわ!

 あんたのパフュームで

 たぶらかされてるんだってね!!

オフィーリア『彼はそんな人じゃない……

生徒『じゃあお前、先輩の役に立ってるって言えるのか? 強い訳でもねえのによォ~

生徒『治癒魔法なら、あなたより使える団員もう居るしっ

別に、なじった生徒自身は治癒が得意な訳じゃない

リアの治癒ってそこそこ高位?

とまれオフィーリア自身が、ずっと気にしてた部分を次々と抉られてしまったんですね

自己否定してる彼女に致命的か

生徒『アンタに出来る事といえば男をソノ気にさせる事ぐらいでしょう?』

『サルヴァドーリの娼婦さん♪

ゴッドフレイたち当人なら怒るでしょうに

パフュームは克服したし役に立ってる、おそらく治癒に関してもトータルで優秀か

たとえばリヴァーモアと戦いながら治癒したり

度胸が桁外れでしょうし

何より彼女への侮辱にブチ切れそう

オフィーリア『もし私が強ければ…、文句はないの?』

キレたリアは、キメラで皆殺しに

弱くて役に立てないから辛い

強さ、本来のキメラ魔術を使うには「淫魔の力」を剥き出しにするしかない

どっちに転んでも最悪ですわ

皆がその前に気付くべきだったのか

オフィーリアは何をしたいのか

オフィーリアの変化

ティム『開き直ってパフュームをまき散らしやがって!団員だって何人たぶらかした!!

以降、今のようなメス全開のセクシーな姿へ

強くなる為だったのか?

弱い奴を重用するのはおかしいから

強くなって、ゴッドフレイが彼女を重んじてもおかしくない状況を作ろうとしたんでしょうか

彼の名誉の為だったのか?

ティム『僕の気持ちを、お前は今 土足で踏み荒らしている…!!』

『僕の意志を奪って単なるオスに貶めるつもりで……

『そうだよな?

動物なら、オスがメスに発情するのが普通

人として意志があるから恋をする

ティムにとって、男だけどゴッドフレイが好きなのは「人間性」そのものなのか

対しリアも「自分は強い」と示したいなら

他人を屈服させた

誘惑はその「攻撃」なんでしょうか

ティム『そんなのがお前のやりたかった事か!』

『最後にはゴッドフレイ先輩も、そうやって誘惑するつもりかよ!

『…………!?

『…否定しろよ…!? 違うって言えよ!オフィーリア!!

ティムもオフィーリアを信頼していたんですね

そしてリアはティムをも撃破

やがて迷宮に消えたと

オフィーリアは何をしたかったのか

たぶん、強くなる事で自分は役立つ・役立つからゴッドフレイは重用したと示した?

生徒会屈指の強さのティムをも倒した

彼女の強さが周知された

ゴッドフレイのえこひいきでないと証明

その時点で生徒会を去り、罪をしょい込んだんでしょうか

全部自分が悪いんだと?

ゴッドフレイ右腕に相応しい強さ

七話以降は一年最強を決める戦い続きでした

オフィーリアも、同じように「強さ」を証明したって事件だったんですかね

家系の血に悩まされたスーさんといい

色々重なるのが面白い

再び現在 オフィーリアの工房

オフィーリア『いよいよね…、……ここで始めてしまうのは嫌

やはりゴッドフレイを想いながら寝てたリア

謎めいた言葉でどこかへ去ります

見られたくないのかね?

工房内で眠ってる男子生徒に、万一でも見られたくなかったのか?

まだゴッド先輩は到達してませんし

オブライト『行け!ピート=レストン!!

ピート『解った!!

とまれリアが去ったのを感じて号令

いつもの雑魚呼びでなく、聞いたばかりの名を呼ぶのが男らしい!!

もちろん警備はいたものの煙幕で逃走

杖剣も回収したようです

ていうか気付かれるでしょうけれど

それを言えば、これから救援を呼ぶ為に信号弾を投げるんですし

そもそも他に切り抜ける手段がない

目立つが仕方ないのか

ピート『頼む…、誰か気付いてくれ!』

『誰…、か…、誰かぁぁ!!

信号弾を投げ、必死に叫ぶピートで幕

どう考えても危険

危険ですがこれしか手段がなく、"より多くが助かる"為の最善だからでしょうか

リアに気付かれピート自身が殺されたとしても

他の皆の生還率が上がるのですから

決死のピート、オルブライトの漢気

またオルブライトも相当ムラムラしてたはず

ピートにムラムラしてたのでは?

現在ピートは女体化

ムラムラはオフィーリア以外、身近な女性にも向かうと今回で言及されています

激痛にもピートへの劣情にも耐えてたのか?

だとすれば改めて凄い男ですわ

次回、第15話「聖歌(ラストソング)【最終回】」

歌といえばカルロス先輩

絶唱って…?

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七つの魔剣が支配する 感想

七つの魔剣が支配する 第1話「入学式(セレモニー)」
七つの魔剣が支配する 第2話「魔法剣(ソードアーツ)」
七つの魔剣が支配する 第3話「死兵(ソルジャー)」
七つの魔剣が支配する 第4話「円形闘技場(コロシアム)」
七つの魔剣が支配する 第5話「蛇眼(グレアー)」
七つの魔剣が支配する 第6話「顕現(アライズ)」
七つの魔剣が支配する 第7話「両極往来者(リバーシ)」
七つの魔剣が支配する 第8話「挑戦者(ライバルズ)」
七つの魔剣が支配する 第9話「迷宮探索(エクスプロア)」
七つの魔剣が支配する 第10話「主従(マスターアンドナイト)」
七つの魔剣が支配する 第11話「責務(デューティー)」
七つの魔剣が支配する 第12話「生還率(ポッシビリティー)」
七つの魔剣が支配する 第13話「賑わいの森(ノイジーフォレスト)」
七つの魔剣が支配する 第14話「淫魔の末裔(サルヴァドーリ)」
七つの魔剣が支配する 第15話「聖歌(ラストソング)【最終回】」