七つの魔剣が支配する 第15話 感想【最終回】魔法使いの終わり方 ななつま ネタバレ
七つの魔剣が支配する 第15話「聖歌(ラストソング)【最終回】」感想
公式あらすじより引用
ピートの投げた救難球の光はオリバーたちに届いていた。ピートはすんでのところで救出される。オリバーから「よく頑張った」抱きしめられたピートは安堵の涙を流す。が、再会を喜ぶのもつかの間、そこにキメラを連れたオフィーリアもやって来てしまう。もはや彼女との正面対決しか道はないと覚悟を決めるオリバーたち。一方で、同じ現場を目指すゴッドフレイとカルロスは……。
ABEMA ANIMEにて24時30分、配信後最新話一週間無料
ななつま最終話、ご視聴ありがとうございました!✨👏 pic.twitter.com/Ks1HJdr3iN
— ミユキルリア🧙♀️⚔️ (@miyukiruria) October 13, 2023
魔法使いの最期「魔に呑まれる」実例、オフィーリア事件に幕
つくづく本作の魔法使いはロクな死に方しない
中でもオフィーリアは救われた方
救いようのないのがオリバーか
第一話で提示された「魔に飲まれた」実例、オリバーの危うさを強調したラストですね
オリバーの危うさ、皆とナナオが救いな事!!
剣の花に微笑むオリバーが素敵でした
ありがとうハラペコ侍…!!
当初、ナナオはヤべえなと思ったものの
彼女こそ救いとは因果ですね
場を和ますし、曰く「泣く子は斬れぬ」優しさが印象的な最終回でした
以前、回想でめちゃくちゃ恨まれていたも
彼女は何でも斬る殺し屋じゃない
人の心があるのだと
ナナオの優しさで〆るとは素敵でした
なんとサルヴァドーリ家の魔法を究めてしまったオフィーリア先輩!
結果、人ではなくなってしまった
作中オリバーが復讐を止められないように
誰もが魔法探求を止められない?
魔法使いの業を描く物語だったのか
一つはオリバー達が「皆」で行った事か
散々に自殺行為だの言われたも
ああやって助け合い、助けに行く間柄
その様がかつての生徒会みたいで
オフィーリアに、人間らしい心を一時的に取り戻すことが出来たんでしょうか
なんとも残酷な救いでした
カルロス=ウィットロウ先輩、彼はオフィーリアを止める安全装置だったと
相討ちとなって死亡
悲しい結末も独りじゃなかった
作中、皆して寂しがり屋と言われたオフィーリア先輩に救いある事件でした
そしてこれからも復讐劇は続いていくのね
前回を振り返るミニアニメ 14話 配信
テーマは迷宮三層、"瘴気の沼地"
メンバーは前回に続きオリバー&カティとガイ
作中リネットが「高く飛ぶな!いいな!絶対高く飛ぶなよ!」と念押ししていたものの
思った以上に飛ぶと即死モノだった!
メイドインアビスかな?
三層上空は、その瘴気がたまっているのでとんでもなく危険なんだと
地表の瘴気はマスクなしでも大丈夫
上空の濃度だと致死性
沼に阻まれ、飛べばいいじゃんと思ったら「飛んだ奴が死ぬ」エリアなんですね
初攻略時に死屍累々となってそうですわ
テーマは「魔に呑まれる」
呑まれるの方なんですな
文字通りに加え、オフィーリアとカルロスの掘り下げを込めたミニアニメ
と共に死別、これが別れであったという事
転じて最終回らしい締めになってましたわ
担当はオリバーとナナオ
最終回らしく原点回帰なコンビでござるな!!
ナナオは本当に尊い子だのう…
放送後ミニアニメ二話一挙配信
トロール・マルコへ教育するワンシーン
眼鏡カティかわいい!!
最終回のワンシーン、ですが“その先への不安"とは言われてみるとなるほどなもの
カティ、思慮深い子ですね…
なるほどイケメンの化身じゃあねーの!!
本作は「そういう世界観」なのもあり、言い回しも洒落たものでしたわ
本作は異世界転生でなくファンタジー
基本的に上流階級
それゆえの独特さがありましたな
これが最後のミニアニメ?
いいのかこんなんで!!
意外な題材でしたが、前回で沼を越える際に言及されていたスカイフィッシュ
UMAでありスタンド能力でも有名なアレ
いやあ…、…………ナナオはすげえな!
爆笑のミニアニメでしたわ
\ナナオはすげえな!!/
最終話一週間後、ミニアニメ最終回配信
最終回後日談、二年進級間際のエピソード
最後らしく全員集合ですね!!
やっぱり、ナナオのボケが全てを持って行ってしまうのはズルい
妙にバストアップばかりだなぁと思ったも
奇麗に締まるラストでしたわ
にしてもガイのケーキって大活躍ですね
冒頭 決死の救難球
ピート=レストン『ああ…、僕は……、こんなところで……』
前回、決死で救難信号弾を投げたピート
おかげで救援組が全員急行
が、当のピートは力尽きてしまい瘴気の沼地に溺れていく事に
考えてみれば当然なのか
第十四話ガイ曰くオリバー達が潜って三日
そして第十二話時点で、事件から数日も経過しているのですから
下手すると十日は飲まず食わず
数日に渡り魔力を食われてる
動けただけ大したもの
????『ピート…、ピート!!』
ピート『……オリバー!? 皆…!?』
まさに間一髪、その"オリバー"に助け出されたピート
オリバー、あの沼地に潜って助け出したらしい
描写こそないですが泥だらけ
男前がすぎる
オリバーに抱きしめられ、抱き返してひたすら泣くピート
もらい泣きするシェラ
しかしオリバー一行が一番近いとは意外
てっきり先行した会長達が近いかと
が、当然オフィーリア先輩に気付かれ開戦
えらい顔になっとる!!
前回あれほどヒロインだっただけに
今の在りようが不憫だ…
Aパート 同じ穴の狢
オフィーリア=サルヴァドーリ『ああ、そういう事? あなた…、両極往来者……かしら?』
一発で、ピートが原因と看破したオフィーリア
本当リバーシって有名
有名で希少
また結局、数日先行&マップを貰った生徒会長コンビがかなり遠くに居た事からしても
かなり巧妙に工房の場所を隠していたらしい
ピートがいなければ全滅だったのかも
ヴェラ=ミリガン『友達を助けたいという
可愛い後輩の頼みを
先輩としては無下に出来ないじゃないか~♪』
味方じゃなかったら殴りたいこの先輩
妙に癪に障る言い方をするミリガン
煽ってる?
ねえパイセン煽ってる?
『同じ穴の狢のくせに』
ミリガン『違いない♪』
意見が一致する先輩方であった
なんだかんだで、ミリガン先輩って後輩と交流しようとする人だから?
最初カティと交流した事に悪意はない
結果、カティを解剖しようとした事もあったし
ガルーダをけしかけた事もあった
基本的に人でなし
それでも「人間」であろうとしてる人なんでしょうか
親の教育により常識が歪んでいる人
なのでフツーに話してて、致命的に食い違ったり人体実験したくなったりもする人
一般的にみてサイコパス
それでも「まとも」な部類なんでしょうね
今回の旅からして
そうなればオルブライトたちの身が危うい
でもこれが"魔法使い"
きっと最善の提案だったんでしょうね
戦って全滅するよりはいい
『あなた達、まだ人間と話しているつもりでいるの?』
『私は既にサルヴァドーリの魔道の果てにいるの………』
既に人間をやめていた
彼女の詠唱を止める為、オリバー達も即座に総攻撃をかけたものの
もちろん突破できず詠唱完了
ドーム状の空間へ
いわゆる固有結界みたいなものか
サルヴァドーリ家の到達点
『一つの魔道を究めた者が至る
魔法使いの到達点!!』
ミシェーラ=マクファーレン『もはや…、外界とは完全に隔絶された
術者の法が支配する別世界!?』
曰く、サルヴァドーリの魔道を完成させた
一族が研究してきた魔法の完成形
この若さでか
そりゃ大事になってる訳ですわ
あれほど嫌ってた一族の魔法を、迷宮にこもって以来ずっと研究していたんですね
結果、あれこれ言われてゴッドフレイの名誉まで巻き添えにしてしまった
それで開き直って突き詰めたのか?
そもそも常時誘惑を発動など
先祖返りした天才児だった証なのか
『絶界詠唱にまで至るのは極めて稀だ!』
術式の暴走で再起不能になるもの、召喚した何かに引きずり込まれ行方知れずになるもの、発狂し殺戮に及ぼうとした末に死に至るもの……
第一話での校長の台詞より
生徒の約二割が辿る「魔に呑まれる」結末
グレンヴィル先生曰く、何らかの成果を残す名誉ある終わり方
一つの極みを残すとはまさに名誉
当人が忌避しているのが皮肉
しれっと左手が生えてるミリガン先輩
いや再登場時からずっとですが
さすが魔法使いなんでもあり
シェラ『ステイシー!?』
ちゃっかり巻き込まれていたスーとリネット
よりによってアンタらか!!
多分一番戦闘力に乏しいコンビだったのが因果
生徒会長でも従姉達でもなかった!!
『オフィーリア=サルヴァドーリの"子宮"なんだろう』
『完璧な生命という目標を否定した先で!』
『彼女は結論したんだ…、果てしないキメラの創造、"無限の試行錯誤"こそ生命の本質であると』
先祖、サキュバスの命題は完璧な生命の創造
ですがそれは頓挫した
だから代わる答えを考え出し、実践する"子宮そのものになる術"を完成させたのか
完璧、より良い命を作るという命題
その彼女なりの回答だと?
オリバー達のやるべき事
シェラ『ええ…、もちろんですわ!!』
シェラも最初からハーフエルフ形態!!
かくて今期最終戦、子宮となったオフィーリア討伐戦が始動
曰く術を解くか殺すかしないと脱出できない
オフィーリアは対話を拒絶
曰く人間を辞めた
子宮そのものになってしまった感じか
オフィーリアがこうなると解ってて研究したように
或いはこうなろうと研究したように
破滅だろうと絶望なんかせず、常に"目的に向かい続ける"事?
それが本作の魔法使いのプライドか
なので全員で二人を護衛する
やはり一番確実性のある戦術を採るオリバー
彼とナナオの魔剣もあるものの
彼の魔剣は色んな意味でリスク
ナナオの魔剣は結局あれから成功していない
常識的な戦術で行くんですな
結界外の生徒会コンビ
レセディ=イングウェ『はぁ…、そうだなっ』
既に絶界詠唱が完成、入れないと悟ったものの
生徒会コンビは前進
ティムはあれだけ酷い目に遭っても、オフィーリアを信じているんですね
同じ人を好きになった者同士だからでしょうか
オフィーリアの本音
ミリガン『たいした往生際の悪さだ♪』
基本、ここまでくると人格はなくなるらしいも
悪辣を装うオフィーリア
その本音をつつきまくるミリガン先輩
ミリガン先輩性格悪い!
いや勝つ為に必要な事なんですけれども
なんでそこまで知ってんだかこの先輩
前回回想で暴走したオフィーリア
その理由を、かなり正確に理解していたミリガン先輩
前回回想には出てきていないものの
噂話を元に理解をしていたんでしょうか
傍目にあんなバカな男をと聞きこえるものの
むしろ逆なんですね
お前みたいな女が、好きになっていい相手じゃないんだぞと
どうも同族嫌悪
ミリガン自身、オリバー達「眩しい後輩たち」に似たものを感じているんでしょうか
めちゃくちゃ解像度の高い煽りをしてる!!
『実るはずがない』
オフィーリア『黙りなさい……!!』
ミリガン『上手くやっても、彼の子種をかすめ取るくらいが関の山っ』
『"人の心を無視して結果だけ奪う"』
『いやはや流石だよ、私でもそこまで卑しくはなれない♪』
オフィーリア『黙れ!!』
執拗に挑発に挑発を重ねるミリガン
それほど力量差が著しいのか?
結果だけ奪う
本当はオフィーリアはゴッドフレイの心を射止め、彼の子供を宿したいのでしょう
でもお前に出来るのは子を宿す事だけだと
理解者である事が痛々しい
ミリガン先輩は似た者な気もします
カティが交流でトロールの心を開いたのに、彼女の脳を解剖して手段を探ろうとした
意図的な自虐を込めてたんですかね
挑発、“二節魔法"の大火力で一気に道を開通
ミリガン先輩が直接切り込んだ!!
この為の挑発か
可能な限り勝率を上げようとしたんでしょうね
軍配はミリガン先輩へ
直前で触手に捕まったも、見事「石化の魔眼」を浴びせる事に成功
見る間に石化するオフィーリア
即死技持ちはチートですわ
オリバー『先輩!?』
オフィーリア『莫迦ね』
ですが、やっぱりオフィーリアは健在
曰く石化の呪いは克服
できるんだ克服
ただミリガン先輩も、そのくらい察してそうなタイプに見えます
分の悪い賭けと思ってたんでしょうか?
ミリガン『滑稽だよ!』
触手で締め上げるオフィーリア
口が減らないミリガン
同族嫌悪?
魔法使いとして当たり前の感情なんでしょうか
『君はまだ生娘さながらの後悔に執着している!!
あのサルヴァドーリが!!』
オフィーリア『最悪の死に様を望むようね』
ボロ雑巾のようにされ無造作に転がるミリガン
てっきり死んでしまったかと…
価値観の相違
本作の魔法使いは人間性など二の次
だのに最高の魔法使いと呼ぶべきものが、たかが人の感情に左右されている
それもサキュバス一族とは思えぬ理由
二重三重に滑稽すぎるのか
オフィーリアは実家が嫌い、その名前で呼ばれるのが嫌い
なのに敢えて呼ぶ辺り意地悪
理解の深い意地悪でした
回想 生徒会を去った直後
ゴッドフレイ『攫った仲間はどこだ!オフィーリア君!!』
どうも制服の色から、生徒会を去った直後
ウィットロウは彼女を心配
しかしゴッドフレイはそれを制止し、"仲間"の行方を先に訊ねました
これも分水嶺だったんでしょうか?
彼女を優先していれば…?
リアは一瞬表情を変えたものの
結局「魔法使い」としての振る舞いを続けたんですね
生徒会の裏切り者という立場を貫いた
初志貫徹してみせたと
『剣を抜け! サルヴァドーリ!!』
初対面の時、彼女がそう呼ばれるのが嫌と知ってるからオフィーリアと呼びたいと
そう言ったゴッドフレイからの言葉
決別を込めたんですね
これがミリガン先輩の狙いだったんでしょうか
挑発の結果、人としての意志が強まった
するとキメラの戦意が下がった
これを狙って、捨て石になろうとしてあれほどボロクソに言ってみせたんですかね
ナナオの切り札も知ってますし
『俺たちが囮になる、オフィーリア=サルヴァドーリを君が討て!!』
ナナオ『承知致した!!』
改めてナナオを軸に最終決戦
ミリガン先輩、石化の魔眼失敗を見越しての二段構えだったんでしょうか?
本来なら彼女こそ戦う理由が薄い
オフィーリアの強さも熟知
なのにああも危険な役を買って出て、あまつさえギリギリまで人間性に訴えた
彼女の捨て身あっての状況でしたわ
Bパート ナナオの解釈
オリバー『行くぞッ!!』
改めて、オリバー達四人はホウキで突貫
リネットはピートを庇い結界中
遮るキメラ、先日のカマキリなどが量産され向かってくるのが絶望的ですね
意外なのはホウキ
ミリガン先輩含め全員連れていたらしい
飛ばせて別行動してたのかね
オリバーの回避!! 作画が凝ってた!!
空中戦の作画がさすがJ.C社
オープニングのガルダあたりも最高ですし
キメるシーンは本当スゴかった
遂にオリバー脱落
ですが捨て身が実ってナナオは敵陣到達
後は例の魔剣が出れば勝てる!!
と思ったものの
『……………!?』
ナナオ、泣き顔を見て躊躇ってしまい被弾
勝機を逃した
彼女が一瞬垣間見たのは、前回冒頭など「幼いオフィーリア」の面影
当時もカルロスに意地を張っていたものの
あの頃と本質的に同じなのか
『拙者には、泣く子は斬れぬ……………』
本作当初、ナナオが一番危険そうに見えたも
終わってみれば人一倍優しい
何を斬って何を斬ってはいけないか心得ていた
以前の回想で、無造作に敵を斬り「人間ではない」と言わんばかりに責められていたものの
あれはあくまで戦う意志を持つ人間相手
本質的に最初から優しいのか
物語当初、危うさを知ったオリバーもかなり厳しく接したものの
今のオリバーはそう思う
交流を深めた証か
手探りだった第一話と対照的でした
オフィーリアが焦がれたもの
『最後まであなたを守り切れなくて……』
ピート『……謝るなよ』
『お前らは助けに来ただろ!!』
改めて、強い奴だよピート=レストン!
無理を押して戦列へ
責任感の強いシェラは悔いるも、ピートにすれば来てくれただけで恩しかない
直球な感謝が清々しい
が、これが「効く」のがオフィーリアなのか
『(あんな風に、誰かに抱きしめられたのは)』
『(あんな風に、誰かと気持ちを交わしたのは』』
オリバー達の姿に、幸せだった生徒会時代を思い出すオフィーリア
支え合う姿自体が天敵
泣きじゃくる姿が傷ましい
そういえば回想でも、初対面時にカルロスが手を握ってくれた時くらい
ゴッドフレイが握手を求めてくれた時くらい
身体的接触が乏しい
抱きしめられた経験が乏しいのか
『(ただ一個の子宮として生まれていたのなら
恋をする恐ろしさも
それが敗れる苦痛も……、味わわずに済んだ……)』
名前、人格がなければ良かったと思ったのか
心なんかなければ良かった
彼女は「子宮になる魔法」を開発したも
それは一族の悲願であると共に、そうなりたいという願望が反映されていたんですかね
また「一族の悲願」を完成させたという事は
もう研究を続ける意味はなくなった?
悲劇を減らせるのか?
『(自分が独りぼっちである事にも……)』
なまじ心があるから苦しんだ
生徒会離反も、自分の汚名で好きな人の名誉を傷つけたくないからでしょうし
生まれつき他人と一緒にいられない
そういう家系に苦しんだのか
決着、カルロス最後の冒険
アルヴィン=ゴッドフレイ『間に合ったか、………すまない』
『俺はいつも君を待たせてばかりだ』
オフィーリア『先…、輩……』
カルロス=ウィットロウ『迎えに来たわ、リア』
最終局面、破れないはずの壁を破って参戦
カルロスが歌で破ったらしい
また十二話、カルロスは今回の事件を「最後の冒険」と呼んでしました
最初から覚悟が出来てたんですね
言って喉の魔法陣を解くカルロス
第十三話回想の時、カルロスは「最初は家の盟約で会った」と言ってました
元々こういう時の為だったと
また魔法絡みの「性」に悩む生徒を助けていた
性の苦しみを知ってたからなのね
『それがカルロスだ』
略『声変わりの手前で時を止めた、この歌声ならな』
オリバー『!! まさかカストラート!?』
ゴッドフレイ『そうだ、少年期に男性機能を除去する事によってのみ機能する魔声……』
『性を利用したあらゆる魔術に対して
等しく対抗属性となる……』
カストラート
男性の第二次性徴期に顕著な声帯の成長を人為的に妨げ、変声期(いわゆる「声変わり」)をなくし、ボーイ・ソプラノ時の声質や音域をできうる限り持続させようとしたもの。一方で成長ホルモンは分泌されるため、身長や胸郭は通常どおり成長し、胸郭をはじめとする骨格や肺活量の成長などは成人男性とほとんど変わらない
wikiより引用
声変わりせず、しかも成人男性の声量を兼ね備えた歌手
中性的かつ女性的な歌声
彼は魔法の為にそうしていたのか
誘惑が効かないのも、男性ホルモンを抑制されていたからだったんですね
前回散々股間の話で笑ってしまったものの
笑えないまでに相通じる話
単に付き添いというだけではなく
介錯要員だったのか
回想 イヤリング選び
カルロス=ウィットロウ『アルの好みなら青い方ね? 彼、派手なのは好きじゃないから』
略『……初めて会った日から、決めている事があるの』
『私、あなたを絶対に……』
回想、オフィーリアがゴッドフレイとようやく仲良くなれた頃
カルロスがイヤリング選びに協力
そして“抱きしめた"
作中おそらく、この一連だけか
オフィーリアが「いつだったか」と思ったシーンそのものなんですね
恋するオフィーリアが本当に可憐
再び現在 抱きしめるカルロス
カルロス『ごめんね、約束したのに』
『あなたを笑顔にしてあげられなかった』
オフィーリア『そんなの、あんたが勝手に言ってただけでしょ……』
カルロス『愛してるわ私のリア、今までも…、…これからも……、ずっと……、ずっと………』
出会った時いかにも薄幸
美しいのに無表情だったオフィーリア
カルロスは彼女を笑わせたい、幸せにしたいと願ったんでしょうか
どんな顔をするだろうと夢見たんでしょうか
その愛情は友情、家族愛、異性愛?
己の性へコンプレックスも?
多分彼女にとって、唯一そう言える相手だった
嫌いと言ってもちゃんと好きでいてくれる
きっと安心できる人
基本的に素直でなく、そのくせ寂しがり屋な彼女にとっての居場所だったのでしょうね
その上「好きな人」の親友
ゴッドフレイの隣にいつもいられる人
どんだけ憎いと思ったか
その辺を思うと複雑でしょうか
カルロス『ええ…、さようならアル……、行きましょうリア……』
オフィーリア『もう…、離さないで』
最期、改めて恋人つなぎとなり二人は消滅
際し残ったのは赤い宝石
回想のカルロスが、ゴッドフレイが好きじゃないと言った派手めな奴か
嫌われようとした証?
カルロスの言葉を信じた証?
だとすれば彼女らしいなと思いました
カルロスの喉の魔法陣は、対抗魔法を使う為のリミッターみたいなものだったのか
使えば対抗属性となる
反面、こうやってともに消滅してしまうと
そう覚悟してここに来たのか
事後、集結する面々
オフィーリアの「恋敵」だったティムは彼女を殴れなかった
自称弔問客サイラスは見届けた
同じく“妊娠"、たぶん血統存続の為に孕まされリアと意気投合したシャノンも合流
本当、こうしてみるとお葬式みたいですね
みな彼女が大好きだったのだと
オフィーリアがいる限り、ゴッドフレイは誘惑されているたという悪評を受ける訳で
だから彼と敵対する必要があったのか?
彼の名誉を回復する為に
そうなるともう行き場もないですし
いっそ家伝の魔法を完成させ、自分の自我を吹っ飛ばしてしまおうと思ったんでしょうか
望み通り子宮になろうとしたんでしょうか
その点、ミリガン先輩が言うように「人がましい」人だったんでしょうね
魔法使いとしてまさに天才だった
羨むべき魔法使いだった
なのにその才能を性格的に活かしきれなかった
ミリガン先輩の言葉も一理ですわ
従姉シャノン=シャーウッド『ノル、帰ろ? 上へ……』
オリバー=ホーン『うん……』
オリバーが素直だ……
グウィン達の言いつけを破ってしまったものの
こうなるだろうと思ってたとの事
さすが解ってらっしゃる
オフィーリアの人柄に触れた事で、彼女の死にショックを受けてるらしいナナオ
オリバーもオフィーリアと一対一で話してます
少なからずショックだったか
改めてBGMに主題歌を流すのが心憎い
終わりだけどある意味始まり
授業も復讐も始まる訳で
なおミリガン先輩、あれほどボロクソやられてピンピンしてました
何がおかしいってこの人が一番おかしい!
耐久力の悪魔!
オルブライトさんも無事
Ms.カルステは最後まで影の可愛さでしたね
六人で作る“花の形"は変わらなかった
誰も欠けずによかった、微笑むオリバーが嬉しそうで何より
母を失い復讐に生きるオリバー
身内を亡くすのはこりごりなのでしょうね
魔法使いの最期
『ほんの数日の間だった……』
『日常に戻ったのではない 』
『あれこそが、キンバリーの日常の一つだったのだ……』
微妙にミニアニメを思いだして笑ってしまうも
特別なことではないのだと
それは少し悲しいも、改めて「過酷な学校だ」という第一話テーマに戻ったのね
またオフィーリアが残したらしき赤い宝石
あれはゴッドフレイ先輩の手に
単に宝石なのか
それとも「成果」という奴なのか
はたまたカルロスの遺品?
ナナオ『オリバーっ! 夕餉までひと時、また呪文を教えて下さらぬか♪』
剣花団も楽しい日常を取り戻したと
マルコはめきめき賢くなり
ピートはデレが強くなり
カティはミリガン先輩の元左手ちゃんが、一時的どころか相棒になってしまったという寸法
いいのミリハンちゃん!?
魔眼ついてるよね!?
『オフィーリア・サルヴァドーリの最期は
魔法使いの行く末として
救いのある部類だったという事だ』
彼女は家伝の魔法、生きた形を残して逝けた
たくさんの人に見送られた
大好きな人と共に行く事さえ出来た
今回本当に悲しかったも、それさえ救いのある話だったのが「業の深い」テーマ
グレンヴィル先生を思い出しますね
仇、四人の魔法使いとすれ違うオリバー
オリバー『(自分はどんな最期を迎えるのか? そんな想像に大した意味はない)』
『(何故ならば!!)』
『(俺の行く末は決まっている!!)』
誰より度し難い、救えないのが自分なんだと?
そんな破滅への覚悟でしょうか
まずオリバーは、性格的に「仇を殺してハッピーエンド」と思うタイプでもなさそう
仮に全員殺して生き残る事に成功したとしても
幸福になろうとは思わない
多分そういうタイプですわ
完成させれば身の破滅と解っていたとしても
それでも研究してしまう
それでも復讐にかける
たぶん、本作の魔法使いはそういう業を持った生き方なんでしょうね
オリバーの復讐は中でも酷い結末だと
オリバー『!? ナナオ?』
ナナオ『どうか急がれよ♪ 拙者、おなかペコペコでござる~♪』
オリバー『……俺もだっ』
『行こう、ナナオっ』
しかし一転、ナナオの笑顔に和むオリバー
そのまま笑いながら幕
オリバーはこのままだと破滅する
けれど彼を止めてくれるのは、幸せになろうと思いとどまらせてくれるのは
きっとナナオと皆なんでしょうね
そんな笑顔あふれるハッピーエンドでしたわ
全くこのハラペコ侍は!!
不穏さが消し飛ぶラストだった!!
第一話で魔に呑まれるというテーマを提示
それが魔法使いの末路
その末路とオリバーの復讐を重ね、あまつさえハッピーエンドも示唆する結末!
実に欲張りなラストシーンでしたわ
いい最終回だった!!
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