ダンジョン飯 第14話 感想[一鍋托生]カブルーは許せない!! ネタバレ

2024年6月22日

ダンジョン飯 第14話「シーサーペント」感想

公式あらすじより引用

迷宮からの帰還を決断したライオス一行。
一方、時は少しさかのぼり、またしても全滅していたカブルーのパーティーは、運よくタンスによる蘇生を受ける。
しかし食糧を失い、やむを得ず撤退の途についていたその道中、霧の中で魚人の襲撃に遭う。
カブルーは襲いかかる魚人たちの行動に、ある既視感を覚えるが……。

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ダンジョンの現状、カブルー一行の目的。彼から見た「ライオス」像

ダンジョン飯 第14話 感想

今回の主役カブルーは、他人へ強い興味を持ちダンジョン攻略自体が目的

なんともライオスと対照的

対極のベクトルでヤベー奴じゃん!!

赴きは違えどどっちも変人

ライオスが苦手な、“複雑な人間関係”そのものを満喫してる人なので情報量が多い

人を殺すのはダンジョンだけでない

人を殺し儲ける人もいる

牧歌的でさえあるライオス達と対極な回ですね

ライオスと別ベクトルでヤバい奴!!

新OP「運命」

ライオスが見た夢を映像化したOP

なんて夢見てんだあの男

いかにもファンタジーな前期から、ポップで楽しそうな曲と映像になった!!

皆で鍋の中で生きるのがライオス達らしい

良い意味でアニメ的ですね

夕方アニメっぽいOP

少し前、またも逆恨みするカブルー一行

今回はカブルー一行視点の話

先日「宝虫」に騙され全滅

しかし彼らは宝だと誤解してる為、ライオス達に盗まれたと逆恨みしてます

その後地底湖で全滅、小麦が無駄になったも

それもライオス達に悪意で盗まれたと誤解

こいつはとんだ逆恨み一行ですわ

実際は水に落ちてしまった為

小麦は水を吸って駄目になるところ

なのでその前に食べてしまったんでしたっけ

とはいえ想像力不足を責めるのも酷か

続いて「幻術」に踊らされたカブルー達

ちょっとラブコメなハプニングも

まあ絵面に華がないけど!!

ところが実は敵は人間

そうと解るやカブルーが瞬殺してしまいます

こんなに強かったの!?

カブルーは「人」に詳しい

なので人体急所、可動部を理解しており強い

対人戦特化型

なのに目的が迷宮攻略というのがミスマッチ

人生ってままなりませんな

回収屋vsカブルー一行

敵は死体を回収する回収屋

本作はダンジョンで死んでも蘇生できる

蘇生へ死体を持ち帰る職業

今回は悪徳で、冒険者が死ぬのを待つor殺して「死体にして」持ち帰るタイプ

その窃盗、報奨金で暮らすハイエナ

賢いっちゃ賢い……

しかしそれゆえにカブルーに全滅

敢えて水に沈め、死体を魚に食わせて完全に死なせてしまったようです

ホント容赦ないですねカブルー

カブルーはこういう奴らが嫌い

日銭稼ぎで大局観がないから

こういう奴らがいると、冒険者自体が減ってダンジョンが野放し状態になりかねないから

この「野放し」が問題なんですな

カブルー一行の目的

目的はダンジョンを攻略、その支配権を得る事

それが周囲の人々の為だからだと

というのもダンジョンは制覇されると衰退

誰も潜らなくなるから

すると倒されなくなったモンスターがあふれ、周囲の街が滅ぶのが「ワンセット」だそうな

これもまた本作らしいリアリティですね

ダンジョンの一般的な末路

なら管理しようというのがカブルー

何故なら回収屋のように、目の前の金の事しか考えてない奴がほとんどだから

だから自分が支配権を得なくてはと

彼は他人を信じてないんですね

現実的というか

人間心理に詳しいからこそ、他人を信じる事が出来ないタイプ

わかる

でも善意が原動力だけど外道感がぬぐえない

不思議なバランスの人

ダンジョンを攻略するとどうなる?

今回のダンジョンは、亡霊となった王が「全てを渡す」と言い残して消滅

制覇で管理権が得られるかもしれない

色んな意味で普通と違うダンジョンなのね

カブルーからみたライオス兄妹

中でも絶対にダンジョンの主にしちゃいけないのがライオス兄妹なんだと

曰く人間に興味がないから

あいつに任せたらどうなるかわからないと

ライオスが貧乏である理由

かつて負傷した仲間に金を送っていた

しかし実際は騙されてた

あんなふうに騙されるのは、ライオスが人間に興味がないからだというのがカブルーの持論

当たってるけどなんだかモヤモヤしますな

ライオスは他人に興味がない

だからダンジョンを、他人の為に管理しようという考え方もしないだろう……と

実際ライオスはファリン救出が目的

攻略後のビジョンもない

冒険の為の冒険って感じですものね

まあ実際は別の意味でヤバいですが

ライオスはモンスター自体が大好き

彼が迷宮の主になれば何が起こるやら

その点カブルーは慧眼ですな

旧ライオス一行の異質さ

侍シュローは異邦人、ナマリは「嫌われ者」ドワーフだったと明らかに

彼らを受け入れたライオスは異質なのか

ナマリは父が昔ドワーフの顔役

しかし不正疑惑で凋落しており、ドワーフ関係者から忌避される存在だったと明らかに

ここにきて新事実すぎる

それで妙にリアリストなのか

嵌められたのかね?

センシの異質さ

本来ナマリの悪評はドワーフ皆が共有

その後釜は誰もが嫌がる

しかしセンシは、ナマリと顔合わせしても無反応

文字通り無反応

ドワーフのコミュニティと離れて生きてきたらしい

曰く数年ダンジョンにこもってる

ナマリ父の事件より前からなのかね

チルチャックは「顔役」

ハーフフットたちの顔役「気取り」

なので嫌われ者

曰く仕事の仲介してピンハネしてるとの事

ただ嫌ってる方は、安い賃金で相棒を働かせている悪徳ハーフフットだと描写

するとチルの方は善意なのでしょうね

彼はこういう悪徳を嫌ってやってるっぽい

カブルーの人柄

仲間曰く気味わるいほど他人に詳しい

カブルーは「人間」に興味が強い

だから他人の事情に詳しい

ライオスと正反対なんですな

裏主人公的なポジションか

しかし「シーサーペント」

圧倒的なパワーにカブルー一行再び全滅寸前に

ホント負けまくるな!!

彼が敗ける理由は

モンスターの急所、可動域が解らないから

モンスターに詳しくないから

また、頭がいいから考えすぎて負けるんですね

強いのに難儀な人ですわ

最後の「仲間」シュロー一行

しかしライオスの元仲間シュローが偶然参戦

助けられ生還

ライオス一行と縁深すぎない?

めっちゃくちゃ強いなシュロー!!

さすがサムライですわ

シュロー、目的は“ファリン”

どうもライオスの妹に惚れて救出へ戦闘中

やはり愛…!!

愛は全てを解決する……!!

どうも、ライオスではファリンを救えないと考えて別行動を選んだか?

第一話は無謀の極みでしたものね

シュローとお武家な仲間達

シュローは東方武家、次期頭領らしい

お付きの女たちが同行

しかし彼の目的は「修行」なので、ライオスパーティー時代は別行動していたようです

最初から一緒なら苦労しなかったろうに!!

惚れたファリンの為、必死なシュロー

そんな彼が、カブルーに接触され

カブルーに利用されちゃう!!

やっぱり悪党っぽいなあカブルー

彼の行動原理は善意も、頭いいぶん他人を見下しがちだし利用もするし

どうもいけすかない青年ですね

なおライオス達はあれから丸二日遭難中

主人公一行の扱い雑じゃない!?

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