怪獣8号 第12話 感想【最終回】2号兵器vs8号!! 続編制作発表!! ネタバレ

怪獣8号 第12話「日比野カフカ【最終回】」感想

公式あらすじより引用

第3部隊の面々がカフカ助命のために奔走する一方、有明りんかい基地では怪獣8号と功の死闘が続いていた。大怪獣の力を自在に操る功は、かつて防衛隊史上最強と謳われた実力をいかんなく発揮するが、カフカによるコントロールを失い暴走した怪獣8号は肉体の損傷も顧みない攻撃で反撃。無慈悲な攻撃が功を追い詰めていく。

土曜23時 X(Twitter)にて全世界リアルタイム配信、その後23時30分よりAmazonPrime他配信

公式サイト公式ツイッター

怪獣2号を操る功長官、8号に暴走を許したカフカの激戦

怪獣8号 第12話 最終回 感想

祝!! カフカ生還とアニメ続編制作決定!!

生還第一声は、キコルを思いやる言葉

これは功長官、内心ニッコリでは

ミナが話した通り“人間らしい男"でしたわ

また並行描写された討伐庁幹部たちは冷酷

彼らの冷たさと、カフカの人間らしさを対比として描いたんでしょうか

またいわば彼らは世論の代表

ああした声を黙らせなければならないのか

カフカの過負荷は改めて重い…!!

討伐庁幹部たちに想いを語ったミナ

前回まで殆ど喋らなかったミナ

前回でようやくカフカと向き合った

その彼女が沈黙を破り、淡々としつつも熱く語ってくれたのが素敵でした

端々で滲ませてきた想いの総決算

めちゃくちゃ一途な人だった…!!

結局、8号や9号の由来は描かれぬまま

カフカを怪獣化した幼獣、異色の怪獣9号・10号はいまだ謎なまま

謎を残したままの決着か

もっとも幼獣の狙いは怪獣殺し

カフカ達と同じ目的

しかし正直、同じ思いの人はあまりに多いはず

何故カフカが選ばれたのでしょうね

怪獣8号vs"2号兵器"の結末は

最終的にカフカが8号を制御、自害を図って水入りへ

また功長官は手心を加えていた

ただ試していただけだった

最終的に8号勝利も、功は勝とうと思えば勝てたという痛み分けな結末

そもそも人間は耐久性で大幅に劣る

本来、功は先手必勝が最善だった

めちゃくちゃ優しい人なのでは

第四話では「毒親」だったも

キコルがどんなに成果を出しても褒めず、完璧である事だけを求め続けた毒親

ですがどうも不器用なだけ

そもどれだけ強くなっても足りない

驕る暇なんてない

娘を死なせない為の言葉だったんですかね

ただカフカの人柄を語ったミナ

というのも事前に、既に決定事項で何を話しても無意味と釘を刺された為

そこでカフカの人柄に絞って話したようです

カフカは人間らしい

そして諦めが悪い

そんな彼を待ち続ける、ミナ自身の諦めの悪さも感じる言葉でしたわ

功長官といい顔面不器用すぎない…?

来期、大枠では状況は変わらず?

まず幹部の大半はカフカに懐疑的

またもし外部に漏れた場合、討伐庁自体がつるし上げを喰らいかねない

またしてもバレてはいけない日々!!

スケールがデカくなっとるやないか!!

皆に「証明」しなければならない

これからはいつかバレると覚悟した上で

また上に睨まれてると承知の上で

自分は人類側だと証明し続けねばならない

その点大きく一歩進んだんですね

にしてもバトル作画も凄かった!!

来期も楽しみですね

併せてレノやミナ、それか新キャラがプラモ化されたりするんでしょうか

冒頭 レノの選択

レノ『信じてます!

『その時、俺の弱さで後悔したくないから………

愚直なまでに鍛錬に打ち込むレノ

自分が強ければカフカを行かせずに済んだんだと必死に鍛錬中

四ノ宮長官がキコルを過剰に鍛えるのもこういう想いなんですかね

長官も妻が戦死しているそうな

本部基地に呼びつけられたミナ

討伐庁職員『あなたはオブザーバーです、席は用意されていません

お前の、ねーから!!

呼びつけておいて立って待たせる討伐庁

本部、いきなり非道さが強調

人をなんだと思ってるのか

これまで討伐庁所属は、第三部隊の気のいいメンバーばかりだったものの

これもまた組織の一面なんですね

正直、理解しがたくもある場面

あくまで一部隊長として軽く扱う討伐庁

しかしミナは国民の信頼も厚く、辞められでもしたら組織のダメージは甚大

戦闘での超火力もミナあってですし

あまりに馬鹿馬鹿しい対応に思えますが

前述の通り、カフカと対比する演出なんでしょうか

暴走する怪獣8号

四ノ宮キコル『あんたは人間でしょ!? 日比野カフカー!!

カフカを信じて叫ぶも事態変わらず

暴走した“8号"は一転して圧倒

本来なら、暴走なんてただ突っ込むだけなので場合によっては軽くいなせるいなせるはずも

本作の暴走は一味違った!!

功『(コアがない!?)』

怪獣8号、不死身を前提にした戦術にスイッチ

己の自壊も構わず、無理に方向転換したり

コアだけ分離し身体を囮にするなどなど

生き物らしさすら捨てた戦い

功が理知的に、賢く戦おうとするほど翻弄されるパターンか

カフカ『こっちの身がもたねェ!?』

以前言ってましたが再生は疲れる

連発は自殺行為

幼獣はカフカを使い潰すつもりなんでしょうか

2号を見てキレたのか

或いは宿主を移るつもりだった?

第三部隊立川基地

葵『相手を判断する基準は

 出自でも言葉でもない……

 ただ"そいつが何をしたか"だけを見て判断すべきだと……、俺は思う

ハルイチ『行動こそが真実……、か

カフカを何故信じるのかを言語化

翻って自分は行動すべきか?

ハルイチはまだ迷ってる様子

どうも実家と折り合いが悪いも、実家に頼めば高確率で事態を変えられる

そこに迷いがある感じですね

実家を捨てたのに頼るべきか的な?

怪獣関連企業の最大手だとか

日比野カフカを引きとめたもの

カフカは制御しようともがくも

カフカ『ふっ…、ざけんな!! キコルの目の前で父親殺してたまるかよ!!

いよいよ趨勢は怪獣8号優位に

本来なら功は先手必勝

ですが殺す気が無かった為にどんどん追いつめられていく事に

土台耐久力が違い過ぎるのか

むしろ親父さん頑丈すぎる

さぞや名のあるマッチョに違いない

遂に呪縛を破るカフカだったも

カフカ『俺は……、いつだってこうだ

精神世界で幼獣に食われてしまうカフカ

人生失敗の連続

コンプレックスの

ここぞで失敗してきたから、ここぞで自分を信じきれない

真っ直ぐなレノ達と対照的ですね

ここぞでカフカを引き留めたのは

ミナ『ずっと……、ずっと待ってる

功『……!?

カフカ『俺は……、俺は怪獣8号じゃない!!

 日比野…、カフカだ……

ミナの信頼が、自分自身を信じていないカフカを人間に戻した

前回のミナの言葉がよぎりカフカは"自害"

己のコアをぶち抜こうとして轟沈へ

何せ前回ミナは、怪獣となってなお「カフカらしい」と信じてくれた

怪獣となったのに待っててくれる

その信頼がカフカを人間に戻したのか

なお四ノ宮長官も無策でなく

鳴海 弦 隊長『そのまま死ぬ気かと思いましたよ

ちゃんと最精鋭、第一部隊を待機させていた

しかし功は最後まで頼らず

あくまでカフカにゆだねた

よほど娘やミナ、或いはカフカのこれまでの行動に思うところがあったんでしょうか

ちゃんと報告書読んでたようですし

討伐庁幹部会議 その結論

眼帯の幹部『我々の結論はほぼ出ている

 キミの報告は

 "手続き上の段取り"にすぎない

略・幹部『キミが今回の処分結果に責任を感じてしまうのは、我々の本意ではないのでね?

戦闘後、幹部たちによる会議がようやく開始

しかしあくまで手続き

既にカフカ殺処分は決まった

その結果へ、ミナが責任を感じる事が無いようにという優しい釘刺しでした

或いは単にさっさと終わらせたい為か

カフカの手柄を列挙するミナ

幹部『その手柄は、怪獣の力を使った結果だろう?

言いたい放題

ただ“世論"は、間違いなくこんな風に言うんだろうなって感じです

カフカは解体知識で皆に役立ってきたも

それも傍から見れば、怪獣だから怪獣に詳しいんだろうとでも見えるんでしょうか

要は「ズルしたんだろ」って事に尽きる

カフカへの人格否定か

ミナが「日比野カフカ」を信じる理由

ミナ『はい、その通りです』

幹部たち『『『…………?』』』

ミナ『入隊時の彼の解放戦力は0%……、入隊試験もギリギリの補欠合格でした

幹部『ン………

ミナ『それまでの防衛隊試験も12回連続で不合格、年齢的にも新入隊員の中で最年長です

幹部『だから怪獣の力を使って不正をしたという事だろう

ミナ『でも、彼は諦めなかった

功『…………

確かにカフカは入隊後は力を使った、だがそれまでは一貫して使っていない

力を使わずに諦めず挑戦し続けたと

直接対面した功、思うところがあった様子

カフカは試験では力を使わなかった

彼は自分の力でやりとげた

そこにミナも功も一貫した人柄を見たのか

使ってたらこのゴールはなかったのね

ミナ『何度試験に落ちても』

『解放戦力がゼロでも、そして身体が怪獣になってしまっても……

『彼は人を救う事をやめなかった

『私の知る限り日比野カフカは

 誰よりも諦めが悪く、献身的で、そして……

かつて怪獣騒動で愛猫が死んだとき、無言で傍にいてくれた事を思い出すミナ

『…そして、誰よりも人間らしい

『日比野カフカが、信頼に足る隊員かどうかを判断する決め手は何なのか

『それは心だと、私は信じます

あまりに抽象的、誌的な結論となったミナ

会議も否定にかかる

功が締めくくって会議は幕

これがカフカだと繰り返すサブタイ回収

カフカは人間らしい

会議での討伐庁幹部たちの、人を人と思わぬ態度とも好対照に思える結論でした

またカフカは人を救う事を諦めない

彼は怪獣の力を制御しうる

制御の決め手でもあるんですかね

幹部『これで我々に判断が拙速と言われる事もないでしょう』

とまれ幹部たちの結論は変わらず

現場の声をちゃんと聞いたという、手続きを満たすものでしかなかった

実際に会って見なきゃわからん事か

一度飯でも食えばいいのかね

会議の結論、功の結論

療養中 述懐するカフカ

カフカ『身も心も怪獣になっちまうなら、"人間として死のう"と思ったんだ……

さっき自害しようとしたと述懐

心底怪獣が憎い

これが彼が選ばれた理由なのかね

でもそれなら候補者は多そう…?

目覚めたカフカ

功『ン?

カフカ『……もし、長官に何かあったら、キコルに合わせる顔が無かった………

病室で目覚めると功長官とふたりきり

しかし前回あれほど心身を痛めつけられたのに、カフカは恨み事でなく安堵した

改めて功は彼を信頼

案外娘を溺愛してるんですかね

あんな毒親そのものな態度ですが

功長官『会議の結論を伝える』

『お前は怪獣だ

カフカ『………

功『……が、敵かどうかは保留しておく

長官は「怪獣8号」を制御可能と判断

戦力化を独断で決定します

会議ほぼ全員の反対を押し切り決断

まず実際、数か月任務を共にしてきた事

仮に「兵器化」しても、そのスペックを出せるか限らないのが問題だと

怪獣兵器は高い適性・能力が必要

今のままなら8号がフルスペックで戦える

だが兵器化すればそうはいかない

最悪使えなくなる

多くの隊員が、並みの「怪獣の力」を30%も解放できないくらいなんですから

金の卵を産む鶏を絞め殺すようなものか

回想・討伐庁 幹部会議

功『前例? そんなものはこの国の防衛に比べれば些末なものだ

『忘れた訳ではあるまい

『10年前の6号を中心とした群発災害を

『200人以上の隊員と3人の隊長が犠牲となった……

今、その再来となりつつある

戦力が必須だと

レノ達を速成育成するのもその為

事態は繋がってるのかね?

同じ何かが8~10号も生んだのか?

結局、8号~10号のバックボーンは一切語られぬまま

老幹部『君の妻もな』

功の厳格さを示すエピソードか

10年前に多数の犠牲者が出た

功は敢えて妻の死を特別視せず、他の犠牲者と同列にして語った

キコルにも同様に接してるのね

そしてその人柄を周囲は理解

老幹部、眼帯幹部は別格な人なのね

眼帯幹部『それでも我々は反対だ』

他は無理解、無関心、悪意を感じさせるも

この人と老幹部だけは違う感じですね

怪獣を信じない

それもまた当然の意見か

これからカフカに必要な事

再び病室

功長官『日比野カフカ

カフカ『(!! 俺の名前を……!!)』

功長官『生き残るために、お前の有用性を示せ……

カフカ『(なんとか兵器として生かされてるだけって事か……)』

『俺は今でも自分を防衛隊員だと思ってます!

 ……絶対に

 防衛隊員としても認めさせます!!

にこりともしないのが功長官らしい

再びサブタイ回収で

助かったと知りかすかに笑うミナが健気

各所で皆が大喜びも、保科だけは「これから厳しい」と予見

いずれ確実にバレるから

いつかマスコミにバレる時まで、どれだけ積み重ねておく事が出来るのか

今回、ミナ達が信じてくれたように

多くの人を動かせるか

そうなると、カフカはより多くの人相手に実績を重ねばならない訳で

そうなればバレるのも早まりかねない

矛盾してるだけに難しいですね

キコル『(今度は…、私ももっと強くならなきゃ!!)』

『(いざというとき、アイツを止めてあげられない!!)』

略・レノ『言いましたよね?

 先輩は必ず戻って来るって!!

『(今よりもっと、ずっと強くなって待ってますよ先輩!!)』

老人、大人たちが色々危惧するのに対し

若者がまっすぐなのも好対照

イハルかわいい

またキコルは、いざという時カフカを殺すと彼自身と約束している訳ですし

今回の戦いは大きな刺激となったか

あれを目撃してなお奮起できるのはスゴい……

他方 当のカフカは

功『……? オイ!! 話は終わってないぞ!! 起きろ!!

カフカ『……待ってろよ…、ミナ………

あの長官の前で眠り込む勇気!!

長官かわいい

功長官のCV玄田氏、最近は怖い声とのギャップを活かすコミカルな役柄が多いも

今回は徹頭徹尾シリアスなのが逆に新鮮

そうだろうワタル!!

そして怪獣9号は

怪獣9号『人間の知能の程度はだいたいわかったよ……

『個体レベルでは大したことないな

『世代を超えた知恵の集積が彼らの武器という事かな?

学校や勉強ってつくづく大事

人は、集団となる事で他の種を凌駕したと

また何故かチェス監修がクレジット

その正体は、9号が同時に8面チェスをして圧勝するという描写だったらしい

加えて討伐庁基地の構造まで把握

ハッカーとしても超一流だと?

怪獣9号『"僕ら"の作戦も次の段階に進める』

もう一体の怪獣9号『ああ……、それじゃあ

『人間の手に落ちた怪獣の力を、怪獣の下に取り戻すとしよう

力、識別兵器狙いという事か

ていうか二人いる!?

どうも増殖、脱皮している

姿形もキャスト欄も9号

今回カフカ、8号が自己破壊しながら暴れまわったみたいに

つくづく怪獣は何でもありなんですね

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怪獣8号 第11話 感想[ずっと待ってる]ナンバーズvs怪獣8号!! ネタバレ

怪獣8号 感想

怪獣8号 第1話「怪獣になった男」
怪獣8号 第2話「怪獣を倒す怪獣」
怪獣8号 第3話「リベンジマッチ」
怪獣8号 第4話「フォルティチュード9.8」
怪獣8号 第5話「入隊!」
怪獣8号 第6話「夜明けの相模原討伐作戦」
怪獣8号 第7話「怪獣9号」
怪獣8号 第8話「防衛隊へようこそ」
怪獣8号 第9話「立川基地襲撃」
怪獣8号 第10話「曝露」
怪獣8号 第11話「捕らわれた怪獣8号」
怪獣8号 第12話「日比野カフカ【最終回】」

怪獣8号2024年春アニメ,怪獣8号

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