金カム 4期 第11話 感想[不死身の始まり]海賊は王になる!! ゴールデンカムイ 47話

2023年6月19日

前回感想はこちら

ゴールデンカムイ 第47話「蒸気船」感想 4期11話

公式あらすじより引用

土方と鶴見中尉の両陣営が札幌で起きた殺人事件を調べている頃、杉元たちは空知川流域にあるアイヌコタンを訪れていた。そこで変な刺青をした男を見たとの情報を入手し、目撃場所の歌志内へと向かった一行。しかし聞き込みの末に見つけたのは顔中に刺青を入れた男で、杉元たちは脱獄囚でないと判断。別れ際にアシㇼパが脱獄囚しか知り得ない内容の言葉をその男が発したのを耳にするも、姿を見失ってしまう。男の正体は一体……!?

毎週月曜23時 月額有料AmazonPrimeにて配信

公式サイト、公式ツイッター（外部）

蒸気船襲撃！地獄への召集令状は郵便配達人が運んでやるぜッ!!

ゴールデンカムイ 47話 感想 ネタバレ

郵便配達のおっちゃんキャラ濃すぎない!?

クリント・イーストウッドじゃねえか!!

かつて杉元は、結核で死にゆく父を見捨てられなかったのか

本当情が深く優しくそれでいて容赦ない男…

結核なんかに殺されない、その強がりが「不死身」を自認する原点なんですね

新キャラは家族を病で殺された者繋がり

これまた個性的!! 海賊房太郎!!

カゾクヤマイデコトサレタトモダチなのね

海賊房太郎は王になる!!

かつて病で爪弾きにされ、もう二度と爪弾きにされない為に王になる!!

前向きな少年だったのね!!

王でCVが関智一さんというのも因果

また情の深そうな男ですわ

海賊が王になりたいってONE PIECEのパロなんでしょうか

謎の飴っこ売り

顔に刺青した奇妙な飴売り登場

刺青する技術、他人ががっかりする顔が好き

そしてどうやら刺青の脱獄囚らしい

あれこれ役満では？

刺青の暗号はもう解けない!?

新情報にしてごもっともな噂到来!!

つまり刺青が欠けた場合、暗号はもう解けないのではないか？って話ね

実際、前に辺見が喰われかけてました

あんな風に動物に食われたら？

言われてみればごもっとも

もしくは誰か、他人ががっかりするのが大好きな男が刺青をいじってしまったら…？

フラグ回収早くない!?

郵便配達員強いッ!? 蒸気船事件

なんだかたった四杯で夜も眠れなくなりそうなサブタイですね

杉元一行は海賊家臣団に襲われ窮地に

でも結果的に組む事に？

新勢力回だったんですね

離合集散は本作の常ですわ

ゴールデン動画劇場 期間限定配信

ショートアニメ「ゴールデン道画劇場」#44「フクジュソウ編」

ツッコミが存在しない!?

得も言われぬ乙女チックさが爽やかなショート動画ですね…

守りたい、この感受性

冒頭 凶運の男、札幌へ

菊田特務曹長『鶴見中尉殿が追い付いて来るまで行動は慎めよ』

札幌版切り裂きジャック捜査に派遣された菊田

同行する宇佐美に釘を刺すものの

宇佐美はやる気満々です

ホントこの男、菊田の事を妙に軽く見ています

それとも菊田は裏切り者なのか？

門倉元看守部長『見ろよキラウㇱ！小銭が落ちてる!!』

宇佐美『!?』

略『いや…、死んじゃった知り合いの声が聞こえた気がしたんです』

開幕からアホみたいに運がいい門倉

偶然小銭を見つけ、屈みこんで難を逃れました

もし見つかったら死んでましたね

ホントすぐ殺すから宇佐美は!!

門倉『一銭だぁ～♪』

現代だと200円くらいだそうな

明治30年ごろはあんぱんが当時一銭、うどんやそばが五銭〜七銭

小学校の先生の初任給で8円ほど

相談する土方陣営

尾形百之助『お前が鶴見達を裏切るとは…、解らんもんだな』

とはアイヌの有古一等卒の事

有古・土方・尾形が相談

なお有古は、本当は鶴見中尉に脅されて派遣されたスパイです

土方はもちろんそれに気付いています

尾形もですかね

尾形『あんたら、また物売りみたいに変装したらどうだ…？』

言って土方の愉快な変装を思い出す尾形

オモイダシオガタ

珍しく笑ってますね

これが白石なら間違いなく直後にブン殴られてましたわ

尾形の人徳ですな

アイヌ集落 飴売りの噂

アイヌ『歌志内の炭鉱で、変な刺青の男を見たって聞いたよ？』

曰く物売り、飴かなにか売っていたと

ちょうど尾形がそんな話していたのがタイムリーですね

犬がかわいい

ゆたんぽ元気にしてるでしょうか

歌志内の炭鉱の町

歌志内と書いてウタシナイ

歌市内じゃないのね

北海道はアイヌの言葉に漢字を当てはめてるせいか独特ですな

全国最少の人口を有する市です

現在人口5千人に満たない日本で唯一の市

CV檜山修之『飴っこ買いな～♪』

『そこの少年！ 味見してみるかい？』

しかし差し出したのは石炭

少年がっかり…

当時は飴、甘いものは今よりずっと貴重なものだったでしょうしね

これが希望の絶望への相転移か

少年『え…、石炭……』

飴売り『アハ！アハ！アハ♪ その顔！ 良い顔するね～～～』

顔を布で隠した奇妙な飴売り

がっかり顔に大喜び

奇妙な姿ですが、飴売りは大道芸人・チンドン屋のような存在でもあったらしい

なので「飴売りでは普通」なのでしょうね

土方の変装もそうでしたし

『お詫びに飴なんかよりずっと良いものあげるから♪』

そう言って、少年を人気のないところへ…

その後は不明

ですがやはり殺人犯なんでしょうか…？

札幌とはまた別か

あらやだ殺人犯多すぎない？

Aパート 俺の乳首

飴売り『飴っこ買いな～♪ 一袋・二厘♪』

再び杉元達視点、別の飴売りを発見

謳い文句は同じ

これ当時、共通の節回しだったんですね

石焼き芋みたいなものか

時代だなァ～

杉元『飴買うからさ～、ちょっと服脱いでくれる？』

飴売り『？ なんでだよ？』

杉元『なんでって見てェからさ…、どんな乳首してんのかまーって…』

杉元言い方

服を脱がし、刺青を確かめようとする杉元

相手にそう気取られてはならない

だから遠回しに言ってるんですね

乳首が見たいのだと

飴売り『俺は飴を渡して、あんたはその対価に金を出す』

『でも俺の乳首はタダで見せろってか』

なんでこのおっちゃんロジカルなの？

言い方が妙に理屈っぽい

どことなくマジカル

杉元『じゃあ飴はいらないから』

飴売り『俺の乳首はそんなに安かねェよ!!』

くそうごもっとも!!

アシㇼパさんも頷いてますよ!!!

白石も定番、うっかり水をかけちゃって脱がせるムーブを敢行

無事怒らせてしまう事に

何やってんだこの二人

飴売り『ボコボコにしてやれッ!!』

血の気が多い!!

商売敵と誤解、あわやボコボコにされるところ

なんて乳くせえ冒頭だ

うっかり排水溝に毬を落とす少年

白石『坊や～、変な刺青を持つ物売りを見た事ない？』

ホラー映画『IT/イット』パロディかよ!!

ペニーワイズだコレ!!

白石、飴売りから逃げる為に排水溝に潜んだんですね

筋は通ってるのにおかしい…

白石『飴ちょうだいな～♪』

飴売り『………さぁさご注目♪ 飴っこが出てくるよ～♪』

って人形じゃねえか!!

やっぱりガッカリさせる飴売り

いきなり突き当たった!!

派手過ぎますもの

その飴売りの方は、白石に覚えがあったらしい

白石も派手すぎますもんね

白石『変わった刺青を彫ってるんだって？』

杉元『へぇ～…、見てみたいもんだねえ』

怖い怖い

主人公が出す殺気じゃないですわ杉元佐一

もう皮をはぐ算段まで見えてそう

飴売り『………ちろりっ♪』

見せたのは顔に彫られた刺青でした

悪だのなんだの悪趣味

アニメで良かった

もし実写でやられたらトラウマになりそう

飴売り『ぜんぶ自分で彫った～♪』

略・杉元『なんだよ～、変な刺青ってこの事だったのか。はあ～～～～……』

飴売り『………………』

『ふふふふふ！いいカオ♪』

杉元のがっかり顔がよほど気に入った男

大爆笑し杉元達は呆れる事に

なにせわざわざこの為、歌志内まで来たんですから骨折り損の乳首儲けですわ

ただもちろんこの男「囚人」なのでしょうね

杉元は気に入られやすいなあ

飴売り『若山の親分のがっかりした顔もイイ顔だったな～♪』

略『金塊は絶対に見つけられないよ～♪』

去り際、意味深な言葉を残し飴売りは逃走

トロッコで逃げられ追跡不能

ホントがっかりさせるのが好きな男なんですね

なお若山はOVAで登場

ゴールデンカムイ（OAD）としてAmazonPrime会員なら追加料金なしで見られます

杉元『念のために裸にひん剥いておけばよかったな～』

平気で警察に捕まりそうな愚痴を言う杉元

ただの性犯罪者では…？

とまれ一行は捜索を断念、石狩川を船で下って江別を目指す事にします

食べたいですね石狩鍋

海賊房太郎の調査

徳富川流域 アイヌ集落

海賊房太郎『アイヌが大昔に埋蔵金を隠した場所を、あんたなら知ってるって噂を聞いた』

『兄上様が関わってらしたんだろ？』

例のウイルクに殺されたアイヌの一人

その弟から、かつての隠し場所を聞き出そうとする房太郎

どうも彼は独りじゃない

複数の部下と行動しているんですね

若山の親分を彷彿とさせます

海賊房太郎『ところで埋蔵金はどこの川で採れたものか、聞いた事あるかね？』

アイヌ『……徳富川、空知川、沙流川、知内川…』

老人が言う川は、平太師匠が鑑別したのと同じ

情報に信頼がおけるという事

平太と会って一年、地道に探し回っていたんですね

派手な割の地道な男

房太郎『…権堂、もう三俵持ってこい』

どうも聞き出すことに成功したらしい

何故か俵を持ってきてた房太郎

どうやら、これだけ米をやるから聞かせてくれと促していたのか

脅しても正確な情報は期待できない

好感の持てるやり口ですわ

杉元一行 石狩川・蒸気船

『アシㇼパさんを、釣り餌とでも思ってるんじゃねえか？』

とはズキンちゃんの事

一行は外輪船、ずきんちゃんは船が牽引する小型ボートで移動

敢えて距離を置いてるんですね

この方が尾形が出た時に対応しやすい

頭巾ちゃんってば釣り師！

外輪船での川下り

スクリューでなく両側面の水車で水をかいて進む外輪船

別名パドル船とも呼ばれる奴

うーんかっこいい

基本的に効率、整備性も良くないので現代では姿を消しています

しかし喫水が浅く河川に向くのが長所

現代でもミシシッピ川などで運行中

ひとまず内部で休む杉元一行

内部は座席でなく、ござが敷かれてみんな座っていたようです

海の寄合馬車って感じですね

居住性はこちらのが良いですが

アシㇼパさんはお眠

海賊房太郎『アイヌの村にばらまいてスッカラカンだァ…』

『出発前に"一仕事"しなきゃなあ？』

穏やかな船旅の前に、小型のボートが二つほど

房太郎の海賊団か!!

房太郎海賊団!!

川に出るけど海賊は海賊ですね！

船長『舐めんじゃねェ!! 蹴散らしてやるぜッ!!』

血の気多くない!?

船長パドルシップを自在に操り、ボートを一隻沈めてしまいました

Nice Boat

こっちも海賊っぽいですね！

船長『ガハハ！ざまあみやがれぃッ!!』

しかし房太郎、あわてず騒がずダイブ

ひとまず深く潜航

そのまま一気に急上昇してブリッジまで飛び上がってしまうのでした

イルカか?!

船長『!?』

房太郎『船を止めろ』

ダイレクトに操舵室を狙い脅す房太郎

銃を持たない船長はなす術もなく

房太郎、銃口に詰まった水を「フッ！」と吹いて使用可能に

なんとも鮮やかな手口でしたわ

白石『海賊!?』

房太郎『お～！ 白石じゃねえかっ』

えらくまあフレンドリーな!?

結果、白石と杉元も「敵」と誤認されてむくつけき船男たちに襲われます

展開が早い!!

どうも杉元達、異変を訊ねに来たんでしょうね

船が揺れたがどうしたんだと

杉元『やめろ馬鹿!? お前撃たれるぞ!?』

房太郎、この間じっと冷静に弾込めしています

あの明るさはわざとか

豪放磊落なようで計算高い男らしい

杉元『やむをえん!!』

襲ってきた船員を投げ飛ばし、"救う"杉元

とっくみあいになると動きが止まり、格好の的になる

それを房太郎は狙っていた

手荒い優しさ！

房太郎『へぇ～、優しいんだなぁ！』

『おい白石、ずいぶんと頼もしい"子分"がいるじゃねえか？ いいねえ』

さっそく気に入られる杉元

杉元、囚人に会うたびに「優しい」って言われてない？

にしても子分とはカチンとくる言い方

さすが房太郎海賊団

権堂『上りの乗機船が来る！ …不味いぞ……!?』

腹心の権堂は他の部下をまとめて侵攻中

不味いとは「兵隊」満載な事

江別の方から上がって来る船には、兵隊さんがたっぷり乗っていました

軍にとっても重要な交通手段なんですね

ボートで船を襲う房太郎海賊団

なんだかヴァイキングみたいですな

こうして鍛えた技で勝ちまくり、仲間を増やして次の街を襲っていたのか

広い北海道じゃパトロールも困難ですし

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Bパート 刺青暗号はもう解けない

白石『（うひィ～、やだぁ!? 杉元が殺したがってる!? ウズウズしてるゥ!?）』

『金塊が最初にアイヌに隠された場所！』

『そこを知ってる奴が、どこかにいるはずだと思って俺たちは探してる』

敵より味方に怯える白石

白石さんはコミュ強です

白石、弁舌巧みに海賊房太郎から情報を得ようとします

さすが尻から生まれたような男

海賊房太郎『あ？ なーんだ、お前もかっ』

白石、埋蔵金が「最初に隠された場所」を探していると正直に相談

まず自分から明かす

相変わらず上手い

何より、房太郎が明るい男だったので話が早いですわ

ONE PIECEのルフィっぽい

房太郎『じゃあ白石もどこかで聞いたのか？』

『俺らの刺青の暗号はもう解けないってウワサっ』

しかし兵隊が乗る船が近づき戦争中断

共通の敵がいるとまとまりますね

房太郎は海賊

杉元達だって軍に見つかったらアウトだもんな

当時の郵便配達員は

郵便配達員『……戸を塞いで他の者は身を低くしていなさい…』

『俺が乗ってるこの船を選んじまった事に…、奴らは地獄で後悔するだろうぜッ!!』

ナレーション『当時の郵便配達員は拳銃で武装していたッ!!』

また濃いのが立ち上がった!?

ジャックバウアー!?

強盗に気付き怯える乗客

しかし老いた郵便配達員が、拳銃ひとつで立ち上がったのでした

ヒューッ！まるで洋画だぜ!!

郵便配達員 野沢仁平治

CV小山力也さんなので強キャラ感が凄い

まるでうしおととら

また当時、現金書留で多額の現金を運ぶこともあったらしい

だから武装しているんですね

武装配達人なんだと

にこやかに手を振る兵隊さんたち

ニコニコと手を振り返す強盗団

おい海賊団

さすが騙し合いに慣れてますわ

野沢『……ここがてめえらの三途の川だッ!!』

略・乗客『郵便配達人すげえッ!?』

ナレーション『郵便配達歴35年、初めての発砲であったッ!!』

良かった平和な35年だった!!

当然銃の腕はクソザコ

ですが強盗を射殺してしまいます

実は頭巾ちゃんが、タイミングを完全同調させて強盗を撃ち殺したらしい

頭巾ちゃんすげえ!!

野沢『俺の鉛弾に接吻しなッ!!』

軍『乗客が襲われてるぞ!?』『戻れ戻れッ!!』

あーもうめちゃくちゃだよ!!

自分に酔った配達人が暴れ出し、ヴァシリが乗じて次々狙撃

発砲音で軍まで戻って大騒動

これじゃ杉元達も困る

軍に追われる身は辛い

房太郎『代われッ!!』

軍人『おいおいおいおおい!?』『ぶつかるぞッ!?』

操舵を奪った房太郎

鮮やかな手腕で、的確に「パドル」に船をぶつけて敵船を行動不能に

これが外輪船の弱点ですな

破壊されやすい

ですが狙って当てた操船技術が見事

房太郎『ハハァ！どうだ見たかよ白石』

一緒になっておおはしゃぎする白石

お友達かな？

またこの激突の結果、ヴァシリのボートはここに残されてしまいました

当分ヴァシリと別行動か

「家臣」の仇を討つ王の鑑

野沢『地獄から手紙を出すんだなァ!! ウジ虫どもォ!!』

略『俺は地獄の郵便配達人だぜェ!! フゥゥー!!』

杉元も慌てさせるとかマジやべえ！

ポンコツ丸出しな野沢

キチガ〇に銃!!

きっとずっと、こういう日が来るのを待ちわびていたんですね

練りに練ったカッコイイ台詞の嵐ッ!!

房太郎『!! 誰が殺した!!』

房太郎に好感が持てるのは、本気で怒った事

子分を大事にしてるんですね

その点が他の親分と違う

きっと房太郎視点でも面白エピソード満載なんでしょうな

ただし被害者多数

野沢『予備の弾は!!』

不幸な偶然は、ここで「なら兵隊さんの背嚢を探ろう」と言い出した事

つまり杉元の荷物

幸い探られなかったものの

一部が露わとなりました

房太郎『よくも俺の家臣たちを…!!』

杉元『アシㇼパさん!? 伏せろッ!?』

なんと錨をぶんぶん振り回し出す房太郎！

おおゴウランガ!!

狙いは郵便配達人

そこでアシㇼパは、彼を「弾がある」と誘導して川に落としてしまいました

人命救助に定評があるアシㇼパさん！

手荒い！

杉元『危ねえだろ!! アシㇼパさんが!!』

そこを!?

ホント赤の他人は割とどうでもいい杉元!!

だからアシㇼパが助けるのね！

赤の他人を!!

無言で拳銃を突きつける房太郎

その銃身を掴み、撃鉄に掌を挟んで発砲を止める杉元

しかも直後に銃剣で白兵戦!!

判断が弾より早い!!

さすが銃相手の白兵戦に慣れてますわ

キラーマシーン杉元!!

野沢『地獄行きの召集令状を届けるぜ悪党どもッ!! 死ねェッ!!』

散々ヘイトを集めてしまった野沢仁平治

房太郎以外からも標的

しかしアシㇼパに川に落とされ、後は黙ってスィーッと泳いで逃げてしまいました

いや切り替え早すぎない？

本当は怖かったのね!!

権堂『配達人は金を置いて逃げました！』

白石『杉元！聞きたい事があるだろがッ!!』

双方、戦う理由がなくなった

杉元、房太郎から奪った拳銃を川に投げ落とし戦闘終了へ

急展開からの急終戦

そして話し合い

スピード感が本当ゴールデンカムイですね

国会もこれくらいのスピード感を以って臨んで欲しい所

いやそれも困るか

刺青では見つけられない理由

回想・若山を襲い返り討ちに遭った房太郎

若山『刺青の暗号は解けねェぜ……』

回想、全裸に剥かれた房太郎

いやビジュアル

当時若山は、ヤクザを再結成してブイブイ言わせていたようです

本来なら房太郎も殺されたのでしょう

杉元がそうするように

若山『どこかの海でおぼれ死んで魚のエサになるかもしれねえし…』

『山奥でヒグマに食われるかもしれない…』

『或いは…、変な野郎がふざけて台無しにするかもしれねえってコトよ』

略・白石『飴売りの言葉と繋がっちまったじゃねえか…』

言われて納得の理由でした

というか過去、そうなりかけた前例ばかり

実際若山は房太郎を見逃した

杉元達のように写しさえ取らなかった

無価値だと断じてる証なのね

房太郎『だから俺も刺青人皮を集めるのはやめたっ』

略『……さあどう思う？』

白石、元の隠し場所を訊ねてみたものの

はぐらかす房太郎

能天気なようで計算高い

リーダーの資質ですね

リーダー的存在

この海賊 房太郎には夢がある

房太郎『だからよ、手を組まないか？』

元々白石を気に入ってた、杉元の戦力も欲しい

房太郎には渡りに蒸気船だと

ただ房太郎は、自分の海賊団に入れと促します

そこが素直というか

人徳というべきか

杉元『また訳の分からんことを言う奴が現れたなあ…』

言って、房太郎の腕を抜ける杉元

ごめんだねと

ただその口元は、ちょっと興味ありげに見えました

おもしれーやつ案件か

房太郎『どこか温かい東南アジアの島で』

『俺は王様になるっ！』

『果物作って他所の国に売って、通貨には俺の顔が刻印されたりなァ～』

『子供をたくさん作って俺の家族の国を作るんだっ、良いだろ？』

白石『いっつもそれ言ってたな～、アンタ』

杉元『なんで皆、国なんてデカいもん背負いたがるのかねぇ～』

とは鶴見、土方も志は同じだからか

彼らは日本を愛し守りたい

房太郎と同根だと

海賊王ならぬ、王様になりたい海賊なんですね

なお白石は半笑いして聞いてます

白石ってばもー

夢を持って前向きにッ!!

房太郎『杉元、家族は？』

言われて話を避けようとする杉元

結核だと

谷垣の過去とも相通じるものか

嫌な時代ですね…

房太郎『…………じゃあ解るだろ』

『俺の家族も疱瘡にやられたんだ』

疱瘡、これもまた伝染病

天然痘

高い感染力・死亡率を持ち、仮に治っても跡が残るという嫌な病気でした

ジェンナーが人類初期のワクチンを開発

以降200年をかけて世界的に終息

1980年5月、WHOが天然痘の世界根絶宣言をしています

史上唯一人類が根絶した感染症

房太郎『誰も話しかけない、触れてもくれない』

『故郷に居場所はなくなった』

『だから子供心に思ったね～』

『"俺の国を作れば、誰も俺を追い出せない"って!!』

白石『王様ねえ～』

房太郎『夢を持って前向きにッ!!』

『怯えて暮らすのは止めにしたのさ

　そのおかげか、俺にだけは感染しなかった!!

　気持ちで撥ね退けたんだなっ』

言葉は明るいも、壮絶な過去でした

村人に疎まれ家族は全員死んだ

その孤独さたるや

だからこそ、彼は明るく「周りと一緒に生きよう」と決意をしたんですね

家族だって失ったらまた作ればいい

家族の国を作ろう！

素敵だ!!

やってる事は海賊だけど!!

回想・杉元佐一、"不死身"の原点

“杉元の父"『お前は優しい…、そのせいでいつも損な役割を引き受ける……』

『私もおせっかいな性分だった』

『そんな性格はなかなか変われないものだが……』

他に家族はなく、残ったのは父独り

散々血を吐き布団は真っ赤

悲惨の一言でした

病院のベッドも空かず、自宅療養するしかない

結核はワクチンで抑えられる為、現在「予防できる」「治る病気」とされています

でも今も年2,000人亡くなっているそうな…

縁側で憩う杉元

杉元『……おい、黒猫ってのは結核を治すんじゃねえのかよ……』

『お前は役に立たねえなあ…』

言って黒猫を撫でてやる杉元

尻叩きを要求する猫

猫あるある

また杉元は、"役に立とう"と頑張ってしまうところがあります

その原点でもあるんでしょうか

黒猫は「吉兆」

昔、日本では黒猫は幸運の象徴

何せ夜でも目が見えますし

ちなみに沖田総司も結核にかかり、黒猫を飼った逸話があります

しかし西洋では黒猫は不幸の象徴でした

魔女狩りでも殺されています

その思想が輸入、現代日本でも不幸の象徴となってしまったらしい

父『お前だけは結核に捕まるな』

『私の事はもういい……』

『自分の為に生きるのは悪い事ではないんだぞ、佐一』

『自分が幸せに生きられる場所を…』

『探しに行きなさい…』

父はまるで杉元その人のようでした

父は、杉元の幸福を願って逃げろと言ってくれました

しかし広い家に父独り

ぽつんと残された父

杉元も逃げようとしましたが、最後の最後で踏ん張ってしまったようです

どこまでも優しい男…

杉元『負けねえぞ…!!』

『殺してみろッ!! 俺は不死身だッ!!』

ゴールデンカムイ 47話 感想 ネタバレ

それが不死身の杉元の原点だったのか

やがて父は病死

杉元は病原菌のいる家を燃やし、村を出て兵隊さんになってしまったのだと

当時、好き合っていた幼馴染もいたのですが

彼は村を出る事を選びました

それが梅ちゃん、杉元が金を稼ぎたい原点の人

本当結核さえなければ……

杉元佐一はどうしたい？

海賊房太郎『杉元は自分の幸せの為に何をするつもりだったんだ？』

『何か夢はないのか？』

杉元にこれからを考えるよう促してくれるのか

出会っていきなり心を揺さぶる男!!

こうして仲間を増やしたのね

何の為に生まれて何をして喜ぶ

俺と一緒に笑って生きようぜ、と肩を抱いてくれる男なのか

そいつは素敵な海賊さんじゃあねえか…

海賊だけども…

房太郎『皆様お騒がせしました～』

『お詫びと言ってはなんですが、皆様から金品を頂戴するのは遠慮させていただきますっ』

『私どもは現金書留だけで結構でございますんで♪』

サービスみたいに言うんじゃあないッ!!

際し杉元の荷物に着眼

杉元達が平太師匠を殺し、彼の砂金データを得た事を察したらしい

家臣じゃないなら仇討ちとは言わない…？

次回、第48話「発射」

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