リコリス・リコイル 10話 感想[懺悔と晴れ着]千束の答え ネタバレ

2022年9月25日

リコリス・リコイル 第10話「Repay evil with evil」感想

公式あらすじより引用

千束はミズキやクルミが自分のことに囚われないよう、喫茶リコリコの閉店を切り出す。その頃、DAに戻ったたきなは千束の命を救うため、真島を足掛かりに吉松を追おうとしていた。ついに真島の依頼者を捕らえ、アジトに潜入するが……?!

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リコリコ閉店、延空木テロ最終決戦!!

それぞれ、選んだ道へ発展的解消回!!

真島の手段も、国民に銃を与え「どうするか」選ばせる事か

実際、疑心暗鬼で撃たれたように
殺人の輪が広まるのか?

世界一平和な国の本性を暴き、対処に出るリコリスを白日の下に晒す一石二鳥の策!?

頑張れ警察の人!! リコリスに頼るな!!

五話でそんな人いたし!!

サブタイは「悪には悪で報いる」

真島に対するDA、偽りの平和に対する真島

どっちにも相通じるのが皮肉

千束とミカにも相通じるものでしょうか

殺しの天才だと知らされた千束

ですが、選択肢を貰えたと感謝する千束の姿が素敵でした

ミカの愛情に千束は感謝で返した

サブタイと好対に思えます

であればシンジもまだ何かあるんですかね

彼はアラン機関として異質らしいので

思うに「心臓を渡す口実作り」?

前回で明かされた人工心臓の耐久限界

殺しの才能を示させ「口実」を作り、新しい心臓を渡してやる為なんでしょうか?

五話の策略はその為だったのかね

自分で選択する事の大切さ

OPにもあり改めて本作テーマなんですな

日本人が空気に流され、"決めるのが苦手"な事を踏まえているのか

第一話たきなが命令違反して仲間を助けた事も

多分「自分で選ぶ」テーマに沿うのね

冒頭 人工心臓の論文を追うクルミ

どうやら千束、あの心臓の実験台だったらしい

いざ入れて駄目でした、じゃ洒落にならない人工心臓

その点、戸籍なきリコリスは恰好のモルモット

技術の進歩ってエグい。
その筋から、技術者を探そうとするクルミ

彼女でダメならお手上げですね

千束『……やっぱ、もう終わりにしようかねっ』

そんな二人を見て、千束はリコリコ閉店を決意

二人の時間を千束自分に使わせない為か

他人の時間を気にする千束
思えば、余命が限られてたからなんですね

元々成人まで持たないそうですから

Aパート 皆の時間を取らせない為に

千束『さぁ~!! 皆もたきなを見習って自分の道に戻りたまえ!!』

ミズキ、婚活サイトで知り合ったイケメンに会うべく
カナダのバンクーバーへ

10話目もリコリコに来た経緯が語られないとは意外

今後、戦列復帰時に触れるのかね

千束『ワァ~オ! どれどれ?』
『うわっ、ムキムキだな……』

急に地声になる千束さんである

ミズキはムキムキが好みなのか、イケメンがたまたまムキムキだったのか

ミカが同性愛とよく知ってるものの

彼をどう思ってんでしょ

クルミ『ボクはこの国じゃお前がいないと命が危ない』

何せDAをハッキングした罪で狙われています

もっとも最初に殺そうとしたのはシンジ

海外でもめっちゃ危ない気も

千束『じゃあドイツにしなよっ』

曰くボードゲームの本場だからだと

クルミ、働き始めたのはたきなパフェ事件以降ですが

ゲームはずっと参加してましたものね

ガンダムシュピーゲルの国!!!!

クルミ『なら千束お前も来いよ。旅券くらい作ってやるよ』

リコリスは戸籍がないから海外に行けない

もしかしたらクルミと組める今だけが
数少ないチャンスなのか

そうでなくても千束は「日本」にマークされているとも今回明らかに

最終回への前振りなのかね?

千束『それもアリだなあ?』
『でもミカ先生が寂しがるからやっぱダメ~』

言われミカを見るクルミ、視線をそらしたミカ

てことはホントにそうなんでしょうか

基本的に可愛い人なんですよね

今回のWEB予告も大活躍

千束『いつか! たきなを誘ってあげて♪』
クルミ『ああ……』

そのたきなは、DAでブリーフィング

なお千束、自分の復帰をチラつかせてたきなをDAに戻しました

結局、戻るつもりは毛頭なかったらしい

司令も解ってたでしょうけれども

楠木司令『(真島は)世界を股にかける戦争屋だ』

四月の銃密輸事件、地下鉄爆破、リコリス殺害、そして十年前の電波塔事件

そして国内外マフィア依頼による延空木攻撃

今回、依頼人の一人を捕まえた事で
根城をあぶり出した

炙り出した? 誘われてない?

サクラ『あんなガキの頃からファーストの制服…』

とは「十年前の千束」を指しての言葉

実際ファーストは極端に少なく、改めて桁外れ

身近な元相棒フキは最精鋭なのね
フキとサクラ

揃って「春」を象徴する名前

楠木司令『見つけ出し、殺せ』

つくづく千束とは合わない

そのDAに、敢えてたきなを帰したのも千束らしいですね

たきなが「やりたい」なら否定しない

約一名、たきなに謝りたい

第一話で、たきなに命を救われた
今回も声を掛けられず

三話に続きですが、こうなるとちょっとした山場になりそう

逆に助ける場面となるか?

真島『はぁん…、心臓ね。お前らの関係はだいたい把握した』

『……悲しい勘違いだな?』

二人の関係を象徴する秀逸な一言

にしても前々回では、心臓が回避力の要因と指摘していた真島

今さら知ったみたいな口調が少し妙

真島『憧れのヨシさんがこんな奴だと知ったら、さぞかしガッカリするだろうな?』

後から思えば丁寧なフラグでした

非常に一般論

ですが千束が誤解したおかげで、電波塔で射殺されずに済んだ

今もシンジに利用されてますが…?

ロボ太『だから忠告したんだアラン機関! 僕は裏切った訳じゃないぞ!!』

自分は被害者だと主張を忘れないロボ太

彼は被害者だからね!

クルミをブッ殺そうとしたけどね!!

二話でロボ太は、アラン機関とクルミの命を狙いました

アラン機関を敵に回す怖さも重々承知

真島『手を出すのはアランのルール違反だろ?』
『お前、大丈夫なのか?』
シンジ『彼女が道を違えたのは私のミスだ。責任を果たす』

やっぱりルールを逸脱していたらしい

そも「道を違えた」と知る前から、手を出してたハズですよこの人

やはり千束に愛情がある?

真島『なら俺も殺すか?』
シンジ『君は優秀なチルドレンだよ。銃は千挺で足りたかな?』

肯定するどころか応援してたと発言

真島は今知ったのか?

シンジはあくまで支援したと発言

ですが、踊らされてるのは気分が悪い

真島『俺も奴と同じだぜ~、思うままに生きてる』

『だから思うままにあんたをブッ殺すかもしれねえ。いいのかそれで?』
シンジ『アランの理想を果たせるならば』
『命だろうと捧げて見せよう』

知らない内に「選ばせる」のがアラン機関

才能を目覚めさせ、才能に応じた生き方をしてもらうのが望み

才能は天が与える
活かし、天の与えた役割に殉じさせる

真島は才能の奴隷なのかね

真島『てめえらDAと同じだわ……』
『コソコソ隠れて手前勝手なお正義様で、世界を操ろうとしやがって……』
『DAの後はお前らだ』

凄む真島ですが、シンジは動じない

命を惜しまない奴はこれだから

今回サブタイ"悪には悪の報いを"、アラン機関に報いはあるのでしょうか

真島さんが叩き潰してハッピーエンド?

千束『ミズキも達者でな!』

ミズキ『おおよっ』

いよいよリコリコを離れる時が来たクルミ達

ミズキは最初から、千束の余命を知っていたので話が早い

対しクルミは割り切れない様子ですね

クルミは割り切れない

クルミだけに

クルミ『……仕方ないだろう、千束の望みだ』
ミズキ『何も言ってないでしょ~!!』

しかしミズキも割り切ってない!!

察したクルミちゃんさすが

助けたいのはみんな一緒なんですね

クルミ『まだ、たきながいる』

そのたきなは、銃密輸「実行犯」を絶賛拷問中

まあ強い! まあ痛そう!!

密輸実行犯は、シンジの事など知りません

ここから辿るのはアウト!!

たきな『私は殺しすぎてここを一度クビになってまして』
『割と外の暮らしも楽しかったんで』
『またクビになるのもいいかなあと思って』

もちろん脅しで殺しませんでした

襲うよう仕向け、反撃で脱臼させてそのまま放置はしました

結局アランと名乗った事以外は知らず

名乗るんだアランって…

千束『おっ! リッキーだ~、可愛かったな~』

閉店処置中、アルバムに見嵌まる千束

うーんこの過去形

十年前、幼少期から店を切り盛りしてきた記録

リッキーの"天寿"もみとったのでしょうか

千束、リッキーと映ったミカ

まだミズキ加入前か、既にイイ笑顔をしたミカ

そも人工心臓手術から間もなく、非殺傷弾を頼まれて自作していますし

デレるのはかなり早かったんですね

娘と言われたからでしょうか

千束『バイト雇ってこの店続けたりとかさ~』
ミカ『そうして欲しいのか?』

そうして、と言われたらやったんでしょうね

多分だから千束は言わない

皆に自分の道を歩んで欲しいという千束

千束の「がまん」なんでしょうか

皆と一緒にいたいでしょうに

千束『…やっぱり寂しいですよ』
ミカ『………コーヒー、淹れるか』

思い出の詰まった店との別れを渋る千束

何せ「千束の希望」で始めた

シンジはミカ個人で育てろと言いましたが、喫茶店は千束のアイデアらしい

なのでコーヒー淹れるの最初ドヘタだったとか

コーヒーの味はミカの愛情なのね

真島本拠地を強襲したリコリス部隊

『おお沢山来やがって! 修学旅行かあ~?』
『おお! 引率の先生もいたか~』

もちろん真島は逃走済み、ですが配信でご対面

意外なのは楠木司令が出てきた

それだけデカい案件なのか

なお突入班にファーストはフキのみ

どんだけ少ないねん

真島『正義の味方気取りの悪党がどんな奴らかって事だよ…』
司令『悪党はお前だろう』
真島『善悪の物差しは、現代に於いては法だ……』
『お前らは法の下に存在しているのか?』
楠木司令『その法が生まれる前から我々は存在し、政治体制を越えてこの国の治安とモラルを育ててきたのだ』

司令べらべら喋りすぎである

喋る事で逆探知の時間を稼いでいるのか

また、組織が百年前から存在する事は
ロボ太が突き止めてます

司令は、そのくらい知られているだろうと理解して話してる感じか

秘密じゃない情報で話を引っ張ってる

真島『ンなもんがまかり通ってるって知ったら、世間はどう思うかねえ?』
司令『要らぬ心配だ』
『真の平和とは、悪意の存在すら感じない世界の事だ』
『お前も誰の記憶にも残らず消える』
真島『お得意の情報操作か』
『だがな? 悲惨な現実を知らなければ、平和の意味さえ人は忘れてしまうんじゃないのかあ~?』

それが彼がテロやってる動機なんでしょうか

DAは悪意を無かった事にして平和を守る

真島はテロを起こし、平和が大切だと自ら思うように仕向ける

真島的には、テロが「当たり前の現実」で
無い方が不自然らしい

彼の常識は日本人と別物なのね

真島『与えられるものではなく、勝ち取るものだって事をな』

ここで微かに表情を変えたたきな

この一言には共感があったんでしょうか

長年、与えられてきた子ですから

司令『悪党も自分が悪である認識には耐えられないか?』

真島の理屈は、自分が悪と思いたくなくて

言い訳してるだけだと嘲る司令

理屈はどうあれ真島は殺す側、司令達は守る

真島『心配してやってるんだぜ~?』

『善悪の天秤ってのは、どっちに傾くにしてもお前らみたいな存在に操られるべきじゃねえ』

『バランスを取り戻さなきゃなあ』

延空木を壊すと宣言する真島

しかしやはり本丸はリコリス排除

彼女らを白日の下に晒せば、民衆がボッコボコにするだろうって策か

真島得意のバランス理論

天秤自体を操るリコリスが大嫌いだと

たきな『私はお前に興味はない! 吉松の居所を…』
楠木司令『俺もお前の方には興味ねえよ』

結局、逆探知は失敗し真島を取り逃がしました

情報戦はロボ太の方が上だったらしい

司令は負けたと理解した上で、ダメもとで話を引き延ばしたのでしょうか

ロボ太は監視カメラも操れる為追跡不能

こうも成果ゼロは意外でした

アイキャッチはセーラー服と曼珠沙華リコリス

担当はたきな&クルミ

たきな黒髪に白、クルミの金髪に黒が映えます

黒と金は至高だって謎の食通レーツェル・ファインシュメッカーが言ってた

今回の曼珠沙華は赤か

Bパート リコリコ閉店に怒鳴り込む常連客

千束『……まあでも、なんか嬉しい……』
ミカ『そうだな…』

閉店を惜しむ怒濤の常連客ラッシュ!!

こんなに嬉しい事はありません

ただ「静かだから漫画描くのに捗る」は微妙に誉め言葉じゃない!!

客が少ないからね!! 少ないからね!!

『大沼都知事、どうぞ!!』

やがて延空木開業記念セレモニー開催へ

正直、真島とっ捕まえるまで延期すべきではと思うものの

なまじ八年も治安世界一
政府側が甘く見てしまったんですかね

五話などリコリコ常連の警部の姿も

私服で警備中か

千束『いつから触ってないのよ…、ライフル?』

ただ千束、真島が厄介だと百も承知のはずが

その案件にたきなだけ参加させるとは

正直ちょっと意外でした

てっきり彼女の為に参戦するもんだと

ミカ『良いんだ、武器じゃない』

千束『……着物?』

ミカ『お前の晴れ着だ、成人式にはちょ~っとはやいがな?』

これには言葉もなかった千束!

ミカは多分、願掛けで買っていたんですね

成人式まで生きてくれれば

ホコリかぶるくらい昔に買って祈ってくれた

ミカ『素敵だよ! すっかり大人の女性だな』

奇麗でした千束の晴れ着

何より大人に見えるまで生きてくれた

こんなに素敵な事はない

ミカいい笑顔だ…

ミカ『感謝されるような事など、何も出来てないさ』
千束『またまた~、私に名前を付けてくれたのも先生だし? 銃を教えてくれたのも、このお店も、たきなと出会えたのも~♪』

後者はともかく、前者はキツいですね

ミカは当初、千束を道具としか思ってなかった

名前を付けたというのも
当時としては、適当なものだった?

或いは才能上「千人を束ねる(上に立つ、もしくは千人殺す)」的な物騒な意味あい?

千束『私の為に、ヨシさんを探してくれたのも先生じゃん♪』
『あ! さっきの写真ヨシさんに送ってよ~♪』

千束、ガチで解ってなかったんでしょうか

能力上洞察力は高いハズです

単に銃口を見て避けるだけでなく、どう動くかまで見通す千束

ここまで解っていないのは意外でした

ミカ『そうじゃないんだ!!!

遂にシンジの事を話す決意

七話で言いたそうだった時を思い出しますね

シンジの真意が語られたのは四話

六話もかかるとは

司令『破壊が目的なら、ここを狙うはずだ』

オペレータ『ターゲット、予想ポイントを通過』

真島を捕捉したDA、敢えて彼らを内部へ誘導

事前に真島たちが狙うポイントを推測

そこを囲んで兵を配置しましたが
真島はこれをスルー

司令、騒ぎを起こさない為とはいえ「内部に入れる」のはどうかと

既に一度完敗してるのに……

真島『後は頼んだぜ、マイハッカ~♪』

既に延空木制御室は、イイ声をした真島に攻め落とされていました

気付けないDAは早くも後手後手

ゴッテゴテだよゴッテゴテ!!

警備にリコリスは見当たらず

ロボ太『この日の為のバックドアだ!!』

DAのAIラジアータは優秀、ですが警察署襲撃で「仕込み」を行ったので侵入可能

ただ、電源を落とされると困る為
真島の部下が物理的に制圧?

ロボ太のハックと二段構えか

ミカの懺悔、シンジとの約束

ミカ『あの時、私がシンジにオペを頼んだのは司令官としての利益の為だ』
『少なくともあの時はそうだった』
回想のミカ『リコリスの現役期間だけ生きればいい』
回想シンジ『そういう事なら引き受けよう』
『彼女を最強の殺し屋として育ててくれ』

OPで描かれてる通り、ミカは教官兼「司令」だったのか?

前回曰くリコリス現役は18歳程度

当時は武器としか見てなかった

シンジはミカに、DAを離れマンツーマンで育てるように頼みました

五話がその成果確認だった?

千束『ウソ…、ウソウソ!?』
『だって自分は人を助ける救世主だって、ヨシさん……』

そうは言ってないという事か

当時千束は、彼が自分を助けてくれる人と直感

対しシンジは自分が救世主だと説明

二つの言葉を、千束が誤って繋げた結果?

そうやない、そうやないんや……

ミカ『言えなかった…!!』
『お前の中で、どんどん大きくなるシンジに対しての憧れは!!』
『いつ終わるか解らない命を支える力となっていった!!』
『それはとても眩しくて…、儚い……』

約束の為なら、18歳までの道具で良かった

ですが情が移り、言えなくなったのか

千束の過剰にも思える憧れが、言えなくなった理由そのもの

希望を奪えば死んでしまうと思えたのか

憧れは止められねぇんだ…

ミカ『言った方が良かったのか!?』
『お前の生き方は間違いだ! 殺しを重ねれば、シンジはまたお前を助けてくれると!!』
『言えばよかったのか!?』
『教えてくれ千束……』

きっと、ずっと聞きたかったんですね

千束の為、何が最善か迷い続けてきた

それに殺し屋に転じれば、また助ける=人工心臓をくれるかもしれないと思ったのか

強そうに見えても「大人」って弱い

千束『ありがとう先生』

『私に決めさせてくれて、ありがとう』

千束の答えは、ミカが願った事そのまんま

七話でシンジに願った事まんまだ!!

思うにそれこそ、ミカの願いが届いた証なのでしょうね

悪には悪、善意には感謝

千束『それ聞いてたら、たぶん私は負けてた。そんで仕方なくリコリスの仕事してたと思う』
『で、嫌な事とか辛い事は、ぜんぶ先生やヨシさんのせいにするんだ……』
『それは嫌だわ~~~~』

また助けて貰いたいなら殺し続けた方がいい

殺したくないけど仕方ないって殺す

その不満を、"助けてくれた"ミカやシンジに押し付けて生きていく

そりゃ「嫌な人生」ですわ

千束『私の仕事も、このお店を始めたのもぜんぶ私が決めた事!』
『それをさせてくれた先生とヨシさんへの感謝は、今の話を聞いても全ッ然変わんない!!!』
『二人共、私のお父さんだよ!!』

壁には、ミカとシンジをお父さんとして描いた幼い頃の絵が

前回、二人の娘だという想いを受けとってた

ミカだけでなくシンジにも感謝を?!

彼が助けてくれたのも、誤解だけど「生き方」をくれたのも変わらない

事実に感謝する姿勢が快い

大事なのは「自分」がどう受け止めるかか

千束『それが一番"嬉しい"って感じする!』
ミカ『すまない…………、すまない……』

懺悔を笑顔で受け取ってくれた愛娘

これはミカさん泣くしかない

正直四話で明かされた時、千束に伝われば悲劇になると思いました

でもめっちゃ前向きだった!!

余談。その点はクルミと同様

第一話、クルミのせいでDAを追ン出されたたきな

第二話で助けた時はヒヤヒヤしました

でも第三話で前向きに変化

六話で笑い話になった時ゃ大爆笑でしたねえ

千束『センセこそどうなのよ?』
『この千束はどう? 好き~~~?』
ミカ『ああ…、あああ……、自慢の娘だ』

もう取り返せない後悔、懺悔よりも

選び取った「今」をどう思う

千束は本当に前向きですね

にしても通常の人工心臓、または心臓移植をしろ等の"展開"が出てこないのが少し不思議

結局、回避は元々の才能みたいですし

司会『放送電波の発信を行います!!』

小池じゃなくて大沼おおぬま都知事『カウントダウンと同時に、延空木内のシステムが自動で電波を発信します!』

しかしもちろんモニターに現れたのは真島

電波塔だけに声明にぴったりです

いやなぴったり具合

気の毒な小池ならぬビッグ・ヌマ都知事

もちろんラジアータによる遮断も不可

DAあまりに後手後手な…

真島の犯行声明

『他の国がテロやら戦争やらでドンパチやってるのにこの国だけは平和そのもの』
『気持ち悪いくらいにな』
『民度の高い国民だから? ニホンジンってすごーい!! ってか?』
『ハハ、とりえのない奴に限ってカテゴリに誇りを持ちやがる…』

アメリカ他、母国大好きな国民性こそ枚挙にいとまがない気がしますが

とまれテロや戦争がないのは"現実"とも同じ

いけない事なんですかね真島さん

現実にもあてこする真島さん

マジマさんマジぱねーっス

真島『テロは何度も起こっているのさあ』
『隠蔽されてしまうだけだ』
『虚偽と誇張に塗れた平和の押し売り、汚点にはフタをしてしまう…』
『この国には、そんな薄汚い平和に執着する奴らがいるんだよ…、俺はそれが気に食わない。だから……』
この拳銃これと同じのを都内にバラ撒いた』

この国の平和は、別に国民性なんかじゃない

銃がない、それだけだ的な?

銃を撒き、"発砲"という選択肢を与えられたら日本人はどうなる?

そういう「選択」の実験なのでしょうか

いわゆる実検戦闘

楠木司令『千挺の銃はこの為か……!!』

作中の疑問、千挺あっても兵隊が足りない事

答えはバラ撒く為だったんですね

むしろ少ないまである!!
ただ、どうやって撒いたのかがやや疑問

そこはドローン、監視カメラ騙して地道に撒いたんでしょうか

隠しても発見させる手段がある?

楠木司令『(リコリスは)銃を持った一般人には関わるな!!』
『絶対に発砲するな!!!』
『リコリスの存在をあぶり出す、それが奴の真の目的だ!!! 』

リコリスは銃を持つテロリストを排除する

だから市民に撒けば、市民を襲い正体が露見するという策?

確かに有効かもしれませんが
今回は、バラ撒いたと公表されたわけで

表立って動ける警察が対処すればいい案件なのでは?

とこの時は思いましたが……

『おもちゃ…?』

スマホを見ていた男性、何故か急にベンチの下に注目

そこに銃が隠されていた!?

或いはポケモンGoみたいに、位置を示すアラートが割り込んできたんでしょうか?

それで不思議に思って下を見た?

警官『そこのお前! 銃を捨てろ!!』

やはり警察が動きましたが、被害が拡大

だからリコリスが動き出すという策?

千束達が片っ端から止めるのか?

男『いや、違う?!』

男は困惑、その動きに怯えた警官が発砲し
犠牲者が出てしまいました

実際、警察はどうすればいいのか

腕や足を狙うのは現実的には無理とされますし

撃たれる恐怖に怯えてはなおさら

真島『さあ心のままに撃て!!』
『そしてそいつらから身を守れ!!』
『何をするかはお前ら次第だ、嘘偽りのない真実の世界を(以下通信遮断』

中にはここぞと撃つ人間もいるでしょう

そうなれば守る為に反撃し被害は拡大

それが“真実の世界"で、日本は間違いだと思うのが真島なのか?

全米ライフル協会もびっくりだ!!

虎杖氏『楠木くん、これはどういう事かね?』
『君達の存在を日本中に示唆されててしまった、これは失態だなあ?』

『錦木千束をなぜ使わん?』

『こういう時の為に、飼っていたんじゃないんか?』

第一話でたきなを追い出した「上層部」か

理由はAIラジアータがハッキングされた不祥事を隠し、たきなの暴走に矮小化する為でした

今回も、不祥事こそ問題視し
千束出撃を強要

千束さんそんなに重要視されとったのか

当たり前っちゃ当たり前ですが

東京都に緊急事態宣言が発令

ロボ太『お前が延空木に近付けば、シンジこいつの命はない! 一時間で起爆する!!』
楠木司令『千束おまえのようなリコリスが必要な状況だ。多くの命がかかっている』
ロボ太『お前のようなリコリスに来られると都合が悪い! コイツの命がかかっているんだぞ!!』

千束へ楠木、ロボ太からダブルパンチ!!

最後もやっぱり「選択」か

多くの命か、恩人シンジの命か選べ
トロッコ問題的な命題

ですが真島、単に「強くて邪魔だから来るな」とさらうタイプか?

選択させること自体が目的に思えます

千束『ヨシさんに会って、直接聞きたい!!』

四話以来の命題、シンジが人殺しをさせたい

改めて「真意」があるんでしょうか?

あるんでしょう

今回、干渉はアランのルール外だとも明示
機関に従ってるだけじゃない?

シンジには更なる親心があるのか?

ミカ『武器庫の弾丸が処分できそうだな! ありったけ持ってこい!!』
『延空木はたきなやフキが守ってくれる』

かくて千束とミカは、シンジ救出に出撃

ヨメと娘が会いに行くのね!!

本来、シンジに接触するのは難しいハズ
真島が捕えてくれてありがとう!

それは真島の計算外?

それとも、直接聞けという意思なのか?

ミカ『あの二人もお前同様、私の優秀な教え子だからな?』

たきなも教え子だったのか

だからリコリコで預かったと思えば納得ですね

OPで幼い姿が描写されたたきな
フキ同様、当時ミカにしごかれたって事か

余談。シンジの狙いは「心臓」を渡す事?

五話、シンジは千束に殺しをやらせようと計画

結果不殺に育ってると知り愕然

もしかして心臓の限界を心配し、殺させて「才能の実績」を作らせ

心臓を渡す口実作りに動いてるのか?

作中、ひたすら殺させようとするシンジ

その狙いが、正直ちょっと弱いように思えます

一度殺しても殺し屋に戻る訳でなし

でも心臓を渡す口実作り、"娘を心配して"なら筋が通る気がします

果たしてシンジの真意は…?

完全に余談ですが

晴れ着の千束、七五三って感じでした

死亡率が高かった時代に由来する「その歳まで生きてくれた」お祝いを彷彿

千歳飴、千歳は長い年数を意味する言葉

千束は千歳に生きられるでしょうか

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リコリス・リコイル 第4話「Nothing seek, nothing find」
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リコリス・リコイル 第6話「Opposites attract」
リコリス・リコイル 第7話「Time will tell」
リコリス・リコイル 第8話「Another day, another dollar」
リコリス・リコイル 第9話「What’s done is done」
リコリス・リコイル 第10話「Repay evil with evil」
リコリス・リコイル 第11話「Diamond cut diamond」
リコリス・リコイル 第12話「Nature versus nurture」
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