メイドインアビス 2期 11話 感想[ファプタの価値]ファプタが求めるべき価値 ネタバレ 烈日の黄金郷

2022年9月30日

メイドインアビス 烈日の黄金郷 第11話「価値」感想

公式あらすじより引用

ファプタの笑顔や泣き顔など、記憶の断片が蘇りつつも、依然はっきりと過去を思い出すことができないレグ。暴れ続けるファプタを止められないまま、攻撃を受けて気を失ってしまう。レグとの戦闘を終えたファプタはさらに怒りの矛先をリコに向けて襲い掛かるが、ガブールンが身を挺して止めに入るのであった。ショックを受けたファプタは、怒りが収まらず再びリコを襲おうとするが、そこへ現れたのは…。

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ファプタを導く香り、絶界の支配者達

失い与えられ、自ら勝ち取る為に立ち上がる!!

これぞ冒険の始まりってもんだ!!

造られた役目の先、冒険に価値を求め始めたファプタが快い!!

ベラフがガブが、捨て身で愛する姿は
まるで「親」のようでした

住民が、文字通り己を捧げる姿には信仰を感じました

ですがファプタは「自分で」選ぶ

気位の高さが姫だった!!

無惨極まる映像美、絶界の原生生物

前回ファプタは確かな猛威、攻略不能でした

また村は「人」の残酷さを感じる場所

ですが、やっぱり怖いのは原生生物
怖いのは「アビス」!!

不滅のファプタをただ食い続け絶望させる様も

無感情で執拗な攻撃も

理性なき野生っぷりが恐怖だった!!

己の価値、不死性と役割への疑問

村を滅ぼし母を救う事は、もう自分じゃなくても出来る

不滅もかえって自分を苦しめるだけ

生々しい執拗な捕食映像もですが

心の折り方もエグかった

心を折ろうとか、そんな知性がない野生の執拗さがエグい

エヴァを思い出しますな

自身の価値を見失いかけたファプタ

ファプタに冒険して欲しいと願っていますが

決めるのはあくまで「自分」か

レグと同じ紋章は、彼と同じ「黄金郷本来の住民」として目覚めたから?

冒険の始まりを感じる締めだった!!

冒頭 レグはファプタに止めをさせない

レグ『去来するのは…、泣いて、笑って…』
『好奇心にあふれた優しい顔ばかりなのだ……』
『肝心な事は何一つ思い出せないのに…、勝手な言い分だとは解っている!』
『燃え尽きるまで自分を焼き続けるキミを! どうしたら…!!』
『どうしたら止められる!?』

つくし先生曰くおろかそす!な結末

前回ナナチは、敢えてミーティを切り捨てて進みました

過去を捨て、行く先でまた会えると信じた

対しレグは切り捨てられなかった

ミーティと違いファプタは生きてますが、ここで対話に出るのは無謀だったか

優しい愚かさがレグの敗因

ファプタ『レグ…、レグは優しいそすな…、だが……』
『だが、愚かそす』

短時間しかなれない「白レグ」で瞬殺できるはずだったレグ

勝利をみすみす手放す愚かさ

優しいのは長所なんですが

優しいだけじゃ何も得られない典型か

度しがたい…、実に度し難い……

二つの冒険を描くOP「かたち」

つくし先生曰もうあと何回もないかっこいいOP!

というか次回・最終回も流れるの!?

次回は特番
最終回はたっぷり一時間SP!!

尺的にOPはありそう

あと山場とか新規映像で流れるパターン?

Aパート あの二人、どうなったん…?

ムーギィのそんなつぶやきに全力同意な冒頭

リコも疲弊しきった様子

つくし先生曰く「子供では、白笛を何度も使うには体力がもたない」

リコは紛れもなく天才ですが
体力はしょせん子供

つくし先生がまた子供いじめてる…

レグをお姫様だっこしてきたファプタ
ワズキャン『え~!? 王子様でもダメなのぉ!? ヤバいね!!』

ヤバいですね☆とか言ってる場合か!!

レグは昏倒し戦闘不能

頭から派手に出血してますが、大丈夫なんでしょうか

またレグさんが昏倒してしまった…

ファプタ『起きろ、狼藉者』

どうもファプタ側になったらしき「村の防衛機構」「イルミューイの内臓」

レグを三賢ジュロイモーに任せるファプタ

後はラストシーンのみ描写
以降ずっと押さえつけられていたらしい

レグがおっさんの下敷きに…

ファプタ『全てを! レグはなぜ忘れた!!』

略『お前さえ…、お前さえいなければ!!』

リコにガチギレする成れ果ての姫

彼女にすれば約束して送り出した男が記憶を失い、他の女と戻ってきた構図

そりゃリコさん恨まれますわ
幼女同士のNTR

ただ多分「元々レグはライザに頼まれ、リコを呼ぶ為に奈落を踏破した」はずです

記憶を失ったのもたぶん火葬砲のせい

今思えば一話で発射後、完全停止したのが奇妙

リコさん気の毒…!!

ヴエコ『アレは止めなきゃ!!?』
ワズキャン『いま行っても殺されちゃうよォ~』

果たして、村人が二人がかりでブロック!!

蜘蛛みたいなのとウルトラセブンっぽい村人!!

しかしファプタ非情のスルー!!

ファプタを止める戦力がなさすぎる

レグはやはり愚かそす?

己を盾にファプタを止めたガブールン
ガブールン『わ、我は、守るために、い…』
ファプタ『そいつは守らんで良い!!』

ファプタさんごもっとも!!

ですが止めたのは、あくまでファプタの為

曰くここでリコを殺めれば、もう戻れなくなってしまう

なお先生曰く

ガブールンは自己修復機能があるんで、そんなに心配しなくても大丈夫じゃないかな!

先生それ台無しじゃないかな!?

ガブールン『レグというハクも失う!』
『我、君の行く末を…、守らん……』

ファプタの為にリコを守った

動かなくなってしまうガブールン

もし殺めれば、レグがファプタを恨むから?

ファプタこそ「愚か」なのか

レグへの言葉が返ってきてるそす…

ファプタ『ファプタが、愚かなのか…?』

ムーギィ『なあ…、その笛もう一回吹けて…、やべえて……』

今回ひたすらパニックだったムーギィさん

今回の常識人担当

ですがリコ曰く「プルシュカが応えてくれない、消耗しきっている」ので使えない

リコさんもプルさんもヘロヘロそす…

ファプタ『やめれば、良かっ…、たのか…?』
『できぬ…』
『出来るはず、なかろう…!!』
『もう、終わる…!!』
『母も! お前らも! レグをたぶらかしたお前も!!』
『ファプタ自身も!!』

いよいよ烈日、自分自身さえ焼き尽くす太陽

こうさせたくなくてレグは止めたものの

揺籃、助かりたい母の願いで生まれた命だから

そういう生きものだから止まれない?

今「村の価値」を膨らませ
母を延命、肥大化させてしまってる村人を皆殺しにしなければ

母と一緒に滅びるまで止まれない?

ムーギィ『や、やるか!? やるかー!?』

本能レべルで尊んでしまうはずの姫にケンカを売るムーギィさん

すげえよムーギィさん!

勇敢な常識人!!

てかホント、カジャどこいった?!

そういや彼も「気体」なのが鍵なのか?

カジャどこいった?!

ファプタ『何もかも!! 壊せば終わる!!
『!? アッー!?』
『次から次へとなんだ!?』

ファプタのリアクションまっとうだなあ!!

飛んできたのはべちゃべちゃした遺物

この混沌とした状況に釣り竿?!

つくし先生曰く、前回貰った「匂いのついた道しるべ」のお手製遺物だとか

釣り竿に「匂い」をつけられたファプタ

直後、その匂いを狙ってベラフが吶喊!!

感覚の大半を失ったベラフを、匂いで誘導してるのか

ベラフさん俊敏!!

ちなみにこの釣り竿誘導は

先生曰く「漫画だとほぼ省いてしまった」が、カッコ良く描かれてて感動したそうな

なんと…、なんと正直な…

この他、作者である先生さえ「読み返しても解りにくかった」部分が

見事にアニメになってるそうだぞ!!

んなあ~!!

ワズキャン『いいね…、ようやくたどり着いた…』

それはナナチに導かれ、現れたベラフの事?

いや多分「予知で見た風景」に、ようやくたどり着けたって感じ?

ナナチ&ベラフが颯爽と登場…!!

ナナチ『姫様よォ~、ちょっとおてんばが過ぎるんじゃねえの?』

略『リコ、悪かった』
『なんとかする、なんて言えねえ状況だけどよ…、ここはオイラ達に任せてくれねェか?』
略『行こうぜベラフ!』
『たった一度きりの、最後の謁見だ!!』

マスクのように顔を隠して降臨

サッと素顔を見せて参戦!!

フルアーマーナナチさんかっけえ!!

青いカラーが鮮烈ですね

ケンプファーみたい

ファプタ『お前…、"食ったもの"だな!!』

ベラフに母の強い匂いを感じたファプタ

イルと仲が良かったから?

思ったら"食った証"、村人の中でもとびきり許せない連中って事ね!!

やっぱりガンジャ隊は特別なんだな…

ベラフ『初めましてファプタ』
『君に贈り物がある、ずっと大切にとっていたものだ』

憎悪のファプタに、あくまで静かなベラフ

そういや初対面なのか

彼女が生まれた時、既に正気を失って引きこもってたから

ベラフ、食われながら呼びかけてる…

ベラフ『大切だから、自分ごと葬り去りたかった』
略『今なら解るよ』
『キミに見て欲しくて残したのだ』

本当は成れ果て化で、奪って貰うつもりだった

けどイルミューイが残してくれたもの?

それを渡す為にここまで来たのか

正直、ベラフが来ても勝てるとは思えませんでした

殺して貰う為に来たのか…

ベラフ『どうか…、どうか受け取って欲しい…!!』

略『私というものの最期に、キミがいてくれてよかった』
『宿命の終わりに、キミの価値をキミ自身で決める時が来る』
ファプタ『うるさい!!
『お前は…、お前は何なんだ!?』

ベラフの姿、優しさは親心のようでした

突撃されたベラフは、"眼"にファプタが突っ込むよう自ら頭を引いた

結果ファプタは体内の「匂い」に直面!?

つくし先生曰く

匂いは記憶そのもの、匂いに乗って体感ごと入ってくるんだね。

ナナチがベラフの記憶を体験したのと同じか!!

記憶を贈ってあげたかったのか

記憶を浴び、正気に戻るファプタ

ベラフが見た、母イルミューイ本来の姿

ベラフが見た、皆と楽しそうだった母

イルミューイを家族として愛した、ベラフの体感がそのまま伝わったんでしょうか

母の幸せだった日々が伝わったんでしょうか

後ひどい目に遭った末路も

ベラフ『美しい…、眼だ……』

とっくに眼を失ったベラフが言うのが重い

君は私よりずっと素敵だよって

感動と愛情でしょうか

その「眼」で、世界を見てきて欲しいって

ベラフ『恐れず進め』
『君の冒険を楽しんで欲しい』

期せず、ヴエコと全く同じ願いを残して散っていったベラフ

これはもう完全に親心

いつも物静かなベラフも、冒険が本当に楽しかったのでしょうね

ナナチとファプタを導いてくれた

悲しくも素敵な人でした

ナナチ『外と混じったら、おめえら消えちまうぞ!』
『下に逃げろ!!』
略『……んなぁ~、効くのよなあ…、わかるよ』
『匂いにのって、記憶が体感ごと入ってきやがる』
『感情も、憧れも、まるで自分の事みてえに身体を引っ張って来るだろ?』

記憶が体感ごと入ってきた経験者同士の共感

もっともそれで止まらないのも理解

前回、好きなレグをぶん殴ってでも止まらなかった姫様ですものね

レグもいまだにピクリともしません

レグちゃんと生きてる?

ガブールン同様、自己修復中?

ナナチ『"神がかりを侮るな"』

略『この状況は奴に選ばされている』
略『願いを叶えるたまご、人の中で使えるのは子供だけ』
『そしてお姫様は』
『欲望の揺籃三つを宿した"願いの力の化身"、状況は既に整っている…』

予言者ワズキャンの狙いを推理するナナチ

その推理には同意ですわ

ただもう一つ可能性として、ナナチは"願い"を使えないんでしょうか?

ナナチだって子供の範疇なのでは?

さすがにそれは考えすぎ?

つくし先生曰く、揺籃は本来「原生生物が使う」もの

多分、原生生物は本能、シンプルに考える
問題が起こらないのでしょうか

原生生物でもいいなら成れ果てでも使える?

とまれ、レグが村に穴をあけたように
状況を「選ばせる」

それが予言者ワズキャンの怖さ

怖キャンですわ

ナナチ『リコがやられて死に瀕したとする』
略『レグの心を取り戻す為に、(お姫様が)自らをリコに与えたとする』
『願いの力は何を叶える?』
略『リコだけが死に瀕した時に、"もう一度と冒険を"と叫ぶ』

『奴は作る気なんじゃないのか!?』

『自分達を人以上のもの』
『黄金郷に挑む存在に作り替える…、"リコ村"』
『ある種の祝福の装置を!?』

つくし先生曰くわくわく冒険リコ村である

リコの「冒険したい」願いを利用、成れ果て発生装置を作る?

ワズキャンの狙いは冒険する事
より深層に挑む事

その為に強靭な「冒険する為の身体」を作る装置か!!

充分ありそうな願い

冒険の為に「やるだけやる奴」ですから

ナナチ『解っている…、アイツにその道は二度と選ばせねえ』

ワズキャンを信じたベラフに誓うナナチ

瀕死のイルミューイは、助かりたい&子供を産みたいetcから「村」になった

誰だって、瀕死の時に願うのは
よりシンプルな願い

中でも子供が持つシンプルさこそ、欲望の揺籃を効率よく使う力となるんでしょうか

大人では"願いが散る"そうですから

ワズキャン『いや良かった良かった~』
ヴエコ『! 何が…、良かったの!!』
キャン『あの願いはベラフの想いそのものさ』

これでヴエコが、母の大切な存在と認識された

良かったねおばあちゃんって話さ!!

それよりベラフを悼んでやれって話ですが、思えばいつもそうでした

ベラフの純粋さが事態を進ませる

村が出来た時もそうでした

ワズキャン『逆に僕はクソヤバだけど♪』
『それとゴメン、ヴエコ』
略『あまり快適に運べないけど』

謝るのそこかよ!!

前回、なんで既に消耗してたんでしょ?

ワズキャンは残った力で"最小限に身体を覆い"、村の下に向かってダイブ!!

きっとこの後どうなるか解ってたんですね

だから安全圏へダイブさ!!!

ヴエコ『うひぃゃぁぁぁぁ~!?

ヴエコの悲鳴はかわいいねえ!

みんなにも聞いて欲しいさ!!

とまれ安全圏、村の下層に一足お先に逃げてしまったワズキャン

この先そんなクソヤバだったなんて…

リコ置いてっていいの?

回想ベラフ『まるで親子だな?』
ヴエコ&イル『ふへへ…』『"まるで"じゃないっ!!』
イル『なあベラフ?』
『イルミューイはな? おまえのことも……』

ファプタ『ファプタは…、火だ』

『食われ、冒涜された者達が継いだ火だ……』
『お前達を焼き尽くすまで、止まれるはずがなかろう…!!』

ナナチの予想通り、"親"の想いに触れても止まらなかった

なお村人たちはたいそう喜んだそうじゃ

先生曰く「皆、止まらないファプタに歓喜」

自分達のアイドルが、目的へ邁進する姿が嬉しいのでしょうか

曰く「感情バグってるねえ!」

マジカジャさんも喜んでたもんねえ!!

カジャどうした!?

イルが慈しんだ"ヤドネ"と目が合う
ファプタ『お前、危ないからあっち行ってるそす……』

語尾そす、お姫様語が戻って来たファプタ

人間性が戻って来た証か

そすをつければ淑やかとなる!!

とガブも言ってたそす!!

奇しくも過去の再現のように

ヤドネは別の原生生物に攫われてしまいました

ナナチは当初「村人」だと誤認

ですがそうじゃない、先生曰く「見つかってしまった」のか

村は「存在しないもの」として守られる事で

原生生物を避けていたらしい

ナナチ『村の守りが消えたせいで入ってきちまったんだ!?』
『リュウサザイ…!!』
『まずいぜ、この絶界を支配する原生生物たちだ!!』

レグが開けた穴をぶち壊し、原生生物が侵入

さっきの鳥はリュウ略と飛んでる奴か!!

レグとファプタが出会う原因にもなった、絶界最大級の生物リュウサザイ

これまでは、度々遭遇したものの
上手く撒いてきました

知恵はないただの野生動物

ですが人が作った“営み"を、たやすく蹴散らしてしまう暴力か

Bパート 絶界の支配者たち

ムーギィ『不味い、不味いぞ……!?』

際限なく入ってくる原生生物たち

こいつはとんだ食べ放題だ…

ムーギィの視界には生物に囲まれた村人の姿

彼らは見る間に食い荒らされてしまいます

これが自分の未来だと思うとおぞましい

ナナチ『守りさえなけりゃ、体のいい餌場ってワケか!!』

今まで村はステルス状態だったらしい

ですが今は「旨そうな匂い」が四方八方に飛び散っているのか

村から出れば消滅するし
村に留まれば、逃げる事は出来ないし

もうどうしようもない…?

ムーギィ『手に負えねえ…、こんな…!?』
略『終わりだ! 終わっちまうよぉ!?』

さっきのように獣にたかられて死んだ者もいれば

あるものは内臓から食われて苦悶の叫び

またある者は六話「呼びこみ」時のフゾシェプに襲われ、どこを切っても地獄絵図

地獄絵図の金太郎飴だ……

マアアさん『マアァァ!』

幸いマアアさんの呼びかけでムーギィは正気に

リコだけはなんとしても逃がすと奮起!!

さすが六層まで来た探窟家

パッコヤンさんも優しい!!

かわいい!!

ファプタ『何をしている!!
そいつらはファプタの獲物だー!!

ファプタの役目!! 理由を!!

奪うなああああ!!

ファプタ、理性を取り戻した上で叫んでた!!

もんげえ叫びだった!!

ファプタの役割は、村を開放し母を楽にする事
村人共を殲滅すること

村人を「自分で殺す」事に価値があるんですね

価値なんですね!!

あ゛ー!?

原生生物に次々たかられるファプタ

まさに“餌食"といった様相

野生動物の群れ、集団戦って無情

弾き飛ばしますが、弾いた生物が肉をかじったままなのがエグい

完全に味を覚えられました

まるでエヴァだこれ!!

ファプタ『母の望みなのに…!!』
『ファプタが滅ぼすのに……!!』

見渡すと、一面無惨に食い散らかされた村人達

ガブ曰く「そう造られた」ファプタ

大好きレグに止められても、なお止まれなかったファプタだけに

無念さは想像するに余りあります

その為だけに生きてきたのに

前回に続き、超高速で飛び込むファプタ

が、原生生物にカウンター?!

無惨にも左腕を殆ど持っていかれたファプタ

あの速度に合わせたの!?

さすが原生生物

しかしファプタ、空中で復帰

血まみれで、ぎょろり目を見開くのが凄惨!!

からの突撃で一体を仕留めました

一体仕留めるのでこれなのか

右腕でぶち抜き、一体を仕留めたも

そのまま、別の生物に頭を掴まれ絶体絶命に

油断も隙もあったもんじゃない

なお

掴まれたまま、右手で敵を裂くファプタ

右腕で敵の腹を裂き、怯ませたファプタ

そのまま体内にもぐり内側から猛攻

ファプタさん内臓狙いすぎる

体内回帰願望なのかね

前回もレグを胃パンしてましたが

内側から生物を食い破っていくファプタ

その生物ごと別の生物に噛みつかれるファプタ

野生ひでえ!?

身も蓋もあったもんじゃないですよ!?

よほど「旨そう」なのか

ひとしきりゴリゴリ噛まれるファプタ

幸い、ペッ!してくれたおかげで生還

目玉が飛び散ってた…

幸い、思ったより原型をとどめてましたが

なんかもうひどい

ファプタ『もうファプタには残されていないのに』
『何も残されていないのに…』
ファプタの生きてきた理由まで奪うな!!

レグを叩きのめし、ガブールンを手にかけ

進むしかないと思った「目的」

人生の目的を横取りされてしまう哀しみか

その象徴のような、巨大なリュウサザイをにらみつけたファプタ

あまりに遠く、絶望感しかない構図

あ…、ああああああああ!!

直後、原生生物一体をうっちゃったものの

その隙を突かれて噛みつかれ転倒

戻ってきた生物と挟み撃ち、さらに別の生物までのしかかって…

もう本当どうしようもない……

ムーギィ『あの姫様は、わっちらを根絶やしにしようとしてたのに…』
『なんで…、こんな気分になるさね…』
『なあ…、頼むよもう逃げえ……』
『こんなん手に負えんて……!!』

ムーギィさん本当に優しい、彼女自身も困惑

そこまでしなくてもいいんだよって

そう言って止めてやれる人が、ファプタには誰もいないのか

冒頭でもう終わる、村ごと自滅するとの宣言が

今は全く別の意味で悲しい

ファプタ『何の為の…、不滅なのだ…』

『こんな、こんな想いをする為なのか…!?』

生きながら食われても、不滅ゆえ死ねないのか

本来なら長所である不滅が仇、村全滅が目的だから逃げられない

彼女の“価値"が仇なのが皮肉

納得のサブタイですわ

ファプタを助けたのは"清算"達
『イヨ、カティ、トギィ……、すまない、助かった…』

ヴエコおばあちゃんが名付けた名前

つくし先生曰く兄姉たちが信号を通じて教えてくれていた

何もないなんて事はない

ファプタには、まだ兄や姉がいた

直後、無情に踏み砕かれる兄姉たち

あれほど脅威だった清算たちがあっさりと…

王者「リュウサザイ」の仕業

あまりに無情

サザイでございまーす……

ファプタ『よくも!
『(!? うまく…、動かん……!?)』

不滅にも限界がきたのか動けなくなるファプタ

前回レグは彼女の不滅に手を焼かされました

村人たちは彼女一体に勝てませんでした

しかし原生生物集団には無力

村編は「人間が一番怖い」と思ったも、どっこいそうじゃない

やはり「奈落」こそが一番怖いのか

ファプタ『ガブ!?

火砲が過ぎり、気が逸れて助かったファプタ

ですが先生曰く火砲は壊れて狙いが定まらない

皮肉にも、さっきファプタに壊された為
ファプタの為に戦えないのか

ガブールン無念だ…

火砲が完全にいってしまったガブールン

ファプタに壊された時、砲口は無事でした

しかし腕が壊れたまま撃った為か、砲口がホウセンカみたいな状態に

ファプタにもちゃんと「家族」はいる

いるけど次々倒れていく…

本当に「何もなくなっていく」のか

ガブールン『ファプタ、すまなかった、君を、まも、』

レグと出会った時同様、リュウサザイの脚に貫かれるガブールン

それも執拗に、執拗に執拗に無感情に

執拗にガブを貫くリュウサザイ

前回はファプタの怒り、感情が恐怖でしたが
野生の無感情さも残酷

容赦も情緒もないのが悲惨でした

ファプタ『お前を二度も失ったら! ファプタは…!?』

ガブールン『(無念だ…)』

ガブールン『(復讐を宿して生まれた君が、かけがえのないものを手に取り)』
『(ハクと呼んだ……)』
『(その理由を共に見れぬことが無念でならない)』
ファプタ『ダメだ! やめろ!? やめて…!!』
ガブールン『ファプ、た、君とすごす日々、こそ』
『われ、の、は、く、だ、と……』

つくし先生曰くガブールン完全に壊れちゃった…って描いたのはあなたそす

出生上、前回のような復讐鬼としての顔こそ
本来のファプタか

その彼女が「大切なもの」を得た

それが嬉しくて、共に行けぬ事が本当に無念

ヴエコ達が「祖母」なら彼は「親」でした

お父さんまで逝ってしまった…

壊れていく"ガブールン視点"が悲しい

ただ気になるのは「ハクの意味」

何故一番大事なものを「ハク」と呼ぶか、一目で解る光景があるのか

それは更なる下層のどこかの光景?

ただガブールン達「干渉器」は、階層を移動できないと前に言ってました

なら案外「赤ん坊」とかの事なのかね

別の獣に喰らいつかれるファプタ
チャージを行うリュウサザイ

発射直前、レグが助けに来るかと思いきや

無情にも何も起こらず直撃

フツーなら誰か助けに来る場面なのに…

多分「誰も助けに来ない」と明確化する演出

だってレグは彼女が壊したから

血まみれで吹き飛ぶファプタ

リュウサザイとしては、くっついた獣を引き剥がしたかったんでしょうか

ファプタはそのまま吹き飛ばされ昏倒

無敵を誇った成れ果ての姫が…

ファプタ『(動かん……)』

『(何も為せぬまま、為せぬままの不滅に、価値など)』

『(価値など、ない……)』

改めて「不滅」に絶望するファプタ

たとえ不滅だろうと、目的が達せられないなら意味がない

不滅のおかげで死ねずに苦しんで

挙句何もできず野垂れ死に

あんまりだ…

ファプタ『(……なんだ…? これはなんだ…?)』
村人『ファプタ、立って。価値の化身』
村人たち『頼む…』『あなただけでも…』『生き延びて………』
兄妹たち『末の、妹…』

匿ってくれたのはファプタを信奉する村びと

なんと自ら手を切断、食わせてくれました

みんなが次々と自らの腕を、更には姉妹たちが現れファプタを回復

本当、ファプタは彼らの「光」なんですね

前回、ナナチを見送ってやるために
消滅した皆を思い出します

生きられる子に全てを託したいのか

しかしファプタ、村人の首を絞める
ファプタ『(祈り、欲するだけの果てどもが!)』
『(これは何だ!? 何なのだ!?)』
村人たち『お願い、少しでもあなたの価値に……』

ここに至っても、ブレず村人を殺すファプタ

ですが食われ、価値の一部となれる事に
たぶん本望なようでした

以前、つくし先生はファプタをアイドルみたいに評してましたが

推しの一部になるとはファンの鑑よ…

ファプタ『(ファプタの役目は、お前達を滅ぼす事だと知っていた)』
『(生まれた時から知っていた事だ)』

『("知らぬこと"が増えていく……)』

『(ファプタがハクと呼んだものさえも…)』
『(知らぬガブールンがあり、知らぬレグがあり、知らぬ母があった……)』

生まれた時から目的が明確、それ以上を欲していなかった

ある意味、ロボットのようなもの

だから今、想像を超えた事態に困惑してるのか

ガブールンやレグや母、皆の「知らない一面」を知って困惑するファプタ

これぞ成長ってものですわ

ファプタ『(今も"役目"が衝き動かしてくる!!)』

村人を殺せ! 母を開放せよ!! という役目は今も変わりません

今もばりばり村人を食べてます

怖い!!

ファプタ『(だが、この熱は…、この火の色は何だ…?)』

今回、彼女は自分を焼き尽くす「火」と呼称

ガブールン曰く「烈日」

でも烈日じゃない、温かな「太陽」に変わり始めているんでしょうか

きらきらした温かい光の表現が奇麗

ファプタ『(この役目の先に、何が隠れているというのだ?)』
『(そこに価値が、あるというのか…?)』

一度は己の不滅という価値に絶望

ですが村を滅ぼし母を救う、その役目の先を意識し始めたファプタ

役目と不滅、それだけじゃないと?

冒頭は自分もろとも壊して終わりと思ってた

先の事を考え始めたか

突如壁を破り、村人に噛みつく原生生物
元ガンジャ隊員『見つかった!!』
ファプタ『ああああああああああ!!

際しファプタ、村人ごと原生生物を捕食

きっちり村人を頂くファンサービス

食い散らかすのでなく、大切に食べるようになったのでしょうか

なお帽子をいっぱい被ってるのは元隊員

気付けば「二体」に増えているリュウサザイ

当然ですがリュウサザイは一匹じゃない

ただの原生生物

奈落は本当に度し難い

ベラフの遺言『"宿命の終わりに、君自身の価値を君自身で決める時が来る"』
『"恐れず進め"』
『"君の冒険を楽しんで欲しい"』

ファプタ『勝手に決めるな』

『価値は…、自ら知りに行くそす!!』

遺言に応えるのでなく、あくまで"自分"

その気位の高さ、まさに「姫」ですね

おてんば姫の冒険って奴だ!!

完全復活したファプタですが、眼は「烈日」でなく「レグの印」と似た紋章に変化

同じ「遺物の子供」って事?

原生生物に立ち向かうファプタ

最後「見上げる」構図は、原生生物に丸呑みされた直後のシーンと同じ

あの時は薄暗く絶望感ある印象でした

対し、ラストはほぼ同じ構図なのに
画面全体が明るい

似た構図なのに希望がある締め!!

光の演出が奇麗でしたわ

黄金郷本来の住人とレグは似てるらしい

ですがレグは機械だし、白笛で強化されます

白笛は遺物の力を引き出す代物

レグはやはり遺物なのか?

ファプタは遺物で生まれた子供、レグも似たような経緯なんでしょうか?

似た誕生経緯だから同じ印が浮かぶのか?

遺物に生かされたのはリコもですが

つくし先生『語尾そすが戻ってきましたね!』

そして次回は振り返り特番

代わりに最終回が、1期同様に一時間SPという趣向そす!!

当方はAmazonで見てる為
次週、Ama配信がない場合はまとめません

たぶん配信されると思いますけれど

追記。次回特別編は配信なし

公式で配信がないと告知されました

ウチでは見られないので特別編感想はありません

ないんだ配信

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