メイドインアビス 2期 7話 感想[あの子が皆を救ってくれた]ネタバレ 烈日の黄金郷

2022年9月30日

メイドインアビス 烈日の黄金郷 第7話「欲望の揺籃」感想

公式あらすじより引用

決死隊「ガンジャ」の生き残りだと明かしたヴエコは、「成れ果て村」の忌むべき成り立ちについてリコたちに語り始める。かつて「還らずの都」へと辿り着いたワズキャン率いるガンジャ隊。黄金郷を見つけたという喜びもつかの間、昇降による異形の呪いのせいで地上に戻ることができないことに気づく。隊員たちは「黄金郷で最初の民として生きていこう」と決意するが、食糧と水場の確保に難航する。

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ヴエコ達「ガンジャ隊」が辿った末路とは

食べたのか。イルミューイが切望した赤子達を

“大丈夫! 皆にも振舞ったさ!!"

深まる愛情、次々、刻々と侵されていく絶望
頼みだったはずの人こそがトドメ
絶望的なホラー

飲んではならない食べたら辛い

生きる為なら何でもやらねば!!
そんな一行の前に、願いを叶える揺籃が現れた

人を追いつめ、後味の悪い救いを寄越す

アビスの底意地を感じる回ですわ

次回、成れ果て村「イルぶる」誕生

ガンジャ隊は地上帰還を諦め水と食料が尽きた

しかし、子供を産みたかったイルミューイが
遺物「欲望の揺籃」で願いを叶え
無数の子供を産んだ

子供たちが食料となり"皆を救った"

4話曰くファプタは最後の子
イルミューイ、最後の子供という事か

彼女は村そのものになった…?

冒頭 第3話ラストをもう一度

現代と違い蓄積された知識なしに、六層まで一気に降りた驚異の決死隊

すごいぞ黄金郷は本当にあったんだ!!

彼らは三体の干渉器と出会ったのですが
直後、リーダー格らしき個体が
怪物に一飲み!

ひどいや黄金郷は本当にじごくだぜ!!

彼らはつくし先生曰く「干渉器」

五話でガブールンが語ったところによると
本来、アビス各層に存在しており
レグに類似

しかしレグは"違い過ぎる"為、干渉器なのかよく解らないそうな

6話曰くレグこそ本来の住民とも

干渉器『わ、な、で、は、ない……』

早くも干渉器を縛り上げとる!?

ガンジャ隊は、彼らが罠だと疑いました
干渉器たちも計算外

人がいっぱい来た場合、原生生物に気付かれ易いのを忘れていたらしい

なんせ絶界の六層だもん!!

『我々はただの干渉器』
『見て、触れて、探し、集める』
『新しい言葉、新しい外見』
『君達の事、もっと知りたい』

利害の一致で、ガンジャ達は彼らの協力を得た

アビスの住民、もしくはアビスそのもの
内部干渉用に設置した端末…?

名前的にはアビスの端末、器官の一つって感じ

役割からか言葉を覚えるのもスムーズ

ヴエコ『そう、ジブン達は知ることになる』
『ここが仮に黄金郷だとしたら、ジブン達を捨てた故郷より更に過酷な環境である、という事……』

故郷が過酷で、そこでは生きられなかった?
称して「故郷に捨てられた」のか

でも過酷さでいえば、アビスはその比じゃない

飛んで穴にいる夏の虫…?

Aパート 帰還は"祭壇"を使うしかない

一行はひとまず戻る事を選びました

とりあえず財宝とかなさそう

ガンジャ隊は、偶然「成れ果て」が近くにいて
祭壇に置くとエレベーターが起動
六層降下に成功

しかしこの成れ果ては?

ヴエコ『何故、彼がここにいたかはもう解らない』

正体不明、白笛らしき石を抱えた成れ果て

現代なら白笛クラスの達人?

彼を乗せると、再びエレベーターは上昇
案外あっさり帰れる…
訳もなく

さらりとホラーな描写……

ヴエコ『この地から、人が、人の姿のまま戻る事は出来ない』

2期2話のナレーション再び

祭壇は上昇し、再び戻ってきてくれました
乗った隊員二人は上昇負荷にあい
成れ果てと化した

ゾッとする構図と鳴き声

彼らが元人間なんて……

つくし先生曰く、六層の上昇負荷は

死か、人間性の喪失。1期3話の話か

つまり最善でも成れ果て

だからこそ六層へ降りるのは絶界行
ラストダイブと呼ばれます

なおボンドルドはある方法で負荷を回避

ワズキャン『どうせ故郷を捨てた身だ…』

『どこにも行けぬなら、ここから始めよう!』
『我々こそが! 地の底の黄金郷の最初の民となるのだ!』

戻れないが悲願達成がなせるのもここだけ

悲願とは黄金郷の解明?

一行は黄金郷の発掘調査、住民となるべく
六層に腰を据える事になった

大演説ワズキャン!! さすがリーダー的存在!!

隊員は原作はわりとモブだそうな

ヴエコ『切り詰めて七日間くらい。水はもっと早くなくなるはず……』

幸い、干渉器が水場を知っていました

問題は水場ルート把握の難しさ

干渉器はレグ同様、ロボゆえ呪いを受けません
彼らのルートを人間が辿れば
呪いを受ける

往来できる道筋探しからスタート

間違えれば成れ果て化or死。つらい

食料と水の確保は喫緊ですね

ベラフ『この黄金郷を理解するには、君の持つ知識も不可欠のようだ!』(略)

『イルミューイ! 君が頼りだっ』

なんとイルミューイ、遺跡の文字を読めた?!

ファプタの言葉と同じものなのか?

地上の集落、識字率はガンジャ隊を越えており
古代文字を現代に伝えていました
侮れない!?

ベラフはこの時、初めて少女の名前を教えて貰ったらしい

イルミューイはかなり人見知り

ヴエコ『住民はどこへ行ったのかな?』

イルミューイ『わかんね、けどここにはいない』
『体に模様ある、人みたいな姿だって村の言い伝えにあった』

だから村人は一人前になったら体に入れ墨する

黄金郷の人たちに倣う為に

するとレグ、頬などに模様があるのは
黄金郷の民である証なのか?

元々ロボット? 或いは「呪いに耐える為」ロボットに?

遺物はその名残なのか?

イルミューイ『でもイルミューイ、子供できない体…』

だから「一人前の証」としての墨ではなく

大穴への捧げものの入れ墨を受けた

第1話、ベラフが解読した生贄の入れ墨
彼女は「人」になれなかった…

ヴエコと相通じる部分か

『ヴエコ! 何かが帽子に入ってて!?』

つくし先生曰く、帽子に入っていたのはヤドネ
リコ達の時代にもいる小さな生き物

可愛がるイルミューイは、第1話=幼少期のヴエコそのものでした

当時、ヴエコは動物を取り上げられ
殺されてしまった

昔の自分を見るようで愛おしく、同じ苦しみから守りたくなったんでしょうか

あんな想いはもう沢山なんですから

ヴエコ『(かわいい!)』

ヤドネを見た第一声。つくし卿曰く「君達も可愛いよ!」

卿曰く可愛いですが「殻作り」に使う歯は鋭く
噛まれると治りにくいそうな

これだからげっ歯類は……

隊員『ヴエコ…、その生きものを飼う余裕は……』
ヴエコ『だ、大丈夫!』

ヴエコは、ヤドネの生態が生き残る参考になると主張しベラフが同調
ワズキャンも許可キャンしてくれたので
無事保護へ

帽子に入った姿はミーティと似てます

ヤドネは弱い、なら生態を観察すれば
生存のヒントになると

彼らでも確保できる食料・水を調べるヒントになる訳か

咄嗟に出て来るヴエ公かしこい

ベラフ『水場の洗い出しが出来たぞ』

とはいえ事実上、使えそうなのは一つだけ

まず高低差のないのが五つ、内二つは恐るべき生物の縄張りで
一つは中に鉄塔が倒れて錆が溶け込み
一つは高温で近寄れない

思えば錆び水はまだマシだったのか…?

いや無理スよね

干渉器の協力で試験採水へ

ガンジャ隊は畑を作り、道を柵で塞ぐなど
ひとまず村づくりは順調でしたが
水問題は大問題

問題の水源は、洞窟内にたまった湖でした

上に穴が開いており
そこから、水がたまったよう見える場所

水量豊富で透明、匂いもない!しかも"飲みに来る猛獣がいない“!!

あー、動物がいない…………。

ヴエコ『待って!? 沸かしてから?!』

つくし先生曰く、飲もうとした少女がパッコヤンさんらしい
ヴエコと同じバックアップ要員で
出番が多い子ですね

かわいい

ヴエコ『とりあえず、持ち帰ろう!』
『水源を確保したジブン達は、それを足掛かりに人食いの黄金都市で生き残る術を…』
『犠牲を出しつつではあるが…』
『少しずつ、少しずつ、身につけて行った』

第2話のリコ同様、水はちゃんと煮沸して飲みました

生水は危ない

その後、彼らでも倒せる原生生物を糧とした
倒すには数人がかりですので
やはり困難

皆が元気だからこそ「食えた」のでしょうか

やがてイルミューイが熱を出し…

イルミューイ『おかあさんのにおい……』(略)

『たくさんの人と交尾したにおい』

ヴエコ『ふへ?!』
イルミューイ『おかあさんとてもえらいから、たくさん子供いる』
『でも女の子供、イルミューイだけ』

ドキッとする!? だからヴエコに懐いたのか

当初イルミューイは女だから可愛がられたが
やがて、子が産めないと解って
家族に捨てられた

子を産めない事、孤独と直結した悩みだったか

際しベラフもこの話を立ち聞き

イルミューイ『呪われたものは大穴が生んだから、大穴に還る』

そう言われ、アビスに追放されたのか

またヴエコも、子供が作れないのは一緒
幼少期にあんな目に遭ったからか

母親代わりにはなれないと言いますが

イルミューイ『代わりとかじゃない! ヴエコがいい!!』
『やだ…、もう捨てられるの…』

ヴエコ『(ジブンは、光を見つけたがっていた)』

『(だが、闇の中でようやく見つけ、触れ合ったものは)』
『(やはり闇だった)』
『(けどなんて…、なんて温かい闇なのだろう)』
『(離したりしないよ、イルミューイ……)』

極論、ヴエコの人生は最初から終わって

でも黄金郷を見つければ成功者になれる

だけど、旅で見つけたのは同類イルミューイ
子を産めず、見捨てられた彼女も
ヴエコと同じ「闇」

でも触れ合う温かさは格別だった

幸せになる為に旅してきたなら
ある意味、ここがゴールなんでしょうね

現代は彼女を取り返す為の戦い…?

それからも「日常」は続いたけれども

つくし先生曰くヤドネちゃん骨だけになっちゃった…

原生生物との戦いで、あの小動物が食われた
嘆くイルミューイに贈ったのが
牙で出来た首飾り

オープニングのやつだ!

楽しかった思い出の日々なのね

そして見守る「三賢」ベラフ

二人の絆をずっと見てきたベラフ
すっごい真顔で

ミーティを温かいと呼ぶベラフも、"温かなもの"を欲しがっていたのか?

また元々、知識欲の権化みたいな人らしく
今のベラフは全く別物

昔のベラフなら地上の話を聞きたがったんでしょうか

ヴエコ『下痢…、こんなに?!』

『透明な卵…、イモムシ!?』

ある日、イルミューイが本格的に体調を崩した

躊躇いなく下痢を掬う汚物慣れっぷり…!!

どころか昨日までピンシャンしていた隊員が
下痢を続出、己で拭く事すら出来ない
相当な苦痛らしい

下痢より恥より勝る痛み

尊厳のなさも辛い

パッコヤンさん『足の指、溶け固まった鉛みたいに……』

感染すると溶けて、"岩のようになる"

ヴエコは伝染病かもしれないと思い立ち
何よりまず「水」だと

ああこれ、リーダーの教えか!!

あの回想ここへの布石か

2期3話、リコが腹を下してしまった時は

続く4話、下痢には「水を飲む」ようジルオが教えてくれたと回想
こんがりふっくらした睾丸焼きを食べ
体調回復に努めました

あのキンタマも原生生物なんでしょうか

下痢には水! ヴエコは水の調達を依頼
ヴエコ『この姿……、何?!』

続いて食糧調達隊が、変わり果てた姿で帰還

まるで裂けた木のような姿となって死亡

これは伝染病とは別件で、後から思えば
彼らの「願い」に遺物が反応
体を変化させたらしい

それってまるで「成れ果て」ですね

村の成れ果て達の源流?

ベラフ『アジャポカ、岩の一部を採取したい。頼む』
『……岩ではない……?!』
『幾重にも折り重なり、溶け固まった大型生物の死骸……』
『我々は、これを作った原因を口にしていたのか…!?』

この洞窟は「水」に殺された死体で出来ていた

イルミューイたちの不調は「水」

それでもベラフ達は「水」を持ち帰るしかない
他に水がないのですから

煮沸のおかげで多少マシになったのか…?

水さえ信用できないとは度し難い

ベラフ『その上で知らせねば』

好印象なのは情報をすぐさま開示するところ
パーティー壊滅必至の情報ながら
共有を怠らない

大抵こういう時は秘密にするもの

で、結局よけい大変になるもんですよね

ヴエコ『(ワズキャン神がかりの予言者は、何か予感があったのだろうか)』
『(それとも大穴の魔力が)』
『(我々の欲に感づいて寄越したのだろうか)』
『(いずれにせよこれだ)』
『(これが分岐点だった……)』

変化した調達隊は、丸い遺物を持っていました

前回ラストでは発光してた欲望の揺籃

つくし先生曰く、第1話では船倉の虫を食い
周囲をドン引きさせたワズキャン

ですが「揺籃」は布越しで掴んでいます

予感があったという事か

Bパート 大穴でも最悪の"飲み食い"

水のそのものが、生きものだった

原生生物「水もどき」

水に擬態して、生きものの体に入りこみ
種を植え、身体を岩に変えて
増殖していく

飲んだものはいずれ「水が出てくる岩場」と化すのか?

これも生存ー!! 戦略ーー!!!! だと

ごくごく飲むワズキャン、つくし先生曰く「飲むキャン」

幸いつくし先生曰く、現代で「水もどき」は見つかっていません

第2話、リコが煮沸した水を飲んでいます
第3話、下痢をしていますが
とりあえず無事

状況同じだからビックリしたよ!!

現代では未発見で対策は不明との事

つくし先生曰く「リコ達は流水」

水にそっくりな原生生物「水もどき」

現代で知られてないだけで、リコ達が飲んだ水にも入っていたかもしれませんが
リコ達は、どうも本物の水に混ざった状態
まだ「繁殖」が不十分

リコが下痢したのはそれが原因なのかも

実際、流水でなく「溜まった水」は
雑菌など繁殖しがち

リコはその知識からやったんでしょうか

水もどきは、煮沸してもダメだった

2期第2話、卵を煮て食べた事がありましたが
煮沸しても動いてました

煮沸して殺しても、まだ動いていた

この「水もどき」も同様か

干渉器『丸い遺物は願いの形』

『ささやかなものから強いものまで』
『それ、とても強いもの』
『それは欲望の揺籃……』
『君たち風にいうと、"願いを叶える卵"だ……』

直に触れると、とりこまれてしまう

そして大人では"願いが散る"

叶えたい願いに応じ、身体を変化させますが
大人はなりたい自分を想像できない
雑念が多すぎる

なりたい願いがまとまらず、身体を上手く変化できなかった

それが犠牲者たちの末路か

干渉器『ヒトの成体は雑多で複雑。適していない』
『使わせるなら幼体がいい』

たとえば足が速くなりたい!とか願えば簡単

子供はなりたい自分を想像できる

つくし先生曰く本来、原生生物が使う遺物なんだろうとの事
生物が生存に適した体に変わる為に使う
強力な遺物か

成れ果て村が「命を代価に、欲に応じた姿に変わる」のとそっくり

皆で使えるよう"応用"したのか?

リコの「星の羅針盤」そっくり

曰く丸い遺物は願いの形

あの星の羅針盤も「願い」の遺物なんですね
中身が似てますし

前に上で落としたので、多分こっちに流れてきているハズ

あの遺物はどんな秘密があるのか

イルミューイ『あああああ!!

下痢を治すには水を摂るのが最善

ですが、その水が身体を汚染する悪循環
渦中イルミューイも病が進行し
身体が溶け始めた

今回とかく絶叫が悲惨

文字にしがたいものがありました

ヴエコ『子供なら上手くいったりしない!?』

見かねたヴエコ、揺籃を使わせてほしいと懇願

干渉器は、原初に近い子供の感性であれば
有効な可能性があると賛成

ヴエコから懇願してしまったのか

他に手段がないとはいえ

ワズキャン『あの子は、必ず我々の救いになる』

この時、初めてヴエコは彼を正面から見ました

思えばいつも、ワズキャンはおどけた調子
今も「顔がない」姿になっていて
素顔を見せなかった

彼が初めて真意を見せた瞬間

この頃はベラフも発症

ワズキャン『我々は穢れを押し付けられ、排斥された者達』
『居場所を子孫の代まで奪われた者たち』
『イルミューイは、その末の妹だ…』
『救う手がありながら差し伸べねば、我々は再び居場所を失う……』

ガンジャ隊が何故決死隊なのかを物語る演説

居場所がないのはイルミューイと同じ

彼らも少女同様、故郷を追い出され
その自分達が「排斥」したくない
という思いか

たとえばヴエコは娼婦を「やらされた」上、娼婦だからと世間に嫌われた

そういう境遇の集まりなのか

ヴエコ『お腹…、すいた……』

もう、生物を狩れるメンバーもいなくなったか
ガンジャ隊の崩壊は加速

飲食を失っては加速度的につらい…

イルミューイ『ヴエコっ!!』

揺籃と一体化し、イルミューイは元気

が、一度溶けてしまった左手は元に戻らず
戻ってないのに「痛くない」
こわい

ヴエコならずとも不安になる復活でした

やはり人が使うものじゃない

ベラフ『この子は…、何を願ったのだろうか?』

願いを覚えていないイルミューイ

ベラフは支え、見守る事に徹しようと考え
イルミューイは復帰しましたが
隊の崩壊は加速

思うに彼女は、まず「痛み」を感じたくないと願ったのか?

あれほど泣き叫んでいましたから

イルミューイ『ヴエコがいるから平気♪』
ヴエコ『イルミューイの体はね?』
『イルミューイがお願いした姿になろうとしてるんだって……』
『(この子は、自らの幸せを、自らの恐怖が消える事を願ってくれたのだろうか…?)』

願いむなしく、イルミューイは異形の姿に変貌

その願いはやはり「子を産む事」

ですがイルミューイは、体が異形になってしまった事も
生まれた子が「人」でない事にも
全く動じない

心も変わり果てたのか?

願いに適した身体になったように
心も変化した?

或いは単に純粋で、そういうものだと納得したんでしょうか

女王様みたいな姿になっちゃった…

生まれた子は「動物」と同じ

可愛がっていた「ヤドネ」そっくりです

イルミューイの「可愛いもの」
赤子ではなく、ヤドネもどきを生むようになった

願いを叶えて貰えた証か

しかし以降、イルミューイは絶叫し続ける事に

ヴエコ『(翌日、赤子は息を引き取った)』
『(食物を摂取する為の器官がなく、食べる事も飲む事も出来ず)』
『(イルミューイの手の中で弱っていった………)』
『(これが、この子の願った事なのか…?)』
『(この子の願いは、いったい何に届いてしまったんだろう?)』

以降、毎日のように生まれては死に続けた

イルミューイは子を産みたいとは願ったけれど
どんな子供を産みたいかとまでは
想像できなかったのか?

遺物が叶えたのは「子を産む事」

生まれた後、生きる力を持たなかった
生物として不完全だった

純粋な子供でなくば叶えられず、子供であるが故に想像力が足りなかった

まるで都市伝説「猿の手」のよう

ヴエコ『尻が…、辛いからい

遂にヴエコにも終わりが始まった

知らない間にもらし、ヌチャニュチャした感覚
どうしようもない尻の違和感
からい。

なるほど「からい」かあ…

ヴエコ『私はひどい奴だ……』
『えたいの知れないものに願いをむしばまれ続けるあなたを、あなたを置いて…』
『あなたの事を想いたいのに』
『もう、ただただ、水が、欲しい…………』
回想のワズキャン『あの子の願いを叶えてやりなよ』
『出来るのは、キミしかいないんだよ……』

イルミューイの事を考えてやりたい

なのに水の事しか考えられない

そう自分を責めた矢先、香ばしい肉のスープが流し込まれ
ヴエコは、ワズキャンが注いだそれを
夢中で頬張った

結果、回復したものの………

まさに「考えられなかった」んですね

ヴエコ『あれは…、あの…、あっ…!?』

翌朝、自分が何を食べたのか気が付いたヴエコ
こんなにも早く気付いてしまうくらい
答えは簡単でした

それでも「考えてやれない」ほど必死だった

だから余計に辛いのか

ワズキャン『大丈夫。皆にも振舞ったさ』

『言っただろう?』
『あの子が皆を救ってくれたんだ』

つまりイルミューイの子を奪い、食べた

ワズキャンは子供を産みたがっていた彼女が
いずれ、たくさん「子を産む」と考え
食料として期待した…?

彼女が子を産みたがってたのはご存じの通り

それって『大丈夫(皆の事を心配してるんだね? ちゃんと)皆にも振舞ったさ』的な?
或いは『大丈夫、みんな共犯だよ』と?

実際、これ以外に助かる方法はなかった
私にはそう思えました

怖いけど最善を選べる、白笛的な実力者

すぐ食べなかったのも
皆の分まで、貯まるのを待ってたのか?

共犯者になればまだマシだから

何故か元気になったヴエコ

多分イルミューイは「病を治したい」とも願った
子を産みたい、病を治したい

その両方が合致してしまったんでしょうか

回復が異様に早いですから

次回「願いの形」

果たしてイルミューイの願いの真相は?

またこの後、成れ果て村イルぶるをどうやって作るのか?
絆を利用して「ヴエゴを守る」為
村になるように促すのか?

ヴエゴがいるからイルミューイが役に立つ

4話曰く、ファプタ姫は最後の子供
兄弟と姿が違い過ぎる

村になる際、最後に産み落とした子なのか?

メイドインアビス 2期 6話 感想[響く白笛 リコの価値] 烈日の黄金郷 ネタバレ

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