ななつま 第2話 感想[サムライ少女が求めるもの]七つの魔剣が支配する

2023年10月17日

前回感想はこちら

七つの魔剣が支配する 第2話「魔法剣(ソードアーツ)」感想 ネタバレ

公式あらすじより引用

キンバリーでの授業初日、オリバーたちは「魔法剣」について学ぶ。呪文詠唱が間に合わない至近距離での攻防、「一足一杖」の間合いにおける「杖剣」を使った戦い方である。担当教諭・ガーランドの提案で、経験者同士で立ち合うことになるも、なぜか名乗りを挙げたのは魔法素人のナナオだった。相手を務めるオリバーは手加減しようとするのだが……。

ABEMA ANIMEにて24時30分、配信後最新話一週間無料

公式サイト公式ツイッター(外部)

オリバーvs.ナナオ!! 学校と六人の個性を描く入学初日

七つの魔剣が支配する 第2話 感想

根本的にオリバーとナナオは似た者同士?

命懸けの模擬戦回!!

際しナナオが「ここに…」と呟き、涙したのが印象的

ナナオは何に感動したのか?

たぶん二人共、己の全力を出し切りたい武芸者気質なのはそっくりなんですね

ですが常識的にフタをしてるのがオリバー

いけない事と思ってないのがナナオ

どちらも危ういですね

明示されるのは次回でしょうか

殺し合いたい二人の物語

全力でやり合いたい二人の話なんですね

磯野ー!! 殺し合おうぜー!!

また一話曰くナナオの刀は刃引き

この性格ゆえに潰されたのかね

シェラの父の助言?

どちらか死ぬ寸前だった二人

ですがナナオは感動、今度こそ邪魔されずにやろうと嬉々として提案

死ぬ、殺すことに抵抗感がないタイプ

むしろ強者と戦い華々しく散りたい?

戦国武士メンタルなのか

ならナナオが求めたものは

武士道とは死ぬ事と見つけたり、的な境地だったんでしょうか

求めた好敵手、死に場を見つけた的な?

ある面でオリバーにベタ惚れ

死と紙一重の可愛さですね!

学校授業と六人の個性

授業を通し個性が際立つ回ですね!!

オリバー…、隠し事が多く超強い主人公

ナナオ…、常識がおかしい女侍

シェラ…、エリート魔法使い思考・家系

カティ…、動物や亜人と育ち、彼らの命や権利を尊重したい

ピート…、知識豊富も魔法の常識に疎い

ガイ…、いい男で不器用

キャラ立ちが印象的な回でした

本日の魔法授業

実戦重視、近接戦用「杖剣」の使い方

魔法使いとしての授業

生物を資源と考える授業

学校の特殊性と変な先輩

手荒い洗礼、悪い人なのか露悪的なだけか

前回を振り返るミニアニメが配信

Youtube配信はこちら

角川定番のミニキャラミニアニメ!!

特に本作は、独自世界観なので「解説」に特化してるのがありがたいですね

今回はキンバリー魔法学校について

本編で語られた二本柱と危険性

また、本編では描写に留まった「制服」「杖」「杖剣」を細かに解説してくれてます

また杖剣は2話でのキー

1話と2話を繋ぐ内容なんですな

作画的には今週も少し残念

模擬戦などアクションがあるから辛いのか

ダンまちと同じJ.C.STAFF

悪い意味でいつも通り、作画別格だったダンまちはやっぱり特別というか

今期、確か五作も抱えてますもんね

坊ちゃんはCGですけれども

冒頭 キンバリー魔法学校の朝

ガイ『"時騙し"が湧くなら誰か教えておいてくれよ~!?

前回オリバーも困らされた妖精的なアレ

時計を狂わされガイは寝坊

他方ナナオは、規則正しい生活が染みついてしまってるので平気だったらしい

平気だけど大丈夫?

心はいつでも常在戦場なんですね

ナナオ『これで拙者も、魔法使いに見えてござろうか♪』

見える!私にも魔法使いな子が見えるぞ!!

ナナオも今回から制服姿に

和服が個性的だったので少し惜しい気も

嬉しそうで何より

ナナオの裸体を思い出すオリバー

ですが表情は真剣そのもの

身体の傷、修羅場をくぐってきた事への想いが上回っているらしい

真面目ですね

ナナオ『魔法使いの授業、いったいどんなものでござろうか♪』

授業に向け緊張しているピート

わくわくしているナナオが対照的でした

にしてもナナオ、よほど「シェラの父」に憧れを抱いたんでしょうか

魔法というものに興味津々ですね

OP「剣花」

ノンクレジットOPがYoutube公開

ただし番組テロップが常時表示されるタイプ

歌は夢見クジラ feat. みみずく&ふくろう

魔法モノらしくどこか神秘的な歌声です

全キャラ出す感じのOP映像

学園の不思議さを強調する映像ですね

締めが三銃士!!

六人いるけど三銃士!!

Aパート 第一授業 魔法剣

ルーサー=ガーランド先生『まずは"魔法剣"の定義をおさらいしておこう

最初は入学式で進行も務めたルーサー先生

校長の右腕的な存在?

美形で実戦的、とても好感の持てる人物ですね

゛が付くと敗北者

ガーランド『誰か? 言える者』

ピート『はい! マスター・ガーランド!!

敢えて生徒におさらいを言わせるガーランド

際しエリート面した一団が陰口

ピートはしょせん一般家系だと

前回ピートは、自分が一般である事に僻みひどく攻撃的になっていました

こういう連中が原因なんですな

ピート『魔法剣とは、この杖剣を使って行われる技術の総称です』

魔法の発動体にもなる剣が杖剣

魔法に特化したのが白杖

その二本差しが基本装備なんですな

お侍みたい

ピート『およそ400年前、高名な魔法使いウィルフ・バダウェルが…』

魔法の達人が普通人に敗れて始まった装備

近接戦用の武器であり杖

併用すれば、無詠唱で魔法を使う事も出来るんだそうな

武芸も必要なのが本作の「魔法使い」なのね

ガーランド『一歩踏み込み、杖剣で斬りつければ相手を殺せる距離……』

『即ち"一足一杖"の間合い

そんな剣と魔法の近接戦、ゆえに魔法剣!!

先生もノリノリだ!!

親しみやすい人らしい

本作は「魔法家系」が選民を自負

あらゆる間合いで普通人の上を目指すんですね

トロール騒動のアンドリューズ

ナナオ『是非にもやらせて欲しいでござる!』

が、経験者の模擬戦に名乗り出たのがナナオ

素人じゃないの!?

解っていないんでしょうか?

ガーランド『君は本当に魔法剣を…?』

???『ガーランド先生、僕もぜひ。リチャード・アンドリューズです

名乗り出たのは前回、苦虫を噛み潰してた

オリバーは内心不快感を持ちます

アンドリューの狙いは、ナナオより強いと誇示する為だろうと踏んだからです

トロール騒動で凄い子だと噂になった

でも魔法剣の授業なら初心者

今なら名声を横取りできる

見た目とおりの性悪か

オリバー『ナナオとの立ち合いを希望します!』

まあ!男二人で女子を取り合うなんて!!

当然二人は舌戦

が、オリバーは弁が立つ少年らしい

本好き・面倒そうな出自ゆえか

アンドリュー『あのとき戦ったのがよほど自慢のようだが』

『ああいう状況なら、教師か上級生に任せるのが妥当だよ

オリバー『冷静な判断だ

『目の前で学友が踏みつぶされそうなときでも、君はそうするわけだな?

オリバーはトロールと戦った縁を主張

アンドリューも乗ってきた

ある面、視聴者の代弁かもしれません

先生が動くべきだったろと

でもあの時は、それじゃダメだったんだと視聴者にも伝えている格好か

実際、間に合いませんでした(?)し

シェラ『あたしが相手になりますわよ? ミスター・アンドリューズ』

援護射撃したのは同じ「名家」シェラ

知り合いらしい

アンドリューは急に勢いを失います

彼のグループは魔法家系を鼻にかけた選民たち

だからより上の家系に弱いのか

トロール騒動のアンドリューズ

あの騒動は人為的なもの

ですが、主犯側ではないっぽい感じですかね

やっぱりオリバーの護衛さんが犯人?

ガーランド『一礼し、抜刀!!』

略『双方の杖剣に"不殺"のまじないをかけた

やがて安全確保した上で、模擬戦スタート

模擬戦の定番の呪い

これをかけないと罰が下るとの事

結局、ゴタゴタで「素人なの何故やりたがる?」という疑問は押し流されてしまいます

サンキューアンドリューズ!

オリバー『(魔法は封印して程よいところで切り上げよう…)』

相手は素人、手加減しようと考えるオリバー

名乗り出たのはナナオを守る

もう目的は達成したんですね

オリバー『(!! いや違う!?)』

が、ナナオが大上段に構えた瞬間に理解

あかんやつ!!

守られたのはアンドリューの方だった!?

オリバー『(手加減など出来る相手じゃない!?)』

『(!? 受けが持たない…!?)』

開戦、ひたすら圧倒されるオリバー

ナナオの出方が読めないのか

サムライの剣術は未知

魔法剣、魔術を交えて切り抜けようとするオリバー

が、剣術だけのナナオが圧倒します

オリバー『(受けるな!! 力を流せ!!)」

剣術でも達人なオリバー

対応が早い

基本的に、杖剣は片手剣の剣術

白杖を併用する為でしょうか

ナナオ『はあああ!!

対しナナオは両手持ち、体重・勢いをかけて突っ込んでくるタイプ

勢いが全然違うんですな

むしろオリバーの技量がとんでもない

魔法剣は魔法を前提とした剣術

いわば二つのことに集中して戦う剣術なわけで

一意専心な打ち込みに出遅れてしまいます

それで済んでるのがスゴイ

髪の色が変化するナナオ

前回曰くイノセントカラー

魔力循環が活発化、素質が強い

天才と凡才の構図でもあるんでしょうか

オリバーは相当に学があるらしい

オリバー『(……ここだ!!)」

オリバーは、一旦間合いを広げたかったのか

まず手首を使って剣を跳ね上げさせた

ナナオは跳ね上がった勢いを活かし、上からの打ち込みに軌道を変えました

オリバーはそれを読んでいた

軌道が読めれば受け止められる

受け止め、受け流す勢いで後ろに飛ぶオリバー

間合いを外す狙いの攻防か

一旦、間合いをとったオリバー

直後、その距離を活かして加速・突撃!!

この突撃を狙っての攻防だったらしい

ナナオが受け止め互角の攻防

互いに体重をかけた押し込み合い!!

ナナオも大きく踏み込み、共に前進する恰好で距離が大きく開くのでした

一旦仕切り直し

これで終わるかと思いましたが…?

以降、激しい打ち合いに

オリバーも今度は最初から全力

今度は互角

もうオリバーは、魔法を使っている様子もありませんでした

片手剣と日本刀の鍔迫り合いですね

魔法やってる暇がねえ!

ややあって再び距離が離れたものの

オリバー『(冗談じゃない!)』

『(これは"殺してきた剣"だ!?)』

前回に続き、ナナオの過去を察するオリバー

数えきれないほど殺して来た証だと

戦慄し、息が上がるオリバー

単に疲労というだけじゃなく、気迫疲れみたいなものでしょうか

殺す気で来る相手の気迫

模擬戦どころの疲弊じゃない

ナナオ『………ここに………』

『ここに…、ござった……

オリバー『…!?

公式ツイッターで原作挿絵が公開

いきなり泣き始めるナナオ

ナナオ感涙

その理由は明言されず

またぶっちゃけこの後、オリバーはナナオを避けるようになります

和解は涙の理由を明言した後か

オリバー『泣くな……』

『(その涙を止めてやりたい…、一切の手心なく出し惜しみなく!)』

『(今の俺のありったけで!!)』

模擬戦中、初めて「声に出した」

それほど心を動かされたのか

ナナオに応えるように構えを変えるオリバー

まだ切り札を隠してたのか

秘密主義の一端

オリバーは「涙の理由、止めるには全力で応じてやることだ」と理解できるのか

根本的に似た者同士?

武士道とは死ぬ事と見つけたり的な?

ここに自分の死に場があったのか!的な?

ナナオは、オリバーこそ自分を戦いで死なせてくれる人間だと感じたんでしょうか

全力で戦い、華々しく散りたい

それが武士の在り方だと?

多分オリバーもそれを理解できた

だから全力で応じ、死なせて涙を止めてやりたいと感じたんでしょうか

解かるならオリバーも似た者同士?

第一話冒頭は「桜」

華々しく咲き、パーッと散るのが人生です的な

そんな和のモチーフだったんでしょうか

答えは次回ですかね

構えを変えたオリバー

ナナオ『……かたじけない

オリバーが全力を出す気になった

そこに感謝したのか

強い奴が殺すつもりで全力を出してくれる喜び

そんな武芸者メンタル…?

解かり合ってる…?

オリバー『(このまま俺たちは!!)』

『(どちらかが息絶えるまで!!)

ガーランド『そこまでだッ!!

先生も理解したのか、一喝によって制止

さすが只者じゃない

不殺の呪いも解除されてたらしい

互いのメンタルがお化け

互いに殺そうとするあまり、無意識に呪いを解いてしまったらしい

気迫がありすぎたんですな

模擬戦終了

オリバー『(俺は何をしていた!?)』

正気に戻るオリバー

かれは しょうきに もどった

それほど没入しきっていたという事か

賢い彼が忘我する程だった

ある意味「惚れた」のね

シェラ『ナナオの猛攻、あなたなら何手目まで凌げまして?』

アンドリューが歯噛み、こちらの模擬戦は中止

意外に解ってるし虚勢を張らない

根は真面目って事でしょうか

理解できるだけの実力を持ってるのね

ガーランド『では授業を進める!』

シェラ達の模擬戦中止で、以降はフツーに授業

あの空気の後、シェラとアンドリューがやっても茶番にしかならないからか

互いに解ってらっしゃる

幼馴染なんですかね

ナナオの異質さ、彼女たちの願い

授業後、駆け寄るナナオ

ナナオ『拙者、あれほど充実した一時は他になかったと断言して憚らぬ!

オリバー『……………

ナナオ『ただ一つ悔やまれるのは、途中で水を差されてしまった事…

 拙者は今でもあの先を見たくてならぬ…

 あの先が恋しくてならぬ……

『貴殿もそうでござろう?

オリバーへの理解が深い

ある意味惚れた

オリバーと殺し合いたい、どちらか死ぬまでやりあいたい

それが今のモチベーション

なんと武士メンタル…

ブシメタンタリストナナオ

オリバー『断るッ!!

ナナオ『へっ……?

オリバー『君とは二度と戦わない!!

ナナオ『何故に…、ござるか…?

オリバー『何故も何もない!

『単にまっぴらごめんというだけだ!! 君を斬って捨てるのも、君に斬られて終わるのも……

言って背を向け、辛そうに去るオリバー

本当はやりたい裏返しか

オリバーも内心ナナオと同じ

根本的に純粋すぎるものの、理性でフタをしているタイプという事なのか

強引にフタしてるだけなので危うい

ナナオ『何故に…、ござるか…?』

七つの魔剣が支配する 第2話 感想

解ってないのが危うい

フツーは死にたくない、殺したくない

それが解らないのが危うい

そう育った「常識の違う人間」なんですね

殺し合うのが誉れ

第一話曰く、刃引きの日本刀

シェラの父は、そんな気質を察して「殺しにくい」ようにしたんですかね

殺しあいたい主人公とヒロインの物語か

ある意味で相思相愛

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Bパート 第二授業 呪文学

フランシス・ギルクリスト『全く…、杖剣などと醜いものをぶら下げて

『我ら魔法使いがとるべきはこの白杖だけでしょうに

『私の主張はただ一つ

『いやしくも魔法使いなら、魔法で何とかしなさい!

言うや「使い魔」を大量展開!!

OPで校長に次ぐ位置の老婆

主張が一時限目のガーランドと違う!!

実際、その言葉に恥じない魔力と技術を持った「魔法使い」特化型らしい

杖剣とは近接戦用の装備

対し「近接戦も魔法、使い魔を使えば済むでしょ卑しいブタめ!」という思想なんですね

この人もイノセントカラー?

閉口するガイ

中庭で昼食をとる仲良し六人組

どうも一日四時限程度らしい

午前中は二時限のみ

でも教師同士で相反する事を言い、それぞれが説得力を持っている

癖と技量に参ってしまったのか

教師の癖が強い

カティ『あたしずっと楽しみにしてたんだ~♪』

第三授業 魔法生物学

バネッサ・オールディス『動物が好きだの可愛いだの言ってる奴

 この授業では

 そういう感情はドブに捨てろ……

『ここでは"資源"としての魔法生物を取り扱う

『命をどう利用するか学ぶ授業だ……

おーっとカティくん初手でかまされた!!

初日は魔法蚕

魔力を適量注ぎ、繭にして糸を取れたら成功

失敗すると成虫になる

そうなれば焼却処分

動物は資源と学ばせ、魔力コントロール能力を見る課題実習なんですな

資源動物といえば「蚕」

品種改良の極致みたいな生き物

バネッサ先生『他人は手を貸すんじゃねーぞー』

若くギザ歯にラフな格好と準ヒロイン的な容姿

OPでももっとも手前

教師としては若手なんでしょうか

シェラ『ずいぶんと簡単な課題が出ましたわね~』

シェラは典型的なエリート魔法使いなんですね

一匹失敗もすぐ焼却

虫を怖がらないし、命を資源にする事に抵抗を持たない

ここまで「優しい人」と描写されたシェラ

でも“家畜"殺しに全く抵抗がない

育った価値観の違いか

シェラ『……一匹失敗』

また、簡単だと思うエリートでも4匹中1匹失敗

やはり難易度が高い

他の生徒はパニック状態ですわ

ガイ『……お前、そんなアッサリ……』

シェラ『あら? 五匹で及第点なのですから上出来でしょ?

あっさり殺した事への台詞?

ガイは殺すことに抵抗感があったんでしょうか

それとも手際の良さに対してなのか

いずれにせよエリート様は違う

ガイも失敗時はすぐ焼却

魔法農家、前回を思い出しますね

シェラ『ナナオと何かあったんでしょ?』

際しオリバーに気を遣うシェラ

機微に鋭い

社交界育ちならではでしょうか

ガイ『不器用を見抜かれてやがる…、チキショウ!!』

シェラはガイに、まず五匹失敗しろと助言

まずは感覚を養え

助言はオッケーなんですな

シェラさん教師向きの人材ですわ

父親似でしょうか

ピート『うう…、ギリギリ五匹……』

合格ギリギリの十匹中五匹

努力により座学トップ級、だが実際に使う分にはやはりまだまだ

そこは魔法家系の独壇場なのか

ガイも魔法家系だけど

カティの願う在り方

バネッサ『たかが蚕だぞオイ~?』

カティ『黙っててください!!

動物好きのカティ

蚕を一匹でも死なせないよう、慎重に魔力操作

価値観の違いが深刻

前回のトロールといい深刻ですね

シェラ『ナナオの分が終わりましたわ、ほとんど失敗でしたけど』

いや魔力注いだり出来るのかナナオ!

初歩の初歩は出来るんですな

どうもヤマツクニは魔法文化が薄く、直感的に使ってるんでしょうか

少なくとも西洋ほどは一般的ではない

でも出来ただけ上出来ですわ

シェラ『あそこまで慎重にならずとも…?』

オリバー『彼女にとっては違うんだ

シェラ『えっ…?

『課題は関係ない、出来得る限り目の前の命を助けたいんだよ、カティは……

カティ『大丈夫…、助けられる…!!

『…あっ

しかしやはり失敗

最後の一匹の際、花弁が落ちてきて集中を乱してしまいます

必死に助けようとするもむしろ負傷

成虫に噛まれてしまいました

助けたい子に襲われた

前回のトロールと同じなのが因果ですね

そういう因果の子か

オリバー&シェラ『『!!』』

バネッサ『あ~あっ、お前らふたり手ェ化したから減点な?

身構えていたオリバー、シェラが助け事なきも

おかげで二人は減点

そのまま怪我の治療と付き添いで、カティとオリバーは途中退出

回復魔法は無いのか「授業」だからか

あくまでカティの失態

その教育的指導なんですかね

カティが「動物」を慈しむ理由

保健室のオリバーとカティ

カティ『私の実家にはたくさんの動物がいたの

『犬猫から魔法生物まで…、そして亜人種も居たわ

 特にトロールのパトラとは

 仲良しだった……

略『頭では解ってる!

『社会の発展の為には、そういう事も必要だって……

本当に優しいトロールと育ったんですね

実在したのか優しいトロル

現代人にすれば、犬猫が「資源」に使われてる感じが想像しやすいのかもしれません

そりゃ助けたいですよね…

まして亜人種

人に近い姿をしているならなおの事

ある意味定番の「亜人差別」

しかしトロールがそうだとは新鮮

カティ『でもね……』

『"人権を認められた存在以外は、魔法使いにとってすべて資源でしかない"……

『その線引きに納得できないの!

『"キンバリーの当たり前"を、認めたくないの

常識化している差別に抵抗するという事

現代的なテーマですね

またその常識の根強さは、シェラや先生を通じてガッチリ描写されています

授業を通じ個性や常識、目的を描く

その情報量も快いですわ

オリバーからカティへ

オリバー『……君の生まれた家は、天使の住処みたいなところだったんだろうな』

歯を空高く浮かせるオリバーさん!

貴族ならではなのか

またオリバーが、隠しごと上手で「口が上手い」からこそ?

大真面目な顔でなんて事を言いやがる

オリバー『でも君はこの地上に降りてきた』

『この世界の残酷さに触れた…、だから…、もう天使のままではいられない

カティ『……!!

私に天使が舞い降りた!!

カティの反応上、そこまでおかしな言葉じゃないらしい

ロマンチックな時代なんですね

言ってる事もなるほど

田舎、社会と隔絶してきたところで生きて来たらしいカティ

現実社会を見据えなければという事か

『それでもなお、君が優しくあろうと居続けるのなら…、俺はそれを尊いと思う』

『天使よりもずっと尊いと思う

カティ『…!?

カティが真っ赤になったのでさすがに照れるオリバー

羞恥心は死んではいなかったッ!!

また現実を見据え、なお優しくあろうとする事

それはとても難しい事なんですね

たぶん全員に言える事か

みんな、他の価値観を知って変わっていくのでしょうか

その上で譲れない芯があるんでしょうね

オリバー『君はまだキンバリーのほんの一部しか見ちゃいない』

『失望も決断も、もう少し後でいいはずだ

判断はもっと深く知ってからすべき

現代人にも相通じる事ですね

物事を知って、それが全てだと思うのは間違い

たとえば現代、旅行に行き「海外って素晴らしい!」「クソだ!」と思うのも早計過ぎる

趣味の世界だろうとなんだろうとそう

世の中そんな単純じゃないですもんね

オリバー『それに…』

いつもの面々『『!?』』

オリバー『君は一人じゃないっ! ごらんの通りな?

カティ『……うん、ありがとうっ

七つの魔剣が支配する 第2話 感想

いい…、笑顔でした

皆の存在がどんなに心強い事か

カティは今回「常識的に考え、バカなことをやった」のは間違いない

それでもみんな見限ったりしなかった

心配してくれていた

それは本当にありがたい事ですわ

ピートくん優しい…!!

本日のミズ・カルステ

前回の噴水傍に行くオリバー

隠密テレサ・カルステ『ご友人は選ぶべきです

 蚕一匹処分できない者が

 ここで生き残れるとは思えません

オリバー『それは俺が決める事だ!!

つくづく偉い人ムーブに慣れているオリバー

隠し事の多い人ですわ

護衛はやはりサツバツ・メンタル

でもこれが「普通」か

テレサ・カルステ『しばし持ち場を離れますので…』

そのアイサツをしたかったらしい

アイサツはタイセツ

曰くグウィン、彼女を派遣したオリバーの従兄のところに行くらしい

音もなく現れ音もなく消えるザ・ニンジャ

うーんふとももが眩しい

そしてタイミングが悪い

不憫そうな子である

キンバリーは迷宮の上に建っている

夕食・学校食堂

カティ『ナナオ…、なんだか元気ないよね…?

すっかり元気になり、気遣うカティ

ナナオから目をそらすオリバー

このぎくしゃくは、ナナオが「何に涙したのか」明言を経て和解するパターンですかね

完全に二人の世界

おーい磯野ー!! 殺し合おうぜー!!

ピート『? 本を忘れたっ』

好きな子が本を忘れた

きっと教室だ、取りに行こうというピートに貴族コンビがアイコンタクト

オリバーとシェラ息ぴったりですね!

これが魔法家系の常識…!!

家系の呼吸…!!

オリバー『キンバリーで失くしものが簡単に見つかると思わない方がいい…』

かくてピートをぴったり護衛する二人

ピート、まるでメイン・イン・ブラックに捕まった宇宙人ですね

ガイたちも困惑

ただカティだけは噂として知ってるらしい

知っているのか雷電!

カティ『聞いたことがある……』

『キンバリーは校舎そのものが巨大な迷宮の上に蓋をする形で建っていて

 夜になると

 迷宮が校舎を侵食してくるんだって……

まるでゲッターロボアークですね

幸い、本はすぐ発見

てっきりアンドリュー派閥辺りの嫌がらせかと

脅しすぎだと怒るピート

ピートくんかわいい

ホラー映画中盤で死ぬタイプ

ピート『えっ…?』

シェラ『日没から間もないのに、これほどの浸食が!?

扉を開けるとレンガで埋まっていた

困惑も束の間、周囲全体が朽ちた遺跡のように一変してしまいます

浸食ってこうなるの!?

学園の原型ないんだけど!?

ダンジョンのフタとしての学校

これも王道の設定

ですが、潜るまでもなく「迷宮自体」が勝手に現れるのは初めてかもしれません

なんてアクティブなダンジョンなんだ!!

リアルタイムダンジョン!!

四年のオフィーリア=サルヴァドーリ

オリバー『大丈夫だ!』

略『講師や上級生が校舎を見回っているはずだ

???『嬉しいわ…、頼りにしてくれて…♪

言った矢先から上級生が登場

駆けだすピート

ホラー映画の冒頭で死にそう

にしてもこの迷宮、オープニング頭で描かれていたアレなんでしょうか

夜と共に現れ、朝と共に消える的なアレか

OPもそんな感じですね

オリバー『待て!ピート!!』

略・女性『オフィーリア=サルヴァドーリ、四年生よ

本作は七年生、なんとも妖艶な

シュルレアリスムな名前

救助したのか一人生徒を連れてます

が、様子がおかしい

彼女を知っていたオリバーは逃げる事を選択

さて見たまんま悪い奴なのか?

実はいい先輩なのか?

オリバー『論文を読みました』

『クラーケンとスキュラの混血に生じる、形質的飛躍についての論考……、素晴らしかったです

『……寒気を覚えるほどに

オフィーリア『そう、良く解っているのね?

言って残念そうな顔になるオフィーリア

手の内がバレていると察したのか

自分の正体を知られ、落ち込んだのか

にしても読書量の多いオリバー

努力型なんですかね

何が彼をそうさせたのか

ピートを魅了するオフィーリア

オフィーリア『そう怒らないで頂戴? 体質なのよ

『普通に息をしているだけでもね、私はこれを振りまいてしまうの

魅了効果のある何かを散布するオフィーリア

脱兎の如く逃げる三人

すると研究とは、自分自身の体質を調べ上げ発表したんでしょうか?

あんまりそんな見た目に見えません

サキュバスっぽいですね

スキュラは船乗りを殺す神話上の怪物

五年のサイラス=リヴァーモア

突然「骨」に行方を阻まれる三人

オリバー『!? この臭いは…、死臭!?

男の声『そう慌てるな、あれで寂しい女でな? もう少しかまってやってはどうだ…

『五年のサイラス=リヴァーモアだ

どうみても三十過ぎ?!

実はこう見えて二十歳なんだぜ!という人か?

或いは卒業は十年以上かかるのか

彼はアンデッド使いか

曰く寂しい女

体質的に他人を魅了する為、人付き合いが難しいという事なんでしょうか

実際ヒロインにありそう

耐えられるオリバーは好ましいのかも

とまれ怪しい二人に挟まれた!!

オフィーリア『あなた達にもも躾が必要かしら…?』

前門の変な先輩、後門も変な先輩!

本当に悪い奴か「ただの救助担当」か

実際ふたりの能力は、救助にぴったりっぽいんですよね

次回死兵

サイラス先輩の得意術でしょうか

勇者みたいな名前スね先輩!!

ED「アイム」

ノンクレジットEDがYoutube公開

歌は夢見クジラ feat. つむぎしゃち(from キミのね)

オリバーの意味深な生い立ちっぽいED

愛されていたあの日の僕はもういない

なんだか悲しい歌ですね

映像と併せ、戻れない過去に想いを馳せる曲か

次回、第3話「死兵(ソルジャー)」

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七つの魔剣が支配する 第3話 感想[剣に惚れたか人に惚れたか]ななつま ネタバレ

七つの魔剣が支配する 第1話 感想[魔法学校の女サムライ!!]ネタバレ

七つの魔剣が支配する 感想

七つの魔剣が支配する 第1話「入学式(セレモニー)」
七つの魔剣が支配する 第2話「魔法剣(ソードアーツ)」
七つの魔剣が支配する 第3話「死兵(ソルジャー)」
七つの魔剣が支配する 第4話「円形闘技場(コロシアム)」
七つの魔剣が支配する 第5話「蛇眼(グレアー)」
七つの魔剣が支配する 第6話「顕現(アライズ)」
七つの魔剣が支配する 第7話「両極往来者(リバーシ)」
七つの魔剣が支配する 第8話「挑戦者(ライバルズ)」
七つの魔剣が支配する 第9話「迷宮探索(エクスプロア)」
七つの魔剣が支配する 第10話「主従(マスターアンドナイト)」
七つの魔剣が支配する 第11話「責務(デューティー)」
七つの魔剣が支配する 第12話「生還率(ポッシビリティー)」
七つの魔剣が支配する 第13話「賑わいの森(ノイジーフォレスト)」
七つの魔剣が支配する 第14話「淫魔の末裔(サルヴァドーリ)」
七つの魔剣が支配する 第15話「聖歌(ラストソング)【最終回】」