葬送のフリーレン 第11話 感想[子安エルフ]褒めてくれる人はいますか? ネタバレ

2024年1月3日

葬送のフリーレン 第11話「北側諸国の冬」感想

公式あらすじより引用

アウラたちを倒したフリーレン、フェルン、シュタルク。平穏が訪れ、死後もアウラに操られていた自身の配下を弔い、グラナト伯爵は最大限の感謝をフリーレンに伝える。フリーレンたちは旅立つが、北側諸国の冬の道は想像以上に厳しく…。そこで彼らはひとりの武道僧(モンク)に出会う。

毎週 AmazonPrimeなど土曜午前0時配信

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アウラ編完結!次なる目的、エルフとエルフのささやかな出会い

葬送のフリーレン 第11話 感想

女神様、アベツカサ先生作画だそうで尊い…

サブタイ回収が致死性過ぎる

フリーレンがドイツ語で凍ってるフリーレンしちゃう

寒さも孤独の切なさも辛い

自分の頑張りを、誰一人憶えていない寂しさか

道中出会ったエルフ・クラフト

彼もまた、魔王退治クラスの正義・偉業を為した英雄だったんでしょうか?

長命種ならではの切なさが染みる回ですね…

また半年経っちゃったよ!!

前回フリーレン、五百歳の若造アウラを圧倒も

曰くクラフトから見ればまだまだ若い

彼の実年齢はわかりませんけれど

フリーレンが長命の辛さを知るのは、まだまだこれからなのかもしれませんね

実際、失う辛さを知ったのも三十年前ですし

次の目的は"一級魔法使い"資格

再始動回らしく久々に"エルフ時間"

道中一級の資格が必要も、管理団体がすぐ変わるので資格をとってないというフリーレン

たった五十年前の団体じゃ仕方ないね

たった五十年だもん

ヒンメルが髭イケメンになる程度の時間

フリーレン様は無資格魔法使い

闇魔法使いだったか……

フェルン『中に変態がいるからです』

資格取得へ北部最大の魔法都市オイサーストへ

しかし道中、寒すぎて遭難寸前

山小屋でエルフのモンク・クラフトと邂逅

開口一番変態扱い

インパクト抜群の登場ですね…

しかもCV子安

やっぱり変態じゃん

絶対裏切る奴じゃんと思ったらあっさり別れてしまいました

たった一話なのにインパクト強すぎ

シュタルク朝チュンすぎる

前回、魔王によるエルフ虐殺が描写も

どうもクラフト、誰もが知っているような偉業・正義を成し遂げたエルフらしい

しかし知ってる奴はみな死に絶えた

頑張っても皆に忘れられる

知人が死ぬのとまた違う切なさの回なんですね

あなたを褒めてくれる人はいますか?

クラフトは頑張った。けどそれを褒めてくれる奴は皆死んだ、せめて死後に褒めて欲しい

死後、その生き様を褒めてくれる神様

これが女神信仰の核らしい

ハイターも同じ想いだったのね

長命種ながら、魔族の考え方は即物

フリーレンも信仰とは無縁

だのに信仰に篤いエルフとは意外ですね

ですが長命ゆえの信仰なのか

また数百年後に会おう

普段、フリーレンに心や信仰を説くのはアイゼンやハイターたち「若者」だったも

同じエルフの年寄りにも説かれるとは面白い

フリーレンも“まだ若い"って事かね

でも彼女も褒めてくれる友達はいた

久々に聴いたハイターの笑い声、やっぱり素敵でした

フェルンの魔力抑制は彼仕込みなのかね

これは「心を知る」旅

クラフトを通じハイターの心を知る回か

彼が冗談めかした「女神に褒めて欲しい」は、きっと本心からだった

死と隣り合わせゆえもあったんでしょうか

AmazonPrimeでバグ(?)

土曜0時から見放題となるはずも「有料レンタル」扱いとなっていました

たまにあるAmazonのミス?

このケースは初めて

翌朝はちゃんと見放題になってました

またABEMAなど登録不要・無料で見られます

冒頭 七崩賢・断頭台のアウラ討伐

フリーレン『遅かったね

無数に倒れた屍へ祈りを捧げるフリーレン

アウラ討伐、彼女が狙った防護結界は無事

フリーレン完全勝利

ですがこの三十年、払った犠牲は大きすぎた

犠牲の象徴のような冒頭……

フェルン『フリーレン様、アウラを倒したんですね?』

後は無言で祈るフリーレンとフェルン

またもしアウラがいれば「何を無駄なこと」を言ったんだろうなと感じます

フリーレンが赤の他人を弔うのも意外

ヒンメルの死で変わった証か

残された「天秤」

あくまで「服従の魔法」で、天秤は触媒みたいなものだったのでしょうけれど

魔法使いの杖みたいな?

塵にならず残ってるんですね

Aパート 普通のリアクション

グラナト伯『待て、逃げる必要はない

牢番殺しで極刑と思い込んだままのフリーレン

言われなくてもスタコラサッサだぜ!!

幸い誤解はすぐ解けました

極刑に定評がある王国貴族

グラナト伯爵『……激しい戦いであったろうに』

『どれも大きな損傷はない……

『感謝する

 北側諸国の英傑たちによく敬意を払ってくれた

フリーレン『前はもっと派手にやっていたんだけどねえ

アウラに操られた遺体を損壊しなかった

八十年前は消し飛ばした

敬意などなかった

それが魔力を浪費してまで解呪するわ、跪いて祈ったわですから変われば変わるもの

ヒンメルに怒られたからですね

シュタルク『俺だって怒る』

フェルン『ヒンメル様はフリーレン様のしつけが上手ですね

フリーレン『しつけって言うな

フリーレンは変わったのだと

改めてアウラは難敵

だって「阻む死体を損壊せず倒さないとダメ」が常識だったんですから

しかも解呪はこれまで無理だった!!

フリーレン『……これが普通のリアクションだ』

フェルン『どういう事ですか?

アウラはヒンメルは死んだから、言う事を聞くなんておかしいと心底不思議そうでした

それが魔族のリアクション

魔族はやっぱり獣だと

そう改めて実感したのか嬉しそうなフリーレン

普通に話が通じる嬉しさか

フリーレン『フェルン、シュタルク』

『よくリュグナーたちを倒した

 えらいぞっ

頑張りを褒めるフリーレン

今回ラスト後だと、また印象が変わります

誰だって褒められたら嬉しい

心を大切にする事

魔族のサイコパスさと対照的なシーンでした

珍しい笑みですわ

フリーレン『ボロボロじゃなければもっと良かったけど』

シュタルク『このくらい戦士ならフツーだぜ?

完全に持ちネタと化したやりとり

シュタルクの常識は世間の非常識

彼もまたかなりの変人

フェルン『フツーってなんだろう……』

振り向かない事ですかね

前々回、シュタルクは大斧を横薙ぎに喰らって腹筋で耐えて生還

やはり筋肉…、筋肉は以下省略…!!

部下に報告を受けるグラナト伯

グラナト伯爵『……フリーレン…、儂は今日ほど誰かに感謝した事はない……

フリーレンが知らないところで感謝する伯爵

部下の報告で息子の遺体と対面……

十年経ての帰還

たとえどんな形であろうとも、帰ってきてくれて本当に嬉しいのだと

ヒンメルはこんな想いを守りたかったのね

フリーレンの褒美、シュタルクの功罪

今日も平和なグラナト伯爵領

猫もくつろぐ平和な街

とても三十年も戦争してたとは思えない平和

騎士たちの頑張りの成果

そして今、本当の平和を得たのね

グラナト伯爵『本当にこんな魔導書でいいのか?』

『この魔導書は……

フリーレン『偽物

褒章に大魔導士フランメの防護結界、その「偽魔導書」を所望したフリーレン

本物は口伝で伝わっておりダミーだそうな

一応技術自体は継承されてるのね

千年も語り継ぐとは素晴らしい

フリーレン『百々承知ですか閣下、これは趣味ですので』

事実上の無報酬

にしても、リュグナー達も「魔導書」を探し回っていましたが

結局伯爵の頭の中にしかなかったのね

モーツァルトみたいな話

グラナト伯『堅苦しい言葉遣いは無しにしよう』

フリーレン『ヒンメルとアイゼンが王様にタメ口叩いて

 処刑されかけたんだよね……

 懐かしいなヒンメルの泣き叫ぶ顔

危うく断頭台のアウラ案件

以来貴族に敬語を使っているというフリーレン

第一話で言ってた話ですね

パニックのフリーレンとは珍しい

ヒンメルはともかく、アイゼンに常識がなかったのはちょっと意外かもしれません

シュタルクの常識がおかしい一因でしょうか

常識改変師匠

前々回で伯爵にタメ口叩いたシュタルク

シュタルク『ちゅ、中央諸国は野蛮ですね閣下ぁ~……

大斧を持った部下登場

シュタルク『マジかよぉぉぉ!?

庭師『裏庭の木、切り終えました

伯爵『ご苦労

言ってノーモーションで閉まる

待って閉めたの誰?

伯爵曰く、この街では別にタメ口くらい構わないんだそうな

絵面はどう見ても首切り役人でしたが

リュグナーよりよっぽどですよ

伯爵『気にせず楽にしてくれ』

ホントめちゃくちゃ有能な伯爵

情が深く、魔族を恨みながらも一度は和解しようと考えてしまった

騙されたと知るやフル武装で包囲したり

魔族が規格外すぎて歯が立たなかったものの

情が深い名君ですわ

フェルン『良かったですねシュタルク様』

『……? …………気絶してる………

奇麗な顔してんだろ、気絶してんだぜ彼

ホント締まらない大戦士

多分その気になれば、単独でこの街を灰塵に帰せる戦闘力があるでしょうに

かつて故郷を見捨てた「臆病者」ながら

コミカルですわ彼

グラナト伯爵『皆、英雄たちをねぎらいたがっている』

『どうかゆっくりしていってくれ

ゆっくりしていってね/

こうして一行は凱旋

凱旋中ずっと気絶し、魔法で空中移動させられたシュタルク

晒しものでは?

街の銅像がおかしな姿になっちゃう!!

シュタルク『それほどでもないけど~』

やがて夜、目を覚ましたシュタルクはむくつけき男達に大歓迎

フリーレン達はハンバーガーに舌鼓

でけえよハンバーガー

これも前々回で絶賛してた奴ですね

デカさが歓迎の大きさだ!!

帰ってきた「鞘」

七話、抜き身で飾られていた遺品の剣

今回は鞘に収まっていました

遺体が持っていたのか

十年経て「鞘に収まった」んですね…

挿入歌「bliss」

意味は「至福」

無声劇、至福の時間をすごすフリーレン達

街の人たちに愛され至福

それでも旅立ちの時が来てしまう

旅人は切ない

にしても本当にシュタルク大人気ですね

親しみやすい性格ですし

♪ 夜を越えて 花が満ちて あなたの下へ帰るでしょう

帰ってきた英傑たちを弔うシーンで幕引きへ

武器とペンダントを慰霊碑代わりに

伯爵が大事にしてた宝剣

ようやく遺品の剣を手放せたのは、伯爵が前に進めた証なのでしょうね

豊かな草原に突き立った無数の武器

戦士としての弔いか

必要なのは一級魔法使い資格

グラナト伯爵『もう旅立ちか?フリーレン』

出発を渋りがちなフリーレンが珍しい

歓迎されすぎ居心地悪いのかね

前にそんな風に言ってましたし

グラナト伯『人の往来が制限されている』

『冒険者の場合でも、一級魔法使いの同行が必要だそうだ

旅の目的地は大陸最北端魔王城エンデ

しかし北部中央、北部高原の情勢が悪い

三十年も七崩賢と戦っていたグラナト伯爵領でさえ入るのに支障はなかったのに……

伯爵領は結界があるから別格なんですかね

街は平和そのものですし

フリーレン『何その一級魔法使いって?』

略『今の資格ってそんななんだ

実は本作世界、魔法使いは資格制なんだと

言われてみるとごもっとも制度

歩く危険物ですものね

たとえば現代だって食品を扱う場合、食品衛生責任者資格が必要ですし

衛生責任者は一日でとれますけれども

フェルン『私も旅立ちのとき聖都で取得しました』

聖都はハイターが勤務し、後に葬られた中央諸国の一角

フェルンは三級魔法使い

フェルンで三級…?

三級なら三級試験、二級が欲しいなら二級試験に参加する的な感じっぽいですね

現代の漢検みたいな

フェルン『フリーレン様』

『まさか無資格の闇魔法使いだったんですか……?

闇魔法使いフリーレン『闇医者みたいに言わないでよ

ブラックジャックのフリーレン

白タクみたいなものかね

ライドシェアしなきゃ

フリーレン『だって魔法を管理する団体なんてしょっちゅう変わるんだもん』

などと供述しており…

やはり投獄すべき?

際しじっくり尺をかけ、鎧姿の衛兵が手書き作画で描写

なにこのかっこいい衛兵

フリーレン『どうせ、この"セイジョウの証"だってもう使えないんでしょ?』

フェルン『…………

『なんですか? その骨董品は?

冷たいよねえ

どうも“聖なる杖"と書いて聖杖の証らしい

聖なる杖と楯のシンボル

青き清浄なる世界の為に

どうも「女神」のシンボルか、教会の紋章と似ているのが面白いですね

でも実はとんでもない証なんでしょ?

シュタルク『少なくとも半世紀以上前からあるぜ?』

千歳以上のフリーレン『ぜんぜん最近じゃん

さすが半世紀ヒンメルをほっといた魔法使いだ

時間感覚がまえが違う

たとえば2023年の半世紀前なら、ガンダムでRX-81が設定された頃でしょうか

先日待望のHGUC キット化が果たされました

ぜんぜん最近じゃん

戦争で最も多く人を殺したのは

フェルン『受けられる場所がありましたよね?』

グラナト伯爵『北側諸国最大の魔法都市

 オイサーストだな

何その夢あふれる枕詞

一級試験は受けられる都市自体が少ない

シュヴェア山脈のずっと先、くだんの「北部高原」にあるらしい

かなり遠いとの事

まあエンデまで十年かかる道のりですし

伯爵『シュヴェア山脈を越えたずっと先だ』

渋谷って聞こえますね

実質渋谷事変

街道沿いに進めば着くとの事

グラナト伯爵『フリーレン、グラナト家はこの恩を決して忘れん』

『良い旅を

わざわざ城門で見送ってくれお別れに

一人の人間として素晴らしい好漢

実際、祖父が世話になったという話をちゃんと覚えていたグラナト伯爵

また語り継いでいくのでしょうね

親戚が継ぐのかしら

フリーレン『ここら辺の冬は厳しいからね、舐めていると死ぬよ』

フェルン『そんなに危ないんですか?

フリーレン『知らないの?

『魔王軍との戦いで、最も多くの人を殺したのは……、北側諸国の冬だよっ

直後に遭難するフリーレン一行

あかん

実際、西部・中央育ちのフェルンは想像もしなかった「北の寒さ」というもの

舐めて死んだ人が多かったのも頷ける話ですね

ロシアの冬将軍かよ

フリーレン『ほらね、迷った』

『………どうしよう

無策のフリーレン

昏倒のシュタルク

前々回の戦斧より効いとるやないか案件

シュタルクなんですぐ死んでしまうん?

※トップに戻る

Bパート 北方諸国の冬

フリーレン『シュヴェア山脈に入る前に遭難とか……、洒落にならないよ

そうなんですか

勇者ヒンメルの死から28年後

北側諸国デッケ地方

久々のワード

幸いグラナト伯が暖かそうなコートと服を譲ってくださったらしいものの

伯爵もまさかエルフが遭難するとは思うまい

すみませんポンコツなんですよ

フェルン『寝たら死にますよ!』

シュタルク『ジャンボベリースペシャルってこんなにちいさかったっけ……?

お前まだあのパフェにこだわっとるんかい

想い出の味ですしね

ちっさ

フェルン『担いでいくしかないですね』

曰く、魔法で浮かすと風で飛んでいく

良かった試す前に気付いて

どうも筋力増加魔法とかはないらしい

フェルン『なんでこの人、こんなに重いんですか…?』

そら(戦斧背負ってるから)そうよ

むしろ何故かつげる

フェルンの謎腕力

幼い頃、山暮らししていたので鍛えられたんでしょうか

見た目は死神っぽいのにパワーありますね

シュタルク『いいにおい……』

フェルン『置いて行っていいですか?

フリーレン『我慢して

ならフリーレン様も担げよデコスケ野郎案件

フェルンいっつも介護してんな…

そのフリーレンも頭上に

フリーレンがフリーレン(ドイツ語で凍っている)しちゃう……

幸いふもとに避難小屋があるとの事

フェルン『それ八十年前の知識ですよね?』

言われてみればその通り

果たしてちゃんと小屋はありました

雪山では、いざという時に避難できるように地元の人が小屋を用意するのもままある事

これも雪国の知恵ですね

フリーレン『このままじゃ氷漬けになっちゃう』

小屋の中でスクワットする男

CV子安『いいぞッ!! 温まってきたァ!!

フリーレン『お邪魔します

無言で外に連れ出すフェルン

フェルン『フリーレン様! ここは駄目でございます、ほかを探しましょう

フリーレン様『えー、なんでー

フェルン『中に変態がいるからです

変態『変態とは心外だな

平然と開けて出て来るとはなかなかの胆力

それもそのはず彼もエルフだと

納得のテンション

本作のエルフ、基本的にみんなローテンションなんですね

熱くスクワットしてましたけれども

声が大魔王バーン

これ実質ダイの大冒険じゃん……

変態『待て! ……お前エルフか?』

さっき、室内が暗くて互いに気付けなかった

外でようやく気付く二人

エルフ、雪山、何も起こらないはずがなく……

CV子安武人エルフ『同族と会うのは三百年振りくらいだな』

葬送のフリーレン 第11話 感想

時間感覚ゥ……

しかし前回、千年前「魔王がエルフを絶滅させようとしてた」話の次がこれとは

魔王の手で殺されなかった貴重なエルフ

なお遭難すると死ぬ

ぬくぬくフリーレンかわいい

子安エルフ『嬢ちゃんも火をありがとうな?』

『魔法使いと会えたのは幸運だった

 女神様の導きだな

『シュヴェア山脈を越えてきたんだが、この吹雪で火種を失ってしまってな

彼は一般的な魔法は使えないらしい

エルフ=魔法使いではない

その点、魔法使いに特化した魔族との大きな違いなのかもしれません

原典である「指輪物語」だってそうですものね

エルフのレゴラスは弓兵でした

CV子安氏なのでムウ・ラ・フラガっぽい

子安『凍える小屋の中…、スクワットで命を繋いでいたんだ』

フリーレン『なるほど

身体を動かして温めていたんですね

やはり筋肉……

筋肉は全てを解決する……

フェルン『よくわからないんですけど……』

この温度差

もしシュタルクが起きてたら「なるほど」って言ったんでしょね

良かった寝てて

子安『武道僧モンクのクラフトだ』

概念が微妙に仏教系

とまれだから、筋肉質で信仰に篤いんですね

筋肉と信仰が合わさり最強に見える

子安エルフクラフト『しかし"オレオール"、天国を目指す旅か』

『信仰心が篤いのは善い事だ

なるほどそういう見方が普通

フリーレンは、師匠が実際に「魂の眠る地」を体験したので目指していますが

本来は宗教的な聖地なんですよね

フェルン『フリーレン様!!』

『シュタルク様の体温が……!?

意識がもうろうとするシュタルク

シュタルク『……暖かくて心地よい…

 それに……

 あんなに大きいジャンボベリースペシャル………

親指を立てたサムズアップアイゼン師匠、彼の数倍はあるスペシャルパフェ

シュタルク『俺…、どうしちまったんだ……? 確か猛吹雪で……

クラフトに腕枕されていたシュタルク

二度見するシュタルク

シュタルク『誰このオッサン!?

冷たいよねえ

クラフト曰く人肌で温めてあげたんだそうな

半裸

何 故 脱 い だ

クラフト『せっかく人肌で温めてやったというのに……、なんたる態度だ』

いやあんたエルフやないか

貴重なエルフ肌

実際、服を脱いだ方がよく密着して互いに温まるのは理屈なのでしょうね

なおフリーレンとフェルンは着てます

何故脱がない

シュタルク『……おっさん、いい身体してんな……』

フェルン『シュタルク様!

ツッコミが厳しい

男、人肌、もちろんそんな意味な訳がなく

戦士として気になったのだと

シュタルク『あんた…、とんでもなく強いだろう?』

『おっさん、名前は!!

子安『武道僧モンクのクラフトっ

シュタルク『聞いた事ねえなあ……

言われて少し寂しそうに笑うクラフト

前後しますが本来は高名なモンク

自分は忘れられた

そんな長命種特有の寂しい笑顔だったらしい

何気ないですが切ない……

俺たちはエルフって事だ 

クラフト『近くに俺の荷車と積み荷がある』

病み上がりのシュタルクを休ませるクラフト

優しい

彼は凍った荷車から食料を確保

食料はあったものの、凍って使い物にならなかったらしい

シュタルクで釘が打てそうな寒さ

クラフト『遠慮せず使ってくれ』

北部高原は一級魔法使いの同行が必須

あくまで戦時制限ですが

そうでなくても世界観上、魔法使いの同行は必須なのかもしれませんね

クラフトも「冬を甘く見た」んでしょうか

格好も普通に修道服

クラフト『ところでフリーレン』

『お前は俺の事を知っているか?

フリーレン『ぜんぜん

クラフト『だろうな? 俺もお前の事なんてこれっぽっちも知らんっ

フェルン『勇者様御一行の魔法使いですよ?

クラフト『その前は?

フェルンもフリーレンの事を何も知らない

勇者だったのはたった十年

フリーレンは千歳を越える

まさに「長い人生の、百分の一にも満たない」名声でしかないのだと

フェルンもクラフトも大差ないのかも

フリーレン『何が言いたいの?』

クラフト『俺たちはエルフって事だ

人間からすれば勇者一行とは「名声」

誰でも知ってる事

でもたった八十年で風化しつつある

まして千年生きるエルフには、そんな一瞬の名声なんて無名も同然って事でしょうか

フリーレンが歴史ある魔法協会を知らないのと

基本的に同じ事なんでしょうね

魔王とは千年戦争しているらしいも

あくまで戦ってたのは「人間」

フリーレンは故郷の森を燃やされ、魔王退治に生涯をかける気になったものの

クラフトは気にならなかったのかも

或いは数千歳レベルか

一行は雪解けまで足止めに

特に面白いのは食前の祈り

当初はシュタルクとフリーレンは無視

しかしやがてシュタルク

最後はフリーレン様まで祈る事に

クラフトはさばさばしており、祈れなんて言わないタイプのように見えます

それでも周りを着実に変えていった

仲が深まったと感じる演出でした

フリーレンたちの冬景色

葬送のフリーレン第11話 感想

弟子の毛布を奪う畜生のフリーレン

フェルンに女神の事を話すクラフト

シュタルクをしごくクラフト

フェルンは魔法使いですが、元は僧侶ハイターに育てられた少女ですし

若者二人とも波長ぴったりだったんですね

冬眠する動物を見るフェルンとシュタルク

際しクラフト、木の実を拾って見せます

冬眠する動物たちは、こんな風にため込むんだという世間話をしたのか

或いは動物たちに食料を集めてやった

この後、目覚めた動物はこの実を食べてた様子

木を伐採するシュタルク

斧使いの本領ですね

前々回のリーニエ可愛かったですね……

際し祈るクラフト

森の木に祈っていたのでしょうか

クラフト『もうすぐ半年になるな』

クラフト『お前たちのおかげで無事、北側諸国の長い冬を越えられた

久々のエルフ時間回だった…

あっさり半年経過

半年も冬が続いた

クラフトがたっぷり食料を持ってきてたおかげですね

ここまで荷車を自分で引いて来たのか

馬で運んできたのか

クラフト『フェルンに渡してやってくれ』

略『僧侶に育てられた影響だろうな? 女神様への感謝を忘れいてない

木彫りペンダント、僧侶の印を掘ったクラフト

この世界の十字架

デザインは聖杖の証とよく似てます

翼が女神の象徴なのね

フリーレン『クラフトはどうして女神様を信じているの?』

第四話のフリーレン『数千年前までは

 (命は死後)無に帰るって考えが主流だったからね

とは第四話、アイゼンが言ってた

本来エルフは「無」論者

ドワーフの場合、伝統を重んじるからだそうな

対しフリーレンはちょっと違う

フリーレン『天地創造の女神様は』

『神話の時代を除いて、この世界の長い歴史の中で実際に姿を現したことは一度もない……

葬送のフリーレン 第11話 感想

女神は実在が怪しいからだと?

悪く言えば魔族と似た考え方

存在しないものをなぜ信じるのか的な

なお「女神」はアベツカサ先生イラストなんだそうな

なんと…、なんと徳の高い……

クラフト『若いな』

『俺も昔はそうだった、だが今は心の底から女神様を信じている

『いや、いてくれなきゃ困るんだよ

『俺の成してきた偉業も正義も、知っている奴はみな死に絶えた

彼も魔王退治クラスを為したのかもしれません

でも誰も覚えていない

さっきシュタルクが「知らない」と言ったのが、まさに彼の信仰理由なんですね

フリーレン曰くエルフは数千年の歴史がある

彼もまた「勇者」だったのかも?

クラフト『だから俺は』

『死んだら天国で女神様に褒めてもらうんだ

『"よく頑張ったなクラフト、お前の人生は素晴らしいものだった"ってな?

『わかるだろうフリーレン

『自分の生きてきた軌跡が、誰にも覚えられちゃいないってのはあまりにも酷だ

『俺たちは長い人生を歩んでここにいるんだぜ

今、勇者ヒンメルの英雄譚は風化しつつある

クラフトの英雄譚も風化した

忘れ去られるのをリアルタイムで見て来た

何を成しても忘れ去られていく

それは「知人が先に死ぬ」のと似た、また別の寂しさなのでしょうね

築いたものが何も残らない切なさ

併せ"動物の死体"が描写

ただ野垂れ死んで、何も残らない

それは切ないじゃないかと

ヒンメルの解放祭を祝ってた街だって、きっと千年経ったら誰も覚えていないでしょう

彼はそれを目の当たりにしてきたのね

フリーレン『クラフト、それはただの私たちの願望だ』

クラフト『そうだな

『……天国もか? フリーレン

クラフトもちゃんと頭ではわかっている

エルフらしくドライ

それでも長い時を生きたからこそ寂しい

人が死後の救いを求めるのと、エルフも同じなんですね

彼は自分自身を救いたいんだと

クラフト『まあ良い、お前の身の上を話せ』

『俺も話す

『お前が信じないって言うのなら、女神様の代わりに俺がお前を褒めてやる

かつて同じことを言われた事があった

回想するフリーレン

本作の女神信仰とは「死後の救いへ、より良く生きましょう」という教義なんですね

現実を理解しつつ信仰に縋るクラフト

ハイターと似てるのか

僧侶ハイターの心

回想 ヒンメルと旅を始めて数年後

ハイター『きっと女神様も

 清く正しく生きた私を、褒めてくださることでしょうっ

フリーレン『酒を飲みながら何を行ってるんだこの生臭坊主は

当時、孤児院復興に大金をはたいたハイター

曰く自分も孤児だったんだと

当時フリーレンが、生臭の冗談だろうと聞き流した「女神への救い」でしたけれど

彼の心を知ったんでしょうか

彼も本気だったのかなと

ハイター『フリーレン』

『あなたには褒めてくれる人はいますか?

略『代わりに私が褒めますよ

当時、クラフトと全く同じことを言われた

だから思い出したのか

クラフトは長く生きた末に女神に縋った

対しハイターは、死と隣り合わせの「勇者の冒険」で同じ願いに至ったんでしょうか?

同じようにフリーレンを本気で心配して

労わろうとしたんでしょうか

フリーレン『褒められるような事なんて何もない』

ハイター『常に魔力を制限してるのに?

『それは血の滲むような努力の賜物に見えますが

前回、自分の1/5だと空振り発言したハイター

ですが数年旅をして気付いたと

五百年以上も日常的に「魔力を見る」生き方をしてきたアウラをも欺いた偽装

数年共に、というのは確かに重要ですけれども

やはり天才なんですね

フリーレン『面白い話じゃないよ』

そこで“勇者一行になる前"の話をした

これが後に、フリーレンがフランメの弟子だと確信する一因になったらしい

努力を理解し褒めてくれた

フリーレンも嬉しかったんでしょうか

ハイター『後学の為にもなります』

略『私の子供は魔法使いになるかもしれませんよ

フェルンの“魔力制限"技術の高さ

それはこの時、フリーレンに聞いた話を教え込んだからだったんでしょうか

元々基礎があった…ってコト!?

フリーレン『僧侶は生涯独身でしょ』

生臭坊主『はっはっは

そして実際、生涯独身だった

生臭であり敬虔

逆に、敬虔そうに見えて生臭というのが世間一般によくある形でしょうに

素敵な変わり者だったのね

現在のフリーレン『なんで女神様に仕える連中は変な奴が多いんだろうね』

深刻な風評被害

結局クラフトとは、ここで別れる事に

ただフリーレンもフェルンも「治癒魔法」は使えないみたいんですよね

2クール目以降で変人僧侶加入とか

OPは3人旅ですが

フリーレン『遠慮しておくよ、もう別の奴に褒めてもらったから』

クラフト『そうか、いい友人を持ったなフリーレン

『大事にしろ

フリーレン『いや、その人はもう…………

『…今は天国にいるよ

フリーレンは女神は信じない

でも天国は信じる

さっきクラフトが「天国は?」と聞いた事への返答を兼ねてでしょうか

きっとその方が都合がいいから

ハイターもまた彼女を変えたんですね……

クラフト『なら、いずれ会えるな』

フリーレン『……そうだね

クラフトはいずれ死んだ時にと言い

フリーレンはこれから、オレオールに行くからだと返したってところでしょうか?

意味はすれ違うけれどもそれでいい

それもまた優しさか

旅立ち クラフトは別の道へ

クラフト『フリーレン、今生の別れとは思わん

『何百年か後に…、またな

答えを待たずにまっすぐ去っていったクラフト

フリーレンは答えない

人柄を理解した故か

荷車も置いていくんですね

シュタルク『おっさんも元気でなー!! 楽しかったぜー!!

フェルン『ペンダント、ありがとうございましたー!!

エルフ時間で再会を約束するクラフト

今生の別れなシュタルク達

時を感じるラスト

コミュ強なシュタルクはともかく、フェルンがこうも懐くのはちょっと意外でした

これもハイターが繋いでくれた縁か

また数百年後に

アウラ編を終え、再始動一発目がエルフ時間

本作らしい回でしたわ

ハイターの笑い声も懐かしい

次回、第12話「本物の勇者」

偽勇者地獄編…ってコト!?

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葬送のフリーレン 第4話「魂の眠る地」
葬送のフリーレン 第5話「死者の幻影」
葬送のフリーレン 第6話「村の英雄」
葬送のフリーレン 第7話「おとぎ話のようなもの」
葬送のフリーレン 第8話「葬送のフリーレン」
葬送のフリーレン 第9話「断頭台のアウラ」
葬送のフリーレン 第10話「強い魔法使い」
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