葬送のフリーレン 第16話 感想[戦士ゴリラだ!!]忘れられたエルフ・クラフトの正体?ネタバレ

2024年1月6日

葬送のフリーレン 第16話「長寿友達」感想

公式あらすじより引用

かつてフリーレンがヒンメルたちと冒険をしていた時に出会ったドワーフの戦士・フォル爺を訪ねた4人。彼はある村をずっと魔物から守っていた。フリーレンは会話を交わす中で、過去のヒンメルの言葉を思い出す…。その後、ある集落を訪れると、そこにはザインが昔共に冒険者になろうと約束した親友の足跡があった。

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ザインの選択は? フリーレンと昔話が出来る歴戦の友達

葬送のフリーレン 16話 感想

ここで年内最終回って卑怯じゃないですか!?

ゴリラを追い、正反対の街へ別れるか?

フリーレン達と旅を続けるか?

前回あれほどザインが必要と描いた末、彼に“別れの選択”とは人生って解らない

次回、第17話「じゃあ元気で」

って答えじゃんこれ!?

爺さん婆さん時々ゴリラ回だった!!

来週休止、次は2024年1月5日から

第四話でアイゼンに頼まれた旅を続け十六話目

目的地は魔王城があるオレオール

千年前は魂の眠る地と呼ばれ、大賢者フランメが仲間の魂と再会した場所

それから千年で何があったのか?

アイゼンはヒンメルに会って話せと要請

彼に「頼まれた」という体裁で、ヒンメルに会う為に魔王城を目指す旅

そこにはクラフトの仲間だった僧侶も?

もしかすると戦士ゴリラも?

果たしてそこで何を見るのでしょうね

あの人を忘れない、戦士ゴリラを忘れない

フリーレンの長寿友達もすっかりボケ

ボケてるフリし続けた末、本当にボケた

大切な人の記憶さえもう解らない

功績を忘れられた英雄といい、どんなに大切なものでさえ風化してしまうのが切ない

節目回にフリーレンの孤独を改めて感じます

彼が“夢で会えて”本当に良かった…

“故人の想い”を代弁したヒンメル

死んだ者は、生きている者が思い続けてくれたなら本当に嬉しいのだと

自身、想い続けて欲しいからか

フリーレンに覚えてて欲しい

心からの共感が切ない

でもイケメンポーズはどうかと思う……

忘れられた英雄、クラフトの正体

第11話で出会ったCV子安エルフ・クラフト

剣を振るい、僧侶と世界を救った英雄と判明

古代勇者様だった!?

モンクなのは友の為でもあるのか?

剣が勇者の剣に似てるのも意味深

柄が違うし似てるだけかね

本名を忘れられた友、戦士ゴリラ

第13話で戦士ゴリラとキャストされ大爆笑だった親友

まさかの自己申告だった!?

曰く忘れられた英雄クラフト”を踏まえ、忘れられない英雄になろうと考えたんだそうな

おかげで十年経っても足跡が辿れるんですね

何もかも忘れられた今回

がっつり記憶されているのが傑物ですわ

名乗らない男、破戒僧ザインの選択

実は戦士ゴリラ相棒として、僧侶アゴヒゲと名乗ろうと誓っていたザイン

相棒が魔法都市と正反対に行ったと判明

ここで終わりにするか!!

続けるか!!

そんな決定権がザインに委ねられてしまったんですね

年内最終回にとんでもない岐路ですわ

彼がいないと全滅しません…?

いともたやすく全滅するフリーレン一行…?

今回でクール前半が終了

オレオールという目的を得た事、宿敵・魔族との激突が大きなトピックでしょうか

本作は「人の心を知る旅」

特に死者の想いを辿るのがテーマも

最大の敵・魔族が、人の心や死者を軽視するというのがフリーレンと対照的ですね

感情が薄く魔法が大好きなもの同士

一見はフリーレン同類

不倶戴天の敵だというのが因果ですわ

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冒頭 友との写真

親友『ザイーンっ!! あの魔法使いが、俺たちの写真撮ってくれるってよ!!

幼ザイン『シャシン…? なんだよそれ

なんですかそれ?

回想、冷めた表情で流れに竿を差していた少年太公望ザイン

彼がまだ幼く美少年だった

月日は人を変えます

昔の歌曰く、誰でも一度は子供だったけどみんな忘れてるって奴

ザインの親友

めちゃくちゃぬるぬる動いてびっくり

ジブリ作画だこれ!!

ザイン『ン…!?』

親友『いいから来い…、って!!

しかしそんな冷めたザインにも

手を差し伸べてくれた

手を取り連れ出してくれた人

昔も冷めてて、動けなかったザインをいつも連れ出してくれる人だったのか

フリーレン達そっくりですわ

親友『伝説の…、始まりだぁっ!!

現在、独り焚火番をして起きているザイン

当時の写真を今も大切に

魔法による写真なので、ホログラフのように光っているんですね

世界観上とても貴重なものか

Aパート 長寿友達

勇者ヒンメルの死から29年後

13話、クラフトと冬ごもり明け以降は29年目

北側諸国クラー地方

ドイツ語でklarとは「澄んだ」「明確な」といった意味だそうな

もちろんだ的な

これまたぴったりの地名

シュタルク『本当に強い戦士なのか?』

曰く四百年近く村を守ってきたドワーフ

本作版ドワーフ寿命は約三百年

彼が人間なら百歳くらい…ってコト!?

フリーレン『フォル爺って言ってね、私の長寿友達』

略・フェルン『たまにはこんな寄り道があってもいいかもしれません

今回、明確に寄り道なんですね

ここ最近知り合い貴族が三代前、故人ばかりだったフリーレン

生きてる知り合いは久々

スカートめくり小僧達は親しくなかったですし

シュタルク『シャレになってねーぞ、それ』

ドワーフの友人と、死ぬ前に話したいと言われ嫌そうな顔したシュタルク

アイゼンの事を連想したのか

帰ったら死んでたとか笑えませんわ

フリーレン『十年くらい滞在しちゃおうかしら……』

別の意味で洒落にならん

ガチな奴

フェルン、すかさず一週間までですよと五寸釘を刺すのでした

ゲームは一日一時間的な

村への道、滑る丸太橋を渡るフェルン

バランスを崩しかけたフェルン

手を差し伸べたシュタルク

まるでダンスのよう

その後も談笑、前回を経て距離が近づいた気がしますね

ありがとう戦士のお父さん……

ザイン『あの村か』

立派なしだれ桜的な花が咲き誇る村

黄金色の立派な花

そのたもと、門の入り口にちょこんと座ったおじいさんドワーフ

なんとも絵になりますね

フリーレン『どう? 歴戦の老戦士って感じで恰好良いでしょ』

よぼよぼじゃねーかと呆れるシュタルク

確かにフル武装した様は“戦士”

皺の描き込みが尋常じゃない

作画班の大仕事ですな

ドワーフは、金字塔である「ホビットの冒険」から斧と相場が決まっていますが

剣士とは珍しい

フォル爺『はて誰だったかな…?』

略『ン…、そうだったな…

フリーレン『まだボケたフリ続けてるの?

シュタルク『え?

言うや、シュタルクを転倒させてしまうフォル

剣の鞘で脛を瞬時に叩いたらしい

起き上がれない

あのシュタルクが!?

リーニエの斧が直撃しても無事だったのに!!

フォル爺『戦闘での死因の多くは“油断”だ』

だから油断させる為、ボケたフリをしている

大した役者ですわ

また通常、ドワーフは愚直で策を弄さないイメージがある種族

それだけに意外性が強い

フォル爺『熟達した戦士でも』

『防御を意識できなければ、簡単に致命傷を負う

先のリーニエ戦と同じ事

シュタルクは散々リーニエに吹き飛ばされたも

最後は、最初から防御を意識する事でダメージを最小限に出来ました

身構えていれば死神は来ない

フリーレン『相変わらず卑怯な戦法だね』

いやアンタと同じやがな

不意打ちの大切さを描くファンタジー

強さ誤認させ友達

シュタルク『待ってフリーレン、歩けない……』

という訳でシュタルクは指導を受ける事に

教育的指導

アイゼンは、もう満足に斧が握れないと旅を辞退していましたが

同じように最小限の戦いを実現してるのね

フリーレン『ついでに稽古つけてもらいな』

ママっぽい言い回しするフリーレン

前回に続きママっぽい

ザイン『とんでもねえ爺さんだな…』

前々回シュタルクの強さに声もなかったザイン

知ってるからこそ解かるのか

滞在、村人にとってのフォル爺

滞在に家を借りるフリーレン一行

フリーレン『ねぇ、十年泊まりたいから仕事紹介してっ』

フェルン『フリーレン様、一週間までですよ

まだ凝りてなかった

こうして魔法で野菜の収穫などして路銀稼ぎ

以前カボチャを収穫した魔法か

普段この村は“依頼引受人”、いわゆる冒険者がいないので重宝されていました

ここが、小さな村だからというのもあるも

普通ならある討伐系もないのか

フォル爺が倒してしまうらしい

村人『普段は会話すらままならない』

『昔から村を魔物や魔族から守って貰っているが

 その理由すらわからない

 守り神みたいなものさ

守り神と敬意ある呼び方

ゴーレムみたいと言わない優しさ

村人でさえ、あんなに楽しそうに話をしてるの初めてだと困惑

最低二十数年単位で黙っていたのか

フェルン『ずっと孤独だったんですね』

その様を「絵」のように思い描くフェルン

寂しさを一層感じさせます

自身ハイターと二人きりだったからでしょうか

フェルンは旅でよく交流

村人と話す姿が頻繁に描かれているも

当初は幽霊みたいでしたものね

無声劇、妙に揺れながら歩くフォル爺

でなくバカでかい岩に乗り、シュタルクに担がせて歩いていた

あのシュタルクが必死!!

どんだけ重いの!?

夕食、鳥の丸焼きを並べるフェルン

半ば寝たまま平らげるシュタルク

クッタクタだよ!!

作中、こんなに疲れたシュタルクを見たのは初めてかもしれません

落石撤去した時もケロっとしてたのに

無声劇で「仕事」をこなす一行

葬送のフリーレン 16話 感想

その間も楽しそうに話し続けるフリーレン

フリーレンが笑ってる……

そんなに話す事があったのか

多分勇者ヒンメルも、ここで依頼を受けてしばらく滞在したんでしょうか

彼の思い出話がたくさんあったんでしょうね

当時ならたわいのなかった事でも

今はただただ愛おしい

呆気のシュタルク

巨大な魔物をあっさり倒したフォル爺

実践も見せたのか

前回剣技、“技”を学んだシュタルク

今回はスパルタですな

回想 勇者ヒンメルの言葉

フォル爺『人間は成長が早いな、そこそこ良くなった』

そして一週間後、旅立ち前夜のフリーレン

そこそこ

そういやシュタルクは、元々アイゼンの修行を最後までやり遂げていません

まだまだ発展途上なんですな

おいマジか

フリーレン『今ではとても感謝しているんだよ』

『フォル爺は、私がヒンメル達を知る機会をくれたから

と、謎めいた言い回しをして回想へ

当時フォル爺は今より頑固

村を守る理由を聞くヒンメルに、どうでもいいことだと突っぱねてしまいます

今の好々爺とはだいぶ違いますな

回想の勇者ヒンメル『人はどうでもいい事に命を懸けない…』

あくまで静かに言うヒンメル

真剣に聞いているんだと感じる声音でした

いつもの明るさがない

フォル爺『ン…』

言って彼が目を開くのを精緻な作画で描く本作

すんごい描き込み

隠れた目が開く

それだけ重要な場面だって事か

『儂は、妻の愛した村を守っているだけだ』

遠い昔亡くした妻は人間だった

当時既にお爺さんだったのか、記憶があいまいなのか今と変わらない姿

奥さんの動きが妙ですが…?

フォル爺『話すつもりは無い』

『どうせあの人も顔も、声も、眼差しも伝わらん!!

『これは儂だけの想い出だ

『滑稽な話だろう? 儂はずっと死者との約束を守っている

言われ、思わしげに目を伏せるヒンメル

伝わらないから話さない

冒頭、写真魔法で「想い出」を形にして残していたザイン

もう居ない人との約束という点では近いも

形があるだけ幸福なのね…

ヒンメル『そうだね…………………』

『でもきっとその人は、あなたが約束を守ってくれている事を嬉しく思っているはずだ

自分だったらそう思うからか

己の死後、フリーレンが約束を守ってくれたら

死者の側にこそ共感したのか

前々回、フリーレンに「伝わらないプロポーズ」をしていた彼を思い出しますね

いつもメッセージ出してるじゃん……

フリーレンの大切なきっかけ

フォル爺『ヒンメル、お前は良い勇者だ』

略『ヒンメルという偉大な勇者の記憶も、儂が未来に連れて行ってやろう

記憶を連れていくという事

長命種はタイムカプセル

書物のように、あの人はこんなだったねという「記憶」を未来にそのまま連れていく

今まさにフリーレンがしている事か

ヒンメル『僕のパーティーにはフリーレンもアイゼンもいる』

丁重に辞退する勇者の鑑

大丈夫、アイゼン達がやってくれるさと

しかしアイゼンもこれを辞退

アイゼン『俺はフリーレンほど長生きせんぞ』

果たしてまんまの意味

それとも気を使った

後者っぽい気もしますな

フリーレン『別にいいけど』

フォル爺『そうか、仲間に恵まれたな

勇者ヒンメル『じゃあ後でフリーレンに、僕が編み出したイケメンポーズ集を見せないとな

いつかの銅像作りのアレじゃん!!

こうして“記憶”した

以降フリーレンは、ヒンメル達の事を意識的に覚えておこうとするようになったのか

イケメンポーズは今も覚えてるとの事

どんだけ見せたの

『私がヒンメル達を知る機会をくれたから』

この件があったから「記憶」を約束した

出会ってなければ、ヒンメル達の事はロクに覚えていなかったかもしれない

ターニングポイントだったのね

現在 フォル爺の「冗談」

フォル爺『その勇者の顔は覚えているか?

略『声は?

フリーレン『私を馬鹿にしないでよ!!

 全部覚えている、ヒンメルは私が“人間を知ろう”としたきっかけだよ

珍しくムキになるフリーレン

そしてきっかけ

大切な仲間とは言わないのがフリーレンらしい

多分「そう思ってない」からか

もちろん覚えてると明言したフリーレン

北側諸国クラー地方、ドイツ語でklarとは「もちろんだ」的なニュアンスもあるらしい

もちろん覚えてるよって事でしょうか

さっきのフリーレン曰く『大切なことだ』

第一話、ヒンメルの死が彼女の意識を変えた

他人と交流するようになった

人はすぐ死ぬと理解した

ヒンメルとの旅でも、彼女の「意識」はさほど変わりませんでした

死が一番のきっかけでしたものね

フォル爺『儂はもう思い出せない』

『顔も、声も、眼差しも……、それでも儂は“大切な何か”の為にこの村を守っている

八十年前、語らなかったのは忘れていたから?

だから悟られまいとムキになったのか?

それともここ八十年で

彼はフリーレンが、こうなるかもしれない未来図なのかもしれませんね

当然いつか起こりうるべき未来なのだと

回想がぎこちないのは

意図的にもう「記憶が不完全」だと

そう演出してたんでしょうか

フリーレン『…………!?』

『フォル爺は冗談が上手いね

明らかに自分に言い聞かせてたフリーレン

冗談だと思いたい

彼女は老いない

だからこそ、今までこうなってしまう事を考慮していなかったのかもしれません

これもまた「人の心を知る」経験か

フォル爺『そうか』

『遂に魔王を倒しに行くのか、平和な時代が訪れるといいな

旅の目的地は魔王城があるエンデだ

そう聞き誤解するフォル爺

いつしか本当にボケていた

それも当然か、“平和”になった後も魔物や魔族と戦い続けていたらしいですから

彼にとって現在も八十年前も変わらない

彼は「戦う」「座る」の二つだけを繰り返してきたのですから

頻度が違っても大した差はないか

フリーレン『………!?』

明らかに絶句したフリーレン

本当にボケた、忘れたというのも本当だった

そう感じたのか?

フリーレン『フォル爺、魔王はもう…』

言いかけて口をつぐむフリーレン

成長した

間違いなく第一話時なら、無神経に「おじいちゃん魔王ならもう倒したでしょ」と言ったはず

ヒンメルとハイターが号泣してそう

フリーレン『……ふふっ』

しかし笑った

あくまで「冗談かもしれない」と思い直したんでしょうか

フォル爺はいつもウソかホントか解らない

それでいいんだと?

敢えて答えを出さない事を学んだのか?

フリーレン『フォル爺の記憶も、私が未来に連れて行ってあげるからねっ』

フォル爺『ン……

『それも悪くはないな…、…人生の最期にお前に会えてよかった

フリーレン『それ八十年前も同じ事を言っていたよ

おじいちゃん遺言はもう言ったでしょ

本当か冗談

昔ね? いつもボケたフリをして、何を考えてるか分からないドワーフがいたんだよと

彼女はいつか未来で語るんでしょうか

そうやって“連れていく”のね

翌日 出発する一行

フォル爺『フリーレン、妻の夢を見た

フリーレン『そう

フォル爺『お前と、昔話をしたおかげかもしれんなぁ……

果たして本当に夢を見た、思い出した

それとも気遣ってのウソ

ウソかホント

きっとそんなドワーフのお話だったのね

フリーレン『ン…、それじゃっ』

そして再び置物に戻るフォル爺

帰り道でも生きてて欲しい

フォルとはvoll、満ちたという意味のドイツ語

空虚にさいなまれヒンメルに肯定され、フリーレンと出会って大切な記憶を思い出して

きっと「満たされた」んですね

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Bパート ゴリラを追って旅をして

フリーレン『尋ね事?

写真を見せて人探しするザイン

ヒンメル死後歴29年、北側諸国ローア街道

ドイツ語でRohrとは葦

風に揺れる葦は、優柔不断にたとえられるそうな(wie ein schwankendes Rohr im Wind sein)

優柔不断な回?

ザイン『俺の旅の目的はこっちだ』

『十年前に旅に出た親友と合流する事だ

色っぽいお姉さんはその後だと

実はこれまでも、旅の傍らで聞き込みを続けていたらしい

CV中村悠一による聞き込み

なんて存在感……

シュタルク『十年前だろ?よく目撃情報が残っているな』

ザイン『名前が特徴的だからなあ、インパクトが強いっ

シュタルク『なんて名前なんだ?

ザイン『戦士ゴリラだ!!

初登場回でキャスト欄にあった名前

まさかの原作準拠だった

それもザイン自身、本名が何だったかすっかり忘れているレベル

こいつはとんだハイレベルだぜ…

ザイン『ちなみに俺は僧侶アゴヒゲ』

シュタルク『聞いてねぇよ

同じく、まだ続くのかと呆れるフェルン

冷たいよねぇ

若者が冷たい

話に乗ってくれたのはフリーレンおばあちゃんだけだよ

シュタルク『変な奴だな』

ザイン『ああ…、変な奴なんだっ

いつになく楽しそうに言うザイン

童心に返るというやつか

ゴリラを語る時、彼はアゴヒゲとなるんですね

フリーレン『この大峡谷を越えて一週間も歩けば』

『いよいよ魔法都市オイサーストだ

フェルン『本当に長い道のりでしたね

恨めし気なフェルン、アウラ編終了が11話

以降11~16話で残り一週間

特に半年山籠もり

あのとき、フリーレンが道に迷った事を恨んでいるんでしょうか

覚えてるだけマシじゃん……

フリーレン『私は今回、何も悪いことしてないよ』

でも原因はフリーレンである

一級資格をとってないから立ち寄る必要がある

管理団体がすぐ変わるから面倒だ

魔術協会が出来て五十年、その間に資格を取ってくれていれば問題は無かったんです

原因っちゃ原因ですわ

ザイン『なあ、十年前にゴリラって名乗る人来なかった?』

シュタルク『すげえ質問だな……

まったくである

ここで街道が分岐する為、立ち寄って聞き込みしたいというザイン

街は染め物をしている女性の人がおり

戦士ごっこする子供もおり

北側諸国、思ったより平穏ですな

村人『ああ、戦士ゴリラ様ですね』

シュタルク『あ、わかるんだ……

村人『インパクトが凄かったので覚えています

皆してインパクト言ってますな

ゴエモンインパクトかな?

とまれ十年前、魔物を退治して「ガンコ婆さん」と意気投合したんだそうな

さっきからインパクトしかない…

頑固婆さんの依頼

婆さん『儂は頑固者でのう……!! そう簡単に教えられん』

シュタルク『自分で頑固って言ってる…

いちいちツッコミを欠かさないシュタルク

そのままの君でいて欲しい

キャスト欄は頑固婆さんCV久保田民絵さん

明和学園短期大学家政科卒業。1998年、文化庁在外研修生としてニューヨークとロンドンで研修を受けた文化派

吹き替えでの活躍が数知れぬCV

頑固婆さん『儂の依頼をいくつかこなしてもらおう』

言われて手紙を届けるよう依頼

お使いクエスト!!

「かぐや様」ならナレーションが入りそうな定番シチュエーション!!

ヒンメルも好きだったそうな

フリーレン『お使いみたいな人助けは日常茶飯事だったよ』

『こういうのが面倒な探し物や、厄介な魔物退治に発展していくんだよね……

葬送のフリーレン 第16話 感想

言って竜から逃げる場面を思い出すフリーレン

なにこれフラグ?

フラッグファイター?

アウラより強いじゃない

本当、典型的なRPG主人公だったんですな

『頑張っておばあさんの心を開こうか』

隣村の鍛冶屋ナーゲルに手紙配達

しかし鍛冶屋、槌音がうるさくてシュタルクの声が届かず

てかシカトしてるよね!?

『…この婆さん、全然心開かねぇぞ……』

シュタルクが担いで山ほど果樹収穫

断崖絶壁の花採取

シュタルクが力づくで扉を抑えて宝箱回収

空飛ぶ巨大ニワトリからビッグエッグ強奪任務

シュタルク捨て身のキマイラもどき退治

シュタルク頑張ったね………

ホント頑張ったね…

フリーレン『ヒンメルやハイターだったら半日くらいで打ち解けてるはずなのに』

すげえな先代勇者と生臭坊主

女性にはイケメン

むくつけき男には呑ミニケーションでしょうか

完璧超人始祖な布陣じゃん……

フェルン『このパーティー、不器用な人しかいませんからね』

自覚はあったのか

シュタルクはかなり親しみやすいも

今回は通じなかった

惜しい、相手が貴族のオッサンならだいたいシュタルクが認められるのに

シュタルクはモテるよね

頑固婆さん『ん』

しかしこれが最後だと、英雄の像を掃除依頼

開いてるじゃん

解りにくい御仁ですわ

忘れられたエルフ・クラフトの正体

婆さん『遥か昔に世界を救ったとされる英雄様の石像だ、それ以上の事は知らん

略・ザイン『忘れられた英雄か

頑固婆さん『ところでアンタ、"僧侶アゴヒゲ"だろ?

思わせぶりに言い「石像」に到着

筋骨隆々のエルフ戦士

顎鬚をたくわえた僧侶

いつものヒンメル像ではないのか

村から離れた峡谷の石像、昔はこの辺が村の盛り場だったんでしょうか

えらく寂しい場所に建ってますな

フリーレン『……クラフトだ』

第11話のCV子安エルフ・武道僧クラフト

曰く「功績を忘れられた」男

実はかつて、剣士として世界を救った英雄だったと明らかに

大魔王さまじゃなくて!?

いわば「勇者」

勇者の剣に似てますが別物

実際どうだったんでしょ

彼に腕枕されたシュタルク『ホントだ!』

フェルン『瓜二つです!

現在クラフトは武器を持たぬモンクとして活動

功績を忘れられたのを悲しみ、せめて死後女神様に褒めてもらおうと武道僧に

ですがかつて僧侶の相棒がいたのか

僧侶転職の一因?

ザイン『この人はクラフトって名前なんだな』

残念ながら僧侶の方は不明

ですがザイン、少年時代にハイターに「英雄」を紹介したのを思い出します

彼の村にも全く同じ石像があった

ポーズにこだわらなかったのか

回想 戦士ゴリラの大切なきっかけ

回想の親友『俺たちはこうはならねぇ』

『忘れ去られるなんて御免だ

 勇者ヒンメルみたいな"忘れられない英雄"になる!!

しかし幼いザインの眼は冷めたもの

それを見て微笑むハイター

ザインは現実的だと

それを見て、敢えて言ったようです

ホント優しい御仁

ハイター『ふふ…、どんな英雄でもいつかは忘れ去られます』

『きっと魔王を倒した勇者ヒンメルも

 例外ではないでしょう

幼ザイン『……まあそうだよな…

ハイターは、自分たちと同じだと感じたのか

幼い頃からヒンメルは夢を見ていた

彼は現実主義者だった

ザインに共感したのか?

或いはフリーレンに似てると思ったか

ザイン『さすがに無理な話だ』

きっとハイターは、焚きつける為に言ったのでしょうか

ザインは諦めている

発奮させたい

この「戦士」なら出来るはずだと?

親友『戦士ゴリラ、俺は今日からそう名乗る!!

ハイター『ふふ……

幼ザイン『なんでだよ……?

戦士ゴリラ『"忘れられない英雄"を目指すなら、名前のインパクトは大事だろっ!!

まさかの夢いっぱいな命名だった!!

聞いたかクラフトさん!!

あんたを反面教師にして、新しい英雄が生まれたぞ!!

きっと笑ってくれるんでしょうね

はっはっは!!

ハイター『はっはっは!確かにそうですね』

『ではあなたは…、"僧侶アゴヒゲ"ですね?

略『きっと似合いますよ、アゴヒゲ♪

葬送のフリーレン第16話 感想

いたずらっぽい声が素敵でした

原因はアンタか!!

さっき妙に自慢げに言ったのは、尊敬するハイターの命名だったからなんでしょうね

名乗っとけよ普段から!!

現在のザイン『やっと終わった……』

いかにも腰が痛そうな声でいうザイン

歳はとりたくないねぇ

紅顔の美少年が今やCV中村悠一

俺の石像がこんなに汚れているわけがない

フリーレン『銅像だったら魔法でなんとかなったのに…』

前に貰った魔法がありましたもんね

でも石像ならではの耐久性

この世で、最も耐用年数が長い記録媒体は石板だって言いますもんな

CDやDVDやHD DVDやBlu-rayときたら

ザイン『ゴリラあいつは戦いしか取り柄がない』

頑固婆さん『でも名前のインパクトはバッチリだったよ♪

『ゴリラはよくアンタの事を話してたよ

 一緒にずっと歴史に名を残すような…、英雄になるってねえ

ゴリラは不器用ながら掃除してくれたらしい

たぶん最初から解ってた

あ、こいつ僧侶アゴヒゲだと解った上で無茶振りしまくってたんでしょうか

きっと面白がってたんでしょうね

ああ聞いてた通り

コイツ本当にめんどくさがりだな的な

頑固婆さんと戦士ゴリラ

ごっつええ婆ちゃんじゃないですか

爺さん婆さん回!!

頑固と言われた心の壁を、ゴリラ並みのコミュ力でぶち壊して打ち解けたんでしょうか

当時絶対ブツブツ文句いってたに違いない

きっと話し込んでたに違いない

めっちゃツンデレに違いない

フリーレン『ゴリラの行き先わかった?』

言い方ァ!!

脱走したゴリラじゃん!!

バナナ必須じゃん!!

僧侶アゴヒゲ『テューア』

『北側諸国中部の交易都市だ

フリーレン『ここから遥か東方、私たちの目的地オイサーストとは反対方向だね

次回、第17話「じゃあ元気で」

答え出てるじゃん!?

なんと戦士ゴリラ、フリーレン一行の魔法都市とは正反対に向かっていた

そりゃゴリラに魔法都市は無縁というもの

ごもっともであるも

ザインとの旅は早くも終わり……?

ザイン『どうしたもんかね』

心底困った表情のザインで締め

誰よりザイン自身、"こいつらほっとけない"と思っているんじゃないでしょうか

だけど友達ともう一度旅する為にここに来た

選ぶべきは過去か現在か

ザインは「死んでるだろう」と思ったも

諦めるなと言ったのはフリーレン自身

そして人柄が描写、そう簡単に死ぬゴリラじゃないと感じるエピソードでした

すると傷を負って動けないのか?

今のザインなら治せる?

十年を経て「成長したから」報われるような

そんな再会劇に…?

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葬送のフリーレン 感想 2023年10月

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葬送のフリーレン 第2話「別に魔法じゃなくたって…」
葬送のフリーレン 第3話「人を殺す魔法」
葬送のフリーレン 第4話「魂の眠る地」
葬送のフリーレン 第5話「死者の幻影」
葬送のフリーレン 第6話「村の英雄」
葬送のフリーレン 第7話「おとぎ話のようなもの」
葬送のフリーレン 第8話「葬送のフリーレン」
葬送のフリーレン 第9話「断頭台のアウラ」
葬送のフリーレン 第10話「強い魔法使い」
葬送のフリーレン 第11話「北側諸国の冬」
葬送のフリーレン 第12話「本物の勇者」
葬送のフリーレン 第13話「同族嫌悪」
葬送のフリーレン 第14話「若者の特権」
葬送のフリーレン 第15話「厄介事の匂い」
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