葬送のフリーレン 第28話 感想【最終回】また会ったときはずかしいからね ネタバレ

2024年3月30日

葬送のフリーレン 第28話「また会ったときはずかしいからね【最終回】」感想

公式あらすじより引用

一級魔法使い試験の最終試験、フェルンはゼーリエから合格を告げられた。続くデンケン、ヴィアベル、ユーベルたちの合否は…。そして試験を終えた受験者同士の間には、始まる前にはなかった不思議な感情が…。そして、フリーレンたちが魔法都市オイサーストを旅立つ時が近づく―。

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死後29年試験編11 さよなら魔法都市、ヒンメルが変えたもの

葬送のフリーレン 第28話 最終回 感想

サブタイは勇者ヒンメルが、別れ際で妙にあっさりしてた理由か

いつかまた会うかもしれないから

だから別れを惜しまない

一話、フリーレンもヒンメル達とあっさり別離

当時は「冷たいよねえ」と思ったも

ヒンメルの流儀を真似てたのか

出会った人に影響され、別れても死別してもその想い出を心に背負っていく

死別しても終わりじゃない

心を知る旅を描く本作らしい最終回ですわ

冷たいようで情が深い

ゼーリエが、死別した弟子たちを今も一人一人大切にしてるのと相通じる事?

デンケンの野心も実際は妻の為

ヴィアベルも出会いを大切にしている

それはフリーレンも同じ

一見すると冷たい人たちの温かさ

とてもフリーレンらしい最終回でしたわ

一級試験 合否最終判定

合格は六名。フェルン、デンケン、ユーベル、ラント、ヴィアベル、メトーデ

落第はフリーレン以下六名

カンネ、ドゥンスト、ラオフェン、シャルフ、エーレが落第

ここまで1級は僅か45人

そこに六人も増えるとは大豊作ですわ

デンケンが「冷酷」と噂だった訳

亡き妻の墓参りへ、侵入に一級資格を必要とする北部高原に行きたいデンケン

実は出世も妻の為だったと

病弱な妻を治す為に手段を選ばず出世

しかし妻は病死、数年後に魔法協会発足

フリーレンが生涯の敵魔王を倒し、フェルンがハイターのため魔法使いになったように

二人と同じ「目的を終えた」男だったのか

みんなの「始まり」は

デンケン、実はフリーレンに憧れ魔法使いになった

ヴィアベルも勇者ヒンメルに憧れた

ヒンメルは魔王退治も人助けも同じくらい頑張った男でした

他の男でも魔王は倒せたかもしれない

でもヒンメルがいなければ彼の故郷は消えてた

だから彼はヒンメルのように人助けしてるのか

デンケンにとってフリーレン、ヴィアベルにとってはヒンメルが「始まり」だったんですね

ヒンメルの優しさは今も世界を変え続けてる

世界を変えた「勇者」でしたわ

連鎖のはじまり

ヒンメルが助けた無数の人が、今も誰かを助けているのでしょうね

ハイターがフェルンを助けたように

存在感のあるヒンメルもイケメンですわ

大魔法使いゼーリエと人間の弟子

前回、早死にする人間の弟子などとるものじゃないと愚痴ったゼーリエ

しかし本当は後悔していないと

1人1人をちゃんと覚えている

フリーレン達がヒンメルやハイター達を、16話のドワーフが妻を想い続けているのと同じ事か

死んでも思い出として共に生きていく

未来へ一緒に連れていく

死別しても終わりじゃないんだと感じるのがとても素敵でした

フェルンの貰った「特権」は

葬送のフリーレン最終回 感想

好きな魔法を何でも一つ、不治の病完治も巨万の富も「殺してでも欲しい」特権

フェルンは服を奇麗にする魔法を貰いました

神話時代の洗濯魔法

お年頃ですねえ

呆れながらも、ちゃんと授与してくれるゼーリエも義理堅いというか

人の命の短さを良く知っているから

だから有能な人間に目をかける

フリーレン以上に人間的なエルフなのね

そして舞台は更に北へ

第11話、北部高原を通るには一級魔法使い資格が必要だとグラナト卿に言われて以来

ようやく「一級」獲得

長い長い節目の終わりですね

目的地は最北・魔王城エンデ

そこは死者の魂が集まる場所とされ、勇者ヒンメルの魂と対話できるかもしれない

フランメ時代、そこは魔王城でなかった

この千年で何があったやら

魔法はイメージ、心の産物

魔法はイメージによって成立

なので個々人の心に応じ、得意魔法が異なると描かれた一級魔法使い編

またフリーレンはヒンメルの心を学んでいます

当時どんな想いで言ったか学んでる

果てに魔法が生まれる事もあるのでしょうか

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冒頭 最終試験

フェルン『私は、フリーレン様の弟子です!

言い放たれ、ゼーリエは不機嫌になった

才能を惜しみフェルンを合格

そう吹き込んだ渦中のフリーレンは、暇そうにあくびをしていたのでした

頓着のないお人ですわ

Aパート 合否判定・後半戦

ゼーリエ『正直、お前が若い頃に会いたかった。血の気と野心に満ち溢れた若かりし頃に

宮廷魔法使いデンケンをばっさりと評価

彼は軍所属魔法使いからの叩き上げ

今や北側で最も権力を持つ魔法使い

たかが一兵卒から国の中枢へ、それは野心と血の気の賜物だろうと思ったか

フリーレンと正反対なタイプに見えたのね

ゼーリエ『私は燃えカスには興味はない』

デンケンに上を目指す野心は燃え尽きただろう

成長の余地がないと?

教育者なゼーリエらしい評価点

ゼーリエ『……そう思っていたのだがな?』

略『お前、私を見た時

 どう戦うか考えただろう?

魔法使いの目に、フルパワーフリーレン並みの魔力を見せつけているゼーリエ

戦おうとしただけでたいしたもの

前回、委縮したカンネ達とは違う

有望である証か

ゼーリエ『まだ燃えている、普通は戦うなんて発想は湧かない』

『合格だ

一級ゲナウ達は、デンケンは一級並みだと評価

しかし目の付け所が違うんですね

実力よりも心だ

魔法はイメージの力だからか

12名中9人目、ユーベル来室

ゼーリエ『合格だ

続くユーベルには会話すら不要

ゼンゼが見抜いた常軌を逸した心を、一目で見抜いてしまったらしい

一目で尋常じゃなくヤバいと気付いたよ

下手に話すと魔法盗まれかねませんしね

分身魔法使いラント 入室

ゼーリエ『この試験期間中、本体は故郷の村から出ていないな?

まさかのリモート参加だった

おかしいでしょ分身術

いつもの「本体」

あれも実は分身だったんですね

ゼーリエ『今はのんびりティータイム中か』

ラント本体『……驚いた

分身『ユーベルにもバレなかったのに

どころかシュピーゲルにもバレてないんですね

彼の複製も参戦していましたから

神話の魔物も騙せるレベル

ゼーリエ『実にいい度胸だ、合格』

もちろん合格

ただユーベルは、本当に気付いていないのか

気付いてるから興味をもった線も

そのくらいあの子もおかしい

ゼーリエ『私を一目見て勝てない相手だと悟ったな?』

『だがそれは恐怖による判断ではないな

傭兵団・北部魔法隊隊長ヴィアベル『勝てない勝負をする馬鹿は

 二級魔法使いにすらなれねぇだろ

ゼーリエ『それもそうか

話が合ってる

ただ勝てないと判断したのも事実

それはイメージを狭める

ゼーリエも判断を迷ったらしく、質問をします

まあ珍しい

ゼーリエ『好きな魔法を教えろ』

ヴィアベル『魔法ってのは殺しの道具だぜ? 好きも嫌いもあるか

こう聞きゼーリエ、フェルンに続き会心の笑み

フリーレンにしたのと同じ質問

フリーレンは魔法自体が好きでした

対し魔法は「道具」だと

ゼーリエ『合格だ』

ヴィアベルは結果を重視する魔法使い

ゼーリエの主義と近いのか

武闘派好みのゼーリエにピッタリ!

最後の受験者メトーデ

ゼーリエ『……お前、私を見てどう思った?

メトーデ『……ええと、小っちゃくて可愛いなと思いました

繰り返しますがフルパワーフリーレン並みの

アウラが心底ビビったアレ同等を見て

アウラは魔法的な特殊性もありますが

ゼーリエ『今年の受験者はどうなっている、……合格だ』

だいたい何でもできる

それでいてフェルン相手に持久戦出来る

優秀な上に頭がおかしい

まさにパーフェクトロリコン……

一級魔法使い試験完全終了

ゼーリエ『ゼンゼ、すまなかったな

『今年は確かに豊作だ

現在一級は45人なのに、6人が合格

一気に一割以上増えた

それはフリーレンのせいだけでなく、実際に優秀だったからだったんだなと

過ちを認める総帥の鑑

ほくほく顔ですわ

ゼーリエの求める魔法使い像

リヒター曰く武闘派魔法使いを追求

戦う気概のある者を求めてるのか

またフルパワーフリーレン級魔力を見せ、魔法使いたちを威圧

七崩賢アウラがビビる域で威圧

それでもひるまない者を選抜

何故なら魔法はイメージの世界、イメージする力が並外れて強い者を選んでいるのね

また今回カンネ達はその域を目撃した

不合格組も三年後は大きく伸びてそう

シャルフ『落ちちゃった……』

落ち込むシャルフ、エーレを励ますヴィアベル

まだラントに付きまとうユーベル

イチャイチャしてますね…

ユーベルは「共感」で魔法を覚える為、分身魔法習得のために付きまとってるとの事

ラントの心も大概共感しにくいんですな

カンネ『三年後かぁ……』

水場限定、特に雨が降ればフリーレンより強くなる(フリーレン曰く)カンネ

その才能自体は優秀であるも

やはり総合力不足

ラヴィーネにプロレス学ばなきゃ…

フェルン『フリーレン様、受かりました』

フリーレン『よくやったっ

ゼーリエに一泡吹かせた事も加味してか

フェルンを撫でるフリーレン

多少撫で方が上手くなりましたね

でも頭頂部に届いてないぞ!!

フェルン、去り際はちょっとルンルン気分っぽいのが微笑ましい

ヒンメルも撫でて欲しかったじゃない

デンケン『フリーレン、ここまでこれたのはお前たちのおかげだ』

『これで故郷に墓参りに行ける

フリーレン『そう

言葉はそっけないも、笑顔のフリーレン

似た者同士だからかね

フリーレンがエンデを目指すのもグレート墓参りみたいなものですし

そんなこんなで一級試験に幕

落第のフリーレン

故郷への墓参り

現在北部高原は危険地帯、通るには一級魔法使いの動向が必須だとされている為

デンケンの故郷はまさにその地との事

普通は船を使って迂回します

ただ船を使うと高くつくんだそうな

デンケンが魔法使いになった訳

翌日 焼き菓子屋で真剣に悩むフェルン

フェルン&ラオフェン『『あ』』

シュタルクを誘って、焼き菓子を買いに来てたフェルン

デンケンに奢ってもらってるラオフェン

四人が出会うのは必然だったか

カフェで奢ってくれるデンケン

デンケン『遠慮せず食べなさい。儂の若い頃は、甘いものなんて滅多に食べられなかった

シュタルク『(何この状況?)』

実家のようなシュタ虐

若い者に食べさせたがる高齢者だ!!!

またデンケンは元兵士、若い頃は稼ぎが少なかったからでしょうか

そして戦後の荒廃の為

フェルンは真剣に甘味を選んでますが、それだけ高価なんでしょうね

チョコが百円で食える現代とは違う

シュタルク『…お貴族様じゃねーか!?

『……あの、タメ口叩いてすみませんでした

事情を聞いてますます怯えるシュタルク

誰かリヒター呼んであげて!?

シュタルク、グラナト伯爵に「処刑するぞ」と脅されたのがトラウマらしい

元気にしてるでしょうかオッサン

デンケン『どうせ金の使い道などない』

気前よく奢ってくれるのは、妻を二十代半ばで亡くして以来独身だからだと

ラオフェンに癒されてたんですね…

こんないいお爺ちゃんなのに…

デンケン『元々(妻は)身体が弱かった』

『政争に敗れた北部高原の貴族の令嬢でな? あの頃の儂には富も権力も必要だった

『それしか救う手立てを儂は知らんかった……

彼が冷酷非道の宮廷魔法使いと呼ばれたのは

妻を治す為に必死だったからでしょうか

ゼーリエは、デンケンの下剋上伝説を「野心」と考えたものの

なんてことはない愛情だったんですね

妻の為に必死だった

彼もまた、フリーレンやフェルン同様「人生の目的を終えた」魔法使いか

めちゃくちゃロマンスだった……

デンケン『ゼーリエが“特権”を掲げて大陸魔法協会を樹立したのは』

皮肉にも奥さんが亡くなって間もなくだった

彼が長年二級止まりなのは

本当に「特権」に興味がないからなのね

デンケン『本当に皮肉なものだ』

『今の儂は国ですら動かせると言うのに

なのに妻一人救ってやれなかったと

彼はおそらく北部「帝国」所属

千年前、フランメが設立したという宮廷魔法使いを受け継ぐ男か

そう思えばフリーレンとも縁があるのね

デンケン『儂にとって魔法は政争の道具でしかなかった』

『魔法が楽しいものだったと、久々に思い出せた

『儂は勇者一行のフリーレンに憧れて魔法使いになったんだ

見方が変わる告白

魔法少女にあこがれて!!

すると直接対決時、“憧れの人”そのものと戦っていたんですね

それに魔法について試行錯誤を繰り返した

あれが楽しかったのか

本作では魔法使いは減少の一途

ああやって、魔法使いたちが集まって話すのは貴重な機会なんでしょうね

爺ちゃん楽しんでたんだ……

フェルン『……自分で伝えてください』

『きっとフリーレン様も喜びますよ

そうだなと話を締めくくるデンケン

当初はなんだか怖そうだったも

蓋を開けてみると愛情深い人でしたわ

ラオフェンと養子縁組しては…?

ヴィアベルとフリーレン

山ほど魔導書を抱えたフリーレン

商店のおばあちゃん『あっ

彼女の前で売り物をぶちまけてしまう老婆

迷うフリーレン

何せ山ほど魔導書持ってるので、手を貸すわけにもいかないんですな

お客様の中に手を貸せる方はいらっしゃいませんか?

ヴィアベル『おいババア』

『このカゴに入れればいいのか?

言って魔法で老婆を助けるヴィアベル

やさしい

まるで杉元佐一のような温度感

ヴィアベル『あれを無視はねーだろっ』

フリーレンの隣にどっかと座り、咎めるヴィアベル

まさかこの人に怒られるとは

フリーレン様いっつも怒られてるね…

ヴィアベル『意外なもんだな、勇者ヒンメルの仲間なら……』

フリーレン『ヒンメルの仲間なら、何?

食いついて来た!!

途端に黙ってしまうヴィアベル

フリーレンは、彼を一次試験で戦ったフェルンを通してしか知りません

曰く「犬とか蹴っ飛ばしそうなやつ」だと

ひどくない?

ヴィアベル『まあよく言われるわな、単なる脅しだよ』

基本的に怖がられてなんぼ

戦わずに決着をつける為か

彼なりの優しさなんでしょうね

ヴィアベル『まあ一人』

『殺しておいた方が世の為になりそうなやつはいたけどな

とは、ユーベルの事

わかる

精神性がだいぶ魔族寄りなんですよね

何か出自があるのか

ヴィアベル『俺は故郷の村を守るためならなんだってする』

略『強い魔法が手に入れば、それだけ魔族をブッ殺せるからな

だから特権目当てに一級になった

好戦的なのは守る為

それも幼い頃に疎開し、今や顔も覚えてない幼馴染が帰ってこれるようにと

彼もやっぱり愛なのよね……

ヴィアベルが「人助け」する理由

ヴィアベル『困ってる奴がいたらなるべくを手を差し伸べるようにしているぜ?』

フリーレン『どうして?

一瞬困惑顔になるヴィアベル

ヴィアベル『俺の故郷は北の辺境でな?

どうもフリーレンの返しにちょっとムキになったのか

ヒンメルに憧れた少年時代を語るヴィアベル

もう魔王を倒し八十年

ちょっとした民間伝承になってますな

ヴィアベル『千鏡の塔の攻略、七崩賢“不死なるベーゼ”や皇獄竜との戦い……』

彼にすれば本の中の英雄

でも実際に彼を見た村人は、たわいのない話しかしないのだと

わかる

いつもしょうもない事してますものね

ヴィアベル『ひどい事だと単なる荷物運びまであった』

『“全然大したことじゃねぇ、つまんねぇ話だ”…

 そう思ったよ

『なのに村のジジババは、心底嬉しそうに口を揃えてそんな話をするんだ

『………勇者ヒンメルが死んで

『魔族の残党が暴れ始めてから、良く解かったよ

ジジババの言ってた頃が良く解かったんですね

フリーレンと同じ事

あの時、こんな気持ちで言ってたのかと良く解かった

彼もまた心を知ったのか

村は魔族により焼け野原に

ヴィアベル『魔王すら俺の村には関係ねぇわな? 皆、日々の生活を守るだけで手いっぱいだ

『きっと勇者ヒンメルが俺の村に来なかったら

『世界が平和になっても、そこに俺の村は無かったんだろうな

ヒンメルはくだらない人助けをした

そのくだらない人助けに救われていた

だからヴィアベルは、ヒンメルと同じように人助けしようと思っているんですね

そして、その仲間であるフリーレンが人助けをしてなかったから

なんだコイツはと思ったんでしょうか

ヴィアベル『俺をここまで連れてきたのは』

『勇者ヒンメルのくだらねえ冒険譚だ

ヒンメルがくだらない人助けをしたから

今、一級魔法使いが一人誕生した

人々を助ける大きな力を得た

だからさ、フリーレンもちゃんと人助けしろよ!? ヒンメルの仲間なんだろ!?

と言いたかったのね

ヴィアベル『結局あいつらと一緒に帰ることになっちまった』

彼は北部で戦う傭兵部隊の隊長

エーレとシャルフも北に住んでるんですな

フリーレンも同行すればいいのでは?

ヴィアベル『出会いは大切にしろよ』

『今生の別れってのは何も死別だけじゃない。……いや百も承知か

五十年ほっといて後悔したフリーレンに効く!!

だからエーレたちとの出会いを大切にする

ヴィアベルは幼馴染と生き別れ

もう顔も覚えていない、村に帰ってくることなんてないと思っているんでしょうね

別れて辛いから

だから「出会い」を大切にするのか

回想 羊飼いを助けた勇者一行

回想のヒンメル『確かに小さな人助けだ、きっとこんな事をしたって世界は変わらない

『でも僕は目の前で困ってる人を見捨てるつもりはないよ

再び現在のフリーレン

フリーレン『大丈夫だよヒンメル、世界はちゃんと変わっている

ヒンメルの行いがヴィアベルを生んだ

彼だけじゃなく、きっと多くの人が「ヒンメルのように」救ってるんでしょうね

ハイターがフェルンを、アイゼンがシュタルクを救ったように

ヒンメルのように救おうと思ったように

ただ救ったのでなく、世界自体を前向きに変えたのがヒンメルか

世界を変えたヒンメルもイケメンだろう?

余談ですがここの回想で

フリーレンは羊の群れに大苦戦

この頃はまだ飛行魔法を使えなかったからか

あれは戦後に人類が研究した成果

最近の魔法だと鳥回で言ってましたものね

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Bパート 千年出禁物語

魔法協会受付『申し訳ありません、ゼーリエ様からの通達でフリーレン様は出禁です

『今後、千年は大陸魔法協会の施設には立ち入らないようにと

まさにグレート出禁

スパンが長い

フェルンの特権授与にあたり、フリーレンは同行を断られる事に

世界を救った魔法使いぞ?

フリーレン『ゼーリエの機嫌を損ねてしまったからね』

『全く子供みたいな人だよね

子供みたいな人が言うてます

またしおしおになってる…

どうもフリーレンなりに凹んでるらしい

フリーレンが余計な入れ知恵しなければ、弟子になったかもしれない

そりゃゼーリエ師匠も怒るよね

シュタルク『俺も外で待ってるよ』

言われてにっこりするフェルン

シュタルクへの信頼

いいパーティーになりましたわ

フリーレン『この世界に50人もいない魔法使いの頂点か……』

『フェルンも立派になったね

『この時代ではフェルンの方が、有名な魔法使いになるんだろうね

シュタルク『フリーレン……

フリーレン『嬉しいね

当初シュタルク、フリーレンが辛いのかと思ったらしい

しかし心から祝福していた

ならそれで良し

フリーレンは、あの聖杖の証を誰も覚えていない事をしきりに残念がっていました

忘れられるのは彼女だって嫌

それでも祝福できるのはよき事か

老人『一級魔法使いのレルネンです』

『ゼーリエ様の弟子の一人です

雰囲気が怖い

先の脱出用ゴーレムを開発したお爺さん

フリーレンの聖杖の証を知っており、参加許可を出した人でもあります

前回ではゼーリエに残念がられてましたが…?

フリーレン『やっぱり見えているね、魔力の揺らぎが』

魔力を隠していると見抜かれた

魔王に続く快挙

レルネンは「戦いしか知らない時代遅れの魔法使い」と卑下します

シュタルクみたいに自信がないタイプか

レルネン『あの方の弟子の中で歴史に名を遺したのは』

『もはやおとぎ話となった大魔法使いフランメのみ

『私が老いて死ねば

 ゼーリエ様が生きた証がまた一つ消えることになります

『私はあの方を、未来で一人孤独にさせたくないのです

『たとえそれが伝説の魔法使い、フリーレン様を討ち取ったという悪名であっても

ヒンメルが「銅像」を遺したのと同じか

言うやゾルトラークを連射

フリーレンの障壁をすべて破り、肩口に傷

なんと軽やかな戦いでしょう

作中最強の一角

手の内を読めないという点で、コピーフリーレンより厄介かもしれません

フリーレンの障壁を易々貫通する魔法

色と音からゾルトラークらしいも

防御魔法を抜くとは規格外!!

弾速が異なるのを織り交ぜるのも厄介

防御魔法は対ゾルトラーク用

ゾルトラークを防ぐのが基本であり、物理防御はやや疎かというのが本作の防御魔法

これを抜けるのは初見殺しですね

歴史に名を残したいレルネン

フランメ以外に名を残してない

それはゼーリエが弟子を育てた成果が残っていないと言う事だと

だから自分の名を残して「成果」としたい

師への思いやりなんですね

ヒンメルが銅像を残し、自分の事を思い出せるようにしたように

魔法使いゼーリエ、弟子への本音

フリーレン『時間の無駄だ』

『まったく、戦いしか知らない魔法使いは不器用な連中が多いんだから…

 歴史に名を残す必要なんてないよ

フリーレン『ゼーリエはちゃんと覚えている

『自分の弟子にすら素直に気持ちを伝えられないんだ

 本当に子供みたいな人だよ

回想 面接を行った花畑

フリーレン『最後に一ついい? この花畑、魔法で作られたものだ

ゼーリエ『それがどうした

フリーレン『先生が好きだった魔法だ、“くだらない魔法だ”って言ってなったっけ?

ゼーリエ『……正直フランメは失敗作だった

『あれほどの才を持ちながら私ほどの高みへは辿り着けなかった

『その後もたくさんの弟子を取ったよ、どれも私の足元にも及ばないまま殆どが先立った

『だが不思議なものだ

『気まぐれでとったはずの弟子なのに

 一人一人の性格も

 好きな魔法も

 鮮明に思い出せる

中にはカンネのような水使い

フリーレンが使った「鳥を捕まえる」魔法

ゴーレム使いの若きレルネン

カンネも、ゼーリエに認められるくらいの域を目指せるんでしょうか?

レルネンもまだ「本気じゃない」らしい

底知れませんな

ゼーリエ『フリーレン』

『何故か私は弟子を取って後悔した事は一度もないんだ

『たとえ歴史にその名を遺せずとも

さんざんフランメをけなしたのも

前回レルネンを酷評したのも

ただ素直になれないだけ

思えば、出禁にしたのは「これが恥ずかしくて顔合わせたくないから」なのかね

スパンが千年ですけれども

フェルン『特権の授与が終わりました』

そこでフェルンが戻って終了

最終回にして最大の敵だったのかも

レルネン『………本当に不器用な人だ』

『あなたも、私も

とはゼーリエの事

言葉に出来ない不器用な人

レルネンは、ゼーリエの「成果」になりたくてフリーレン殺しを思いついたも

成果になんてならなくていい

ゼーリエは弟子全てを大切にしていた

さすがフランメの師匠

口が悪いだけで優しいとことかそっくりですわ

旅立ち フェルンが貰った「特権」

翌日 フリーレン一行は旅立ちへ

町の子供『シュタルク! 今日は何して遊ぶっ

略・屋台の男『シュタルク! 朝飯は食ったか?

略・屋台の女『シュタルク! これ飲んでおいきよっ

武のおじいさん『武の道は深く険しい……

 達者でな

ホントに何者だったんだ……

北部最大の魔法都市オイサーストからの旅立ち

めちゃくちゃ馴染んでいたシュタルク

勇者ヒンメルじゃん…

というか実際、勇者である可能性もあるんですよね

未だ「勇者の剣」が残ってますから

フェルン『シュタルク様はどこに行っても慕われていますね』

『そうかあ?

ゴリラ事件、フェルンはウチは不器用な人しかいないといったものの

シュタルクは毛色が違いますな

出会った村でも慕われてましたし

フリーレン『これはまさか…?』

フェルン『“服の汚れをきれいさっぱり落とす魔法”です! これで洗濯が楽になります

フリーレン『さすがは生ける魔導書ゼーリエだね

『神話の時代に存在したとされる伝説級の魔法だよ

というのが一級魔法使いの「特権」

確かに世界が変わるけどさぁ…

リヒター曰く、巨万の富や不治の病を癒すなど「不可能」を望むものが集まる

その為なら人殺しも厭わない

それが「特権」でした

それが特権だったんだけどさぁ

フローラルな香りも付与

メトーデに抱き着かれたフリーレンは「いい匂い」だと彼女を抱き返しました

もしかしてあれが一因?

いい匂いになる魔法が欲しかった?

フリーレン『でかしたフェルン』

撫でられてピカピカするフェルン

大喜びじゃん……

フリーレン『それでこそ私の弟子だっ』

フェルン『……!! …当然です、フリーレン様っ

軽くキョトンとしたフェルン

際し、フェルンの視点からフリーレンが描かれるのが素敵でしたね

彼女の視点からは少し小さい

そうだ、この人が私の師匠なんだ

そう感じる構図

弟子と師を描いたエピソードでしたわ

フェルン『ゼーリエ様はすごく嫌そうな顔をしていましたけどね……』

回想のゼーリエ『正気かオマエ……

葬送のフリーレン最終回 感想

野心がなさすぎる

多分、あのフリーレンの奥義みたいな魔法すらもらえたはずでしょうに

自称・燃え尽きたフェルンらしい特権でしたわ

他の一級が頭抱えてそう

フリーレン『だろうね? いい気味だっ』

前期は魔王様?と思えるビジュアルだったも

描かれるたびに親しみが増したゼーリエ

可愛いお人でしたわ(メトーデ視点)

また会ったときはずかしいからね 

ラヴィーネ『あたしたちは不合格だったけれども、三年後にまた頑張る事にするよっ』

最後はカンネ、ラヴィーネが待ち受けて挨拶

何せフリーレンは挨拶しませんもんね

デンケン曰く若者なら三年あればずっと強くなれる

二人もそうなのでしょうか

フリーレン『じゃあまたね?』

カンネ『うん、またねっ

フェルン『……ザイン様の時もそうでしたけど、ずいぶんあっさり別れますね?

シュタルク『クラフトの時もだ

クラフトは元勇者らしきモンクのエルフ

奇しくもどっちもおっさんであった

本作おっさん多いな…

デンケン爺さん不器用だったな……

回想 ヒンメルと別れ

フリーレン『ヒンメルってさ? すごくあっさり人と別れるよね

ヒンメル『変かな?

アイゼン『まあ“らしくない”とは思うな?

 依頼とはいえ

 二週間も旅路を共にした仲だ……

ハイター『それに、彼とは毎晩のように酒を酌み交わしてそれはもう♪

フリーレン『生臭坊主っ

回想、一行の最後尾を歩くフリーレン視点

アイゼンとハイターは振り返りもしません

慣れたものですわ

でもヒンメルだけは振り返るんですな

愛ですよ、愛

ヒンメル『そうだねっ』

『でも旅を続けている以上、また出会う事だってあるだろう

 涙の別れなんて僕達には似合わない

『だってまた会った時に恥ずかしいからね?

そのまま光の中へと歩き去っていくヒンメル

彼はもういないのだと

少し切なくなるラストシーン……

また第一話でも、フリーレンはあっさりヒンメル達と別れて五十年もほっときました

あれは当時のフリーレンの冷たさであり

ヒンメルから継いだものなのか

もう彼はいないけど、その在り方はフリーレン達を通して息づいている

フリーレンらしい締めくくりでしたわ

ED無声劇 久々のザイン

各地を描く、RPGのEDみたいな映像

フリーレンが千年過ごした

ヒンメルが眠る王都

ハイターが眠る聖都

亡き家族に祈るアイゼンの庵

元々アイゼンは、死後は無であり死者に祈ると言う考えは無かったものの

ハイターに教わったんですっけ

樹木に守られたフランメの庵

手記は持っていったらしく庵は空

そして仲良く並んでるカンネとラヴィーネ

今期大活躍でしたね

一級魔法使いレルネンを紹介するエーレ

あんたかよ!!

一次試験曰く、祖父が一級魔法使いだとか

あれレルネンだったんですね

最終回で大活躍ですわ

本来なら「帰る為」だったも

一次試験で落第だと凹んでたヴィアベル

北に戻るには海路しかない

しかし船酔いがひどい

そこでエーレが、ならお爺ちゃんを紹介するよと言ってくれたんでしたっけ

でももう紹介しなくていいよね?

ヴィアベル組、北へ

ヴィアベル、エーレ、シャルフ

三人仲良くなって一緒に北へ

エーレは、かつてヴィアベルに救われたそうで片思いしてるっぽいものの

当のヴィアベルが幼馴染に一途なんですよねえ

難しいよねえ

共に昼食を楽しむデンケン組

何か言いたげなリヒター

またおっさんが巻き込まれてる……

いやホント好きですわ

当初、特権の為なら人殺しも厭わない「それが普通だ」と描いた人

前回とか職人気質で素敵でしたね

共に馬車旅のメトーデ組

二次で一番に脱落した少女レンゲと

一人で先行して脱落したトーン

ただトーンがいなかった場合、ヴィアベル組の複製が誰かに襲い掛かっていたんでしょうし

その点が功労者でしたねってコメントで聞いてなるほどと思いました

皆がいたから勝てた

メトーデ、レンゲめっちゃ愛でてそう

独りでどこかに向かうユーベル

どうもラントは分身を消し撒いたんでしょうか

もしもし私ユーべル、今ラントの後ろにいるの

どちらも只者じゃなかった

特にユーベルは心に共感する事で、魔法を習得するというのは意味深ですね

ヒンメルの心を辿る旅ですから

フリーレンも何か取得できるのか?

どこかの街のクラフト

グラナト伯爵領でしょうか

この人も大概謎

自分の成した成果を誰も覚えてないのが寂しいと言ってましたが

今回のレルネンに相通じる事だったか

砂丘でタバコを吸うザイン

傍らには令嬢らしい人が

出会えたんでしょうか年上のお姉さん

或いはゴリラの関係者?

彼の奥さんとか?

EDの締めはフランメのお墓

そして花畑を出す魔法

この魔法、こんなキーになるとは思いませんでしたわ

初出は第二話

Cパート 何故あっさり別れるのか

葬送のフリーレン 第28話 最終回 感想

フリーレン『……また会った時に恥ずかしいからねっ

シュタルク&フェルン『『……?』』

フェルン『なんですか、それは?

そしてどこまでも続く旅路を描いて

これからも色々人助けをして

魔導書を貰って

ミミックに噛まれながら

北の果てまで旅をしていくんですね

The Journey to Ende continues.

エンデへの旅は続く

大陸最北端であり、千年前にフランメ師匠が死んだ仲間に会った魂の眠る場所

当時から魔王軍は活動していたも

今はそこは魔王城だそうな

本作からすれば「始まりの地」

始まりの地がゴールとは粋なものですね

本来魂が眠る場所なら、利用して復活でも企んでいるんでしょうか?

現状は野良魔族ばかり相手ですが

人の心を知る旅

勇者パーティーの定番エルフ

彼女の視点から見れば、後日談のほうがずっと長いという着眼点が面白い作品でした

また長命種だから「心」が人と違う

だから学んでいく

人の心を描く

そこが広く刺さるテーマでもあるんでしょうね

二期のストックはあるとかないとか

原作60話目までアニメ化したそうな

そりゃすげえ

現在120話くらいあるそうな

ただ、この規格外のクオリティをもう一回やるのは相当期間が必要になるんでしょうね

マッドハウス会心の一作

しかし斎藤圭一郎監督はスゴい

ぼっち・ざ・ろっくから二連続ヒットですわ

現在31歳で原画出身との事

推しの子のOP原画担当でもあるんだそうな

フリーレン第2回キャラ投票 結果

さすがにアウラ1位じゃなくてホッとした人気投票

カルト的どころじゃない大人気

アニメ効果でしょうか

二次創作めちゃくちゃありますものね

フリーレン5位はなかなかのインパクト

アニメの影響を強く感じるランキング

実施がもうちょっと遅ければ、ゼーリエはもっと上だったのかもしれませんね

次回、特別編「人の心を知る軌跡」

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葬送のフリーレン 感想 2023年10月

葬送のフリーレン 第1話「旅立ちの章(全4話)」
葬送のフリーレン 第1話「冒険の終わり」
葬送のフリーレン 第2話「別に魔法じゃなくたって…」
葬送のフリーレン 第3話「人を殺す魔法」
葬送のフリーレン 第4話「魂の眠る地」
葬送のフリーレン 第5話「死者の幻影」
葬送のフリーレン 第6話「村の英雄」
葬送のフリーレン 第7話「おとぎ話のようなもの」
葬送のフリーレン 第8話「葬送のフリーレン」
葬送のフリーレン 第9話「断頭台のアウラ」
葬送のフリーレン 第10話「強い魔法使い」
葬送のフリーレン 第11話「北側諸国の冬」
葬送のフリーレン 第12話「本物の勇者」
葬送のフリーレン 第13話「同族嫌悪」
葬送のフリーレン 第14話「若者の特権」
葬送のフリーレン 第15話「厄介事の匂い」
葬送のフリーレン 第16話「長寿友達」

葬送のフリーレン 第17話「じゃあ元気で」
葬送のフリーレン 第18話「一級魔法使い選抜試験」
葬送のフリーレン 第19話「入念な計画」
葬送のフリーレン 第20話「必要な殺し」
葬送のフリーレン 第21話「魔法の世界」
葬送のフリーレン 第22話「次からは敵同士」
葬送のフリーレン 第23話「迷宮攻略」
葬送のフリーレン 第24話「完璧な複製体」
葬送のフリーレン 第25話「致命的な隙」
葬送のフリーレン 第26話「魔法の高み」
葬送のフリーレン 第27話「人間の時代」
葬送のフリーレン 第28話「また会ったときはずかしいからね【最終回】」

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