葬送のフリーレン 第20話 感想[ゼーリエの”特権”]エルフと一級魔法使い ネタバレ

2024年2月3日

葬送のフリーレン 第20話「必要な殺し」感想

公式あらすじより引用

一級魔法使い試験の第一次試験、フェルンはエーレと、ヴィアベルはユーベルと、ラントはシャルフと対峙する。ヴィアベルはユーベルとそれぞれ自身の魔法で戦う中で、彼女から危険なにおいを感じ取り…。一方、シュティレを捕獲したフリーレン組だったが、そこにデンケン・リヒター・ラオフェン組が狙いを定める。

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試験編3 対人戦!! 人殺しをも厭わぬ"一級魔法使いの特権"とは

葬送のフリーレン 20話 感想

熟練の老魔法使いデンケンも、フリーレン相手に「血気盛んな若者」じゃないか!!

一級合格者は望んだ魔法をなんでも一つ貰える

願いが何でも叶うのと同義

殺し合いも納得の報酬があったのか

だからこそ殺しも厭わない傭兵もいれば、そんなこと価値は無いという老兵も

フリーレン、奇しくも同じ価値観の男と激突

敵は宮廷魔法使いデンケン二級魔法使い

実力は一級と遜色ない

勇者一行と知って挑戦とは大した自信だ!!

しかし一皮剝くと皆優しいですな

フェルン隊vs.ヴィアベル組

フェルン組が三人とも勝利で完勝

もっともヴィアベルだけは実質倒せず、フェルンが心理戦で無血勝利

視界に全部入るもの限定の拘束魔法か

さすがチートですな二級

ですが見た目よりは遥かに好青年でした

見た目めっちゃ悪党くさいのに!!

必要な殺し

ヴィアベルは不要なら殺さない

戦う動機も、幼い頃に生き別れになった幼馴染に故郷に帰ってきて欲しいから

今や顔も覚えてないのに街を守り続けていると

健気さ主人公級やん!!

エーレが当人だったりしないのかなとは思うも

年齢的にもやっぱり別人かね

魔法と魔法使いの人柄

魔法は使い手の人柄を反映していると言及

人を殺したくないヴィアベルは、殺す覚悟の時間稼ぎに拘束魔法を得たと言及

また人を信用しないラントは分身魔法

文字通り他人に本当の自分を見せない

フリーレンにもあるんでしょうか?

思えばフリーレンやフェルンが、一般魔法しか使わないのもこの流れにあるのか

フェルンはまだそういうのを掴んでないのね

一級の報酬、黒幕チックな"ゼーリエ"

OPで魔王っぽいムーブをしてたエルフ

彼女が協会の長ゼーリエ

魔法をほぼ網羅してる為、欲しい魔法を与える事が出来る「特権」を可能にしていると

あのエルフ味方だったのか

今期OPは寂しげですものね

魔法協会の創始者ゼーリエ

曰く半世紀前に突然歴史の表舞台に現れた

フリーレン同様に歴史の陰にいた人物か

前回曰く一級は強くあることが必須も、それを望んだのがゼーリエなんだそうな

なんで魔王「戦後」に現れたんでしょ?

ゼーリエもまたエルフ

前回曰く平和になり魔法使いの数が激減

だからこそ彼女は、魔法使いの復権へ歴史の表舞台に出て来たって事なのか?

魔法文化が衰えないようにと?

次の魔王出現に備えてる?

彼女もまた「戦後」ならではの存在なのかね

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冒頭 切り裂き魔ユーベルの魔法

ヴィアベル『(おっかねえな、おそらく"物体を切り裂く魔法"……)』

おそらくというのは軌道が見えない

どんどん森林が伐採されていく!!

フェルン組の“切り裂き魔"、ユーベルと戦う北部魔法隊隊長ヴィアベル

ユーベルはただスタスタ歩きながら連発

予備動作は一切ない

しかも不可視とか無敵なのでは?

ユーベル『少し暴れすぎたかな』

というのは分析されてしまったから

ヴィアベルが、斬撃魔法の射程が五メートルくらいと看破してしまい膠着状態に

さすが実戦慣れしてる

ホントに五メートル?

ユーベルは他人をひっかけるのが好き

なので、本当の射程を隠している可能性も十分にあるものの

少なくとも現時点では五メートルか

ユーベル『また基礎的な魔法で殴り合うの?』

ヴィアベル『いや、その必要はねえ

ヴィアベルの宣言で場面転換

とまれ射程五メートルなら、射程の長い一般魔法と混成して戦う事になる

しかしそのアテは外れたらしい

フェルンvsエーレ二級魔法使い

エーレ『ヴィアベルあいつが使うのは、"品性のまるでない勝つ為の卑怯な魔法"

場面転換、これからの展開を示唆するエーレ

前後しますが彼女は魔法学校主席

対しヴィアベルは傭兵

エリートと傭兵の魔法思想の違いか

フェルン『では』

しかしユーベルが殺されると聞き、フェルンも戦術を変更

ユーべルを守ろうと思ったのでしょうか

基本的にフェルンはいい子ですから

エーレ『!? こんな力業!? 馬鹿じゃないの!?』

フェルン、得意の速射性を最大限に高めて攻撃

物量で圧勝

文字通り圧で押しての勝利ですね

演出が完全に悪役

エーレ『品性の欠片もない!?』

泣き言をあげて消し飛ぶエーレ

殺した…!?

ワケはないですが、死んでなきゃおかしい規模の大爆発で冒頭に幕

魔法のプロ・魔族をも圧倒した速射性

人が受けるには荷が重すぎる

Aパート 品性の欠片もない魔法

ヴィアベル『"ソルガニール"

再びユーベルvsヴィアベルもほぼ決着

見たものを拘束する魔法

それも対象者は魔法さえ使えなくなる

フリーレンの鳥拘束魔法より、射程も対象も段違いに幅が広いですね

ほぼ上位互換なのでは

ヴィアベル『俺の魔法は目に収めた奴の動きを封じる魔法だ』

『俺がお前から目をそらさない限り

 お前は動けない

イケメンである事が必須な魔法

発動条件が段違いに便利

シュティレを捕らえるのも本来なら簡単

なのに見つけられず、対人戦にならざるを得なかった不運な男でもあるのか

でもそこまで説明してくれなくてもと思うも

これも「ヒント」なんですね

ユーベル『(殺すつもりならあの奇襲段階で動きを封じていたはずだ)』

舐められたなと憤るユーベル

しかし動けない

魔法も使えない

この魔法、体力や魔力で強引に破れるのかは不明であるも

彼女が破れないなら相当ですね

ヴィアベル『シュティテレを置いて失せろ』

ヴィアベル『(なんだつまらない)』

発想がおかしい

完全に抵抗できないと判断したユーベル

なのに殺されず安堵でなく、殺し合いできない方が不服なんだと

彼女の人間性のなせる発想か

ユーベル『(せっかく殺し合いが出来ると思ったのに)』

自分を殺そうとする相手となら殺し合える

それが彼女の指針

考えてみれば盗賊を殺した時も、盗賊が自分を襲うよう仕向けた事で殺しています

クラフトの時もそうでした

理解してくれる彼をつまらないと思った

彼女なりの線引きがあるのね

ユーべル『待って、なんでそんなこと命令する必要があるの?』

略『視界に全身を納めていないと無理なのか

が、間一髪で気付いて反撃へ

言って籠を放り投げ、視線誘導して接近戦へ

ヴィアベルのチート魔法にも、ちゃんと欠陥があったんですね

接近戦に弱い

集団相手も視界にとらえにくく不得手

それで奇襲はしなかったのか

フリーレン目的地、北端の悲惨な日常

ヴィアベル『目を狙いやがったな』

略『俺がお前の立場だったから殺すために首を狙う

割と身も蓋もない事を言うヴィアベル

メタ的に言えばよくある

よく武器だけ撃ち落としたりして、無力化する展開なんてありますけれど

それが出来るなら首を狙った方がいい

ヴィアベル『お前にはそれが出来たはずだ』

敵を無力化するのは、自分が殺したくないから

それが「普通」でしょうね

でもユーベルは殺せる奴だと

ヴィアベル『戦場でも同じような事をした奴らはいたぜ』

『そいつらは全員殺しを楽しむ変態だった

ユーベルは変態ということか

とまれ再び拘束魔法をかけ、ユーベルを殺そうとするヴィアベル

殺しを楽しむのは変態

彼の人柄が見えるセリフですな

ユーベル『女子供を殺したことあるの?』

略・ヴィアベル『時間稼ぎか? ………いいだろう、乗ってやるよ

乗ってくれるんだ……

曰く彼が隊長を務める北部魔法隊とは、対魔族専門の傭兵部隊

軍人でなく傭兵

ユーベルは快楽殺人者の一種

ヴィアベルは殺しを生業とする人か

ヴィアベル『国同士の戦争にだって動員される』

『人ってのは、人の弱い部分を良く知ってる

『戦争に女子供を駆り出すなんて悪魔の所業は、珍しい事でもなんでもねえ

『地獄なんかじゃない、北の果てじゃ日常だ

子供だけの部隊を殺した事があると回想

フリーレンが目指すのは北の果て

フリーレンが、これから目指す場所付近から訪れたのがヴィアベルなのか

かつては魔王が君臨する地獄だったはずも

79年を経て人間同士の地獄

エンデは一体どうなってるのか……?

魔法と人生の密接な関係

ユーベル『………………殺さないの?』 

思わず画面が止まったのかと思うほどの停止

マジで殺さないヴィアベル

でもこれが「人柄」だったのか

ユーベル『私はね』

『その人が得意とする魔法は、人生や人間性に大きく関わっていると思っている

『相手の動きを封じるこの魔法は

『まるで殺す為の猶予を欲しがっているみたいだ

即ちヴィアベルは「殺したくない」

殺さない為の拘束魔法

殺すとなれば、殺す覚悟を得るまでの「時間稼ぎ」の術だったのか

意外にめっちゃいい人だった…

ユーベル『まだ人間でありたいと思ってるんだ』

意外に共感性、洞察力が高いユーベル

殺したくないヴィアベル

二人共意外な……

またやたら説明が多いのも、"殺す覚悟を得る時間稼ぎ"だったんですね

説明が多いキャラは珍しくないも

彼は理由があったんですな

ヴィアベル『俺は躊躇い臆することはあっても』

『必要な殺しは全部やってきたぜ

だからユーベルも殺してやると

サブタイ回収

殺すことへの抵抗感のあまり、拘束魔法を体得してしまったヴィアベル

その彼でさえ「殺す必要がある」もの

それが一級魔法使い資格なのか

フェルン『動かないでください』

が、フェルン乱入

ヴィアベル、彼女に視線を向けないのが面白い

向けたらユーベルの拘束が解けるから

この魔法便利だけど不便ですな

いや超便利ですけど

ヴィアベル『(全く気配がしなかった)』

戦い慣れたヴィアベルでさえ

フリーレンでも気付くのが難しいってのは伊達じゃないですね

あれから10年経ちましたけれども

ヴィアベル『ツイてねえ』

自分達は運が良かったと説明するユーベル

フェルンの能力が鳥捕獲に向いて

こっちはこっちで、フェルンが撃てないと判断して時間稼ぎをしたんでしょうか

撃てば彼が死にますものね

ヴィアベル『エーレと戦っていたな、あいつはどうした?』

フェルン『殺しました

略『……俺たちの負けだな

あっさり矛を収め、戦いは終了

もう不合格確定だと

さすが殺したくない男判断が早い

一次試験は、"日没までパーティー全員生きている事"が合格条件

これは戦いの激化を避けるルールか

試験官の若干の優しさなのね

ヴィアベル『別に背中を狙ったってかまわないぜ』

『不要な殺しが必要な殺しに戻るだけだ

かくて戦闘終了

実質的にはユーベル敗北ですが、精神戦では彼女が優勢だった感じですね

ヴィアベルは手の内をほぼ晒した

対しユーベルの魔法はまだ未知ですから

ユーベル『……嘘、上手じゃん』

もちろんフェルンは殺してなかった

なのに「プロ相手に、殺したと思わせる殺気」をちゃんと持ってたのが大したもの

さすが葬送のフリーレンの弟子ですわ

ユーベル『あのメガネくん、相当な食わせものだよ』

残るラントの勝利も確信

フェルンが殺せないと判断した事といい

人を見る目がめっちゃ高いですね

フェルン組ラントvs.花弁のシャルフ

ラント『これ我流でしょ、我流の人って基礎がおろそかになっている事が多いんだよね

他方、満身創痍なのに上から目線なラント

シャルフは花弁を刃にして操る魔法

そのコントロールも正確で、防御魔法の隙間をかいくぐる精密な戦闘が可能

かつ巨大な刃による大規模攻撃も可能

これまたチートですわ

奇しくも「花畑を出す魔法」と相性最高ですね

フランメが聞いたら泣くでしょうが

ラント『僕はさ』

『知らない相手と戦う前に、必ず様子見をするようにしている

しかし一転してラント勝利

実は相性最悪

ラントは“囮"を使って背後に回ってたが、"基礎が疎か"なシャルフは気付けなかった

逆に言えば彼は基礎がしっかりしてる?

見た目通り勉強家なのかね

シャルフ『幻影魔法…!?』

ラント『実体はあるから、正確には僕の分身かな

シャルフ『いつから…!?

ラント『最初からだよ

『第一次試験が始まった時から。僕は他人を信じていないからね

実は前回出てたのもぜんぶ「分身」

ユーベルたちの事も信用してない

確かに即席パーティーなら、信用しないのは当たり前かもしれませんけれども

彼の行動原理は「人間不信」なのかね?

おんぶする魔法使い

エーレを発見したヴィアベル

ヴィアベル『何が殺しただ、あのクソ女! 平然とウソ吐きやがって

フェルンが聞いたら根に持ちそう

とまれエーレは気絶してただけ

あの状況で……

ギリギリ防げる程度で攻撃を止めたのかね

ヴィアベル『魔法学校の首席だろ』

めっちゃ王道のポジションだった!!

だから彼女は「魔法は誇り高いもの」って価値観なんですね

フェルンとえらい違いじゃわい

ヴィアベル『お前なら勝てねぇ勝負じゃなかったはずだ』

絡め手を使えと呆れるヴィアベル

めっちゃ信頼しとるやん

また前回フェルンは、"現代魔法使いには一般魔法で充分"だと言っていたも

あれが挑発になったのかね

ヴィアベル『(だが一般攻撃魔法だけでこれだけの芸当ができるとしたら)』

『(あの女は相当な化け物だな)』

戦闘のプロに化け物認定されるフェルン

ダダッダー!

これまた聞いたら根に持ちそう

フェルンと話したらアカン奴や

エーレ『ちょっと!物みたいに運ぶつもり!?』

おんぶして!!

ヴィアベル『~~~~……!!

葬送のフリーレン 第20話 感想

そしてホントにおんぶするヴィアベルである

いい人すぎだろこの兄ちゃん!!

怖いだけかよ!!

当初、いつもの「シュタルクを運ぶ魔法」で浮遊させて運ぼうとしたものの

エーレに怒られおんぶする事に

可愛いなこやつら

ヴィアベル『なッんで!! 俺がこんなこと……!!』

いいながらおんぶするのが好感度高い

彼、実際に人殺ししてるし女子供だって殺していると自称しているも

絶対犠牲最小限で戦ってますよね…

幸せになれよ貴様……

シャルフ『ヴィアベル…、おんぶしてくれ』

こっちもかよ!!

花畑で痺れて倒れていたシャルフ

お姫様かな?

すんごい馴染みある情けなさ!!

ヴィアベル『クソ!マジでなんなんだよ……』

言って運ぶお前こそマジでなんなの

いい人過ぎるよヴィアベル

もうエーレと結婚してシャルフを養子にして仲良く暮らせよあんたら

シャルフは結局「浮遊魔法」で運搬

あれも一般魔法なのね

優しい傭兵、ヴィアベルが戦う"下心" 

エーレ『この音、何かしら』

ヴィアベル『雨音だろ、結界の外で雨が降り始めたんだ

略『俺たちの不合格は確定だな

エーレ『それなのに私たちを助けれくれるんだ、優しいのね

見た目はコントも切実な状況

だって人喰い魔物が無数に

動けない場合、前回のおさげの女みたいに殺される可能性が高い

死なせたくないゆえなんでしょうね

シャルフ『見捨てないでぇ……』

ヴィアベル『泣くんじゃねえよ男だろ

優しい

なんかめっちゃシュタルク感ありますね

シャルフ、倒されるまではクールな花弁使いのイケメンだったはずなんですが

急にシュタルク系男子に

エーレ『その優しさがあなたが魔族と戦う理由なのかしら?』

実はエーレ、彼に救われた事があった

ヒーローじゃん!!

フェルンの前でけなしたのは、彼女の戦意を奪う戦術だったみたいですな

これまたなかなか食わせもの

ヴィアベル『莫迦が』

『優しさなんかで命晴れるか、人間は欲望の為に戦うんだよ。俺の場合は下心だ!

『故郷に好きな奴がいたんだよ

かわいいかよ!!

回想、29年前に魔族の動きが活発化

幼馴染が中央諸国へ転居

ちょうどヒンメルが亡くなった

アウラ再始動と同時期か

彼、マジで魔族に恐れられていたんですね

ヒンメルはもう死んだじゃない

回想『クソッタレな魔族は俺が全員ぶっ殺してやる』

『だからそン時はこの村に帰ってこい

曰く4、5歳ごろ、もう顔も名前も忘れた

それでも戦い続けているんだと

健気だった……

先日の、好きな人の顔を忘れてなお戦い続けるドワーフを思い出しますね

ていうか34歳くらいだったのか………

てっきり20代かと

エーレ『莫迦みたいね』
ヴィアベル『ああ、馬鹿みたいだ』

もうお前ら結婚しちまえよ案件

エーレにとっても、彼は“四・五歳のときに救ってくれた"ヒーローだった

ヴィアベルも四、五歳の時の約束で戦ってる

そこも似た者同士なんですな

実は同一人物なら素敵であるも

エーレは、幼い頃にヴィアベルに救われてるので年齢的に別人らしい

ちなみにフェルンは南側諸国出身

ツキが遅すぎる男

ヴィアベル『俺、船酔い酷いんだよな…』

彼は今、北部の果てに住んでいる

フリーレンの目的地に近い

ここに来るには、海路か一級魔法使い必須の高原を通る必要があるのか

一緒に行ったら楽そうですけれども

エーレ『私のおじいちゃん紹介しようか?』

曰く一級魔法使いなんだと

エリートやん!!

一級は世界に45人だけ、その一人が「おじいちゃん」て

聖杖の証を解ってくれた人?

ヴィアベル『……ふざけやがって』

が、道中でシュティレを発見

拘束魔法であっさり捕縛

あっさりと!!

この拘束魔法、音速で飛ぶ鳥の筋力すら拘束できるパワーがある…ってコト!?

飛行は魔力補正じゃないみたいですし

ヴィアベル『ツキが回ってくるのが遅すぎンだよ』

おかげで二名ほど戦闘不能に

とはいえ、こういう人が一級になれば多くの人が救われるんでしょうね

合格して欲しいものですわ

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Bパート フリーレンvsデンケン組

カンネ『……フリーレン、あの子さっきから何もしてこないけど……?

フリーレン一行vs.宮廷魔術師デンケン

前回、かっこいいポーズで立ちはだかったラオフェン

が、以降微動だにせず

この姿勢を維持できるのか…

どうも「時間稼ぎ」だったらしい

デンケン『(エルフか、優秀な魔法使いだな)』

ラオフェンのおかげで物陰へ

エルフ=優秀

それが解かるだけでも優秀なんでしょうね

ひとめで尋常でないエルフだと気付いたよ

ラヴィーネ『フリーレン…!! シュティレが!?』

フリーレン『……取られたか

しかし面白がるフリーレン

これだから魔法マニア

ラオフェンは、高速移動する魔法によってシュティレが入った籠を強奪

もっともデンケン曰く初見殺しでしかない

彼らの「入念な計画」なのね

第一次試験の本質、ゲナウとゼンゼ

観戦する一級魔法使いたち

ゼンゼ一級魔法使い『今回も有望な受験者を何人も死なせたみたいじゃないか、ゲナウ

ゲナウ『笑わせる

有望なら死なないと鼻で笑う一次試験官ゲナウ

同じく二次担当のゼンゼ

ただ個人的に違う気も

極端な話、フリーレンと殺し合いになれば誰も生き残れない

状況により変わる事を軽く見過ぎている

いわゆる自己責任論みたいなものか

シュティレと戯れるゲナウとゼンゼ

二人が魔力消しにとんでもなく長けている証か

フェルンと同等だと

或いはフェルンの方が上回るかもですが

ゲナウ『それに一級魔法使いにはそれだけの価値がある』

まさに「必要な殺し」

ただ参加者でも、上位者は割と倫理観がある人間が多いのが救いですね

ヴィアベルだってある面でそうでした

ゼンゼ『それにしても人が悪い』

略『これは争奪戦に見せかけた対人戦だ

早々に対人戦だと解釈したユーベルは正しかったか

捕獲対象に魔力探知が通用しない

魔力探知能力を競わない

それは意図的に、対人戦を促すルールだったんですね

死者が出ると脱落するルールも功罪

殺して脱落を図る奴がいますから

ゲナウ『運も実力の内だ』

『それに運以外でシュティレを捕まえた連中もいるようだ

フリーレンの技量を高く評価するゲナウ

またゼンゼは、前々回でフリーレンを知らなかった一級魔法使い

するとデンケンは改めて大人物ですな

年の功みたいですが

ゲナウ『三分の一は残るだろう』

『その中にデンケンは確実にいる、奴の実力は一級魔法使いと比べても遜色はない

あくまで等級は、任意参加の試験によるもの

等級=実力ではないって事ね

まあフリーレンが典型ですが

ゼンゼ『目的はやっぱり"特権"?』

ゲナウ『さあな、あの爺さんももう歳だ

デンケン出場が不思議だという一級たち

そこまで変わり種なのか

にしてもデンケン、前回仲間のリヒターに「弱い」などと煽られていましたが

やはり宮廷魔導士は伊達じゃない

ただ本作だと宮廷魔導士=政争の勝利者

強さとは直結しないものだそうな

お前はフリーレンだ

フリーレンvs.デンケン

フリーレン『今の子が使った魔法ってさ、"ジルベーア"でしょ?

 南側諸国の

 山岳民族に伝わる民間魔法だ……

デンケン『ああそうだ……

カンネ『じるべーあって?

ラヴィーネ『"高速で移動する"魔法

まんまだった

とまれ、なら逃げれば勝ちでしょうというフリーレン

足止めするデンケン

フリーレンなりの話術だったらしい

ヒンメルが後方彼氏面してそう

デンケン『お前なら容易に追跡できるはずだ、フリーレン』

フリーレンは逃げてもらった方が助かる

だから逃げろと促したのか

しかし舌戦はデンケンの圧勝ですな

デンケン『お前は勇者一行の魔法使い、フリーレンだ』

デンケン世代にとっては憧れの的だった

だから一発で見抜いたと

もう79年前の事ですものね……

カンネ『有名なの?』

ラヴィーネ『伝説的な魔法使いだ、もしかしたらとは思っていたが……

 エルフってマジで年取らねェんだな

さっきからカンネがアホの子っぽい

そんなだからツインテ取られるのよ

ラヴィーネ、ケンカ強いし知識もあるし口も悪いし服装可愛いし愛があるし無敵ですね

カンネの可愛さも無敵ですけれど

フリーレン『もっと卑怯な手で来るかと思ってた』

前回、フリーレン一行に的を絞ってたデンケン

実はフリーレン側も気付いてた

相思相愛…ってコト!?

リヒター『いや充分卑怯さ』

略『俺がそっちのガキふたりどちらかを殺す

おまわりさんこっちです!

敢えて宣言し、フリーレンの隙を誘う戦術か

殺す気ならいきなり襲えばよかろうに

自信があるって事でしょうね

デンケン『やめろリヒター』

意外や止めたのは当のデンケン

打合せ不足

そういや前回もバチバチしてましたな

リヒター『宮廷魔法使いだろ』

『政敵を消した事だって一度や二度じゃないはずだ

人殺しなんか日常茶飯事だろうと

合わせ、デンケンを憎む宮廷の空気が描写

殺伐としてますな

デンケン『一級魔法使いに人死にの価値があるとは思えんだけだ』

その点、ヴィアベルと対照的なんですね

必要のない殺しになる

だから嫌なんだと

一級魔法使いの特権、大魔法使いゼーリエ

フリーレン『それだけは同意見かな』

略・リヒター『呆れたものだな

『まさか"特権"も知らずに試験に挑んだのか?

実は一級、ただの称号ではなかった

実質は特権争い

さっきゲナウ達が言った「デンケンが欲しがってるだろう」というものが特権

しかしデンケンには人死にとは釣り合わない

何を願っているんでしょ

ゲナウ『半世紀以上前に』

『突如として歴史の表舞台に現れ、人類の魔法使いの頂点に君臨した大陸魔法使いの創始者

『大魔法使いゼーリエは……

葬送のフリーレン 20話 感想

OPの黒幕くさいエルフこそゼーリエ

どうもフリーレンの知り合いか

前回聞いた、魔法協会が「強い魔法使い」を規範とするのもゼーリエの思想なんだと

だから人殺し上等の選抜なのね

リヒター『"一つだけ望んだ魔法を授ける"とな』

それが「特権」

女神様にも等しい存在だと

彼女はあらゆる魔法を網羅した生きる魔導書

趣味に生きるフリーレンと対照的な、有益な魔法を収集している魔法研究家か

有益な魔法を与えるからこそ敬われてる

カビ落としに喜ぶフリーレンとは違う

似て非なるエルフか

リヒター『人ってのは単純でな』

『おかげで今や一級魔法使いは、人外を疑うほどの化け物揃いだ

ゼーリエは魔王討伐後に台頭

魔王時代の「強い魔法使い」の質を取り戻そうとしている

仮にフリーレン同年代なら、魔法使いの質の低下を嘆いて保とうとしているんでしょうか

彼女にとってはそれが当たり前だったから

それとも魔王再来を危惧しているのか?

見た目には幼女であるも

フリーレンとはどっちが年上やら

制度を整備し魔法使いの質を維持

79年前に魔王が倒れ、半世紀前ゼーリエが台頭

29年前に魔族が再活発化した

ゼーリエは回顧思想だと馬鹿にされているも

歴史の流れを見るに、質を保とうとしたのは卓見だったように思えます

魔法がなきゃ勝つのは難しいですから

若い奴は血気盛ん 

デンケン『馬鹿馬鹿しい』

なおも否定的なデンケン

平時には過剰な強さは不要、恐れられるだけだというのが信条

ゼーリエと真っ向から反対なのね

リヒター『フリーレンそいつを一分足止めしろ』

『それだけあれば二人共殺せる

あくまでデンケンは少数派だというリヒター

必要な殺しだと

ヴィアベル以上に非情

ですがそれだけ「願い」が強いんですね

デンケン『たかがガキ二人だ』

『たった三時間寝かしつけるだけ、ガキの御守くらい出来るだろう

なおも固執するデンケン

試験が終わる三時間後まで昏倒させろと

デンケン、ヴィアベルみたいに「子供」に思うところがあるんでしょうか?

お孫さんと何かあったのかね

実際、デンケンを敵に回すと落第になる

リヒターは容認に転じた様子

デンケン『フリーレンこいつは儂が叩き潰す』

『それで良かろう

子どもを生かす為なら勇者パーティーだろうと倒して見せる!

ヒーローかな!?

おじいちゃんかっけぇ!!

リヒター『老いぼれが』

“バルグラント"!!

いきなり地面が隆起

どころでなく一帯がテーブルマウンテンのように一気に隆起へ!

ギアナ高地!ギアナ高地じゃないか!!

デビルガンダムがいそう!!

なるほど一級志願は伊達じゃない

デンケン『若い奴は血気盛んでいかんな……』

かくてフリーレンvsデンケン開戦

面白いのは、当のデンケン自身「血気盛んな若者」にしか見えないところか

相手が勇者パーティーと解った上で挑む

フリーレンからすれば若者

まさに血気盛んな若者ですわ

次回、第21話「魔法の世界」

ザ・ワールド!! 冬の祭典スペシャル!!

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葬送のフリーレン 第2話「別に魔法じゃなくたって…」
葬送のフリーレン 第3話「人を殺す魔法」
葬送のフリーレン 第4話「魂の眠る地」
葬送のフリーレン 第5話「死者の幻影」
葬送のフリーレン 第6話「村の英雄」
葬送のフリーレン 第7話「おとぎ話のようなもの」
葬送のフリーレン 第8話「葬送のフリーレン」
葬送のフリーレン 第9話「断頭台のアウラ」
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葬送のフリーレン 第11話「北側諸国の冬」
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葬送のフリーレン 第17話「じゃあ元気で」
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