メイドインアビス 2期 8話 感想[奈落と人の願い]成れ果て村誕生 ネタバレ 烈日の黄金郷

2022年9月30日

メイドインアビス 烈日の黄金郷 第8話「願いの形」感想

 公式あらすじより引用

「水もどき」に侵され、次々と倒れていくガンジャ隊の面々。ついにヴエコも発症するが、ワズキャンから与えられた“香ばしいもの”を食べて回復する。同様にベラフも回復していたが、“香ばしいもの”を食べてしまったことを深く後悔し、精神を壊していた。動揺するヴエコを、ワズキャンは落ち着いた様子でイルミューイの元へ連れていく。そこでヴエコが目の当たりにしたのは…。

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成れ果て村の誕生経緯、おばあちゃんからファプタへの願い

ヴエコはただ、イルミューイを忘れたくない

イルミューイは解放されヴエコと共にいたい

ささやかな願いを踏み躙るワズキャンですが
彼の、"揺籃"に耐えた程の純粋さは
ひたむきである証か

アビスはひたむきな者を集め、ただ祈るだけの者には何も与えない、

アビスがガンジャ隊を、きっとリコも集めた

アビス自体の"願い"も焦点なのか?

成れ果て村"イルぶる"は、イルミューイ胎内

イルミューイが「二つ目の揺籃」で変化した姿

ファプタはイルの願いが生んだ子か

村の成れ果ては、イルミューイに食われた人達
村の端末としての肉体となり
安全に暮らせると

以前カジャが語った言葉とほぼ一緒ですね

イルミューイこそ「女王」

多分、女王蜂のような群れの要としての女王
ファプタはその娘だから「姫」か

イルはヴエコと居たいので、彼女も村に必須

だから自殺しないよう幽閉されていたと

年取ってないのもイルの願い?

冒頭 レグ、ファプタを探しに村外へ

ところが待ってた「成れ果ての姫」ファプタ

登場は4話以来でしょうか

声は同じでも、イルミューイと喋り方別物

違いがなんだかどきどきするそす

ファプタ『あの良い匂いの果ての子が囚われそすか』

いい匂い言われまくりそす

開放して貰うには、ファプタの一部がいる

ただねえ、それを言ったのはねえ
ワズキャンなんだよねえ…

ホントにただの代価で済むのかねえ?

ファプタ『体のどこでも持てくそすっ』

まあいやらしい!

曰くレグが約束を守るなら体をあげる

つくし先生曰く何約束したの?

答えはCMの前で!!

ファプタ『ぜんぶ忘れたそすか…?』

本気で悲しそうだったファプタ

今回願い、約束がテーマとなっていますが
忘れられるのは辛い

この時と似た、涙の表情がレグに焼き付いているらしい

よほど鮮烈な事件だったのね

レグ『今一度、約束を教えて貰えないだろうか!』

レグの申し出は、まず教えて貰う

とても真っ当だけに、直後のファプタの行動がホラー

つくし先生曰くレグさんドン引き

そらそうよ!

『その必要はないそす…!!』

嬉しそうに四つん這いとすとす歩いてきた直後

顔が鬼のごとく歪んだ!?

なにこのギャップ!?

『約束の為ならファプタは全てを捧ぐそす!!』

なんと腕一本、千切りとってしまったファプタ

そこまでくれとは言ってない!?

弾ける肉、飛び散る血しぶき作画が悲惨…

交渉前に「代価」を!?

『さあ…、一緒に奴らを根絶やしにするそす!!』

先に代価を払われ、後戻りできなくなったレグ

前回「食べて」後戻りできなくなったヴエコも
こんな気持ちだったんでしょうか

狙いはやはり全てを奪った"村"根絶か

ヴエコ『どうしてこんなところに来てしまったのだろう』

『どうしてこんな事になってしまったのだろう』
『その答えは…、どこからも与えられない』

どうしてこんな事になったのか

レグの動揺と重なるモノローグ

イルミューイ、願った通り「子供」を産めた
子供を正確にイメージできなかったか
翌日に死ぬ不完全な命

その外見は、可愛がってた原生生物そっくり

純粋でなければ願いは叶わず
純粋であるゆえに、複雑な願いが出来ない

実に意地の悪い「救い」でした

『私達がここにいるのは、私たち自身で選んだ結果だからだ』
『答えは私達で見つけるしかない』
『たとえそれが…、どんな答えであろうとも』

自分で選んだ以上、答えも自分で見つけるべし

前回、イルミューイの子を食べた。知らなかったとはいえ食べる事を選んだ

仮に知ってても食べるしかなかった

その答えをどう見つけ、どう向き合う

レグ同様、各々が試される回か

Aパート タイトルイラストは揺籃

欲望の揺籃、願いに応じ生きものを変える
何がイルミューイを変えたのか?

先生曰く約束の秘密を見にいきましょう!

そんなバラエティ番組みたいなノリで!!

ふしぎ発見!? なの?!

ベラフ『抗え…、なかった…、察してしまったのに……』
『こんな美味はないと……』
ヴエコ『ベラフやめて!? 目が!?』

つくし先生曰くこんなんなっちゃったベラフ

ヴエコ以上に「食べた」事を直視し、向き合い苦しんでいるのか

誰より賢く、物事を直視して分析してき
今は自分自身を直視して苦悩

その「目玉」が呪わしいのか

後に目玉なき成れ果てとなったのはそういう…

ワズキャン『ベラフは大丈夫!』

妙にスガスガしく請け負うワズキャン

イルミューイに会いに行く?と

絶好のタイミングが度し難い

ワズキャン『あの子、日に日に大きくなっているんだっ』

『イルミューイ~、お母さんが来たよォ』

ヴエコ『(!? ……イルミューイは…、既に言葉を失っていた)』

爽やかに大きくなったと評されたイルミューイ

もはや肉の柱と化していた………

ワズキャン曰く、ヴエコは数日眠っており
イルミューイは子供を産み続けたが
親子ともに大型化

今では子は、一抱えもある立派なもの

だから隊員たちを賄える

みんなに振舞う事ができてしまったのか

ヴエコ『それでもなお、生まれてくる我が子を…』
『翌日までしか生きられぬ我が子を…、愛おしそうに、愛おしそうに抱きしめていた』

人の形も色さえも、完全に失って

生まれた子は食物を摂取できず、明日まで生きられなくて

子を産み、母になりたい願いが形になった姿

なんと切実な……

しかしワズキャン、躊躇なく子を奪った

悲し気に絶叫するイルミューイ

子を食べるのは、その子が生きられないからという面もありましたが

ワズキャン、生きた子をも食べていた!?

思った以上に救われない

ヴエコ『せめて…、せめて生きている間は!』

ワズキャン『思うに、鮮度なんじゃないかなあ』

つくし先生曰く命である事、鮮度が大切だった

実は生きた子は「水もどき」特効薬

ヴエコが回復したのは、やはりその証明でした
彼女が寝てる間に足りなくなってしまい
最初はやむなく

そして効果が確認できてしまった

生きてる間に食べなくてはならなくなったのか

ワズキャン『願いは命に宿るものさ』

きっとイルミューイは、水もどきから助かりたいと願っていたはず

願いが「食べたら治る」という形
叶えられていたのか

未だ水を確保する手段はなく、皆倒れたまま

料理しなくてはいけないままなのか

ワズキャン『本当、奇麗だよね…。見てよこのツヤ』
『どんなところも、余すとこなくね』

生きたまま、悲鳴をあげる「子供」を調理するワズキャン

ですがそうしなければ治せない

これって、人が何かを食べねば生きられない
全般へのメッセージなんでしょうか

食べ物は、動物も植物も生きているのですから

あますところなく食べるのが礼儀……

嫌悪感いっぱいに見つめるヴエコでしたが
ワズキャン『やってみる? 料理?』

この一言、正気じゃないと感じるに十分

ワズキャンは決して、楽しそうではない
ひたすら「真面目」でした
真顔

ワズキャンは少なくとも"ヴエコ視点で、狂ってしまった"のか

三賢三人が対比なのか

ヴエコ『何故だ』

『ジブンは何故、狂ってしまえないのだ』

ベラフもワズキャンも狂ってしまった

ベラフは向き合えず狂った

ワズキャンは生きる為に、現実に向き合い続けて狂っている

ヴエコはどちらも選べないのか

ヴエコ『ごめんねイルミューイ…、弱くて』
『選べなくて……』
『あなたと、ジブンに生きる場所をくれた人達を……』

イルは今もヴエコを愛おしそうに撫でてくる

否応なしに罪悪感も増します

ですがヴエコは、食べずに皆を死なせる事も選べない

それでもヴエコは選ぼうとしてるのか

『あなたをこのままになんて、で、出来ない……!!』
『あなたと、一緒に……!!』

ヴエコはイルミューイを殺してやろう、自害しようとしたらしい

ですが彼女に抱きしめられた

イルミューイ、直感的に理解したんでしょうか
ヴエコがいてくれるのが大事
死なせたくない

その「願い」は大きな柱ですから

ヴエコ『これが、あなたが生きたいと願った姿だとしたら、この先に叶えようとする願いがあるとしたら!』
『ジブンもまた、あなたの願いを踏みにじる事に!!』
『一体、どうすればいいの!?』

楽にしてあげたいと願うのは当然の事

ですがイルの変貌が、願いを叶える為ならば
殺して「願いを止める」というのは
踏みにじるのと同義

生かして奪わせ続けるのも、殺して願いを絶つ事も選べない

本当、どうすればいいのか

回想『ヴエコがいるから平気…♪』
ヴエコ『イルぅ…、どうすれば、いいの……?!』

変貌当初、確かにイルはそう言ってました
出来るのは「居る」事だけ

その願いを叶え続ける事だけだったのか?

イルの為に居る事だけだったのか

『狂えもせず、死ねもせず、何一つ選べなかった』
『罰して欲しいと願うものの、これ以上の罰も思いつかない』

『地獄だ……』

つくし先生曰く、前回イルミューイの為に「揺籃」を使わせて貰ったのもヴエコ
だからなおさらに地獄

狂えず、後年もヴエコだけ変わってません

心も体も変われなかった

その事自体に責め苛まれていたんですね

ベラフ『やめてくれ…』
『それには、何故か、抗えない……。故に耐えがたいのだ……』

前回、イルミューイの境遇を立ち聞きしていた

ずっとヴエコとイルを見守っていたから
余計に苦しんでいるのか

イルが子を産みたがってたと知ってるから

それでもヴエコも死んで欲しくないから食べさせるほかない

生きて欲しい事がとことん度し難い

『地獄であろうと人は生きていく』
『祈りも、嘘も、その為にある』

回復した隊員の多くも罪悪感に苦しんだらしい

出産に立ち合い、イル達の為に祈る姿
まるで宗教のようでした

それでも「水もどき」特効薬である以上、食べる他なかった

皆が皆、己の良心に嘘を吐き続けたのか

『皆が地獄に慣れた頃、イルミューイは叫ぶ事をやめていた』

多分ヴエコは、イルも慣れたと思ったらしい
奪われる事に慣れてしまった

きっとそれがとても悲しかった

ところでイルの胸の穴
あれは、融合した「欲望の揺籃願いを叶えるたまご」の跡か

ところが割れてない卵があるそす!!

ワズキャン『それは二つ目だよ』

『君が倒れた後にね? 呼応するようにイルミューイも弱っていったんだ』

更に明かされるワズキャンやらかし案件

イルの願いは、ヴエコと共に居る
だからかヴエコが倒れた後
イルも弱った

こりゃあ困ったって思ったんですね

困ったキャンだったのか

ワズキャン『だからね、彼女にもう一つ渡してみたんだ』

前回、干渉器たちは「揺籃」を初めて見た感じじゃなかった
キャンは、彼らに揺籃を探しに行って貰い
なんとか間に合った

つくし先生曰くこの揺籃だけは割れてません

まだ願いが叶ってないという事?

第6話ラストの奴?

『これは…、本当にイルミューイの願いなの!?』

ヴエコはこの姿が、イル自身の願いだからこそ堪えた
が、"他人の願い"で変貌したというなら
話は別なんですね

事実二つ目の揺籃で、イルは持ちこたえらしい

ワズキャンの願いまじり?

ヴエコ『えっ……?!』

言われたワズキャン、初めて汗をかいた
前々回ラスト「怖がる」顔?

ここが正念場、上手くいくかさすがに緊張したのキャン?

動き出したイルミューイ
ワズキャン『キミと呼応してるのさ』
『いよいよだね!』
『彼女の本当の願いを見届けにいこうっ!!!』

いよいよ「願いを叶える」最終段階

イルは産みたい、病を治したい願いを叶えた
ヴエコといたい願いを叶えた

他に彼女が願う事があるのか?

ワズキャンにも読めない「願い」キャン…?

Bパート イルミューイと皆の旅立ち

際し隊員の一人が原生生物に捕まり急上昇!

六層の負荷・成れ果て化と死で即死…

つくし先生曰く、長い距離を上昇した
上昇負荷はより強くかかる

捕まった子、可愛いだけに末路が一層悲惨

汚いジブリの本領発揮キャン…

ワズキャン『全員、イルミューイに寄るんだ!

キャンプを出たのは、やはり自殺行為でした

ですがイルなしでは生きられない

本当どうしようもない

というか下ってる為、もう戻れない!!

いるみゅーい あし はやいな!!

ベラフ『置いていけ…、私はもう……』
ワズキャン『いいや君は必要だ!』
『最後まで苦しみに慣れる事のなかった、気高い君がね!』
『僕らじゃダメなのさ』

一見、もはや足手まといでしかないベラフ

ですがそう思うのは素人の浅はかさ

皆、食べるしかないと受け入れたけど
ベラフだけは違った

その「選択」も必要な事だったんですね

第一話曰く、三賢は元々彼らガンジャ隊の要

村の設立でも改めて「要」ね

干渉器『穴の中央に近い』
ワズキャン『そうか…、日陰じゃダメだったんだね』

つくし先生曰く、死産から遺物で蘇ったリコ

穴の中央に向かって這っていった

聞いたワズキャン、何やら察した様子ですが
イル、洞窟の中ではダメだったのは
日陰だったからか

以前、ナナチの家は外縁なので呪いが弱かった

中央が「呪いの日なた」

呪いが一番強い場所!!

ワズキャン『おびき寄せて食べているんだ』

やがて表皮が避け、原生生物を誘引して食事

現代の「呼び込み」原型

たくさん食べないと願いを叶える力が足りない

現代ではイルは狩りをしない
村人たちが、代わりに狩って育ててるのか

ベラフ『く、食ってくれ……』

顔に大きな傷があったベラフにも辛い過去が
飢えや痛み、苦しみに耐えてきた

つくし先生曰くそのベラフも抗えなかった

けど彼は子供を食べる事を、しょうがないなんて思えなかった

その高潔な心こそ要なんですね

ベラフ『自負…、信念は消えた』
『私はもはや人間ではいられない。た、頼む……、罰してくれ』
骨も! 心も!! 何もかも食い散らかしてくれえ!!

気高いベラフの願いだから、イルも応えたか?

新たに空洞が生じ、ベラフを成れ果て

この後、他の隊員も次々と成れ果て化しますが
ベラフが願い、システムが生まれた事で
可能となったのか?

つくし先生曰く“第一村人"誕生である

1億人の大質問!?笑ってコラえて! かよ!?

村の成れ果ては「望んでなる」選択制

三話でカジャさんが説明してくれてます

今回がその原型か

命をイルミューイに差し出し「死ぬ」代わりに、深層でも存在することができると

生きているけど死んでいるのだと

パッコヤンさん『ベラフ、新しい姿に!!』
エイル『なんて美しい……!!』
ワズキャン『ありがとうベラフ、間に合って良かった……!!』

食事を拒否し、生きる事を拒否していたベラフ

ベラフが死ぬ前に間に合って良かった的な?

隊員たちの反応は、狂気としか思えません
人間の脆さを散々味わった隊員には
人ならざる姿こそ救いか

特にベラフの姿は、他より巨大で神々しく感じさせるものでした

その欲、心の気高さゆえなのか

ワズキャン『さあ皆! 身も心も女王様に捧げよう!!
『ここが故郷!』
『どんな黄金よりも価値があり、どんなに求めても得られなかった』

『我々の故郷だ!』

イルは村であり、群れの維持に必須の女王

その娘だから、ファプタは姫だと

前回曰く、ガンジャ隊は故郷から追い出された
だから、一山当てようと黄金郷を探し
旅は行き詰ったけれども

根本的に求めていた「故郷」を、イルミューイに見出したのか

ある種の胎内回帰願望?

母親となったイルミューイは「村」へ

故郷は一般的に、生まれた場所を指しますが
煎じ詰めれば母の胎内

この方法で成れ果てになるのは、カジャ曰く

村に囚われ出られなくなります

現実に疲れ、母の胎内を安心できる場所と考え
そこでずっと暮らす事を選んだ

胎内回帰願望を彷彿

その為に「母の子供を食った」のもアレですね

ヴエコ『ジブンは嫌』

『これが本当に、イルミューイの望んだ事とは思えない』
『二つ目の卵が、あの子をあんなにしたんじゃないの?』

ヴエコはどうしてもそこが引っかかってしまい
成れ果てになるのを拒んだ

今に至るまで「人」なのはそれでか?

皆は、母イルの胎内を選びましたが
ヴエコは「母親の母」

入らなかったのは因果ですね

ワズキャン『なら、君はどうしたいんだい?』

ここまで選べなかったヴエコを刺す言葉

今までのヴエコなら従っていたかもしれません

ですが、子が「利用」されたのを見て
肚が据わったらしい

母は強しですね

崖から身を投げようとするヴエコ
ヴエコ『ジブンは、もっと早くこうすべきだったの』
ワズキャン『ヴエコ、君がいなくなってしまったら、ヴエコと一緒にいることイルミューイの願いは叶わなくなっちゃうよ?』

ヴエコ『可哀そうなイルミューイ……』

『きっと悲しんで、弱って、死んでしまう……、それで?』
『私が死んだら予言が外れてしまうの?』

自分が死んだら、イルミューイも死ぬ

そう思うから、自害しなかったヴエコですが
それをワズキャンが利用してると考え
自害する事を選んだ

イルが利用されるくらいなら、一緒に死のうと思ったんでしょうか

ヴエコ、独占欲だと解っている為か

謝りながら身を投げました

ヴエコ『私だけの温かい闇、誰にも渡さない!!』
ワズキャン『誰にも奪やせやしないさ…!!』
『君だけのイルミューイだ!!』

ヴエコを救ったのは、"三つ目の揺籃"を使って変貌したワズキャンの右腕

彼は純粋だから、揺籃に耐えたんでしょうか

たぶん揺籃は、願いを叶える時に割れてしまう

隊員たちを変えた揺籃は健在で、イルのは割れてしまいましたから

ワズキャンは願いを叶える事に成功した?

何を願ったのでしょうか?

ワズキャン『イルミューイの頭の中だよ』

ヴエコはワズキャンに「目の奥」に幽閉

先生曰くホントに頭の中だった!!

ヴエコは、リコ達同様「村に入った」だけ
成れ果て化してないらしい
たぶん

これでヴエコは"イルミューイと繋がった"

キャンなりに願いを叶えたのか

ヴエコ『欲望の揺籃、あなたも使っていたのね』

先生曰く、三つ目の揺籃はワズキャンが使い
肉体はイルミューイに捧げられ
揺籃も取り込まれた

今の肉体は別物、揺籃は痕として残った

揺籃は願いを聞くと割れてしまい?
その後、徐々に奇妙に願いに応じて肉体を変質

イルは彼の願いをも取り込んだのか?

ヴエコ『大人が使うには適してないって…』
ワズキャン『ヴエコ、神がかりだなんて言うけどね?』
やるだけやらないとダメなんだ
『見てきたじゃん?』
『君が呪いの大穴なら、ここで祈るだけの者に何を与えるかなあ?』

大人が使っても、願いが散漫で叶えられない

でもワズキャンは、きっと誰より懸命だった

祈るだけじゃない、アビスで生きていく為に
誰よりも必死で願っていたからこそ
揺籃も叶えたのか

多分リコと同類、白笛の資質

リコはアビスを攻略する為に
腕を切り落とそうとか、度し難いほど懸命

そういう人間をアビスは待っている?

だから誰より深く行けるのか?

ワズキャン『君が持ってきた羅針盤』
『あれを見た時ね? 何故か望郷を感じたんだ』

『故郷を想う気持ちではないんだ』

『どんなに求めても得られなかったもの、決して還らないもの、どこにも存在しえないものへの』
『儚く、強い強い憧れなんだよ』
ヴエコ『望郷…、私にとってそれがイルミューイだった』

前回、ヴエコが独白した「温かい闇」

願い求めてきたものが、腕の中にいるイルミューイだと気付いた
あの感覚こそ「望郷」だった

ならワズキャンは、何キャンを願うのか

とまれ、キャンがヴエコを隊に入れ
中核「三賢」にしたのも

それほど衝撃的だったからなのか

ワズキャン『そうだね…、きっと大穴は呼び続けるはずさ』
『これからも、ずっと先も』
『"憧れ"に挑み続ける者達を!!』

そう自称「希望」を語ったワズキャン

まさにその通り、リコは大穴に「呼ばれて」
憧れに挑み続けています

アビス自体が「願い」を持つのか?

アビスが願い、それが人の願いを引き寄せる
ヴエコとイルが引き合ったように?

彼はアビスの意志を感じた?

本当ただ者じゃありません

ワズキャン『イルミューイの気持ちが直接伝わる所で見守っていておくれ』
『もう、ここは君だけのものさ……』

とまれヴエコは村存続に必須、死なない老いないのもその為?

村存続を「願う」ワズキャンの要

彼女が逃れられないよう幽閉したと

なんで全裸なんだろう…

『イルミューイは人としての知性は失ってしまっていたが』
『ただ一つだけ、ただ一つの目的で生き続けていた』

やがてパッコヤンさんは一つ目に、リコが揉めた露天商たちもガンジャ隊だったと

実際6話、声優欄にパッコヤンさんが

隊の巨漢は「三賢ジェロイモー」と別物で、1話でヴエコを犯した男と同名なようです

彼女の記憶から作られたコピー?

ヴエコ『皆を食い、黄金郷の力を吸い上げ……』
『ワズキャン!?』『二つ目の卵が!!』
ワズキャン『これは…、見えなかったなあ!?』
ヴエコ『あなたの望郷。あまりにも儚く、あまりにも強い憧れ…、あなたの』

『あなたの、最後の子供』

イルは人を食い、アビスからエネルギーを吸い
先生曰く、全てを二つ目に込めて
揺籃で「子」を産んだ

EDはファプタ誕生を描いたものだった…?

イルは今度は食われないように
頑丈な命を、村からも離して生んだ

キャンの狙いは、村存続の為に彼女を殺す事なのか?

彼女の一部が欲しいってのは…?

ヴエコ『良かった……』
『イルミューイ、あなたは何も、何も許してはいなかったんだね?』
『全部許せなかったのに、全部閉じ込めて叫んでいたんだね』

ファプタはきょうだい達の無念を晴らす存在

怒りを一身に背負い、命の価値を「命を失った連中」に叩きつけるように憤怒

外に出られる干渉器を殲滅
ですが、村に入る事が出来ないんだそうな

だからレグに滅ぼして欲しいのか

村人たちに悲鳴を上げたファプタ

村人は皆、涙を流して見つめていました

その様に恐怖を感じたらしい

それは村人にとって、高い「価値」があるからでしょうか?

もしかしたら
生まれてくれた事への感謝なんでしょうか

村人達も謝りたいんでしょうか?

『イルミューイ、私ね?』
『あなたに出会うまで探したものがあるの。もう見つからなくても良かった』
『温かい闇が好きだった……』

『願わずにはいられない』

『あなたが母から継いだ願いを、叶えられるよう。そしていつかあなたの呪いが解けて、あなただけの願いを見つけて』
『幸せな旅に出られるよう………』

イルの願いは、自分が解放されること

ファプタが母の願いを叶え、彼女自身の願いを持ってくれる事がヴエコの願い

ただ、ファプタは村に入れません
つくし先生曰く

三つ目の揺籃を使ったキャンの思惑が入ったのか、
匿ったヴエコを潜在的に守ろうとしているのか、
それとも赤子が母の胎内に戻れないのと同じ事なのか、
どれだと思う?

たぶんこれ全部なんでそす?

理由は一つじゃあないんだと思います

『還って来た子供達と、生まれてくるはずだった子供達』

またイルの頭の中にあった、泥みたいもの

あれはイルミューイの子供達の魂

村人が、死んで成れ果てになるのと同様
村は「魂」を留める機能がある

ヴエコおばあちゃん孫と戯れていたんでそす

孫に名前をつけまくってたのか

『何度でも名前を呼ぶから、全部忘れないように。何度でも、何度でも………』

つくし先生曰く、子供が異常に価値を持つのは

村自体が子供だったからなんだと

村人には、村こそ一番価値があるものですが
村の正体は子供だから
子供は特別

「清算」達は、多分イルミューイの子供

目の奥はそのたまり場
だから本能的に、村人は近寄れなかったか

再び現在

『本来ね? イルミューイに村を維持するだけの力は残ってなかったんだ』
『三つの卵はファプタに受け継がれたから』

ファプタが生まれたのは、キャンの想定

ですがカジャ達、新たに村に食われた者達や
また「呼び込み」によって力を蓄え
昔より強いとの事

ワズキャンの施策でしょうか

次回、キャンとファプタの全面対決?

レグはどうするのか?

リコ『ファプタは何をするつもりなの?』
ヴエコ『母親の開放…、この村を滅ぼすこと』

リコは、ヴエコに止めて貰えないか相談も
ファプタはヴエコを知らないはず
無理だと即答

そっかー、ファプタにとってヴエコはおばあちゃんかあ……

大変な事態ですが
妙にあったかい気持ちになりますね

村を壊したいのはリコにとっての冒険と同義

ファプタの「望郷」なのね

リコ『あなた自身は何をしようとしているの?』
ヴエコ『んー……、ジブンはもうただ一つだけだよ』
『ただ、あの子の事を、忘れたくないだけ』

んー…、と考え込む声音が本当に可愛い

本当に純粋な願い

ただヴエコが死ねば、イルが弱って死ぬはず
既に知性を失っているとはいえ
今はどうなのか?

ヴエコこそファプタの標的なのかも?

きょうだい達が庇ってくれるでしょうか?

おばあちゃん頑張って…!!

二つ目の揺籃はファプタを産んだ

ブエコは、二つ目の揺籃がワズキャンの陰謀じゃないか疑ってました

ですがファプタを産む事を願っただけなのか?

1つ目で出産に失敗、だから「より優れた子供を産む」為に変化したんでしょうか?

だとすれば取り越し苦労だったのかしら

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