七つの魔剣が支配する 第6話 感想[オリバー達の目的]タイトル回収!! ななつま ネタバレ

2023年10月17日

七つの魔剣が支配する 第6話「顕現(アライズ)」感想

公式あらすじより引用

カティを連れ去った犯人はミリガンだった。ミリガンはカティの“脳”を解剖し、トロールの言語能力を開花させた仕組みを暴こうとする。友人を助け出そうとするオリバーとナナオだが、上級生・ミリガンの実力を前に苦戦する。2人は連携し、決死の覚悟で攻撃に転じるが、嘲笑うかのように“蛇眼”が怪しく光る。果たして無事にカティを救うことはできるのか――。

ABEMA ANIMEにて24時30分、配信後最新話一週間無料

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トロール編最終回、事件の裏にいた協力者。オリバー入学の理由

七つの魔剣が支配する 第6話 感想

オリバーの目的は母の仇討ち

ナナオの教えでは、復讐の剣は楽しからずと戒めていたものの

まさに復讐こそが動機だったのか

今回オリバーは“守れた"事に感涙したものの

かつて守れなかったからなんですね

ナナオがでオリバーが復讐

目的までも対照的

第一期最終回といった趣の回でしたわ

カティの前向きさが救い

オリバーの涙、カティの笑顔

オリバーの母は、信じた後輩に裏切られ殺されていました

そしてカティは信じた先輩に裏切られた

境遇が似ていたんですね

多分だからオリバーは、カティが母みたいに傷付いてないか人一倍心配してたのか

だからカティの明るさに誰より救われたのか

オリバーは今回カティを救った

けれどオリバーもカティに救われたんですね

タイトル、二つの意味で回収

本作は伝説的な技としての「魔剣」が六つ存在

ナナオは新たな七つ目

そしてオリバーは四つ目を持つのか

魔剣を持つ者同士でもあるのね

支配の意味は明言しないも、魔剣使いが絶対に勝つ=支配的といったニュアンス?

物語が一気に動く回でしたわ

トロール事件に本当の幕

ミリガンは彼女なりの「善意」で、亜人種の知性化を研究する人権派

対しグレンヴィルはその研究が目当て

曰く人類自体の知性底上げが目的

杖に生徒をバカ呼ばわりも、あの言動自体が目的を表していたんですね

彼の「同僚」もそんな連中?

オリバー、入学の理由

七つの魔剣が支配する 第6話 感想

第一話でフラッシュバックしたのが母

母の仇討ちへ校長以下を仕留めるのが目的

ですが単に仇討ちでなく、彼は秘密結社のリーダーらしい

それも母が殺された理由なんでしょうか

カティ両親のような大物?

仇討ちへ「母の苦痛」をひたすら返すのが残酷

優しい彼がここまで残酷になるとは

これまで、優しく常識的だと幾重にも描かれたのはここに繋ぐものだったんですね

彼でも許せないほどの仇討ちか

死に急ぐナナオを止める物語と描かれてきたも

オリバーも負けず危ういんですね

しかしまあ怪しい組織!!

クロスボーン・バンガードかな!?

声からして傲慢だったグレンヴィル

CV東地宏樹氏による声がひたすら渋い

ですが最後は「殺してくれ」と懇願

彼はオリバーが憎んだ、強く傲慢なグレンヴィルではいられなかった

オリバーは酷く失望したんじゃないでしょうか

それはきっと「楽しくない」

声の落差に、復讐の虚しさを感じる演出でした

拷問しといてなんですけれども

ですが多分オリバーにとって

復讐しても拷問しても、屈さず不敵にこちらをにらみ返してくるような

そんな人間だと思ってたんだと思います

強そうだし強かった

落差に虚しさを感じる回でした

侍の本懐として殺し合いたいナナオ

三話曰く、ナナオも自分がおかしいとは自覚

だから生き方を変えようとしてます

でも易々とは変われない

対しオリバーも多分歪んでると解ってる

でもそれでも止められない

どちらも危ういんですね

ミリガン先輩掘り下げミニアニメ配信

キンバリー魔法通信 Youtube配信

いつもと違いシリアス!!

本編ミリガン先輩の生い立ち、彼女の思考に理解を深める内容でした

曰く亜人種への愛は本心からだと

あの蛇眼、移植で九割が死ぬ代物

両親は愛ゆえと教え、彼女もそう信じ育った

自身、愛として人体実験を施された

だから愛だと信じている

生い立ちによる精神性なんですね

カティの常識と、他の生徒の常識が違う事と何ら変わらないのかもしれません

彼女に悪意はないんですね

ミニアニメ キンバリーの日常

地味なオリバー編Youtube配信

何が「どうだ!!」なの!?

前回、地味と指摘されショックを受けていたオリバー

ガイとピートが更なる追い打ち!!

作中とにかく真面目なオリバー

根本的にナナオに似てるのかもしれませんね

冒頭 トロール事件の元凶

『この眼を知る者の間では、ひねりもなく「蛇眼のミリガン」などと呼ばれているよっ

トロール暴走は、彼女から逃げる為だった

亜人種の人権向上を願う魔女

彼女がカティに目を付け、解剖したがるがゆえにオリバーとナナオは戦う事に

先のガルーダ戦では圧倒的だったナナオ達

臆さないミリガンの実力は…?

Aパート 四年生vs一年生コンビ

オリバー『あの魔眼に捕まるな!

緒戦は同じ魔法同士での撃ちあい

が、オリバー完敗

同じ魔法同士だけに、出力差が歴然でした

リックにも風魔法で劣るオリバー

いわゆる「才能」がないのか

ミリガン『なるほど、すごい剣圧だ♪』

言って右腕一本で、いなし続けるミリガン

ナナオに剣で互角以上?

といっても、多分ミリガンは受け流す事に専念

だからって片腕で対応してしまうとは

ミリガン『少しばかり向こう見ずがすぎるっ』

ミリガン、ナナオ足元を魔法で崩し一気に勝勢

無論オリバーがカバーしたも

一対一なら積んでましたわ

つまりオリバーの魔術でも、ナナオの剣術でも正面からは破れない

実力差を見せつける冒頭!!

ぐるぐる回るカメラアングルが迫力です

オリバー『(ナナオの剣すら余裕でいなすのか!?)』

『……なら!!

続くオリバーの一手は、先輩を感心させるもの

オリバーも大したものだった!!

まず防御用の壁魔術を発動

ですが防御でなく先輩の目隠しに使い、不意を突く事に成功します

この応用力がオリバーの強みですな

ミリガン『たいしたものだね、まともに斬り合うのは骨が折れる♪』

とはナナオの剣術の

ミリガンは再び足場を魔法で崩したも、ナナオは今度は即対応!!

さすが実戦育ちは対応が早い

生き残ってきただけある対応力!! 

ミリガン『ここは私も魔法使いらしく♪』

本当に無邪気に戦うミリガン

前後しますが彼女に殺意はないかららしい

出来る後輩相手にワクワクしてるのか

『さあ踊ろうかっ、トニ・トゥルス!!』

部屋全体を覆う雷を放って圧倒するミリガン!!

とかく出力が段違いなんですね

研究畑と思ったらめちゃくちゃ強い!!

オリバー『……"フラルゴ"!!』

が、オリバーは卓上の薬液を引火させて威力をカバー

ミリガンに回避を強いる事に

スペック差は明らか

それでも諦めない立ち回りがオリバーらしい

ミリガン『…!!』

オリバーに不意打ちを受けたミリガン

ナナオはその隙をつく

ですが文字通り墓穴でした

ナナオは足元が崩れ転落、ミリガンは事前に地下から崩して落とし穴にしていたらしい

オリバーの事を言えない意地の悪さ!

常識外れのナナオとオリバー

オリバー『ナナオ!?』

落とし穴に落ちたナナオに、火を放って火あぶりに!!

絶叫するオリバー

つまり彼にも対応できない

まさに絶体絶命でした

ミリガン『!?』

『………参ったなあ、それは何をどうしてるんだいキミ!

ナナオ、炎を斬って生還

続けざまミリガンは風を放つも、これも「受け流して」無傷

頬に被弾してる辺りまだ不完全か

オリバー『(ナナオ自身もおそらく気付いていない)』

『(魔法を刀で感じ、受け流した事を!)』

『(彼女にとって刀は、身体の一部も同然という事か!!)』

すると魔法を受け流す技術は存在するのか

凄いのは刀でやった事

刀で感じて受け流す

これにより従来より遥かに間合いが広いらしい

オリバー『……俺に火を預けろ!

続いて技量を見せたのはオリバー

ナナオの火魔法を、己の魔法と合わせ大火力化

ミリガンのガチめな火魔法と拮抗!!

第一話冒頭と同じ技術か

第一話冒頭、皆の風魔法を使って「竜の鳴き声」を再現したオリバー

同様に合体魔法として使ったらしい

オリバー自身は出力が低い

ですが補って余りある技術なんですね

ミリガン『アールト君のおまけ程度のつもりだったのに…♪』

ミリガン先輩、大喜びであった

彼女が知らない技術の連発

知識欲に火が付いた!

根っからの研究者、魔法使いなんですね

オリバー、勝利への策

ナナオ『……いかにも心躍る作戦でござる!』

やがて打ち合わせの上で最後の突貫へ

さっき机の上の薬液をフッ飛ばしたオリバー

どうもあの時、机自体に「良く弾む」魔法をかけておいたらしい

これを足場にナナオは高々と跳躍

まあ抜け目ないこと!

オリバー『(連射で目をこちらに引き付ける!)』

肝はミリガンの目をそらす

魔眼に見られず懐に飛び込む事に成功

見られるだけで発動する魔眼

応用範囲も広くつくづく厄介なものでした

オリバー『(……左手に…? まさか…!?)』

『(二つ目の魔眼!?)』

計算外だったのは左手にも眼があった

だから右手だけで戦ってたのか!?

たぶん左手は、眼が邪魔になって物を握り締める事ができない

舐めてるんじゃなかったんですね

ナナオ『はあああ!!

万策尽きたオリバー

突っ込んでいくナナオ

完全に詰んだ!!

オリバーの策は彼らしく堅実

堅実である分、魔法使いの「何でもあり」に対応しきれなかった

対応しろという方が無茶か

七つの魔剣

ナナオ『(遅い…、これでは届かぬ…)』

『(妖しの眼が放つ呪い、その速さはきっと光に等しかろう)』

『(ならばまず斬ろう)』

『(横たわる空を、流れゆく時を…

 さすればこの一刀は光よりも速くあろう!!)』

こうしてミリガンを斬り伏せ二人の勝利に

まだミリガンに届く前に攻撃

ナナオが遠くから刀を振った瞬間、魔眼の左手を斬り落とされミリガンは狼狽

そしてナナオはミリガンの隣に移動して

瞬間移動したようなものか

ナナオ『…勝ってござるぞ! オリバーっ!!』

かわいいかよ!

血を払い、奇麗に納刀してそのまま鯉口に刀を固定

そのカチン、という音と共に髪が元通り

なんとまあ奇麗な所作でしたわ

きれいでかわいい!!

オリバー『(解っていないのか、自分が何をしたのか)』

またもわかっていないナナオ

再びオリバー脳内解析へ

さっきは「受け流して」無効

その先の技術か

オリバー『(斬ったんだ!)』

『(時空もろともに!

 自分と敵の間に立ちはだかる「時間」の概念すら障害とみなして!)』

『(先にそれを切り伏せた!)

略『(あの一刀の前では、速度それ自体が意味をなさない!)』

時間を斬って敵の先手をとったと

敵に速度で負けるなら、攻撃が届かないなら

その負けてる時間を取り除けばいい

ある種の瞬間移動

魔眼は光と同じ速さ

だからこそ、ナナオには光速の攻撃さえ通じないと実証する事になってしまいました

魔眼って属性をこう描いてくるとは

オリバー『(あれは絶対に防げない!)』

略『相手に一切の抵抗を許さない絶対の技!)』

『(即ち魔剣!)』

略『(未だこの世の誰も知らない、七つ目の魔剣!?)』

第三話ガーランド先生曰く

“一足一杖の間合いより内側で繰り出したが最後、いかなる抵抗も許さず、必ず相手を切り伏せる技"の事だ

タイトル回収ですね

また三話曰く内容も使い手も非公開

ですがオリバーは、六つ全ての内容を知ってる

だから七つ目と理解できた

オリバー自身も只者ではない証か

戦い終わって

ナナオ『命は残してござる、あちらにも殺意はなかったゆえ』

それが解かるナナオさんマジサムライ

あくまで“戯れ"だと理解

なので殺さなかった

その辺の切り分けが出来るのがホント理性的

ナナオ『そうでござるオリバーっ♪』

『今度こそ、ちゃんとお願いするでござるよっ♪

『ご褒美のちゅーっ♪

ホントかわいい

なお救援が来たのでまたもうやむやに

ナナオまたもチュー不発

ある意味メインヒロインの風格である

ゴッドフレイ先輩『……手を貸すまでもなかったようだな』

第二話のゴッド先輩、ウィットロウが救援

相当急いで走ってきたらしい

曰く「匿名の通報」

ですが前回、特にオリバー達は気付いてすぐに迷宮に向かいました

まさかトロールなの?

トロールが匿名で通報してくれたの?

ウィットロウ『でもショックだったでしょう?』

『先輩から裏切られるような真似されて……

オリバー『……いえ、それは俺たちじゃなくて……

どうもミリガンの強さを把握してるらしい

慌てて駆けつけ驚嘆し心配してくれた

ホントいい先輩たちなんですね

伊達にスゲー名前してるわけじゃないのだ…

保険室 トロール事件の真相

オリバー『最初ミリガン先輩は、おそらく純粋な善意から君を助けていたんだろう……

『同じ志を持つ後輩を可愛がる

『それ以外の含みは持ってなかったはずだ

改めて全員集まり事件の真相解説パート

第一話でトロルが暴走しカティを襲った

カティが急に走り出したのは、彼女の両親を嫌う保守派のいたずら

問題はトロールに知性があった

彼は騒ぎを利用し逃げようとした

それを暴走と誤解され、ナナオ達で切り伏せてしまったと

そしてトロルに知性を与えたのはミリガン

トロルは彼女から逃げようとしてた

ですがミリガン自身は、トロールにもカティにも愛情を持って接していたらしい

あくまで「亜人の人権尊重派」ですから

彼女に悪意はなかった

だからナナオ達も気付けなかったのでしょうか

シェラ『けれどあなたは予想外の成果を出してしまった』

カティと出会い、トロルが喋りだした

亜人知性化実験の成功

とっくに外科的には成功済みでした

ミリガン先輩、最後のキーを見つけたと大喜びして事を起こしたんですね

先輩ってばはしゃいじゃって!

カティに特殊能力があるかは不明

単にカティの優しさにほだされたのか

はたまた特殊能力によって、トロールの知性を引き出すことに成功したのか

それは今回では伏せられました

普通なら前者

でも伏せたなら後者って線もあるんですかね

オリバー『知性化の成功例としては現状で唯一無二の個体だ』

結果的にトロールも助命

カティの目的は達成

とはいえ心に傷が残るかと思ったも…?

カティ=アールトの答え 

カティ『つまり、これは良い結末だね』

略『オリバー=ホーン!気を付けっ!!

電光石火でキスを見舞うカティ

やりやがった!

アイツ今度こそやりやがった!!

カティくんのリベンジ!!

カティ『はい次!ナナオにも!』

あくまで感謝だと割り切るカティ

ホントでござるかあ?

オリバーへの好意じゃない、勘違いなんかしないでよねムーブだ!

止せカティ!それは敗者の栄光だぞ!!

カティ『トロールが頭をいじられてた?』

『頼りにしてた先輩に解剖されかかった?

あっはっは!それがどうしたチクショウ!

カティがおかしくなった!!

のでなく割り切った

これは勝利だと割り切るカティ

ミリガン先輩とだって付き合い方を「考える」

可能なら付き合うつもりらしい

同じ人権派なのは確かですもんね

ああ見えて亜人愛の人らしい

いやマジで

カティ『だって!』

『この学校ってああいう人だらけだもん! 慣れるしかないんだ……

『その上で、私色に染め返してやる!

『そういう戦い方で

 私は卒業までにこの学校を今より少しでも優しい場所にして見せるんだっ

ななつま 第6話 感想

金色のジム型MSみたいな物言いを!!

理想を曲げない

へこたれない

カティは理想主義ですが、現実を変えてやる気概を改めて持ったんですね

なんというか逞しい

心がムキムキマッチョですわ

泣いたオリバー

カティ『!? 泣けちゃうくらい無謀な話に聞こえた!?』

オリバーが泣き出し困惑するカティ

言わせんな感動したんだよというオリバー

ナナオ、シェラ、カティ

それぞれ違う在り方で、オリバーの憧れや希望みたいな人達なんですね

あとピートくんはかわいいですね

ガイは農家ですね

オリバー『違う、違うんだよカティ』

『……俺にも守れたものがあったんだ、って……

『(そう、俺にも守れたものがあった)』

『(優しい彼女が、優しいままでいてくれたんだから……!!)』

急に泣き出したオリバーに困惑する一同

オリバーは守れなかったのか?

過去誰かを守れなかった?

もしかしたら、誰かが心を折られるような場面を見てしまったんでしょうか

そしてその答えらしいものがBパートで描写

展開が早い!!

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Bパート あれから一週間足らず

カティ『大人しくしてもしなくても、目立っちゃうのは今さらだしっ

『だったら"ちっとも凹んでなんかいないんだ"って事

 態度で示さなきゃっ

さっそく、授業でオールディス先生に食ってかかったカティ

むしろ強くなっとる!!

オールディスは魔法生物のギザ歯先生

価値観が正反対

先日は彼女に言い返せず、半ば呆れられるような関係だったものの

バチバチにやりあうようになったらしい

グレンヴィル講師『話がある』

とまれいつもの六人でダベっていると

体罰教師グレンヴィルが呼び出し

彼は生徒を使い潰すと悪い噂が立っている先生

ですがガチなんですな

ガチですが彼なりの信念らしい

優秀な生徒、魔法使いの名誉たる末路

グレンヴィル『研究成果の回収など普段は任せる仕事だが……』

『なにぶん、優秀な生徒だったからな…

オリバーだけを連れ、二人で回収作業へ

てっきりナナオあたりがくっついて来るかと思ったものの

いつもの五人はついてきてない様子

オリバー『"魔に飲まれた"、という事ですか?』

ある優秀な生徒が、魔に飲まれ死亡した

なのでグレンヴィルが直接回収

優秀だったので成果も強力だった的な話か

グレンヴィル『ああ、全ての魔法使いにとって最も名誉ある死に方……』

『魔に飲まれた者は必ず成果を残し

『その精髄こそが我々が次の領域に進むための礎となるのだ

第一話・校長『残り二割は術式の暴走で再起不能になるもの、召喚した何かに引きずり込まれ行方知れずになるもの、発狂し殺戮に及ぼうとした末に死に至るもの…

第一話曰く卒業できない二割

ですがそれこそ名誉、優秀さだという見方か

それが保守派の考え方

彼らが主導する限り犠牲は増え続ける的な?

次元の違う強さグレンヴィル

オリバー『……ガルダ以上の相手に呪文さえ唱えず続け様に!?

道中、ガルダ以上の怪物が次々出現

次々瞬殺

グレンヴィルの実力は、オリバーなんぞ比較にならないという事か

ミリガンも遥かに格上

二話、四話とオリバーはかなり強かったものの

校内で見ればまだまだなんですな

格上がちゃんと格上だと

グレンヴィル『……やはり、門が開いたままか』

くだんの先輩は、異界への門を開く事に成功

ですが姿はありませんでした

たぶん食われた

はたまた代価で死亡

現れた怪物同士が共食いし、いわば蠱毒状態で一番強い奴だけが残ってた

それでガルダ以上の奴ばかりだったらしい

先輩の残した「成果」

こんな風に危険で高度な、普通なら出来ない・やらない研究を成し遂げる事

結果貴重なデータを得た

それを栄誉と呼び、さらなる研究に繋げていく

こうして発展してきた学問なのね

トロール事件もう一人の黒幕

オリバー『あのトロールの境遇について、先生はご存じでしたね?』

急に厳しい声で糾弾するオリバー

グレンヴィルが処分を急いだ理由

どうもミリガンの実験に「素材」を提供しているのが彼だったらしい

教科上、魔法生物と関係ないのに殺処分を主張

関与した証拠を消したかった

それがヒントだったと

オリバー『提供していた事実も、調べはついてます』

曰くオリバーの調査力は「特技のようなもの」

たぶん彼の組織力でしょうか

密偵さんみたいなのが調べたんですかね

オリバー『なぜあなたが彼女の研究を支援したのか、それが解らない』

本来なら政敵ですものね

ミリガンは亜人種の人権尊重派、人権獲得の為に知性を与えたい

グレンヴィル先生は保守派

亜人なんか資源だと言ってるような連中だと

実際素材として提供してますが

グレンヴィルの悲願

グレンヴィル『人類という種から、愚かさを駆逐する事』

『それこそが私の悲願だからだ

つまり知性化実験を、人間に応用するのが狙い

人類全体を「賢者」にしたい

日頃から生徒を愚かと罵るグレンヴィル

ですがそれ自体が、彼の動機を意味していたんですね

見下してるけど「賢くしたい」と

『太古の昔より人間社会は』

『一部の賢者と、九割九分の間抜けによって構成されてきた……

その「原則」を変え、人類を改善したい

彼なりの世直しなんですね

倫理云々はともかく

私欲でなく、人類をより良くしたい公益・信念を感じるものでした

周りがバカすぎて辟易したから的な?

グレンヴィル『だが今後は』

『そうカンタンに亜人種の実験体を用意できなくなった……

だから協力しろというグレンヴィル

種明かしも信用した証

同志になれ的な物言いなのね

彼が人権派を否定するのは、彼の理想の妨げになるってのが大きいのね

マヌケと思ってるのが一番でしょうが

グレンヴィル『私を手伝いたまえ』

『自覚はあると思うが、君には突出した才能がない

『大成しない魔法使いの典型だ

ですがまんべんなくこなせて助手に最適だと

彼なりにオリバーを高く評価してる証

実際オリバーに、絶対的な威力が足りないのは今回やガルダ戦で強調されています

ガルダ戦では「凡人」とも自認しました

だから色々学んでるのね

才能を努力で補っているタイプらしい

オリバーの入学理由

オリバー『1525年、4月8日の夜』

『あなたはどこで何をしてらっしゃいましたか?

人相が変わり、この質問がオリバーの本丸

質問というかケンカを売った!!

最初から知ってたのね

初対面の時、フルネームで呼んだことも声が硬かった事も

前回の回想の人物だったのか

グレンヴィル『あの女の縁者が未だに残っていたとはな』

『チッ!なんと忌々しい!!

いやどんだけ嫌ってるのか

価値観上、よほど「愚か」だったんでしょうか

どういう利害なのかは明言されず

オリバー『感謝する』

『変わらずいてくれて…

 七年前のあの夜のままの……

 俺が憎み続けたダリウス・グレンヴィルでいてくれて…!!

逆に言えば、変わっていたらまた違うのだと

遠慮なく憎めて嬉しい!!

オリバーはある女の為に戦うも、その人を踏みにじった頃と変わっていない

中には例外もいるでしょうけれど…?

オリバーの切り札

オリバー『間合いはとっくに一足一杖!好きに抜け!!』

第二話ガーランド『一歩踏み込み、杖剣で斬りつければ相手を殺せる距離……、即ち"一足一杖"の間合い』

いざ尋常に勝負と挑発するオリバー

無謀がすぎる

グレンヴィルがガルダをまとめて瞬殺できるくらい強いと描写した直後

でもだから意味があるんですね

やはりナナオ同類

オリバー『(仮に一万回繰り返したとしても)』

『(その殆どで俺は斬られて敗れるだろう!)』

いきなり首を落とされ致命傷を負うオリバー

が、それは未来の一つ

同じように魔法で、または銅薙ぎにされあらゆる死に方を俯瞰するオリバー

ある種の未来視を思わせる技術

ゼロシステムじゃったか!

『(俺が勝つ未来もこの中に必ず存在する!)』

『(やる事は一つ!"切れていない糸"を探し出し観測する!!)』

『(その瞬間から未来が俺を引き寄せる!!)』

『(観測された未来に向かって、時間軸の激流が俺という存在を押し流す!

 その流れがそのまま!)』

『(この手が繰り出す、"万に一つの太刀筋"になる!!)』

『(第四魔剣!! “奈落を渡る糸"アングスタヴィア!!)』

魔剣でグレンヴィルに勝利

途切れてない未来へ続く道を見出す技か

頭から派手に出血

魔剣は近接戦で必ず相手を切り伏せる

絶望的なほど実力が開いた相手だろうが、一撃で斬り伏せる技だという事

グレンヴィルはまさに最適の相手でした

そして秘中の秘

だからガルダ戦は考えもしなかったんですね

もちろん「勝てる可能性のない相手」には無力そうであるも

オリバーはしっかり努力もしています

また器用貧乏、やれる事・行動の選択肢が広い

可能性が広い

そこがピッタリでもあるのか?

本来なら強者が使うべき技でしょうけれども

グレンヴィル『な、何故だ!?』

『失われたはずだその魔剣は!? 七年前の夜、あの女の命と共に……!?

オリバー『あなた達が母から奪ったものがあり

『奪いきれなかったものがある……

 それが答えです

第一話、ナナオの裸で連想した女性

あれが母だったの!?

曰く似てない

EDでもメインで描写、彼女の為に戦っているからああいう描写だったんですね

似てないからバレずに済んだのか

第一話・回想『見惚れていいぞ~、ノル? 今はその時だっ』

回想、水浴びをオリバーに見られた金髪の女性

あれ母親の台詞だったの!?

ノルはオリバーの愛称

前回でも従姉さんが言ってましたね

オリバーが求めている言葉

オリバー『ご存じでしょうが』

『激痛呪文では、自分が知っている痛みしか再現できない……

グレンヴィル先生得意の激痛魔法

また前回、ナナオの講義でも言ってました

魔法とはイメージの具現化

激痛を与える呪文も、使い手が知る「痛み」をイメージとして押し付ける術らしい

実際に傷が出来る訳じゃない

痛みを伝えるだけ

『だからどうか安心してください』

『七年前のあの夜

 あなたが母に与えた128通りの苦痛……

 この身でひとつ残らず追体験してあります

自分で自分を拷問した…ってコト!?

不可解なのは何故そこまで母の境遇を知っているか

その場に居合わせたのか?

ただ、グレンヴィル以下エリート魔法使い揃いだったらしい

気付かれなかったのは妙ですが…?

『よく聞けダリウス=グレンヴィル』

『お前はこれから言葉を探す……

 その言葉が発せられるまで俺はお前に拷問を繰り返す

『母に与えられた苦痛を一つずつ返し続ける

『だから必死に探して下さい

『俺があなたの成した事を許せる

 あなたが存在した事を許容できる

 そんな魔法のような言葉を……

言い方はともかく

根本的に許したいのか?

もちろん許せるはずがない

だから苦しめる為にやってるのでしょう

でもできるなら母が死んだ意味、仕方ないことだったと思える言葉を聞きたい

それは無理だと分かった上での拷問だと?

特に彼は悪辣だったらしい

オリバー『腹から裂けろ!"ドロール"!!』

略『指からねじれろ、"ドロール"

以降ひたすら「拷問」

グレンヴィル、どんだけ拷問して殺したのか

ただどうも直接の拷問ではなかった

同じく激痛呪文らしい

第四魔剣を聞き出そうとしたんでしょうか?

グレンヴィル『元を辿れば…、君の母上が……』

果たして何が原因かは視聴者には明かされず

母が悪かったとグレンヴィルは主張

無論その主張は、既にオリバーも知ってる様子

保守派が嫌う何か?

オリバー『ノン』

以降ひたすらノン、その言葉じゃないと否定して激痛呪文を連射

並行し母の末路が描写

追いつめられ激痛呪文を受けるクロエ

同じ事をやり返しているんですね

ならグレンヴィル先生も同じ拷問を受けた事があったのか?

或いは何らかの知識として得たのか

オリバー『まだたったの57回だ』

略『黙るな!言葉を探せと言ったはずだ!!

こんなもので良いはずがない! 憎み続けたダリウス=グレンヴィルの末路が!! 言葉はまだか!? グレンヴィル!!

グレンヴィル『……お、終わらせて…、くれて……

七つの魔剣が支配する 第6話 感想

オリバー『……イエス

一思いに首をはね、楽にするオリバー

眼が死んだのは失望か

本当に心から、尊大で憎らしい奴であって欲しかった

こんな哀れな奴であって欲しくなかった

何か納得できる言葉を聞きたかった

そんな絶望でしょうか

ある種、自分勝手といえばそうかもしれません

でも本当に「納得したい」んですね

一人目の仇討ちグレンヴィル

すごく尊大でかっこいい声でした

だからこそ、弱弱しい最期に「こんなものか」と失望を強く感じる結末

最期まであのグレンヴィルでいて欲しかった

復讐って本当に楽しくない

グレンヴィルの声、変化にそう感じました

グウィン、シャノン、テレサ=カルステ

オリバー『終わったよ、グウィン兄さん』

シャノン=シャーウッド『ノル……

オリバー『近寄らないでくれ姉さん

『触れて欲しくないんだ、あなたには。こんな穢れにはほんの欠片ほどでも……

姉さんが本当に大切なんですね

たぶん最初からついてきてた二人が登場

オリバーのいとこ達

第一話で触れて以来、グウィン兄さん初登場ですね!!

本当に仲間だったらしい

それも「臣下」だと

シャノン『出血は止まっているな? 負担は?』

オリバー『いつも通りだよ、二度までならどうにか……

『次からは死を覚悟する必要があると思う

どうも頭の出血のこと、グレンヴィルに受けた傷じゃなかったのか

第四魔剣の負荷?

数知れぬ未来を見る

脳への負担?

それともまた別の何かなのか

シャノン『軽はずみにあれは使うな』

『お前が死ねばすべてが終わる、準備は我々が!

やがてぞろぞろ現れる「我々」の方々

思ったより多い!?

母親、実家から受け継いだ組織?

カティの両親のように、母は何かの派閥の大物だったんでしょうか

王家とか貴族の名家とか?

『拝謁の名誉に与ります、我が君マイ・ロード

ななつま 6話 感想

隠密テレサ=カルステが初披露

まあかわいい!!

オープニングでオリバーに振り向く、小動物っぽい黒髪の少女か

同じ場面にグウィンとシャノンの姿も

関係者たちだったのね

テレサ『手足として存分にお使いくださいっ』

今回ゴッド先輩に通報したのは彼女

いわゆるザ・ニンジャ、クノイチポジション

彼女も“己の命を軽んじる"タイプ

オリバーは当主として、こうした人々を率いなきゃいけない立場らしい

性格的に辛い

オリバーが追う七人の魔人

グウィン『同志!参集!!』

まるで甲子園のようにぞろぞろ入って来る集団

同志、秘密結社なんですな

クロスボーン・バンガード的な

グウィン『臣下を閲しろノル!』

『これは……、お前の戴冠式だ

どうも組織自体はグウィンが編成

彼が集めた組織、閲兵式典を兼ねたものらしい

彼らは同じ敵を討つ為の秘密結社

その一人を初めて討った

魔剣の力を示した

オリバーがリーダーたりうると示す式典でもあったのか

OPのマスクを身に着けるオリバー

これが冠代わりなんですね

なんと怪しい

ですが秘密組織、結社の象徴なのかね

グウィン『君臨し、導け!』

『あの方を裏切り、殺めた魔人どもを悉く討ち果たすまで……

オリバー『ああ、必ず討ち果たす

『バネッサ=オールディス、フランシス=ギルクリスト、エンリコ=フォルギエリ、デメトリオ=アリステイディス、バルディア=ムウェジカミィリ

 そして…!!

グレンヴィルを含めた六人の魔法使い

おそらく全員が教師

ただし魔法剣のガーランドはいません

やはり彼は善玉なのか

少なくとも当面頼れる公平な人物

それともここぞで実は黒幕的な?

回想・オリバーが最も憎むもの

??????『こちらです、先輩っ

回想のクロエ『助かったよ、あの地獄から逃れて一息つけるとは

『この場所は彼らから隠れおおせているんだね?

 いったいどうやって…?

『うっ!?

オリバー『キンバリー学校長、エスメラルダ!!

七つの魔剣が支配する 第6話 感想

最後の最後に裏切り、殺したのが校長だと

それも信頼していた後輩

オリバーが最も憎む敵でしょうか

ただだからこそ、彼女こそ「納得いく答え」を聞かせてくれる人なんでしょうか

オリバーに納得させ復讐を終わらせる人?

実は後輩だったエスメラルダ校長

今と似ても似つかない細面な後輩っぷり

最も出世して校長

今と全然違う辺り「自分を変える」相当な決意があった感じですね

当時は気弱なタイプあったっぽい

オリバーの願い

優しい人に、優しいままでいて欲しい

優しい母が裏切られたから?

カティが、同じように苦しまなくて良かったと人一倍感動していたんですね

またもしかしたら校長も?

彼女も「優しかった」んでしょうか

回想・ナナオ『復讐の剣は楽しからず、相愛の剣こそ楽しけれ』

オリバー『(否応はない)』

『(これから己が身を以って確かめるんだ。その理念の是非を……!!)』

本当に相愛の剣こそ楽しいのか?

復讐の剣は楽しくないのか?

復讐の為に生きるオリバーが答えを探す物語か

ナナオは自分の考えが歪んでると認め、生き方を変えようと促されています

対しオリバーは固く自分の道を信じて

どちらも破滅への一直線

正反対でどっちも危うい二人の物語なんですね

いい最終回だった…的な

まるで1クール最終回といった感じ

第一話以来、オリバーが匂わせていた隠し事が一気に明らかになる回か

またラストが重い後味

一層に前向きなカティが救いとなる回でした

より良き未来を目指す子なんですね

次回、第7話「両極往来者(リバーシ)」

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七つの魔剣が支配する 第7話 感想 ピートの悩みは性の悩み ななつま ネタバレ

七つの魔剣が支配する 第5話 感想[トロールの真相]このナナオノリノリである ななつま

七つの魔剣が支配する 感想

七つの魔剣が支配する 第1話「入学式(セレモニー)」
七つの魔剣が支配する 第2話「魔法剣(ソードアーツ)」
七つの魔剣が支配する 第3話「死兵(ソルジャー)」
七つの魔剣が支配する 第4話「円形闘技場(コロシアム)」
七つの魔剣が支配する 第5話「蛇眼(グレアー)」
七つの魔剣が支配する 第6話「顕現(アライズ)」
七つの魔剣が支配する 第7話「両極往来者(リバーシ)」
七つの魔剣が支配する 第8話「挑戦者(ライバルズ)」
七つの魔剣が支配する 第9話「迷宮探索(エクスプロア)」
七つの魔剣が支配する 第10話「主従(マスターアンドナイト)」
七つの魔剣が支配する 第11話「責務(デューティー)」
七つの魔剣が支配する 第12話「生還率(ポッシビリティー)」
七つの魔剣が支配する 第13話「賑わいの森(ノイジーフォレスト)」
七つの魔剣が支配する 第14話「淫魔の末裔(サルヴァドーリ)」
七つの魔剣が支配する 第15話「聖歌(ラストソング)【最終回】」