機動絶記ガンダムSEQUEL 23話 感想[クーデター]砂漠の背信はグーンのように幕 ネタバレ
機動絶記ガンダムSEQUEL 第23話「クーデター」感想
第23話:2024/10/11 配信、脚本:井上敏樹、漫画:千明太郎
機動絶記ガンダムSEQUEL – 脚本:井上敏樹/漫画:千明太郎/原作:矢立肇・富野由悠季 / 第23話 クーデター | コミプレ|ヒーローズ編集部が運営する無料マンガサイト [ https://t.co/IWLcGlbjGp ]
— 千明太郎@まおチョロ6巻発売中&機動絶記ガンダムSEQUEL4巻11月発売! (@taro_chiaki) October 11, 2024
井上先生「ヒロイン3人いるし、いっそこのあとギャラクシーエンジェルみたいにするか(笑)」
自分「先生それよくご存じで(笑)」
井上先生「俺やってたもんアレ。」
自分「・・・・・・・はっ!! ソウダッタ!!(笑)」 pic.twitter.com/2UskesJYxI— 千明太郎@まおチョロ6巻発売中&機動絶記ガンダムSEQUEL4巻11月発売! (@taro_chiaki) October 4, 2024
“両親”の真意、マリナン偽両親編に幕
特撮の大家・井上先生、コメディ大盛なギャラクシーエンジェルのシリーズ構成…!?
総監修もロードスの水野良先生ですしね!!
とまれ砂楼都編に幕?
砂漠を潜るとはまるでジオグーンだな!!
マリナン王女、生身でMSを一刀両断
まるで東方先生のよう
クーデターはあっさり鎮圧、彼女の「恐怖政治」をより確固たるものとしたか
偽両親も同じく叛意、惨殺
遺された子達、終盤でマリナンを刺しそう
マリナンが“新しい両親”と、親をとっかえひっかえしてる自覚があると明確にして幕
これは当分は変わらなそう……
姫の“自分を裏切らない両親探し”は続行
タチの悪いおとぎ話だ
カオリスのような、対等に戦えるガンダム乗り出現まで続くのか?
それとも「甘やかす」ラトバの存在が鍵?
砂楼都は弱体化必至
また他国に侵略を許す隙を生み、コロニー全体の大乱へ火付け役となるのか?
冒頭 “両親”の真意
マリナン『ねぇお父様 お母様』
『ずっとマリナンと一緒にいてくれる?』
もちろん一緒にいるよと答えたものの
マリナンが寝入ると豹変
もう偽両親は限界か
前回、平気そうにみえた「父」の方が先にキレるとは意外でした
城の生活は豪奢なもの
下層民が奴隷同然な本作ではなおさら
それでも耐えられなかったか
先にキレたのは父
また前回、思わしげだった母も同じく飽き飽き
マリナンへの優しさは全て演技で、母の態度も「不快感」だったんでしょうか?
少なくともマリナンを想う言葉はゼロ
これはちょっとマリナンさま不憫
回想、実は二人は売れない劇団を運営
カネが底を尽き、演技力を買われて「契約」を結んだと明らかに
プロの演者だったのか!!
『私の人生にはスポットライトが必要なのよ!』
母、思ったよりアレな人だった
父は予算不足で劇団は閉めるしかないと判断も
母は無策、自分は俳優だと継続要求
前回の表情の差も「父はプロ意識が強く、母は感情的」だと示す感じだったらしい
俳優魂は立派だと思いますけれども
砂楼都軍部との契約
老忠臣ラトバ『…あの時 契約を交わしたはずです』
『マリナン様の両親として芝居をする』
『マリナン様の自我が確立されるまで …と』
軍は調査の末、ガンダムは謎が多く稼働にはマリナンが必須と判断
彼女のトラウマ治療は親の愛が必要だと
親を必要としなくなるまで愛を与える
要は普通の子供と同じ
親にべったりな子供が、親なしでもいられるようになるまで一緒に過ごしてやる
幽閉され、遅れてる分だけ育てる事か
おそらく既に分別がついてる事
普通に育てられた子供と
一度親に裏切られ、親に異常に執着するようになった十六歳は「同じ」とは言い難い
後から同じく愛しても難しいのでは……
略『ニコとニキに会いたい!』
前回曰く、借金のカタに置いていった子供たち
劇団運営、生活費の借金か
国と契約したのに?
ラトバ曰く成功報酬だそうなので
もっとも返済、急にカネが出来ると近所に怪しまれると判断したと思えば不思議じゃないも
しっかり我が子を想ってたんですな
母『今日はみんなで一緒に寝ましょうか』
騒ぎを聞きつけてか起きてきたマリナン
慌てて宥める両親
両親と寝るマリナンと並行し、親に焦がれて眠る本当の子供たちが描写
温度差が残酷ですね
カネに物を言わせ演技させるマリナン
奴隷同然も互いに信頼できる兄妹がいて、親に愛されている子供たち
どちらも異なる形の不幸か
翌日 “母”の説教
母『…いい加減にしなさい』
『あなたはいつまで甘えていれば気が済むの?』
『自分の足で立ちなさい』
立って歩け 前へ進め あんたには立派な足がついてるじゃないか
確かにその通り
遊びの最中、母がマリナンを叱ってしまいます
焦ってしまったか
ですがこの言葉こそ、マリナンが言われるべきものなのは確か
よくぞ言ったというべきか
ここまでの文脈からは「母の焦り、自分本位さ」から出た言葉だった気がします
或いはマリナンを気の毒に思っていたのか?
ただ不気味がっていただけか?
少しは善意があったと思いたいですね
幸いマリナンは即ギレしなかったも
この後殺されていたか
はたまたマリナンが立ち直るきっかけになったりできたのか?
クーデター勃発
軍部クーデター『殲滅せよ 目撃者も残してはならん 一人もな』
最中、土中からモビルスーツが出現
生身の兵士と姫たちを包囲
マリナン暗殺を決行へ
たとえニュータイプ、いやネオスだろうともモビルスーツならば!
実際カオリスだと火力不足で詰みそう!!
砂楼都の砂中両用型モビルスーツ
いわゆるズゴックに似たMS
帝都ガンド・ラドの汎用機同素体を、重装甲化した感じらしい
砂中潜航用の外装?
ガンダムSEEDではそうした技術が存在
ザフトは、“振動装甲で土壌や岩盤を粉砕・液状化させて土中を潜航する”技術を実用化
その名もグーン地中機動試験評価タイプ
もしくは完成機ジオグーン
同様の技術による外装なんですかね
反乱兵団、マリナンに一弾しか当てられず
部下は逆賊扱いは気が引けたのか?
結局殺しきれず、マリナンの空間切断能力(仮)でモビルスーツごと一瞬で殲滅へ
彼女の「恐怖政治」確立の瞬間か
さながら東方不敗マスターアジア
いや十傑衆・素晴らしきヒィッツカラルド!!
軍部のモビルスーツは、まるでグルンガスト参式のように真っ二つに!!
「手伝ってやろうか? ただし、真っ二つだぞ!」
父『逃げよう』
『貧しくてもいい 四人一緒なら… それで……』
駆けつけた実子の前で両親は惨殺
マリナン『……嘘つき』
本来、王宮は警備が厳重なのでしょう
しかし騒ぎに乗じてか兄妹が乱入
二人の前で両親惨殺へ
兄妹はおそらく生存
途中で敵となるか、はたまた物語が終わる寸前にいきなりマリナンを刺殺か?
過去からの刺客フラグとなった……?
突き放して言えば、そもそも軍部の依頼を受けたのが両親の間違いだった
最初から我が子を選べば良かった
一発逆転を狙ったのが運の尽き
今話題の闇バイト案件みたいですね……
後日談 マリナンの真意
今回の起点、21話同様に墓参り
このずらり並んだ墓、全て「両親」のお墓なんでしょうか
王の墓にしては簡素すぎですから
最低限の弔意はあるのか
『今日は新しいお父様とお母様がいらっしゃいます』
マリナン姫『ホント? 嬉しい!』
『今度こそ愛してくれるかな、私のこと』
マリナンは偽両親だと理解してたと明言
より根深い問題を感じさせて幕
これ、ただ愛を与えても治らないのでは?
ラトバの笑顔にも闇を感じます
とはいえ孫のように愛し、他に救う手段を知らなければこうなるものかもしれません
愛、愛ですよマリナン
彼女を愛する「親」
ラトバがそばにいるじゃないかと思わせる幕
ですがラトバは臣下と自認
姫もラトバも互いに気付けない感じか
幸せの青い鳥的な
ラストはまさに母の説教通りか
マリナンは甘え、過ちを繰り返し続ける
この状況、最悪「ラトバが殺された時」に大きく動くのかもしれませんね
マリナンが一番依存してるよう見えますから
殺るとしたら誰なのか…?
機動絶記ガンダムSEQUEL 感想 2022年7月
機動絶記ガンダムSEQUEL 第1巻「背信の物語」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第2巻「ガンダム3機確認」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第3巻「母の真相」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第1話「血まみれのカオリス」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第2話「絶望の記憶」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第3話「コキュートス」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第4話「コロニーの世界」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第5話「π(パイ)のデュラン」
※ここまで1巻収録
機動絶記ガンダムSEQUEL 第6話「神の間」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第7話「約束」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第8話「FACT」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第9話「懺悔」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第10話「罪と愛」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第11話「襲撃」
※ここまで2巻収録
機動絶記ガンダムSEQUEL 第12話「牢獄の姫」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第13話「砂の伝説」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第14話「ジューンの力」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第15話「不可解な依頼」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第16話「REPEAT」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第17話「解呪」
※ここまで3巻収録
機動絶記ガンダムSEQUEL 第18話「飛翔」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第19話「漆黒のリンドウ」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第20話「捕縛」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第21話「虚像」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第22話「暗躍」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第23話「クーデター」
ディスカッション
コメント一覧
MSなんてものはネオスの前では無意味なような気がします、ネオスの力が規格外過ぎる。
いよいよカオリスの出番な気がしますね。
マリナン姫の能力に対抗できるのは、身体再生能力を持つカオリスしかいないですし(ジューンの能力はム・ファサのような熱帯気候では厳しそう)。
マリナン姫は長年の牢獄生活で、思考が完全に歪んでしまっているんだろうなーと思います。
確かにラトバも不穏ですね。「背信」もテーマなので、彼が最終的にマリナン姫を裏切りそうな気もします…