葬送のフリーレン 第8話 感想[タイトル回収]魔族と魔法と人を殺す魔法 ネタバレ

2024年1月3日

葬送のフリーレン 第8話「葬送のフリーレン」感想

公式あらすじより引用

グラナト伯爵に和睦を申し入れてきた魔族アウラに仕えるリュグナーたちに魔法を放とうとしたことで、フリーレンは捕らえられ牢に入れられる。そんなフリーレンをリュグナーは危険視し、同じくアウラ配下のドラートがフリーレンの命を狙う。そしてフェルンとシュタルクもフリーレンを救うため行動を起こす。

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それはもう"人を殺す魔法"ではない。魔族から見たフリーレンの猛威

葬送のフリーレン 第8話 感想

葬送のフリーレンは二つ名、ダブルミーニングだったの!?

歴史上最も多くの魔族を葬った魔法使い

もし前回、魔族の悪辣さが描かれてなかったら

悪役にしか見えない強者の風格

人の英雄は魔族の死神

フェルンが使う“一般攻撃魔法"ゾルトラークは、フリーレンによる改良版だとも明らかに

何も知らぬ弟子になんてもの教えてるのか

つくづくフェルンが知らないフリーレン回

前回冒頭のダメッ子と別物!!

元は「人を殺す魔法」ゾルトラークだった一般攻撃魔法

葬送のフリーレン 8話 感想

人類が解析、一般魔法として普及したと三話で言及

あの時フリーレンは人類を讃えた

実は解析に彼女が協力

どころか対魔族に特化し独自改良

フリーレン版は「魔族を殺す魔法」に発展しているのだそうな

対魔族キラーマシーンだよこの人…

魔族と魔法

リュグナー曰く、魔族は生涯かけて一つの魔法を研究するものなんだそうな

ゾルトラークもその一つ

なら人類より遥かに発展してそうなものの

前回曰く彼らは基本的に群れない

それゆえ技術共有が鈍いんでしょうか

首切り役人その1 ドラート青年

フリーレンに瞬殺

残るリュグナー、リーニエにフェルンとシュタルクが対応

フリーレンはアウラ一点狙いとの事

親玉一点狙いとはたまげた

時に勇者一行は、魔王殺しの暗殺部隊に例えられる事があるも

フリーレンはまさにそんな感じですね

合理性の権化

グラナト伯と魔法結界

なんと防護結界はフランメ師匠

その争奪戦がテーマ

また魔族も魔法研究が生きがい

感情が薄く人の心が解らず魔法が大好き、フリーレンと似てるんですな

それが犬猿の仲とはまた因果

冒頭 魔族ドラートの魔法

フリーレン『外交ごっこはもう終わり?

魔族特使の狙いは、グラナト伯を懐柔し「結界を解かせる」

言葉を効率よく殺す道具に使う

本作では特に「魔族らしい」手段なんですね

話せば解る、なんてはずがない

彼らと話せば騙される

フリーレン『私、強いよ?』

ドラート『俺よりもか?

フリーレン『断頭台のアウラよりも

ドラート『…………、そうは思えんな?

暗殺者に予想も出来ない言葉を返すフリーレン

その反応は?

あっさりした“即殺害"でした

いきなりの首狙い!!

ドラート『もう決着はついた』

いきなり宙吊りにされたフリーレン

敵は、フリーレンの首を「魔力の糸」でくくって切断を図った

前回もこうやって殺したのか

君、必殺仕事人やってなかった?

フリーレン『面白い魔法だ』

もちろん決着はついてない

曰く首に魔力を集中、糸をガードして防いでいるらしい

首が疲れそうな防御法

いやフリーレンは飛べますけれども

ドラート『だがこの糸の強度は魔族の魔法の中でも随一』

言ってバリアごと切断を図るドラート

構図が完全に必殺仕事人

そんなタイトルの時代劇があって、こんな感じで悪人を殺す主人公側キャラがいたんですよ

三味線屋の勇次って言いましてね

中条きよし氏にぜひ見て欲しい(存命)

フリーレン『確かに、この糸を何とかするのは無理そうだ』

フリーレンにそこまで言わせた

実際たいした魔法使いだったんですね

すげえよ三味線屋の勇次

フリーレン『今の魔族は駄目だね』

『実戦経験が少なすぎる

フリーレン、ドラートの腕の方を切断

そのまま反対の腕も切断

腕を刃にする魔法か

畳みかけるように首に両手をかけるフリーレン

攻撃に淀みがない

ドラート『!? 待て!! 話を!?

無論、首を砕いて即殺

バシャッと飛び散る音が無惨様でした

前回回想でヒンメルが、グラナト伯が「対話に応じて」裏切られたのと対照的

やり方をよく知っている

ヒンメル達もこう殺るようになったのかな…

フリーレン『まずは一匹』

前回を見てなければ冷酷、どっちが悪人か解らなくなる展開なのが面白い

魔族のやり口を知っているか否か

それ一つで全然別物なんですね

フリーレン『残り二匹を始末すれば、恩赦くらいは貰えるでしょ』

と、思うじゃん?

どっこい扉を開けたら衛兵が死んでいた

完全にミステリー

名探偵がいなくて良かった…

フリーレン『衛兵が死んでる……』

言い方がすごくフリーレン様でした

うわぁなんてこった的な口調

悲しいとか悼むとかじゃない、めんどくせえな的な声音なのがフリーレン

まあ他人っちゃ他人なんですが

♪同じ道を選んだ それだけだった はずなのに いつの間にかどうして?

正直、第一話はピンとこなかったOP「勇者」

話が進むほど沁みますね

知らない内に変えられてた事が切ない

Aパート 師匠が言ってたぜ

フェルン『これ、美味しいですねっ

食っとる場合か

他方、城下町で仲良く昼食を食べていたフェルンとシュタルク

パリッとしたレタスの音が美味しそう

シュタルク『師匠が言ってたぜ』

『飯が旨い街は平和で良い街なんだとよ

けだし卓見ですねアイゼン

調理技術や道具、食材にルートの整備などなど

平和でなきゃできない事

対・魔族最前線ながら民は平和

騎士が頑張ってる証か

フェルン『シュタルク様』

その言葉に、急いで平らげてしまうフェルン

今、この「いい街」の窮地だと

改めて危機感を抱いたか

素敵な子ですわ

素敵な猫が寝転んでましたわ

シュタルク『あげねーぞ』

その危機感に気付けぬニブチンシュタルク

可愛いなこいつ…

鈍感系主人公かな?

フェルン『フリーレン様を釈放して貰えるよう直訴しましょう』

フリーレンと、魔族から街を守らなければ

シュタルクも二つ返事で即答

すると前回フリーレンが思い浮かべた回想、魔族が悪辣な「猛獣」である事

あれは二人に話し聞かせたっぽいですな

フリーレンしか見ていなかった 

シュタルク『俺たちが敵うような相手じゃねーしな』

略『周りには俺らや衛兵隊がいたってのに、"フリーレンしか見ていなかった"んだ

『俺らなんかいつでも殺せると思っているからだ

『手の震えが止まらねェよ

独特の視点からリュグナーの脅威を感じていた

確かに前回そうでした

普通の奴なら、フリーレン以外にも襲われると全周囲を警戒するはずなんだと

実際伯爵も恨んでた訳ですしな

シュタルク『……ほら、こぼしてお漏らしみたいになっちまった』

『それほどの相手って事だ

フェルン『早く拭いてください

独特の視点でリュグナーに戦慄するシュタルク

アイゼンもそうだったんでしょうか?

彼なら髭を濡らすのでしょうか

フェルン『勇者様御一考ならそれでも行きます』

フェルンいい子…!!

これはハイターが百回くらい化けて出そう

無論シュタルクも志は同じか

シュタルク『行くかッ!!』

フェルン『そのハンカチあげます

冷たいよねえ

シュタルク、股間を拭いたハンカチを妙にカッコ良く返す姿がシュールでした

まあ嫌だよねえ

フェルン『…? どうしたんですか』

シュタルク『腰が抜けちゃったみたい

どこまでも締まらないシュタルク

イケメンなのにねえ

お笑いメーカーだねえ

グラナト伯爵の判断

リーニエ『ドラートの魔力が探知できない』

死んだなと即判断するリュグナー

早すぎる気がするも

魔力が消えるのは、それくらい異常事態なのか

リーニエ『油断しすぎだ』

リュグナー『油断? 私たちはアウラ様の懐刀"首切り役人"だ

『油断したくらいで死ぬと思うか?

シュタルクの分析は実に正確

リュグナーは仲間を含め、強さに自負があるんですね

であればアウラ様は相当か

グラナト伯爵『待たせて済まなかったな……』

『捕らえた魔法使いが脱獄したんだ

 衛兵の首を斬ってな

略『ところでお連れの方が一人足りないようだが?

続いてグラナト伯爵も敏腕でした

衛兵をドラートが殺したと判断

即座にリュグナーを倒すべく、フル武装の部下四人を連れて包囲に現れたのです

元々強い憎悪を持っていたとはいえ

前回で確かに懐柔された

だというのに目を見張る判断力ですわ

グラナト伯『あの魔法使いが手練である事くらい儂にも解る』

『それが衛兵にあっさりと囚われたんだ

『彼女は、衛兵殺しの罪の重さを理解している』

決め手はフリーレンが殺していない確信

前回あっさり捕まった一件

あの時シュタルクは、リュグナーの強さに戦慄

伯爵はフリーレンの見識を理解

前回リュグナーも、フリーレンは魔族を理解しているとおかしそうに言ってました

めっちゃ情報量あったんですね

グラナト伯爵『もう一度だけ聞く』

『お連れの方はどこに?

どうもそれでも、一応確認したかったらしい

リュグナーが誤魔化した為確信へ

敗因の一つはドラートが衛兵殺しを軽く見た事

フリーレンに常識で負けるとは

所詮、我らは猛獣だ 

リュグナー『全く…、ドラートの能無しめ』

リュグナー、衛兵四人を瞬殺

残酷で美しい

どうも彼の魔法は、自分の血を操る能力

血を蛇腹剣のように使ったか

残酷ですが、あまりに鮮やかな手腕でした

グラナト伯爵『がああ!!

対しグラナト伯、例の息子の遺品で応戦

ですが力の差は歴然

魔族は腕力にも秀でるんでしょうか

リュグナー『グラナト卿、"言葉"とは何だ?』

『この剣と一体何が違う?

暴力が楽しいと言い放つリュグナー

更に「言葉」も、自分にとっては剣と同じ「殺す為の手段」だと嘲ってみせます

前回の言葉は嘘だと嘲ってるのか

リュグナー『何を使おうと、弱い者はみな死ぬんだ』

『この剣の持ち主のようになあ?

グラナト伯『!! リュグナー!!

グラナト伯の息子、故人を侮辱するリュグナー

激昂させ判断力を奪って不意打ち

或いは単になじっただけか

彼らも「楽しい」と感じる感情はあるのだそうなので

魔族もちゃんと感情あるのね

リュグナー『所詮、我らは猛獣だ』

心底楽しげに自虐するリュグナー

幸いというか伯爵は、結界を解除させる為に殺されませんでした

代わりに手ひどい拷問を受けたらしい

またリーニエは動かず

リュグナーの強さをよほど信頼してると

誰がリュグナーと戦うか

夕暮れの城下町 フェルン達

フェルン『!! フリーレン様? フリーレン様ですよね?

勘がいいお母さんは嫌いだよ

城に向かう途中、こそこそ城から逃げて来たフリーレンと再会するフェルン

シュタルクは全く気付いてません

そこは付き合いの長さでしょうか

ちっさ

フリーレン『魔族って、死んだら魔力の粒子になって消えちゃうじゃん?』

あれ粒子化してたのか

ガンダムみたい

どうも着衣も含めて崩壊するらしい

以前ドラゴンの死体も粒子化

大魔法使いフランメが言うように、魔族と魔物が根本的に同類な証か

エルフは?

フリーレン『その場に残されたのは』

『魔法で首を斬られた衛兵と……、魔法使いの私だけ

『この状況、どう思う?

フェルン『ン…、衛兵殺しで極刑ですね

伯爵が言った通りマジで重かった

ヘヴィだ!ヘヴィすぎるぞ!!

そりゃ人ひとり殺したら、人ひとり死んで償わねば道理が通らない

まして治安維持側の衛兵ならなおさら

治安の為にも重罪は必要

フェルン『この街を見捨てるつもりですか!!』

フリーレン『ン…? フェルン達で倒せばいいじゃん?

敵は三人、こちらも三人

正直、フツーにフリーレンがリュグナーと戦うと思ったものの

既に二対三ですものね

ありがとうドラート

シュタルク『俺たちが敵うような相手じゃねえって!?』

フリーレン『相手が強かったら戦わないの?

スパルタ

まるでどっかの魔法使いのよう

「勇者とは勇気ある者ッ!!」「そして真の勇気とは打算なきものっ!!」「相手の強さによって出したりひっこめたりするのは本当の勇気じゃなぁいっ!!!」

的な

フリーレン『それに』

『私は二人があいつらより弱いなんて微塵も思っていないよっ

と鞭

フリーレンもアイゼンもスパルタですが

強さを認めているからこそ

クヴァール戦では、フェルンに防御魔法を一任して戦った事もありますものね

余程とんでもない域らしい

シュタルク『戦うからさ!?

せめて手伝ってくれよ!この通りだ!!

『……ちらっ

彼を見るフェルンの冷たい眼ときたら!!

その場で土下座するシュタルク

しゅたるく は ようす を みている

結局無視されてしまいました

冷たいよねえ

シュタルク『あー!? 待ってくれよフリーレーン!?

フェルン『往生際が悪いですよ

 腹を括りましょう

泣き叫ぶシュタルク

引っ張っていくフェルン

冷たいよねえ

フェルン、何気にめちゃくちゃ腕力強くない?

シュタルクを引っ張る魔法…?

大魔族・断頭台のアウラ

フリーレン『(絶大な魔力だ…、こちらの様子をうかがっているな)』

そこまで解るものなのか

曰く元魔王側近アウラ、彼女が十キロ離れた地点に布陣中

見た目は幼女

手には天秤

断頭台の名の通り何かを量るのか?

まるでギリシャ神話の正義の女神、テミスのようですね

ガンダム的には軍事会社の名前

フリーレン『(断頭台のアウラ)』

その名の通り首なし騎士デュラハンの軍勢を使役

騎士たちは威風堂々

どうも死体を再利用している手合いか

噂の伯爵の息子さんも…?

フリーレン『私だって強い相手との戦いは大きらいだ』

『……嫌な事は、早めに終わらせないとね

大魔族、アウラを直接叩くつもりか

まるで暗殺者

クヴァール同様かつてヒンメル達と挑んだ魔族

彼女は少なくともここ28年健在

魔族は魔法を磨く種族

今度は「前より強くなった」難敵…?

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Bパート グラナト伯爵城侵入

フェルン『門番に"和睦の使者を殺しに来た"、とでも言うつもりですか?

静かに迅速に潜入する弟子コンビ

シュタルクは身体能力

フェルンは魔法

シュタルクがせっかくドヤ顔キメてるのに「スィ~」と侵入してしまうフェルンずるい

やはり魔法…、人類が想像しうる全ての事は

いずれ全て現実となる……!!

シュタルク『……妙に静かだな?』

鍵も魔法で開けて侵入するフェルン

泥棒の魔法優秀過ぎる

対し場内の人間、まさか二人に全員殺されてしまったんでしょうか

伯爵が逃がしたと思いたいものの

城下町に何も騒ぎが起きてませんし

魔族の生涯、魔法研究者の種族

場内 グラナト伯爵とリュグナー

リュグナー『私は魔法が大好きでね

略『我々魔族は永い寿命の中で、一つの魔法の研究に生涯を捧げる

あのクヴァールがゾルトラークを生んだように

魔族は根っからの魔法研究

聞けば聞くほど魔族は、フリーレンと話が合いそうな種族なんですね

犬猿の仲とは因果な話

同族嫌悪?

併せ"クヴァールのゾルトラーク"が描写

あの地域の冒険者の四割、魔法使いの七割を殺し尽くしたという「強すぎた」魔法

全盛期は改めて圧巻

あらゆる防御を許さない史上初の貫通魔法

そら勇者でも勝てませんわ

リュグナー『年月をかけて日々探求し積み重ねていく……』

『十年後の魔法は今よりもっと優れた物になり

 我々の力を

 より強固なものとする……

この下りは、"本気"で言っているらしい

彼らは努力家

しかも十年で着実に進歩する

気付けば五十年過ぎてたエルフ、フリーレンとはだいぶ違っている気がしますね

フリーレンもそうなのかもですが

前回曰く、ただし徹底的な個人主義

話を聞く限り、人類より数段進歩した魔法文明を作ってそうな種族

ですが前回曰く「家族」という概念さえない

生涯を孤独に過ごす生き物

なので成果の共有もしないのでしょうか?

だから人間相手に拮抗してる?

フリーレンの師匠の防護結界

リュグナー『だが…、魔法というものは不思議なものでなぁ?』

『魔族の侵入を防ぎ、この街を守ってきた大魔法使い……

 フランメの防護結界

本来なら人類は蹂躙されてそうなものの

フランメの遺産が突破できない

併せてフリーレンが千年前、極寒の地の新芽を「結界」で守っていた師匠の姿を回想

三層の防護結界で一つの新芽を雪から防御

この防護結界はその発展形?

リュグナー『千年前の天才が作り上げた魔法が』

現代魔法を凌駕している好例なんだと

ゾルトラークとは違うんですね

併せフランメのドヤ顔が回想

アイゼン曰く「人類の魔法の開祖

話を聞く限り彼女は人間で、天寿を全うしたのだと思われますけれども

であればどんだけ天才だったのか

リュグナー『天才は嫌いだ』

『積み重ねたものの美しさが無い

いやあごもっともでござる

努力を貴ぶさまは正直嫌いに慣れませんね

もっともそれは、"長寿というアドバンテージがなくなるから嫌"なだけかもしれませんが

これまでの言動的に考えて

リュグナー『魔族の私達がこの街には入れたというコトは』

『結界を操作できる魔法が存在するハズだ

結界魔法はグラナト家の一子相伝なのだと

その性質は“魔族識別"結界

フリーレン側の描写を見る限り、魔物も入れず焼き殺してしまうようです

魔族と魔物は一緒だという理屈か

リュグナー『吐かなければ待っているのは拷問の続きだけだ』

そう言って、いったん席を辞するリュグナー

どうもあまりにも拷問に屈しなかったので、しばらく無駄話をしていただけらしい

なんて骨のある伯爵さまでしょうか

本作、有能な人ばかりですわ

リュグナー『どこかに結界関連の魔導書があるはずだ』

フリーレンが湧いてきそうな話をするリュグナー達

しばし中断して家探し

他者を支配する魔法などは使えないのか

言った通り一芸特化なのね

芸大とか受かりそう

グラナト伯『……昼間の冒険者のガキか』

『息子がお迎えに来たのかと思ったぜ

伯爵さまなのに口の悪いオッサンである

実戦本位なんですな

ちょうど入れ替わりでシュタルクが潜入

偶然でなく隙を窺ってたらしい

グラナト伯『………震えているな』

シュタルク『悪いかよ

グラナト伯『いや勇敢だ…、死んだ息子も出陣前は震えていた……

怖いのにここまで来れた事が勇敢なのだと

アイゼンと話が合いそうな御仁

尊敬できる人ですわ

それだけに「これほどの人物が、心底大事にしてた息子」さんとはどれだけの好漢か

改めて哀悼を感じます

シュタルク『縄が切れねえ…、魔法か…?』

魔法以外の何者でもないねえ

崖を増やしちゃうほどパワーがあるシュタルク

彼が切れないとか相当ですよ

これも血操作の応用なんでしょうか

グラナト伯『それより街の人の避難だ』

シュタルク『どうせアンタがいなきゃ皆!言うこと聞いちゃくれねえよ!!

グラナト伯『儂の首にグラナト家の紋章がかかっている

これを見せれば大丈夫だと

街中にやたら翻っていた「旗」と同じ紋章か

だから皆解るのね

グラナト伯『それとな糞餓鬼』

『儂にタメ口叩くのはこの街では重罪だ……!!

自分がいなくても大丈夫な

敢えて憎まれようとする事

領民第一な事

前回リュグナーの真に迫った作り話に、憎悪を捨てそうになったように

めちゃくちゃ人格者ですわグラナト伯爵……

グラナト伯『そうだ、今なら見逃してやる』

立ったシュタルクが諦めたと判断

彼に見えないところで、にっこり笑っていたのも素敵でした

彼に見えるところでは悪人面

見えないところで笑顔

そら「いい街」な訳ですわ

シュタルク『悪いなオッサン』

『この高価たかそうな椅子ぶっ壊すぜ

いや謝るのそっちなの!?

シュタルク男前

殺すぞと怖い顔で凄まれたのに

敢えて「タメ口」を続行する事に気骨を感じました

何この二人、親子?

フリーレン曰く「実戦経験」

冒頭で斬れない魔法の糸を過信し、腕を斬られたドラートと好対

斬れないなら椅子を斬る

シュタルクも実戦経験は乏しい

アイゼンの教えが良かった証拠か

リーニエ『リュグナー様、ネズミ』

リュグナー『グラナト卿、お知り合いで?

グラナト伯『いいや、昼間の冒険者の一人だ

即答するグラナト卿

どんだけ好漢

曰く無関係、仲間の直談判に来ただけだとシュタルクを助けようとするグラナト伯

部下の事も大事にしてたんでしょうね…

グラナト伯『莫迦な餓鬼だ』

この一言だけは掛け値なしの本音

そう感じさせる声音でした

伯爵、シュタルクと出会えてどれだけ嬉しかったんでしょうか

彼に生きて欲しいんですね

その間も震え続けているシュタルク

シュタルク『(まただ)』

『(こいつ、俺を見もしねえ)』

師匠、アイゼンがニッと笑いそうなプライド!!

敢えて「視界に割って入る」シュタルク

戦士としてのプライド

震えを“止めた"

今回散々ヘタレシーンを重ねただけに強烈

リュグナー『殺すぞ?』

シュタルク『………やってみろよ!!

リュグナー『(!! …速い…!!)

瞬時に死角に回りこみ一撃喰らわすシュタルク

あんな重そうな斧でよくもまあ

剣を持った方が強いのでは

真っ向でなく回り込むのがシュタルクらしい

アイゼン仕込みでしょうか

リュグナー『だが所詮は人間か』

シュタルク『!!

切り裂かれ、宙を舞った血粒がそのまま弾丸

更に傷跡から一気に噴出

シュタルクは前者は避けたものの、後者を避けきれず抑え込まれてしまいます

やはり質量、質量は全てを解決する…!!

リュグナー『急所を避けたか、反応もなかなかだ』

お年寄りに絶賛されるシュタルク

が、若い奴は短慮だと嘲笑うリュグナー

冒頭のフリーレンみたいですわ

ですがこんな万国ビックリショーみたいな魔法に初見で対処しろってのが無茶

やだ魔族って皆こんななの?

シュタルク『フェルン』

『言われた通り、隙を作ったぜ 』

リーニエ『!! リュグナー様!! 魔法使いの反応が!!

ゾルトラークで半身持っていかれるリュグナー

リーニエがいなければ即死?

最初からシュタルクは、打ち合わせして部屋に入ってきたんですね

シュタルクは囮役だった

シュタルクは囮!!

リュグナー『(バカな…!?)』

葬送のフリーレン 第8話 感想

『(人間の魔法使い如きが、リーニエの魔力探知をかいくぐっただと…!?)』

『(それに、この魔法は…!?)』

まあ美しい

二話曰く、フリーレンの魔力探知で気付けない

そりゃ気付けってのが無理

あの「影の薄さ」

魔族に、とんでもない武器だったんですね

暗殺者かな?

リュグナー『小娘!この魔法は何だ!!』

フェルン『"一般攻撃魔法"

 確かあなた達の魔法体系ではゾルトラークと呼ばれているものです

リュグナー『これが“人を殺す魔法"ゾルトラークだと…?

 馬鹿をことを言うな!!

『我ら魔族はゾルトラークなど半世紀以上前に克服している!!

まさかの克服済みだった

魔族ってちゃんと情報共有もするんですね

孤独な種ではなかったのか?

またしても、いつものようにフリーレン様の情報が古かったという事なのか

或いはゾルトラークは特別

後者なんでしょうか

フェルン『時間稼ぎのつもりですね!』

実戦本位がすぎる

幸か不幸か伯爵の傷が深く、治療する為にいったん退く事を優先しました

際し砲撃姿勢のまま後ずさって去るフェルン

所作に隙がない

リコリスかな?

フリーレン様どんだけ仕込んだのか

リーニエ『させない』

幸いリーニエはリュグナーが制止

際しリーニエは、魔力塊をぶつけようとスタンバっていました

この子くらいは魔法使いらしく戦うのかね

あれはもう"人を殺す魔法"ではない

三人に逃げられてしまうリュグナー

リュグナー『あの二人には私の血が付着している……』

逃げられ、止血を優先するリュグナー

もちろんリーニエは困惑

今回、シュタルクに斬られても平然とカウンターを入れてきたんですものね

それもおそらく止血能力のおかげか

それすら越えていると?

リュグナー『お前があの魔法を喰らっていたら死んでいた』

リーニエ『……!?

リュグナー『あの魔法は、"魔族を殺すこと"に特化した改良が施されていた

『もはやあれは“人を殺す魔法"ゾルトラークと呼べる代物ではない…

『"魔族を殺す魔法"だ

魔族と魔物だけを阻む結界と同じか

魔族絶対殺すエルフだった

また彼は人類のゾルトラークを熟知

踏まえこの驚きよう、"フリーレンとフェルンのもの"だけが特別仕様であるのかも

フェルンは知らず使っていると

なんてもん弟子に教えてんだあのエルフ

『あの小娘の所作には面影があった……』

仕草一つに至るまでそっくり

フェルンが知らない内に、彼女を対魔族キラーマシーンとして仕込んでしまったらしい

そも魔王城を目指す旅だから?

それとも最初から?

どうも幼少期からだと考えるべきか

リュグナー『私は昔、同じ魔法を受けた事がある……』

なら忘れていたのは奇妙なものの

よほどトラウマだったのか?

回想では軽く数十人を超えるらしき魔族が、ボロゾウキンのように転がされていました

殲滅し山のように積み上げ踏みしめる

死神そのもの

リュグナー『フリーレンだ!』

『人類の“人を殺す魔法"ゾルトラーク研究解析に大きく貢献し

 歴史上で

 最も多くの魔族を葬り去った魔法使い

『葬送のフリーレン

葬送のフリーレン 8話 感想

『私の嫌いな天才だ

回想当時と同じように、アウラを見下すフリーレンで幕

人の英雄は魔族の死神

二つ名だったのか

実際ヒンメル達の弔い、葬送を込めた物語であるものの

ダブルミーニングだったんですね

歴史上で最も多くの魔族を葬り去った魔法使い

魔族を葬送する魔法使い

また前回魔族の悪辣さが描かれてなければ、フリーレンが「悪」に見えたかもしれません

そのくらい容赦がない圧倒的な殲滅っぷり

師匠の仇討ちなんでしょうか?

大魔法使いフランメ、とても魔族如きに殺されるタマには見えませんけれども

他に身内っぽい描写もないんですよね

前回回想の燃える家?

次回、第9話「断頭台のアウラ」

次回は11時15分放送

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葬送のフリーレン 第8話「葬送のフリーレン」
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