機動絶記ガンダムSEQUEL 第21話 感想[虚像]ガンダムに“ネオス”が必須な理由 ネタバレ

2024年9月13日

機動絶記ガンダムSEQUEL 第21話「虚像」感想

第話:2024/7/12 配信、脚本:井上敏樹、漫画:千明太郎

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ガンダムアヌビスの現状、ガンダムとネオスの“構造”が推測へ

機動絶記ガンダムSEQUEL 21話 感想

ネオス、おそらくニュータイプもガンダムの「生きた動力パイプ」だと推測へ

ガンダムは強力な動力炉が搭載

エネルギーを引き出す回路がネオスだと?

まるでガンダムNTやムーンガンダム

なるほどミナーヴァ稼働時、パイロットが焼死する現象もこれで納得ですね

エネルギーの通り道なんですから

問題は何故そんな構造にせざるをえなかったか

動力炉って実はからっぽなのでは?

ガンダムの巨大さを感じさせる構図も良かった…

虚像、マリナン姫の病

偽両親に愛されるマリナンが不憫

これも本作らしい「背信」

ただ彼女、両親を意図的に殺害した印象でした

であれば現状も理解していそうですが見て見ぬふりをしているのか?

それともある種の洗脳を施したのか?

軍部も別プランが進行中……?

前回、奪われたガンダムミナーヴァ

機動絶記ガンダムSEQUEL 13話 感想[玄室のガンダム]マリナン王女の回答

そして場面転換し、再び13話の続きから

早いもので約一年前ですよ奥様

また前回ミナーヴァ適合者リンドウが生身で発火し、恋人を焼き殺す場面が描写

彼は火のネオスだから適合したんでしょうか?

再生特化のカオリス達とは違う?

マリナン姫への「心の治療」

コロニー内三大国家・砂楼都

忠臣ラトバが、おそらく王と王妃の墓参りをする場面からスタート

際し花を愛でるマリナン

儚げで絵になる…

と思ったら花に噛みついてしまいます

精神的に幼い証……?

でも七歳までは普通に育っており、そのくらいの分別はつく気がしますけれども

久々すぎて花のことも解らないのか?

ラトバ『マリナン様は何も悪くない』

『今度こそ うまくいってくれるとよいのだが……

身体は16歳、7歳児のように甘えるマリナン

身体は大人!頭脳は子供!!

不憫がり可愛がるラトバ

おそらく本心からの愛情

ですがマリナン、ただ幼いだけなのか?

それとも実は幼いふりをすれば、愛してもらえると考えているんでしょうか?

七歳にしても異様に幼い

単に精神的におかしいという事なのか?

それとも演じているからなのか?

王宮で「両親」と過ごすマリナン

マリナン『お母さま大好き♡

軍が用意した偽両親に愛されるマリナン

回想かと見紛うワンシーン

困り果てた軍が、トラウマ治療の為に「両親の愛を与える」べく用意したとの事

ラトバは、この「治療」が上手くいくようにと祈っているのか

マリナンは殺害した事実を忘れた?

それとも現実逃避なのか?

はたまた軍に洗脳措置をされたのか

いずれにせよグロテスクですね……

両親は敢えて?似ても似つかぬ二人

やたら若い偽両親

当初、精神年齢である七歳に合わせたのかと思いましたが

当時すでに王様は老けてましたし髪形などもまったく別物

敢えて似せていないのか

殺したのは偽物で、こっちが本物という風にすり替えているんでしょうか?

偽物たち、酷い事を言わねば良いですが……

ガンダムとネオスの構造

ガンダムアヌビス整備施設

研究者『アヌビス内の強力なエネルギー炉心は

 完全に密封されていまして

 エネルギーを引き出し アヌビスを作動させる回路が存在しないのです

軍部将校スルミナル『それはつまり

『「ネオスの人間自身が回路になる」ということか?

あくまで推測段階ではあるものの

ネオス必須な理由、炎上現象の原因、解析・再生産できない事がまとめて納得

疑問は何故そんな構造にしたのか

せざるをえなかったのか

それこそ動力炉はオカルト的なもので、ニュータイプだけが力を引き出せるから?

宇宙世紀ガンダムの定番っちゃ定番ですね

ガンダムUC、福井氏のような理屈

ガンダムUC、ガンダムNT、ムーンガンダムの福井氏が似た設定をしています

福井氏が逆シャアなどを再解釈した設定

ニュータイプとは人の意志や「あちら側」からエネルギーを引き出す特異点なんだと

宇宙世紀にはたびたび死者が登場

NTは死者の高次元から力を引き出す特異点

だから数々の超常現象を起こすのだと

特に顕著なのがZ、ガンダムZZ

これらの作品ではニュータイプが、ビーム防御や出力増大など物理的な奇跡を起こしています

その説明として説得力が強い内容

本作も「NTは力を引き出す経路」

Zガンダムで、カミーユがハイパービームサーベルを発生させた現象のように

ネオスニュータイプエネルギーの経路だと?

ガンダム的には突飛でもないのか

完全に密封されたエネルギー炉

実はそもそも中身はないのかもですね

そう見せかけるだけの構造かも

ネオス自体が、“どこか”からエネルギーを引っ張って来るアンテナなのかもしれません

ガンダム的にはままある話ですし

軍部将校スルミナルの計画 

第13話で敵を蹴散らしたアヌビス

研究者『マリナン様の心を癒すには「愛」が必要です

『人が与えられるべき最も基本的な愛…

『そう 親の愛が…

スルミナルは若く、1stのガルマ様オマージュか前髪をいじるのが特徴

第13話後、マリナン姫は昏睡状態に

そして軍部がこのように処置した

全てはアヌビスを扱う為

残酷ですが仕方ないのか

何せアヌビスは強すぎ

問題は続くスルミナルの台詞か

将校スルミナル『上手くいってくれればいいが…』

『ガンダムアヌビスを、病んだ女児に任せるわけにはいかぬ…

あまりにごもっともな台詞で幕

いやごもっともごもっとも

軍部は偽両親で「心の傷を治療」し、マリナンをマトモにしようとしているのか?

ラトバ曰く上手くいけばとはその事?

或いは時間を稼ぎ、新しいパイロットを探す計画を進めているんでしょうか

病んだ女児は降ろすべきという事?

女児自体に否定的なら後者なのかね

キーワードは「愛」

ガンダムディースのジェーンは、神の愛を標榜

アヌビスのマリナンは親の愛

ではカオリスの愛は?

異性愛なんですかね?

また母がデュランを愛してたとすれば、すれ違いの悲恋だったのかもしれません

あれも「愛」に繋がる前振りなのかね

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機動絶記ガンダムSEQUEL 感想 2022年7月

機動絶記ガンダムSEQUEL 第1巻「背信の物語」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第2巻「ガンダム3機確認」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第3巻「母の真相」

機動絶記ガンダムSEQUEL 第1話「血まみれのカオリス」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第2話「絶望の記憶」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第3話「コキュートス」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第4話「コロニーの世界」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第5話「π(パイ)のデュラン」

※ここまで1巻収録

機動絶記ガンダムSEQUEL 第6話「神の間」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第7話「約束」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第8話「FACT」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第9話「懺悔」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第10話「罪と愛」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第11話「襲撃」

※ここまで2巻収録

機動絶記ガンダムSEQUEL 第12話「牢獄の姫」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第13話「砂の伝説」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第14話「ジューンの力」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第15話「不可解な依頼」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第16話「REPEAT」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第17話「解呪」

※ここまで3巻収録

機動絶記ガンダムSEQUEL 第18話「飛翔」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第19話「漆黒のリンドウ」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第20話「捕縛」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第21話「虚像」