チェンソーマン 12話 感想【最終回】早川家 デンジ君はどちらのネズミ?

チェンソーマン 第12話「日本刀VSチェンソー【最終回】」感想

公式あらすじより引用

ゴーストを操る沢渡に苦戦し、殺されかける早川。
同じ頃、再びサムライソードと対峙するデンジは胸のスターターロープを引っ張り、チェンソーマンとなる。
そうしてチェンソーマンとサムライソードの最後の戦いが始まり――。"

毎週火曜25時 月額有料AmazonPrimeにて配信

公式サイト公式ツイッター(外部)

沢渡事件に幕、チェンソーマンvsサムライソード!!

勝てる相手と踏んで戦ったパワー、ボーナス欲しさに戻ったコベニ

身勝手なサムライソードキンタマ大会

揃ってサイテーの最終回だった!!

揃ってまともな奴がいねえ!!

そこが最高だった!!

終始噛み合わないデンジとサムライソード

彼、ゾンビだろうと殺すと心が痛むとか言いつつ「逃げ遅れた民間人」に構わずデンジへ攻撃

サムライソードの身勝手さを強く感じる戦い

そもそも祖父の件も逆恨みですし

人殺しは頭がおかしいとか復讐は虚しいとか

彼に限らず倫理観が幾度も強調

デンジ達の「頭のおかしさ」が際立ちますね

敵も味方も常識ブッ飛んでるのが印象的でした

でもデンジくんは首尾一貫

彼が人間的に変わっていないと象徴する事件か

変わりゆくアキと対照的でした

デンジの心臓チエンソーの悪魔

二話曰く、ポチタは心臓となって生きている

だから狙われている

けれど喋らない

どうも内側で、自ら閉じこもっているらしい

どんだけ特別な悪魔なんでしょうか

そして事件は「銃の悪魔」へ本格化…?

結局沢渡は何も吐かず自害

彼女達が持ってた肉片と合わせ、銃の悪魔の居場所が分かり始めて

一気に人が増えましたが二期告知は無し

新キャラ「レゼ」はCV上田麗奈さんとの事

煙草をふかすアキ

遺品なのに吸ってしまう

まるで線香でした

マトモさ、姫野によりかかる弱い自分を捨てようって思いなんでしょうか

長生きしやすくなるって事

姫野先輩は喜んでくれるんですかね

しんみりした姿が切ない

レゼ曰く、デンジは田舎のネズミと都会のネズミどっちがいい?

五話、アキ回想で弟が読んでいた実在する絵本

都会は豊かだけど危険、田舎は何もないが安全

デンジは無欲で普通に暮らしたいだけ

でも頭のネジ飛んでるから、都会が良いと即答するでしょうか?

どんな意図の質問なのやら

冒頭 姫野の遺言

姫野の契約悪魔、ゴーストに絞められるアキ

前回、未来の悪魔曰く最悪の死に方

元相棒の悪魔に殺されるのは、アキに「最悪の死」だったのでしょうか

回想・アキ『骨が腐るから吸わない』

回想・姫野『長い付き合いになりそうだから、吸って欲しいな~……』

六話、出会った頃の走馬灯が過ぎるアキ

ガム事件の直後か

姫野視点では、断り切れなかったアキを微笑ましく感じたものですが

アキ視点だとすねる先輩が可愛い

こりゃ断れません

容姿もどこか若く、付き合いの長さを感じます

姫野『やったー! 火ぃつけてあげる♪』

根負けしたアキ、"もう点けてくれる姫野はいない"寂しさを感じたのかと思いましたが

この話、まだ先があったのか

彼の初タバコじゃなかったのね

姫野『未成年なの?!

じゃあ吸っちゃ駄目じゃんとひっこめた姫野

やっぱり根が「まとも」

デンジでも未成年飲酒で泡喰ってましたもんね

回想の姫野『………よこせっ』

『じゃあこの一本は、私が預かっておこうっ

 キミが大人になって…

 何かに寄りかかりたくなったら返してあげる』

再び現在、何故か幽霊に解放され困惑するアキ

幽霊はそのタバコを返してくれました

瀕死で姫野を思い出した事を、アキが「寄りかかった」と判断したんでしょうか

六話、姫野は自分は寄りかかたい人間と自嘲

今アキは姫野みたいに"弱く"なった

そんなアキへの叱咤なのか

アキ『……!?』

タバコに書かれていたのはEasy revenge!

気楽に復讐を!

もしアキが、寄りかかりたくなるくらい「弱く」なってしまった時

もっと気楽にね!と励まそうとしたのか

死してなお最高の先輩だった…

姫野は「全部」を幽霊にあげた

だから姫野の想いも、幽霊が受け継いでいたんでしょうか

肉体だけじゃなく想いも含めた全部

彼女の約束を果たしてくれたのか

アキ『……幽霊の悪魔には目がないから、恐怖心を見る』

『姫野先輩が言っていた事だ』

沢渡『………!?』

思い詰め、視野が狭くなっていたと理解

アキは怖がることをやめた

結果、幽霊はアキを感知できなくなってしまったらしい

アキは停止した幽霊に上り首を切断

落ち着いてかかれば難しくなかった

必要なのが「気楽になる事」

どこまでもアキ想いな人でした

アキ『姫野先輩…、もうすぐ俺も行きます』

絶句する沢渡を悠然と睥睨するアキ

遺言は「生きて欲しい」為の助言でしょうに

以前姫野が、デンジを殺してでも使わせようとしたなかった「刀」のせいで余命二年

彼女は死を望んでいないというのに

大人になったら返してあげる

昔のアキは怖いもの知らずでした

よりかかる事を知らなかった

対し「寄りかかりたい」と知る事が、大人になるって事なのだと?

大人って弱いよねってメッセージなのかね

OP KICBACK

やたらゴールデンボールが印象的なOP

今回を着地点にしてたからなのか

なんで爆発させたんだ(定期)

Aパート 沢渡・決着

沢渡『…っ蛇!!』

アキ『殺すな』

既に終わっていた

気付けばコベニが回り込み、包丁を突き付けていたのでした

コベニちゃんどんだけ強いんだ

てかまた包丁か!!

完全にトレードマーク

幽霊を瞬殺した沢渡、早くも決着!?

アキ『コベニ、お前はどうして公安に残ったんだ』

コベニ『もうすぐボーナスが出るので……』

それで残るあたり頭がおかしい

出て行った円さんと好対照

すぐ怖がるので、典型的な「デビルハンターに不向きな常識人」とも思えるコベニ

ですが岸辺さん以上におかしいのかも

エレベーターで上に向かうデンジとパワー

デンジ『ゲッロ~……』

パワー『あ? 肉は肉じゃろ』

腕にしがみついていた、ゾンビの腕を食べ始めるパワー

なんなのおやつスナック感覚なの?

前回も天使の悪魔がひと齧り

魔人に人の血肉は「飯」なんですね

パワー『豚も人も牛も同じじゃ!!

哲学的ですらある「バカ発言」

魔人は人の死体を、悪魔がのっとったもの

つくづく「人格」は悪魔

死体は死体、肉は肉、そりゃそうなのかもしれませんが

デンジ『ぜんぜん違うねっ!!』

『俺達の仕事はサムライソードを捕まえる事だ!

 捕まえても食うんじゃねえぞ!!』

ポイントそこ?

デンジくん仕事って解ってるじゃーん!!

言いあい、肘を顎にぶつけ合うデンジとパワー

電磁力コンビ仲いいな…

デンジは気色悪がってますが、だからとパワーを見下したり怖がったりはしない

自分が食われるとかは思ったりしない

その辺、仲いいですな

七階に止まるエレベーター

開くとびっしりゾンビ

冷や汗をかくデンジ

平然としてるパワー

やはり二人、メンタル違いますな

デンジ『…こいつら気付いてねえ。大きな声だすなよ?』

黙ってればエレベーターの扉が閉まる

やりすごせる

デンジ、学がないだけで頭回るんですよね

パワー『♪ ワシの名はパワー!!

デンジ『はっ!?』

パワー『こいつらなら勝てる 勝負じゃ!!

『デンジ! ワシについてこい!! 後ろは任せるぞっ!!』

無論デンジは呆れ、エレベーターで去りました

やだ二人共サイテー!!

最近どうも負けっぱなしだから、勝っておきたかったんですかね

サムライソードから逃げたの気にしてたらしい

やだパワ子サイテー!!

パワー『ワシは逃げてない!!』

『気高い! 美しい!!』

※ひときわ大きいゾンビ登場

『強敵じゃ…、デンジ! 見てろ!! そして言い伝えろ!!

 パワーが一番最強じゃ!!

 ギャハハハハハ!!』

一番最強とかいう頭の悪い言い回し!

最低! 醜い!!

雑魚相手だけど強かった!

作画的に強かった!!

このアニメ「血」作画が凄まじい

先日、デンジと漫画を読み始めたらしいパワー

かっこいい言い回しをしたかったのか!

かっこいい言い回しをしたかったのか!

かっこ悪かった!

デンジ『……ふわぁ~…』

緊張感ゼロで左ひじをかき、上に向かうデンジ

既に斧は持ってません

今回、最初からチェンソーマンで戦う気か

にしても緊張感のない

これから再戦。姫野先輩の遺言通り「気楽に復讐を」か

デンジは天然でそれが出来る

舞台はおあつらえ向きに13階

チェンソーマン『出たなモミアゲマン!』

モミアゲマン『待て待て待て…、少し話さないか?』

銃を構えた部下二人と待ち構えていたソード

優位だけに余裕の態度

いやいや話したいなら銃を下ろすべきでは

応じるデンジ君てば素直

サムライソード『お前の態度次第じゃあ、俺達は投降するつもりだ』

意外に殊勝な事をいい、手をあげるソード

話してる内に閉じるエレベーター

退路が閉じた

ここで攻めるかと思いきやそうでもなく…?

サムライソード『俺達はただ怒りを収めたいだけなんだ』

『デンジ…

 お前はコイツらの仲間と俺の爺ちゃんを殺した……

 その償いをして欲しい』

デンジ『テメーのお仲間も爺ちゃんも、ゾンビなってたから殺したんだぜ?』

サムソ『嘘つくんじゃねえ!!

すぐキレた!?

それも祖父のゾンビ化は「ゾンビにされると思ってなかった」自業自得の死

ゾンビの悪魔曰くバカだから死んだ

バカだったんですよ爺ちゃん

ホント皮肉

『学歴のないバカはすぐ嘘をつきやがる!!』

つくづく育ちがいい

同じヤクザに猫かわいがりされたソード、犬扱いされたデンジ

結果的にどっちの人格も歪んだ

こっちは祖父に裕福に育てられて人格が歪んだ

デンジと正反対ですわ

サムライソード『それが仮に本当だったとして…』

『ゾンビも元は人間』

『そいつらを殺してお前は心が痛まねェのか?』

デンジ『ぜんっぜん』

サムライソード『ふっ…、俺も沢渡に色々されてな?

 心臓が刀の悪魔になっちまってるみてえだが……

 そんな俺でもなあ』

うっかりゾンビを殺しちまった日は眠れなくなるぞ』

お前に限ってはもう心が人じゃねンだよ…』

色々似てるのはやはりデンジと同じだからか

前々回デンジは、人の心を失くしたかもとショックを受けていました

まさに同じことを突きつけるサムライソード

普通なら衝撃を受ける場面

丸一話引きずってもおかしくない

『少しでも人の良心が残ってるなら』

『大人しく俺達に殺されねェか?』

しかしまあ、なんと身勝手な結論

結局殺されろと言ってるのは変わらない

第一既に包囲され、サムライソードに逃げ場はほぼ無いんです

ほっとけば最善でも岸辺と戦う羽目になる

最初から交渉の余地はない

つくづく身勝手な男

デンジ『うーん………、………やだ』

サムライソード『なるほど……、………じゃあ斬り殺してやるよ!!

デンジ『やってみろよバーカ!!

デンジ、けっこう考えてましたがノリが軽い!!

ソードキレるのが早い!!

ソードだけにね!!

サムライソード、某どろろのように左腕を抜くと「刀」になっていました

これが変身スイッチなのか

サムライソード『…何!?

チェンソーマン『俺を斬り殺すんじゃねーのかよ!! ああん!?

壁をぶち破り、共に外に飛び出す二体

瞬殺のつもりが抵抗されソードは困惑

古人曰く男子三日会わざれば刮目して見よ

刮目して見よ!!

殺され続けた日々は無駄じゃない!!

あと銃持ったヤクザさん二人、この状況では全くの無力だったか

まさか発砲しないまま出番終了とは

※トップに戻る

Bパート 日本刀vsチエンソー

サムライソード『死ね!!

緒戦は終始、サムライソードが優勢

デンジは受け止めるので精一杯

追いつめられたデンジ、電車の上まで蹴り飛ばされてしまう羽目に

デンジくんが看板ごとフッ飛ばされた!!

日本刀はパワーもすげえ!!

サムライソード『……前よりは動けるみたいだが』

追って重々しい音と共に電車の上に着地

強そうな着地!

二人の激突、絶え間なく動き続ける迫力の構図でしたわ

やっぱMAPPAの作画力すげえや

作画力の悪魔!

『デンジ! お前は何の為に戦ってる!!』

デンジ『この生活を守る為! …かな?』

サムライソード『公安サマはそんな大層な暮らししてンのか?』

なんだか主人公みたいな事を言い出したソード

対しデンジ、動機は第一話と同じ

ですが「裕福な育ち」のサムライソード、この言葉をどう受け止めたんでしょうか

文字通りに受け止めたのか?

認識の差が深刻

あのラーメンを不味いと言った彼からすれば、底辺の暮らしですね

根本的に解り合えない

デンジ『ン~…、口うるせえのとわがままなのがいるけどまあ…』

『そこそこ気に入ってるぜ!』

『だからさっさとテメー倒して、マキマさんに褒めて貰うんだよ…!!』

デンジが早川家をどう思っている

彼の戦う動機はマキマな事

最終回らしい動機の再確認でしたわ

ささやかで目の前の事しか見えていない

だけどそこがいい

サムライソード『ふん…、お前は俺には勝てねェよ』

電車上での決闘

てっきり「後ろからトンネルが迫ってるからだ」的な時間稼ぎの類なのかと

特に時間稼ぎじゃなかったのが意外

純粋に聞きたかっただけ

秘策も特にない、ただ勝てると思っただけ

サムライソードもシンプルですね

デンジ『俺はまだ死んでねェぞ!!』

サムライソード『雑魚がッ!!』

再び始まった白兵戦

今度もサムソド優勢、徐々に後退するデンジ

ですが電車の上は平らじゃない

いつ転ぶかヒヤヒヤでしたわ

めいっぱい画面下から斬り上げたソード、上から受け止めていたデンジ

真っ向からぶつかり合う二人!

作画力の悪魔再び!!

まるで止まらない作画がすげえ!!

デンジ『……!? どこいった?』

激しく打ち込まれ、吹っ飛んでしまうデンジ

見失った隙に大きく飛翔、頭上から襲い掛かって来たサムライソード!

そのまま天井を破り、舞台は車内

デンジ、咄嗟に反応して受け止めたのか

ありがとう岸辺師匠!

車掌『緊急停車致します』

『ドアが開きますので速やかに外に避難してください!」

この事態でちゃんとアナウンスする車掌の胆力

蜘蛛の子を散らすように逃げた乗客

ブレーキで大揺れ

たたらを踏みそうになるデンジ

逆にブレーキの慣性を活かして加速、滑り込んだサムライソードはさすがでした

咄嗟に防御できたデンジも凄い

防御するも吹き飛ばされてしまいます

逃げ遅れた乗客と目が合うデンジ

幸いその乗客は割と美人

もし男だったら、デンジもここで躊躇わなかったでしょうね!

前例がありますものね!

命は平等ではない!!

デンジ『おいおいおいおい!?

既に居合の態勢に入っていたサムライソード

乗客と敵、躊躇い判断が遅れるデンジ

幸いサムライソード、乗客ごと真っ二つにはしませんでした

彼女がいる側の左腕を切断されるデンジ

彼女も頭を下げねば斬られてた?

つくづく「手前勝手」なサムライソード

冒頭では、ゾンビを殺すだけで眠れないとか人の心がないとか言い放ったサムライソード

しかし民間人がいるのに容赦がなかった

むしろ利用したと思える場面

彼の身勝手さを感じる戦闘ですね

そもデンジは祖父に酷い目にあっていますし

デンジ『なあ~、禁止にしようぜそれ~!!』

サムライソード『ほざけ…』

まるで小学生が、ゲーム「ハメ技」をやめろと言うような言い方

居合斬りで両腕を失ってしまうデンジ

実際チート

緒戦にビルでデンジに隙が出来、蹴りでフッ飛ばされてしまった時も

居合してたら終わってた感ありますね

出し惜しみしがちが悪癖

サムライソード『終わりだ…、もう戦えないだろう』

『なあデンジ、爺ちゃんを殺した事

 死ぬ前に謝罪しろ』

殺すのは変わらない

本当、彼にとって良い爺ちゃんだったんですね

正直スゲー解る

身内の評判って、他人から聞くとびっくりするほど家の中と違ったりしますから

ソードは常識自体がおかしいですが

デンジ『まだ戦えるぜ…』

頭ンチエンソーが残ってるからなあ!

サムライソード『馬鹿が!

最後の激突で、その頭のチエンソーまで崩壊

デンジ敗北…!?

実際、戦闘能力では依然サムライソードが上だったのかもしれません

いい教育受けてたんでしょうし

我流でハンターやってたデンジとは違う

サムライソード『爺ちゃんに教わらなかったか?』

『退き時って奴をよ……』

『爺ちゃんに謝罪しろ。そしたら楽に殺してやる』

デンジ『ご丁寧にアタマ狙ってくれてよ~……、あんがとなバーカ!

実はデンジ、足もチェンソーに出来たのか

サムライソード真っ二つ!?

頭を狙わせ、足で不意打ちして真っ二つにしていたんですね

デンジの挑発は計算だったのか

実力差を埋めるいい勝ち筋でしたわ

ジジイに教わンなかったか~、獣が狩人の言葉信じるなってなー!!

つまるところサムライソードは素直

素直に真っ向から戦いすぎた

甘やかされ、命の取り合いを教えて貰えなかったんでしょうか

殺しあって教えた岸辺と好対照

まあ祖父が教えた時は人間だったし!

勝敗を分けたのは「教育」

バカバカ言い続けた側が負けるとは因果

実戦育ちのデンジらしい勝ち方

実力では負けたが、駆け引きで勝った形か

ある意味デンジの方が頭が良かった

まあデンジったら卑怯!!

勝った方が正義だ!!

それじゃ俺がすっきりしねえ

デンジ『目が覚めたか』

『やっぱアンタ、俺と同じなんだな』

人間に戻り、壊れたチエンソーをロープ代わりにして拘束されたサムライソード

全裸

曰く刀を抜いたらくっついた

心臓以外なら致命傷じゃないんですね

サムライソード『殺して…』

ブッ殺してやらあ!!

デンジ『負け犬の声はデケエな~』

ホント性格悪いですねデンジくん

無自覚なサムライソードよりマシですが

サムライらしく「早く殺せ」かと思いきや、殺すと吼えるサムライソード

諦めの悪さがヤクザ的

デンジ『…俺は色々納得できないんだよね……』

公安として、警察に引き渡すのが仕事

ですが私情を優先するデンジ

まあ公安失格!

デンジ『てめーは姫野先輩を殺した』

『ツラのいい美人が、てめーのせいで世界から一人減ったんだ

 なのにテメーは反省せず

 一生刑務所暮らし…』

『それじゃ俺がすっきりしねえ』

あの世で先輩が照れてそう

曰く公安なら私刑なんて出来ない

そう全裸で高を括るサムライソードですが、冷や汗だらだらですね全裸で

デンジはまともじゃない

よーくわかってます

にしても前々回、姫野先輩が死んでも悲しくないと明言したデンジ

即物的な不満が彼らしい

デンジ『今から大会を開く』

アキ『大会?』

折よく合流したアキ先輩

彼が救援を頼んでくれ、事態はほぼ収拾

蛇女沢渡、あれで決着とは意外

あんなに強かったのに呆気ないですな

デンジ『早川の先輩も参加するか? 最強の大会によ~』

何かと最強と言いたがるデンジ

良くも悪くも小学生ですね

先日読んでた漫画誌も小学生向けっぽいし

『コイツは姫野先輩を弾で撃った…』

『だからコイツもタマを打たれるべきだ

 だから大会を開く』

『お互いにコイツのキンタマを蹴っていって

 警察が来るまでに

 一番でけえ悲鳴を出させたほうの勝ち』

サムライソード『正気かお前!?』

アキ『……はあ~……』

心底疲れた様子のアキ、途端に狼狽えるヤクザ

すみませんこの子は正気です

ああオープニングのキンタマ推しはそういう!?

第二話曰く、男相手はキンタマしか狙わない

デンジ君首尾一貫してますね

やっぱり小学生はキンタマとか大好きだから!

キンタマとか大好きだから!

アキ『そんな事したって、姫野先輩は喜ばない』

「復讐」なんかをして、失った姉が戻るわけではないと知ったフウな事を言う者もいるだろう。

許すことが大切なんだという者もいる。

だが、自分の肉親をドブに捨てられて、その事を無理矢理忘れて生活するなんて人生は、あたしはまっぴらごめんだし…

あたしはその覚悟をして来た!!

「復讐」とは、自分の運命への決着をつけるためにあるッ! ※ジョジョ6部14話より

ド王道の台詞なのにシュール

いや確かに喜ばな…、いや喜びそうですね

やれやれって盛り上がる気しか

事前にアルコール飲ませるとなお良し

デンジ『ああ、そ』

アキ、ふと「Easy revenge!」の煙草を凝視

気楽に復讐を

曰くアキはまともすぎる、早死にしてしまうと心配していた姫野先輩らしい遺言でした

彼はまともだから泣いてくれる

自分が死ぬ時はまともでいて欲しい

自分の死後は、おかしくなって欲しかったんでしょうか

彼に長生きして欲しいから

アキ『…勝ったら何くれんだ?』

デンジ『へっ! そりゃもちろんコイツのタマキンよ』

タマキンソード『おい…、待て待て!? 待てよオイ!?』

アキ『(姫野先輩、天国まで聞こえるか?)』

『(俺達からアンタへの、レクイエムだ)』

※この後むちゃくちゃタマキンを蹴られた

どう考えてもそんな良いもんじゃないよね?

なんてチン魂歌だ…

空へ響け、アキの頭のネジが外れる音

彼が少しでも長生きする

そう思えば、姫野先輩もあの世で嬉しそうに笑ってくれるんでしょうか

頭オカシイけどそこがいい

そこがいいんだ…

無言でカラスを見つめる天使の悪魔

九話、マキマさんがひねりつぶす際もいた烏

彼女の「目」だったんでしょうか

カラスが散ったのは、マキマさんが監視を止めた事を意味してたんですかね

アキくんひっでえ顔だった…

マキマさんの事件報告

『今回の事件は、沢渡アカネという元民間のデビルハンターが発端でした』

略『それが…、聞き出す前に……』

上司『自殺…』

なんと蛇の悪魔で自害してしまった

一連の公安襲撃事件は、銃の悪魔と契約した沢渡が「デンジの心臓」を狙って計画

ヤクザは彼女と契約しただけだった

老婆たちも沢渡と組んだだけだったか

ですが沢渡、なぜ狙うのかを吐く前に死んだ

なんてあっけない…

マキマ『銃の悪魔との契約で、自動的に自殺したのかもしれません』

実際、手に枷を嵌めた状態

また口が動いてなかった

常識的に、蛇が出せない状態にして拘束してたのでしょうけれども

自動発動だったから防げなかったのか?

マキマさんの仕業?

コベニ『えええ!?』

連行していたコベニちゃんいい迷惑

また心に傷が増えてしまった

美味しいもの食べさせなくちゃ…

そういや、食べろ食べろって言った女性先輩も先日殺されたんですよね

本当に儚い

ゲロチュー後の公安襲撃事件

前回からするに、どうもマキマさんは事前に察知したが見逃した

結果、職員大半が殉職し新四課設立に成功

ヤクザ掃討で四課はお手柄

以後表立った活動を許されるらしい

全てはマキマさんの手の上か

マキマ『銃の悪魔の肉片を1.4キロ押収』

『我々公安が持っている

 5キロの肉片と合わせた結果

 遂に肉片が本体に向かって動きました』

上司『遂に…、か。どこに向かって動いた?』

そのままEDが始まり、明かされず終い

続きは原作もしくは2期

予算のかけ方は2期制作前提っぽいんですがどうなるでしょうか

作画も全話別EDも尋常じゃない

EDはEveさん歌う「ファイトソング」

ED映像はYoutubeでも公開

曲もですが早川家の晩餐が楽しげ

デンジが戦う動機「普通の暮らし」を改めて描くのいい着地点

普通って素晴らしい!!

夢を叶えたいい着地点でしたわ

終始騒がしいデンジとパワー

パワーが住み始めた四話を思い出す最終回

ですがあの頃と違い、アキがほんの一瞬だけ楽しそうに笑ったのが切ない

かけがえない時間を感じるEDですね

もう最長二年しかない

毎日、いつ最後でも不思議じゃない「普通」が愛おしい

Cパート レゼ 

二人が寝てしまった後、ゆっくりベランダに出るアキ

意図的に四話と被せた演出

四話はここへの前振りだったんでしょうか

アキにとって「いつもの」時間か

遺品、Easy revenge!と書かれたタバコを見つめるアキ

アキ、無言で火をつけて吸ってしまいました

かけがえない遺品が灰になる

勿体ない

ですが姫野先輩への「線香」に、この上なくぴったりだった気がします

先輩、弔って貰えて良かったね…

「EASY」から灰になっていくタバコ

気楽にが抜け落ち、復讐だけが残った

そう解釈すると不穏

ですが遺品にこだわる、まともなままじゃ長生きはできやしない

だから「良かった」気がします

良かったのかなあ…?

姫野死後ずっと落ち込んでいたアキ

復讐する為、危うくなっていた

しかし「気楽に復讐を」の言葉で我に返った

物語上デンジが葛藤しない分、人間的な苦悩を一手に引き受けてる感じですね

アキが立ち直るいい最終回でした

デンジの見た夢

子供のデンジ『いつもみる夢だ

 いつも見て、いつも忘れる夢……』

ポチタ『デンジ』

第一話冒頭と同じ、汚い路地の行き止まりの

借金取り立てか紙が貼りつけられた扉

デンジの昔の家なのかと思いましたが

中からポチタの声がし、懐かしがったデンジは扉を開けようとします

子供時代の声がかわいい

デンジ『夢の中くらい撫でさせてくれっ』

二話曰くポチタは生きている

心臓になり、声は聞こえないけれども生きてる

自ら閉じこもっているのか

ポチタ『デンジ、絶対に開けちゃダメだ』

しかし意味深な言葉、耳鳴りで

皆が狙う、チエンソーの悪魔の本質的部分?

開けたが最後「本当のチエンソーの悪魔」が解き放たれるんでしょうか

そりゃあチエンソーは怖い

怖いけどここまで怖がられるほど強い理由は?

時期的に銃の悪魔絡みなのか

入道雲、どっちのネズミ?

レゼ『デンジくんはさあ…

 いなかのネズミととかいのネズミ…

 どっちがいい?』

CV上田麗奈さん、演技的にギギ・アンダルシア寄りのミステリアスさ

謎の女性が喫茶店に入って

童話は、五話アキ回想に登場した実在の絵本

要は豪華な暮らしの都会ネズミが、田舎ネズミに呆れ「君も都会に住めよ」と誘うお話

都会ネズミは豪華ですが死と隣り合わせ

田舎ネズミは素朴ですが安全

教訓は「幸せは人それぞれで、満足できる形や安心できる場所は異なる」だとされています

君はどちらを選ぶ?

デンジは「普通の暮らし」がしたい

ですがデンジは貪欲だし、危険を恐れない

だから都会を選ぶように私には思えます

ですが彼は「普通に暮らしたい」から、欲をかかず田舎住まいでもいいと言うかもしれない

どちらともつかないのがミステリアス

デンジはどちらを選ぶのか

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チェンソーマン 11話 感想[未来サイコー!!]マキマさんと必要悪 ネタバレ

チェンソーマン 1話 感想[最高じゃあないっスか…!!]ネタバレ

チェンソーマン 感想 2022年10月

チェンソーマン 第1話「犬とチェンソー」
チェンソーマン 第2話「東京到着」
チェンソーマン 第3話「ニャーコの行方」
チェンソーマン 第4話「救出」
チェンソーマン 第5話「銃の悪魔」
チェンソーマン 第6話「デンジを殺せ」
チェンソーマン 第7話「キスの味」
チェンソーマン 第8話「銃声」
チェンソーマン 第9話「京都より」
チェンソーマン 第10話「もっとボロボロ」
チェンソーマン 第11話「作戦開始」
ェンソーマン 第12話「日本刀VSチェンソー【最終回】」