SYNDUALITY Noir 第20話 感想[そして第1話へ]パスカル計画とノワールの”出自”とは ネタバレ
シンデュアリティ ノワール 第20話「Their narratives」感想
公式あらすじより引用
遺されたパスカルのメッセ―ジから語られるミステルとノワールの過去。それはかつてパスカルが地上を冒険した途上で、偶然イストワールに接触したことから始まっていた。
一方、マハトはシュネーと契約を交わした頃のことを思い出していた。明かされる彼らの過去とイデアール創設の秘密。マハトとカナタの対決の時が迫っていた。
有料ディズニープラス独占配信 月曜深夜24時30分
第20話はアニメ『SYNDUALITY Noir』にとって特別な話数です。
昨年、パスカルを演じられた一城みゆ希さんの訃報を受け、スタッフは衝撃を受けました。
一城さん、素敵なお芝居をありがとうございました。
パスカルと共に物語の行く末を見守ってください。
どうか安らかに。#SYNDUALITY pic.twitter.com/wXiOcTtCCx— 山本裕介@STAND BY YOU (@nutszero1) February 26, 2024
そして"僕"は"我"になる、トキオ・マハト・ヴァイスの過去
Their narrativesとは彼らの物語を意味
皆の過去、原点を描く回か
ノワールそもそも「メイガス」ではなかったんですね
各機能がなくて当たり前か
マハトが一人称を僕から我へ変える過去編も
民衆の平和へ己を押し殺す象徴か
トキオもヴァイスも「自分がやりたい事」をしてるのと対照的
そのヴァイス、素振りと言葉からトキオが帰ってきたと本気で信じてたらしい示唆も
トキオの裏切りにかなりショックそうでした
シエルの時同様に自業自得も
ますます人間不信に拍車が?
明るく楽しく前だけを見つめていたパスカル
ひたすら陰鬱なトキオ達
二つの過去編が対照的
しかし作画班の限界も感じますね
ノワール曰くシエルはどこですか?と
次は彼女が、シエルを犠牲にしたと悩む番か
カナタはまだ約束があったにしても
ノワールには重すぎでは…?
この苦悩は次回へ
ノワールの正体
ノワールは、イストワールから降ってきた「プログラム」だったと判明
本来ミステルとは無関係
でもミステルは旧時代のブラックボックス搭載
そこにノワールが引き寄せられたらしい
要するにまだまだ正体不明
三歩進んで二歩下がる、実にミステリアス・パートナーですねグフォフォフォ!
言ってしまえばノワールはメイガスじゃない
だから戦闘力以外なかったのか
一瞬表示された「Notationally Omnipotent Interactive Reproducter」の略
Notationally…、表記上の
Omnipotent…、全能
Interactive…、双方向性
Reproducter…、再生者、再現者
つまりどういう…?
年表 イストワールとノワール
西暦2099年 気象システム暴走で「新月の涙」事件が起こり人類が滅亡
イストワールはそれ以前の衛星システム
人類は地下都市アメイジアへ避難
西暦2222年頃 Dr.パスカルがブラックボックス搭載機ミステルを伴い地上へ
西暦2222年 アメイジア崩壊
同時期 イストワールからミステルへ接触
ノワールが強制インストール、ミステルの身体を自分に最適化し始めた
同時期パスカルが致命傷を負いノワール初期化
西暦2242年 カナタがノワール発見
イデアールは世界を救う為に宇宙にあるイストワールに行きたい
ミステルのブラックボックスが鍵
だからミステルを追っていた
しかしノワールに変わった事で、イデアールから逃れる事に成功していたらしい
ノワールが「自分の姿に変える」特性
あれのおかげだったのか
パスカル計画とは
パスカル曰くメイガスの可能性を探る旅
ただミステル曰く、それを口実に地上で冒険をしたかっただけみたいですね
その為に「鍵」搭載機ミステルを持ち出した
口振り上どうも他にもあったらしい
ですがその後アメイジアが崩壊し、結果的に「唯一の鍵」となって追われる羽目に
ほぼほぼ偶然の連続なんですね
ミステルはノワールに憑依され、自動最適化によって動作不全に陥ってました
イデアールに追われ、パスカルが致命傷に
そこで修復に専念させるべくミステルを休眠
パスカルの遺体は、時たま移ってた「家事ロボット」によって埋葬されていたとの事
ちょこちょこ映ってたのは布石だったのね
パスカルは偶然イストワールにアクセス
改めて宇宙、イストワールにいってみたいと願ったも死亡
ミステル、カナタが夢を継ぐ事になるのか
そもカナタも第一話時点で目指していた
第一話から繋がる回でしたわ
トキオ・マハト・ヴァイスの正体
アメイジア崩壊以前に作られた人工受精児たちが、崩壊後に復興組織の手ごまに
しかし組織は口だけで自己保身ばかり
だから殺してのっとり人類復興組織に再編
それが現イデアールか
しかし彼は、何もかも「人類救済を口実してる」に嘘つきって感じに見えますね
人類の為に大人達を殺し組織を乗っ取った
人類の為にメイガスを滅ぼす
どっちも口実に見えます
でもどれも具体的であるのは確か
だからマハトはその理想を信じてるのか
ヴァイスが人類救済に具体策を出し、マハトは人類の為に罪悪感を押し殺して遂行
あの仮面と口調は罪悪感の表れ
自分を押し殺す仮面なのね
つくづく純粋なお人
シュネー曰く、そんなところを利用されているとはごもっともですわ
人殺しの実行部隊にされていたと描写
元気な姿は嬉しいけど不憫
もしや初期化を繰り返したのは、シエルの心を守ってやる為?
ヴァイスなりの善意?
良かった…、と言うには複雑
本当全てシエルのおかげ
身体の事もですが、わざわざ誘導までしてくれる世話焼きさが彼女らしい
スパイとして篭絡する狙いもあったにせよ
世話好きなのも本当なんでしょうね
いつも楽しそうでしたし
冒頭 前マスターの遺書
パスカル『ミステル、近くにコフィンはあるかい?
コクピットに入ればデータを開けるはずだ』
前回、ノワールとミステルが再起動に成功
結果ミステルの主による遺書が
しかしどうも、"ミステルの修復"が終わった時に解放されるメッセージだったみたいですね
二人が止まるのは想定外だったらしい
特にその辺に触れてません
アルバとエイダ、エリーとアンジェは外へ
遺書はカナタ達だけで
他人ごとでもない気がしますが
ミステル『崩壊前のアメイジア、二十年前の映像だ』
そしてパスカル博士の昔話へ
前後しますが崩壊した理由には触れません
おそらくゲーム版でか
服はシエルのまま、長い髪は毛先がシエルの色のままなんですね
前回では結んでいたも今回はボサボサ
今後もこの色なんでしょうか
パスカルを演じたCV一城みゆ希さんは2023年10月24日(76歳没)
生前収録されていたんですね…
Aパート パスカル計画の真相
研究者『それですか?
ロストテクノロジーを紐解く鍵、ブラックボックスを積んだ
特殊なメイガスというのは?』
『メイガスなどしょせん計算人形』
回想、二十年以上前アメイジアが健在だった頃
研究者はメイガス三原則否定派
メイガスはただの計算機であればいい
後のヴァイスハイトと同じ
アメイジアでも多数いる考え方だったらしい
まるで総回診みたいな行列
ある意味ごもっとも
人は人との関係で成長する
ですがそれ以上に「全てが人工的に管理された都市」アメイジアならではか
人間至上主義なんでしょうね
『人間は世界と対話しながら成長する存在だっ』
メイガスは人を成長させる機械だというのが三原則
対しパスカルも否定派
人は世界と成長する
広い世界を愛した彼女らしい台詞
またメイガスは、役割ではなく好きに生きて欲しいって感じなんでしょうか?
メイガスを道具扱いしないゆえ?
パスカル『知っての通り』
『メイガスの可能性を追求する為さ』
と言ってパスカルは出奔
この後アメイジア崩壊
パスカル計画はデータがない、謎の計画として扱われる事になりました
元々ほぼデータを残さなかったのね
ですがその実態は!!
ミステル『何してる!? 草にだって微量のブルーシストが含まれているんだぞ!?』
文字通り道草を食うパスカル
さてはアホだな?
好奇心旺盛で、生まれて初めての「外」に興奮を隠せなかったらしい
だからって草食わなくても
ことわざを実践したのかな?
おそらく、アルバから作られたワクチンを打ったのか?
アルバは雨に耐性がある
彼からワクチンが作られ人類は再び地上進出
その最初期メンバーか
どうもこれが真相らしい
可能性追求計画という口実で外出許可が降りた
元々計画なんて口実
もしかしたらミステルは「それっぽく見せる」為にブラックボックスを積んだのかも
データがないのもわざとでしょうか
計画なんて最初からなかった
略『虹だ! ミステル!! あれが虹だよっ!!』
博士は、やりたいことリストを次々と実践
草原を歩き海を楽しんだ
海の匂いが、プランクトンによる匂いだと科学的に解説するのも微笑ましい
机上の言葉を実践して歩いてるのね
草を食べ海を匂い虹を楽しんだ
五感全てが楽しそう
好奇心の塊なのに一生を地下で過ごし、外を夢見てきたパスカル婆ちゃん
今が彼女の「青春」なんですね
まさに冒険
そしてどうも、ドリフターではない多くの人は今も似たような状況にあるらしい
エンダーズ掃討がやはり必要か
アメイジア滅亡、シルヴァーストーム
略『……私が生まれ育ったアメイジアの歴史も終わりを告げた……』
とある大樹の下で、アメイジアとリンクが途絶
二十年前のアメイジア崩壊事件か
ミステルには誤魔化したも
今ミステルは「あの時、もう滅んでいたのか」と今になって知ったんですね
パスカルは予期していたんでしょうか?
えらく冷静でしたが
おそらくもともと余命がない
故郷の立て直しより自由に生きる事を選んだ
しかし崩壊とは何が起きたのか
そこはゲームで語られるのかね
2222年問題?
カナタ『あれは…、シルヴァーストーム!?』
世界最大の重機、バケットホイールエクスカベーターもくっついた大規模なもの
ダニエル曰く前期で戦ったやつの倍はある
コイツがアメイジアを壊したのか?
物理的にボロボロでしたが
パスカル『あの嵐…、また来るね!』
かつて倒したのもミステルだった
パスカルは最強のエンダーズすら倒せる実力者
だから地上の旅も平気だったのね
もっとも多数のドリフターと戦い、相当弱ったところにとどめを刺した感じですかね
ダニエルの義肢はこの時の傷が原因か
ノワールの出現、ミステルの特殊性
イストワールから強制アクセスを受けるパスカル
パスカル『大気圏外からの通信だって言うのかい?
まさか……、イストワール!?』
ミステル『アクセスする気か?』
イストワールから、偶然通信を受けた
本当に偶然だったんですね
てっきりパスカル計画とは、イストワール接触を狙ったものなんだと思ってました
どうも完全に趣味の旅
なら何故ブラックボックスを積んだのか?
計画をもっともらしくする口実?
そりゃミステルですわ
尊大なのに、一人称が自分の名前で子供みたいなのがギャップですね
実際子供みたいなものなのかも
ミステル『何かが…、ミステルの中に!?』
ミステルという器に、黒い水滴が落下
まるで月の涙
新月の涙、という災厄に似てるのが不気味
名前通り黒い物だったのね
ミステルが色黒なのはただの偶然か
ノワールはミステルの外見を自分のものに変更
シエルの外見を変えたのと同じか
ただシエルの時と違い、まだ自我と呼べるものがなかったからでしょうか
当時は色を変えただけに留まったらしい
『あたかも、"新月の涙以前のデータが入った"ミステルの中のブラックボックスに
引き寄せられたように……』
ノワールは、強制インストールされたデータ
元々パスカルと無関係だった!?
でもミステルのブラックボックスが「鍵」
鍵だという話も正しかったらしい
『イストワールの守り神か何かかい? お前さん』
システムが第一話同様「ノワール」と表示
Notationally Omnipotent Interactive Reproducterの略称
そもそもノワールはメイガスじゃなかった
だから機能が不完全だったのか
イストワールは地上文明滅亡以前のもの
メイガスはアメイジアで開発された(開発時期は不明)
アメイジア崩壊は地上滅亡から120年後
120年の断絶があるはずなんですよね
パスカルの死、"修復作業"の正体
『セーフモードを使って休むといい』
当時ミステルは、ノワールがインストールされたせいで不調に陥ってました
そこでパスカルは考えあぐねて騙した
ミステルは、単に自分が壊れて修復中だと「騙されて」いたんですね
あくまでミステルを心配してだったと
『"イストワールに行く"!!』
やりたいことリストに書き加えるパスカル
本当に全くの想定外
婆ちゃんめっちゃ趣味人
ただ地上に出て、満喫して死にたかったんでしょうか
『ミステルの挙動にも影響が出た』
略『ミステルを眠らせる方が合理的だと判断した』
修復ではなくノワールの最適化だった
それを16話までやってたと
最適化が終わったらどうなるか?
それはパスカルにも、まったくわからない事だったんですね
停止したのも全くの予想外
そもそもノワールはゼロ型じゃなかった
メイガスでさえなかった
上手くいくわけなかったのね
イデアールによるゼロ型狩りに遭遇
敵の通信『"ブラックボックス持ちか確認する!!"』
略・パスカル『アメイジアは崩壊し
地上に残された最後のブラックボックスはミステルの中………』
本来、ブラックボックスは複数あった
だから持ち出せたらしい
しかしアメイジア崩壊によりミステルは唯一無二に“なってしまった"んですね
単に地上で役立つかも?くらいで搭載?
実際イストワールが反応しましたし
ミステルにブラックボックスが入ってる
そうアメイジアの記録に残した
だからノワールに変貌したのを、これ幸いと利用して隠れ蓑にしたんですね
その後、システムを完全に止めたらしい
文字通り休止
その間、最適化作業は中断されたのか
ノワール『私は守れませんでした……』
パスカル『気に病む事はない…、いつか目覚める時が来たら今度こそお前の力で守るんだよ』
『新しいマスターや弱くてちっぽけな存在を…』
約束しノワールを「初期化」した
メイガス契約解除装置がちゃんと働いたらしい
結果ノワールは記憶を喪失
また装置を付ける為と、何より身元を隠す為だったのでしょう
手編みのセーターも破棄してしまったらしい
『嘘を重ねる事は、解っていたけどね…』
略『続きは明日だ…、また、明日……』
ミステル『…うん…、また明日……、おやすみ……、マスター………』
一時的にミステルに戻して別れを告げた
彼女は初期化されてない
パスカルがノワールとして眠らせたので第12話まで眠ったままだった
6話、12話で力を欲したノワールが強制起動
記憶を共有し現状把握
パスカルの死を予想しやさぐれてしまった訳か
彼女にとってマスターはパスカルだけ
比べカナタはへっぽこだと
託された夢、そして第一話へ
身を隠す為たまたま第一話の宇宙博物館へ
当時パスカルは、しばらくこの辺を拠点にして動いていたらしい
イストワールに行く情報収集だったのかね
『でも、私は満足だよ……』
『お前たちとの旅は、私の人生の宝だ……、後は……、頼んだよ………』
やがて証拠隠滅へ記録帳もセーターも燃やした
ミステルだという証拠を隠した
安全を図る為にか
当時は、イデアールもただのゼロ型だとそこまで執着してなかったので逃げ切れたか
ちょうどノワールの姿でもありましたし
やはり亡くなっていた
改めて託されるカナタ
また二体分のシステムにより、ミステルが壊れそうになるトラブルもありましたが
あれは想定外だし防ぎようがなかったですね
やはりミステルは愛されてた
ミステル『!!』
パスカル『私が果たせなかった夢の続き……、あんたに託してもいいかい?』
ミステル『もちろんだともマスター!!』
当初、ミステルは自分は蚊帳の外と思ってたらしい
しかし直接声をかけられ奮起
愛情を実感できたか
前回前々回と、シエルというメイガスを失う悲しみを人間視点から感じる回でした
そして今回はマスターを失う悲しみを感じる回
どちらも愛情深くて切ない
ノワールの一言
Dr.パスカルの墓
エリー『こんなところに、誰にも知られる事なく眠っていたのね……』
アメイジア崩壊を知った時の大樹か
その根元に葬られていた
ノワール、ミステルの行方を隠すべく「パスカル」の痕跡を徹底的に消していた
だから遺体がなかったのか
アメイジアの普及品らしい
メイガス普及以前のものか
ちょくちょく映ってた彼が、根元に葬って杖を墓標代わりに刺してくれた
第三者は彼だったんですね
『こんなところでグズグズしていられない!!』
覚悟していたパスカルの死を飲み込んだ
目覚めた当初、ミステルはノワールのままで眠っていようとしてましたが
十三話でイストワールと聞き奮起
パスカルの夢だったからか
こうして夢が重なっていくんですね
おそらくイストワールが、エンダーズと毒雨の原因となった「気象システム」
人類は宇宙進出の技術を失い到達不能も
辿り着き操作すれば人類を救える
もっともカナタ達は知りません
また原因であるなら、人為的に毒を強めて人類を滅ぼす事も出来るのかもしれません
ヴァイスはそっちが狙いって可能性も?
ノワール『シエルはどこにいますか?』
一同『『『『えっ』』』』
ノワール『シエルは…、どこにいますか………?』
あなたはそこにいますか
もといノワールも理解しているんでしょうか
その言葉の続きは次回
三話連続で「死と向き合う」エピソード?
ましてノワールの場合、事前にあれこれあったカナタやミステルと違い「唐突」
目覚めたら今の体になっていた
自分の為にシエルが死んだ
またノワール、最適化完了によってどんな変化があるんでしょうか?
ひとまず前と変わらないよう見えるも
本来はイストワールの兵器?
オープニングでシルエットが見えてる兵器、あれが本来の身体だったりするんでしょうか?
抜け殻をヴァイスに利用される?
Bパート トキオへの想い
ヴァイスハイト『彼は…、君に何か言ってなかったのかい?』
トキオは再びアメイジアから出奔
どうもヴァイス、ショックを受けた様子?
ヴァイスは彼なりに、最後はトキオが戻って来ると信じていたんでしょうか?
散々トキオを酷い目に遭わせているも
あくまで正しいのは「自分」?
トキオが理解すると信じてたんでしょうか
ますます人間不信に拍車がかかるのかもですね
シエル相手にメイガス不信を強めたように
自業自得とも少し違う?
他人を最初から信じられず、歩み寄れないので離れられてしまう?
そういう不器用なタイプって可能性も
略『その時こそ、君の長年の決着がつくことを望んでいるよ……』
そう黒仮面マハトに意味深に告げるヴァイス
素直に考えればトキオとの決着
長年トキオに負けっぱなしで悩み、勝って決着をつけたいと望んでいる事?
或いは純粋にトキオとの関係の清算か
彼への複雑な感情に答えを出す事
実際は、単にトキオが「弟」を心配して可愛がっているだけなんでしょうね
十話でカナタとこじれた時とまんま同じ
それがマハトには伝わってない
トキオが腹を割れば済む話だっていう
あのヘタレツンデレは……
回想 トキオとムートンたちの契約
標語か組織名かFOR AMASLAというプレート
前々回カナタが捕まってた場所?
あの時、カナタにトキオたちのデータを表示してくれたロボットが壊れて転がってます
今マハトが壊したんでしょうか?
当時上位はヴァイス・トキオ・マハト
あのデータを表示され、トキオに負けてた頃を思い出して腹いせに壊したんでしょうか
長年放置されてるらしく埃まみれ
ですがデザインはまんま一緒
別物なのか作画ミスか
シュネー『今この瞬間に至るまで鮮明に』
回想 約十年前(アメイジア崩壊から約十年後)
若者たち『クリアしたのか!?』『すげーな! あの英雄アルバを倒すなんて!?』
若者が多数シミュ―レーター室に
ヴァイス、トキオ、マハトがシミュレーション
英雄アルバを量産機三機で撃破
もっともアルバの機体は、九話とマーキングやカラーが別物でロールアウト当時か
今とは強さが別物なのでしょうね
やっぱり一人称が僕だった
カナタそっくり
前々回の台詞からして、どうもメンバーは人工授精で「作られた」人間らしい
いわゆるコーディネイターか
当初は別の目的で製造
が、アメイジア崩壊で復興組織に利用されたと
皆同い年くらいなようです
大人は皆、生命維持装置のようなものを装着
アメイジア崩壊による環境悪化?
子どもは遺伝子改良で平気なんですかね
復興組織委員『君達には特別なメイガスが贈られる事になった』
用意されたのがシエル・ムートン・シュネー
特にシエルはチート
最も優秀なヴァイスだから与えられたのか
運命の分かれ道ですね…
嫌な意味で聞きなれた台詞
せっかくの“生きてる"回想
しかし不憫
いやごもっとも
でも多分そういうとこやぞ
運営側の名采配を感じる
シエル『え…!?』
トキオ『……メイガスをモノみたいに扱うのはどうかと思うぜ』
ヴァイス『メイガスは「物」だよ』
『ただの計算人形さ』
冒頭の研究者と同じ台詞
アメイジア当時、主流派の考え方でしょうか
シエルがさっそく不憫
ただこれは当時のヴァイス、この後どう変わっていったのかが気になる所ですね
ただの人形と思ってるなら「人類を滅ぼす脅威」とまで言うのはおかしい
今はメイガスの自我をよく認めてます
シュネー『はい、御心のままに』
契約時、何故か不安そうな顔をしたマハト
自分は相応しいのか?
そんな悩みだったんでしょうか
強くなりたい思いがカナタっぽい
アメイジアの座学、トキオの夢
メイガスを得て特訓に明け暮れるマハト
それでもトキオより下
それが余計に焦らせたんでしょうか
ヴァイス『正しくある為には力が必要だと理解しているんだよ
キミも見習ったらどうかな?』
もちろんトキオは拒否も
ヴァイスの洞察力、哲学を感じますね
今まさに、最強の力であるらしきイストワールを手に入れる寸前
どう「正しく使う」つもりなのか
教官『アメイジアは、人類史上もっとも優れた知性を実現した国家である』
『最適かつ
快適な暮らしをもたらす
完全なる仕組みがそこにあった……』
おそらくアメイジアは管理社会
AIを用い自由と引き換えに最適な暮らしを実現
資源に乏しい地下ならではか
現代の自由で無駄が多い暮らしと正反対
管理による最適化こそ、"人類全体"を発展させるというプランなんでしょうね
だから滅びた
地下庭園でマハトに本音をぶっちゃけるトキオ
アメイジアのまだ生きてる部分の施設
パスカルが愛した自然と正反対か
オークの人々が!?
実際アメイジアは快適、小汚い地上より良い暮らししてるようです
ジャブローのオフィスは快適だよ
略『あいつらだって』
『人殺しの手伝いが楽しい訳ねえだろ?』
メイガスを自由にしたいのが本音か
トキオさんつくづくパスカルと似てますね
ヴァイスとは真っ向から正反対
ヴァイスが語る「真の楽園」
『でも、真の楽園は既に存在している』
『イストワールさ!!』
回想終了
マハト『イストワール、そこに何があるのか実際に確かめた者はいない……
だがヴァイスハイト様の言葉が
確かならば……』
『秩序なき地上で苦しみ喘ぐ人々は救われる……』
マハトは自分を弱者だと思って苦しんでた
だから弱者を救いたい
だが具体策がない
ゆえに具体策を持つヴァイスハイトに従っているんですね
自分では酷いことをしてると自認してでも
自己肯定感の低さが要因か
トキオの案も漠然としてますし、マハト自身は自己肯定感が低い
自分を信じられず自分で案を出せない
きっとそれが彼の在り方か
楽園という言い方は引っ掛かりますが
イストワールが雨の原因なら、修正する事で毒雨とエンダーズ問題を解決できる
メイガス殲滅論はマハトには言ってないも
メイガスがマスターを裏切る事が出来ると実証
彼らが脅威とは一理ある話
若者たち『教官たちは皆頭でっかちで口ばかりだ! 世界よりもわが身の方が可愛いのだ!』
学生運動始まっちゃった!!
ヴァイスは、密かに若者たちを扇動してリーダーに
実際復興組織はロクでもなさそう
彼らの言いなりでは未来はない
ヴァイスは「基本的に正しい、一理ある事を言っている」男なんでしょうね
もっとも動機は個人的なものな気がします
あくまで自分の為に扇動してる
私にはそう見えました
そんな若者たち、マハトから距離を置くトキオ
ヴァイスについていけば利用されるだけ
単に主が変わるだけ
それだけの事でもあるんでしょうね
実際イストワールにいけば人類を救える
たぶんそれも間違いない
ただ実際、手にしたヴァイスがどう使うかまではわからないんですよね
人類殲滅に使う可能性も十分ありますし
人類を救う具体的な方策がある
トキオには力もある
だけど自分自身の為に生きている
ダメ兄貴に見えるんでしょうね
トキオが戦う理由
独り必死に特訓するトキオ
トキオ『言う事にも一理ある、"正しいことをするには力がいる"んだ……』
ムートン『坊ちゃんがいう正しい事とは?』
トキオ『さあな?』
『だがあいつらが間違った道にいったら、誰か止める奴が必要だろ』
影で頑張っていたトキオさん!!
陰の努力家になっている!!
トキオが強くなったのはマハト達の為か
今も多分その為に動いてる
一度組織を去り、いつか目を覚ましてくれるだろうと問題先送りにしてたんでしょうか
カナタとの件を先送りにしてるみたいに
しかし遂に時が来た
たぶんトキオは具体策がない
いつもなんとかしたい、けど具体的にどうこうってのは考えつかないタイプ
それでも仲間を想ってるのは確かなんですね
生まれつきのお兄ちゃんですわ
トキオ『!? まだ根に持ってんのかよ!?』
ムートン『こればかりは、命尽きるとも忘れは致しませんっ』
死亡フラグやめーや
果たしてムートンはこの先生き残れるのか
この先生き残れるのか
トキオ排除命令
そして物陰から見守るシュネー
ヴァイス『彼は同志たりえない
今のうちに排除しなければ無視できない障害になるだろう……』
トキオ排除をマハトに促すヴァイス
シュネーは、トキオが「扇動」に同調しなかった時点で彼の事をマーク
というかマハトと仲違い時点でマーク
ヴァイスにチクったらしい
せんせー!! 男子が大義を阻もうとしてまーす!!
ゼロ型狩り、カナタを殺せという指令
イストワールに近づく者の殺害
そうした「大義への犠牲」の始まりか
トキオ『目的? ここの大人たちを粛正して、組織を乗っ取ることがか?』
マハト『大義の為には汚濁にまみれる事も必要なんだ!』
トキオ『"お前の言葉"で話せよ、マハト!!』
略『悪いがお前たちのやり方は徹底的に気に入らねえ!』
こうして交渉決裂
マハトはすっかりヴァイスの操り人形に
しかしトキオもトキオで、具体策を示せないのでマハトも彼に同調できません
問題がデカすぎるんですよね
だからトキオは放り出した
でもマハトは放り出せなかった
真面目すぎたのが辛い
トキオ『盗み聞きかよ…、お前らしいな~』
かくてシエルの電気ショックで気絶
そしてボッコボコに
メイガスは手を汚されるので不憫
トキオの言葉通りですわ
さっきのロボットは象徴か
皆にボコられ“壊された"
或いはトキオはこのロボット同様、"壊れて"役割を果たせずに要らない扱いに
ただ幸い処刑はされず
ヴァイスハイトの未練なんでしょうか?
トキオ『同じ遺伝子を持ってんのになぁ……、メイガスの方がよっぽど話が通じるぜ』
トキオとマハトは同じ遺伝子
前々回言ってた通り試験官ベイビーか
もしかしたらヴァイス達もか
同じ遺伝子でトキオとマハトは髪色違いますし
略『だったら、違うやり方があるだろ……』
マハト『そのやり方を示してみろ!!』
二人とも自分では具体策が浮かばない
不満を抱え、嫌ならやめる・お前もやめろというのがトキオ
不満を抱えそれでも理想を捨てられないマハト
トキオは正しい
ですが「人類を救いたい」マハトは彼みたいに放り出す事は出来ないんですね
たぶん彼だけが理想にブレない
好感の持てる人ですわ
それはヴァイスも一緒なんでしょうか?
トキオもいつか解ってくれる
トキオを迎え入れたのも、嘘偽りなく「帰ってきた」と喜んでいたのかもしれません
トキオへ仕打ちも思想も食い違いすぎているも
正しさへの自信ゆえなんでしょうか
第十話回想の真相、トキオ脱走事件
回想・ムートンに相談するシュネー
ムートン『処分とは……』
当時、ヴァイスはトキオ処分=おそらく処刑へ
トキオを告発したシュネーが助け舟
マハト同様に悩んでるんですね
ムートン『ぼっちゃんと共にあれば…、或いは』
『と、迷っておられるのですな?』
シュネーは、トキオに脱出を促すと共に
マハトも逃げられるよう手配
決断はマハト自身に委ねた
ただ迷ってなければ、強引にマハトが外に出るように手配したんでしょうね
それが出来るのもメイガス
あくまで人間との間に一線を引くムートン
シュネーは「線」を越えられるか?
完全にヒロインですわ
やはりジョンガスメーカーは、アメイジア製のカスタムメイドだった
そりゃ高性能な訳ですわ
彼と伍するマイケルはマジ天才なのね
ムートン『残念ながら、今のところは』
トキオ『マハトだけでも、なんとかしたい』
ムートン『かしこまりましたっ』
あくまでトキオの自発的な意思に応えるムートン
ですが予測して立ち回ってます
さすが出来る男
ヴァイスに対しても「今は」とリベンジを促しているんですね
こちらもシュネーに誘導され追撃
話し合わせる為の誘導
息ぴったり!!
トキオ『ああ!! こんなジメジメした場所はもう飽き飽きだ!』
言い方ァ!!
あくまで身勝手を装うトキオ
本当は、マハトが来るまで待ってたくせにこんな言いようするんですものね
それにマハトを怒らせたい訳じゃない
訳じゃないのにコレ!!
トキオ『もちろん探しに行く! お前も来い!!』
マハト『!?』
トキオ一世一代の本音でした
しかし不器用な誘いは、ヴァイスがすぐ動き出したため中断されてしまいます
仕事が早すぎる!有能!!
第十話、トキオ回想シーンの正体
組織から脱走を図ってマハトを誘った
だが失敗し、トキオは「自分が悪い」と今も悔いている事件の一つ
本当は自省的なんですね…
こうしてマハトは踏み出せず離別
シュネーは、それから十年も放っておいたトキオとムートンを恨んでると
戻ろうと思えばいつでも戻れた
でも出来なかった
カナタに対してみたいに、トキオが不器用であるからか
トキオは地上を満喫しながらも悩み続けて
マハトも大義で苦しんでたと
Cパート トキオへの感情
ヴァイス『全ての責務を捨てて…、逃げた
まったく度し難い……』
度し難い卿だったか
もしかしてシエルの時と一緒なんでしょうか?
シエルだって、自殺するとまでは読んでなかったから彼女に出し抜かれた訳ですし
処分するといえばきっと仲間になるだろう
そんな風に考えてたのかね?
たぶんこの台詞は本気
にしても、他人を信じていないのに「僕を信じろ」とは白々しい
それとも単なる自信なんでしょうか
『全ては僕の言うとおりになる……!!』
そしてマハトは完全に手ごまに
駄目押しは多分トキオ脱走
止められず決断も出来なかった、自分の決断を信じられなくなったんでしょうか
トキオとマハトを切り離し、マハトを自分の手ごまにする為の策だったんでしょうか
ただトキオへの執着も本物っぽい
シエルに対しても同様
実際、ただの人形なら「すぐに別のメイガスと契約すればいい」のにそうしない
なんなら複数契約も出来るのにシエルだけ
そこに執着を感じます
僕から我へ、イデアールの誕生
復興組織の大人たちを殲滅へ
ヴァイス『古き時代に決別する!』
若者たちは大人を拘束し組織を再編
以降イデアール(理想)を名乗って活動を開始
ヒンメル、“天国"への理想?
構成員は基本的に同じ試験官ベイビーらしい
だから戦闘力も結束も強いのか
つくづくヴァイスの犠牲者
ただ彼女が、何度も初期化を受けねばならなかった事情はまだまだ描かれていません
手を汚す事で苦しんだんでしょうか?
なので、苦しみを忘れさせるために初期化したという可能性もあるんでしょうか?
ヴァイスハイトなりの善意って可能性も?
ある意味で合理性ですけれど
『僕は…、いや……、"我"は振り向く事をやめる。ただ前に突き進むのみ』
『シュネー
我の背中は貴様が守れ!
我が身の盾となり翼となり、我が身を支えよ!!』
シュネー『ならば、今はこうお呼びしてもよろしいですか?』
『我が君』
マハト『うむ…、イデアールの掲げる崇高な理念に殉じ
我のこの身を捧げよう……!!』
黒仮面『楽園よ、我らは必ず辿り着く』
シュネー『イエス、マイ・ロード』
こうしてマハトは黒仮面に
彼は弱気だった
そんな自分を覆い隠し、世界の為に私情を捨てる決意の産物だったんですね
演技だから大げさだったと
仮面を付けなきゃ大義をやり通せない
彼は優しすぎるからか
いつか“僕"に戻ると信じての事か
また三話曰く、部下は歓楽街を楽園と呼ぶような年相応の馬鹿っぽい人間も
敵にも人間味のある仲間はいっぱいいる
そして愛されている
三話はそんな心温まる一面を描いてたんですね
多分きっとそんな感じ…!!
SYNDUALITY Noir 感想
SYNDUALITY Noir 第1話「My name is…」
SYNDUALITY Noir 第2話「My master」
SYNDUALITY Noir 第3話「Behind the mask」
SYNDUALITY Noir 第4話「Wild daisy」
SYNDUALITY Noir 第5話「Drifting the maze」
SYNDUALITY Noir 第6話「Dice is cast」
SYNDUALITY Noir 第7話「My dear…」
SYNDUALITY Noir 第8話「Pure dream」
SYNDUALITY Noir 第9話「Legendary hero」
SYNDUALITY Noir 第10話「Drifters’ pride」
SYNDUALITY Noir 第11話「Storm of A.I.」
SYNDUALITY Noir 第12話「Mirage of the Ideal」
SYNDUALITY Noir 第13話「Double cast」
SYNDUALITY Noir 第14話「Mysterious journey」
SYNDUALITY Noir 第15話「Duel of Fates」
SYNDUALITY Noir 第16話「Noir Rain」
SYNDUALITY Noir 第17話「Greyish zone」
SYNDUALITY Noir 第18話「Beyond the sky」
SYNDUALITY Noir 第19話「Body double」
SYNDUALITY Noir 第20話「Their narratives」
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