ストーンオーシャン第33話感想[水平に落ちていく]アナスイ燃える!! ジョジョの奇妙な冒険第6部ネタバレ

2023年3月4日2023年4月9日

Table of Contents

ジョジョの奇妙な冒険第6部ストーンオーシャン第33話「新月の重力」感想

公式あらすじより引用

ウェザー・リポートのスタンド能力を封じ込めたDISCを託された徐倫は、プッチ神父を追ってケープ・カナベラルへとたどり着く。スペース・シャトルの打ち上げ施設があるこのエリアは、地球上でも「引力」が弱い場所。新月まであと2日――『天国の時』を待つプッチ神父の身体には異変が起こりはじめていた……

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第33話ご覧いただきありがとうございました！！

ケープ・カナベラル周辺に次々起こる重力の異変、そして現れるプッチの新たなスタンド！！

来週もお楽しみに！！#jojo_anime https://t.co/tJrh6y04Iw pic.twitter.com/ojWSp0AJpD

— TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』公式 (@anime_jojo) March 3, 2023

神父が天国と呼んだ現象、承太郎が封印した能力とは

地面があるから重力だなんて思うのは素人…？

神父は重力異常を起こす新スタンドへ!!

これでもまだ未完成、完成した「天国の能力」の怖さを垣間見る回ですね

垣間見ただけでエルメェスが退場する始末!!

大丈夫かエルメェス!?

いよいよ戦いも!! アナスイの恋も佳境だ!!

ガン泣きしても頑張れアナスイ!!

ウェザーの死、惑う徐倫

移動中の徐倫はつい思い悩む事に

ですが思い悩んだ姿と、"こうする"と決めた一直線なまなざしが好対

アナスイはあの真っ直ぐさに惚れたのね

恋心もハートフルな回だった!!

恋に一直線、ナルシソ・アナスイ

作中初めてゆっくり徐倫と過ごしたアナスイ

先走り方がハンパじゃなかった!!

そら恋人も逃げるわ

ですが、これほど強い想いがあるから戦える!!

今回の敵はとんでもなく規格外

なのに不敵そのものでした

水平に落とすスタンド

神父のスタンドは、緑色の赤ちゃんと更に合一

重力、引力を操るスタンドへ

神父曰く地球が出来たのも重力の恩恵

いわば天地創造、神の御業を「重力・引力」という現象で表しているのか

神父らしい解釈というべきなのかね

冒頭風は止んだ虹は消えた

徐倫『ウェザー……、もう一度…、もう一度話がしたい……』

『あなたと、そよ風の中で話がしたい…』

当人も知らない本名ドメニコ・プッチ、養育名ウェス・ブルーマリン

通称ウェザー・リポートの死

彼はF.Fやアナスイ同様に心を救われた

DISCを残したのはその証とされます

ですが「ただ話したい」

徐倫は、そんな事よりただただ生きて欲しかったのでしょうか

そのささやかな願いが本当に難しい

2012年3月21日午前10時35分

新月まで後2日

厳粛なBGMの中、車を拝借した一行は旅を再開

運転担当は当然のようにエンポリオ

圧倒的無免許

無免許とは思えない凄みを感じる

余談ですが

さすがに身長が足りないので、木片を括りつけて高さを調整しています

良い子は絶対真似したら駄目な奴だな！

色んな意味でアウト!!

徐倫のモノローグ『ウェザー・リポートは……』

『絶望せずに、このあたしに神父を追えと言いたいが為に

　ホワイトスネイクを利用して

　ウェザー・リポート自身の能力を

　DISCにして遺した……』

略『スデにもう、あたしの手には負えない事態になってしまったのかもしれない……』

『あたしは…、どうすれば……』

ウェザーの死で珍しく弱気の虫が起きた徐倫

託された能力ですが使えるのか？

ただ差し込めば確認できる

もし使えなかったらと、試す勇気が持てないのでしょうか

幸いウェザー死後もDISCは健在

元々、死んだ妹の記憶を保存すべく生まれた力

当然とはいえ強力ですね

徐倫のモノローグ『カタツムリの混乱はあったが』

『父さんのDISCはスピードワゴン財団に渡した……』

略『あたしは…、どうすれば？』

無敵の空条承太郎を待つのも一つの手

公式最強スタンド

監獄では、徐倫の心配をして後れを取ったものの彼こそスタンド戦の専門家!!

なまじ頼れるだけに頼りたくなる

罪な男ですね承太郎さんは

『（あたしが車に乗らなければ、ウェザーは死ななかったかもしれない…!!）』

略『（父さん教えて!!）』

『（あたしなんかに何ができるのか…!?）』

フトした空白の時間に参ってしまう徐倫

前回、徐倫達の車が乱入しなければウェザーが勝利していた

アナスイは濁したものの察したか

ですが向かわない選択は徐倫にはなかった

彼女なら絶対に向かっていた

難しいですね

アナスイ『……？』

ついつい「父にもたれる」自分を幻視

苦悩でアナスイにもたれて眠ってしまう徐倫

アナスイにもたれて!!

普段、イノシシがカワイクみえるくらい猪突猛進な徐倫だって悩む事がある

ウェザーの死はやはり重かった

Destiny is mine 恐れ知ってもすべての未来途切れぬように灯す炎が命の煌めき

前回アナスイ曰く「心を動かしてくれるものの為なら命を懸ける」

F.Fの言葉通りだったのが染みますね

OPでの彼女に改めて思いました

Aパートこんな事してる場合じゃない

アナスイ『か……………』

『可愛い…、おお…、なんて可愛いんだろう…』

そんな 感動しとる 場合か！

ですがアナスイには一大事

何せケンゾー戦で初告白

以降燃えよ龍の夢だったりご主人様だったり、F.F.が死んだり置いて行かれてしまったり

ゆっくり徐倫と過ごすのは初めてなんですね

前の席に二人いるけどな!!!!!

アナスイ『そ、そうだ！遂に徐倫に会えたんだっ』

略『心に決めていたことがあったんだ』

『モタモタはしてられねえ！今言わなきゃ、いつ言うっていうんだ!!』

『この俺の気持ちは真実だッ!!』

当人は真剣なんですが真剣すぎてもう

いやいや戦い終わるまで待て!!

けれど次の瞬間、何が起こるか分からない旅をしているんですものね

いきなりカタツムリが湧く人生でした

思い立ったが吉日!!

思い立ったが吉日ならその日以降はすべて凶日!!

アナスイ『刑務所の調達屋に大金を払って指輪を買っておいたんだ…』

判断が早い

というか調達屋だとものすごくボリそうなのに恐ろしい男…

デザインもなかなか…………

なかなか!!

やっぱり行動力の化身だぜ…

アナスイ『目が覚めたなら…、この俺の気持ちを…、受け止めて欲しい……!!』

言ってそっと指輪をジョリーンの指にはめるアナスイ

ロマンチックというべきなのか

言うべきなんだきっと…

エルメェス『あ！見ろ!! ワニだ!! ワニがいるぞッ!!』

略・徐倫『あ？マジかよでっけーワニだな～!!』

『これでも喰らえッ!!』

お察しいただけただろうか

徐倫、咄嗟に指輪を投擲!!

哀れアナスイの想いは、届く前にワニにぶつけられてしまったのでした

そうはならんやろ!!

エルメェス『フザけんなゲロッパゲ野郎！バーカバーカ!!』

監獄でワニにビビらされ根に持ってたんですね

小学生か!!

刑務所では脱走者対策も兼ねてワニが放し飼い

所長もワニの人形を持ってましたね

元気にしてるかしら

アナスイ『じょ、徐倫!? 今何投げたー!?』

略『手を広げてみせろって言ってんだー!?』

徐倫『なんだなんだ？』

多分作中唯一、アナスイがガン泣きするシーン

あの不敵な男がボロ泣きである

アナスイは泣いていい

指輪は返ってこないのだから

『君はまさか…、まーさーかー!?』

ウェザーが死んだ時すら泣かなかったのに

神は死んだ!!

常に大騒動な本作、貴重なコミカルさですね

完全にポルナレフ枠やんけ!!

向かう先を「地図」で見よう

エンポリオ『エルメェス、お願いがあるんだけど』

『地図を見たいんだ、この付近のね。チョットこれ持っててくれない？』

エルメェス『ン？んが!?』

ちょっと酷いのがエンポリオです

彼が見たがった地図とは、古いブラウン管パソコンの幽霊！

ちょっと持てってレベルじゃねえよ!!

漬物石より重いよ!?

エンポリオ『僕たちがいるケープ・カナベラルはここだっ』

言って車を運転しつつ片手で地図を表示

そんなスマホみたいな気軽さで

しかもほぼ地図を暗記

ロクに地図を見ることなく、向かうセンター全体の説明をするエンポリオ

彼だけが道を解るから運転してたのか

単に運転したかったのか

エンポリオ『北緯28度24分、西経80度36分』

『フロリダ半島の大西洋に突き出した敷地面積3万4千ヘクタールの広大な……

　太古の自然の残る洲にある』

エルメェ洲『洲ゥ～？』

エンポリオ先生『河川から土砂が流れ込んで出来た土地の事だよ』

詳しいなあ先生

学校で学びますよね三角州とか

なんだかブラタモリみたいになってきました

それほど巨大な洲を形成するほどの土砂、山や河川の産物があるという事か

アメリカさんスケールがでけえや

『ここがスペースシャトル組み立て工場』

『その発射台に見晴台、それぞれが5キロ以上離れているほど広いんだっ』

かほどに広大ですが、大丈夫だという話

神父が向かうのビジターセンター

入るにはそこで受付し、入れないエリアも多い

広いがだいたいアタリはついてる訳ね

エンポリオがいて良かった…

エンポリオ『何をするつもりか分からないけど……』

『新月のその日が来るまで、ケネディ宇宙センターのどこかで過ごすんだろう……』

観光でもするんでしょうか

アイスでも食べながら？

怖いのはいまだ「何する気か」分からない事

徐倫達は承太郎の記憶を見て、DIOが残したノートの内容を知る事が出来ました

書いてあったのはやり方だけ

何でもは知らないよ、書いてあったことだけ

ケープ・カナベラルの特殊性

警備員『ハイここまでェ～

　警備の都合上、入場者数を制限しています

　しばらくお待ちください』

眼鏡の男『あ～!! その方は私のツレですっ♪』

プッチは予想通り、ビジター区画から入場中

しかし目の前で入場制限へ

ですが親切な男が、ツレだと偽って一緒に入れてくれました

曰く親切を心掛けている

神父服が男の目に留まったんですね

キリスト教圏らしいエピソード

親切な男『神に仕えるお方がロケットに興味がおありでェ～？』

『こういうところに不釣り合いって言うか…

　いや！

　むしろなんかわかるなァ～』

略

プッチ『……君の質問に付き合わなきゃあいけないのか…？』

プッチ神父キレた………ッ!!

もちろん普段なら、これくらいでキレたりしないでしょう

話を聞くのも神父のお仕事

それほど体調が悪化しているって事なんですね

登場初期での「外面」のかけらもない

相当切羽詰まってる様子

『並んでいる間の暇つぶしなら他でやれ』

とかく男のウザさがいい演出でした

声のトーン、口の強調

終いには本当に楽しそうに笑っちゃって!!

最高のウザさ!!

最高の絵コンテでしたね!!

放送『ロケットを地球の外に飛ばす為に最も厄介な事は』

『「引力」です』

略『その為、打ち上げる為には

　赤道に近い方が良いとされています

　地球の自転の遠心力がある為、両極地方よりは引力が弱くなっている為です』

略・プッチ『おかしい…、気分が……』

プッチは二期ラストさながらに体調が悪化

緑色の赤ちゃんに食われた時のよう

あの時は一時的にDIOと似た、時を司る能力が発現するなど力が暴走してました

自滅してくれりゃあ話が早いんですが

神父も大概タフですな

『沖の海面に特徴があります』

『海面は普通、海抜0メートルと表記されますが

　場所によってはそうではない事が

　近年分かってきました』

『たとえばインド洋

　モルディブ諸島の沖では100m近くも海面が低く歪んでいるのが調査されています』

『逆に日本海は30mほど盛り上がって高く』

『ここケープ・カナベラル沖は

　50mも高いのです

　つまり地球の引力は一定ではなく……』

『ケープ・カナベラルは引力の弱い場所と言えるのです』

今期のテーマ、引力に関わる場所

だから宇宙センターがあり、天国の時が起こる場所に選ばれたという訳か

海面なのに150mも上下なんて不思議ですね

その引力の不思議

神父の異変も引力の不思議…？

『ケープ・カナベラルは地球で最もロケット発射に適した場所なのです……』

眼鏡の男『…？冷てっ』

やがて神父の肉体に異変

ビグビグ、4部の山岸由花子のようにビグビグと顔が変貌

今の肉体は緑色の赤ちゃんそのもの

本来の肉体は赤ちゃんに食われ、成り代わってしまった為でしょうか

こうも影響を受けるとはおぞましい

眼鏡の男『お…？何ぃぃぃぃぃ!?』

眼鏡の男人知れず死す

まず隣のコーラが溢れ、顔にかかりだした

やがて眼鏡の男自身がフッ飛んだ!!

フッ飛び鉄柵に激突し即死

小さな親切、大きな代償…

別の男『あれ？コーラは……？』

あんだけ大声出したのに気付かれてない!!

とまれ眼鏡の男は、プッチ神父の隣にいたのが不味かったんでしょうね

二期ラストで「時」を無自覚に操ったように

また能力が暴走してしまった

能力が進化した証か

一応「善意」で親切にした眼鏡の男

なんだかウェザーの言葉を思い出しますね

お前は自分が悪だと気付いていない、もっともドス黒い悪だ…!!と

眼鏡さんも、自分が迷惑と気付いてなかった

プッチはあんなに苦しそうだったのに

とはさすがに極端ですが!!

彼も「善意」だったと思うと因果ですわ

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Bパートアイキャッチはダイバー・ダウン

ナルシソ・アナスイのスタンド

破壊力A スピードA、射程距離E

持続力C、精密動作性B、成長性B

スペックだけだとそこまで強く思えないのがなんだか不思議

その点第三部スタンドは強力でしたね

能力が複雑化したぶん、使いこなす側のスペックも重要になってきていますな

前回ウェザーとの連携も斬新でした

徐倫『ン……？』

唐突に濃くなった作画に視聴者困惑

ここの作画は永久保存モノでは

とまれ徐倫の困惑は、窓の外をウサギたちが懸命に走っていた事

また雨だか水だかが「流れて」いました

ここ前振りなのね

エンポリオ『どうするつもり…？』

とは承太郎を待つか、このまま追撃するか

冒頭の自問自答再び

同じ事をエンポリオも考えていたんですね

かしこいかわいいエンポリオ

アナスイ『当然ヤツは今探し出すッ!!』

『悪いが、キミの親父さんが来るという保証は何もないッ!!』

略『この状況ッ!!』

『確実なコトはすぐ奴を殺らないと手遅れになるという事だッ!!』

弱気、父を待ちたいらしい徐倫

ですがアナスイは正反対ッ!!

曰くウェザーが残したダメージがあるからだと

回復されたらガンバリが無駄になる

そうだぜアナスイ!!

あと承太郎さんをよく知らないのも一因か

エンポリオ困惑、クルマの異変

エンポリオ『!?』

エルメェス『？おいエンポリオ何をしている？妙な動きはやめろ～』

車が思うよう動かず困惑するエンポリオ

そうと気付かぬエルメェス

何せ盗難車だし、…ていうかやっぱり盗難車なんですね

指名手配犯が三人同乗

あまつさえ子供が運転している

役満だコレ！

『ガキが運転してるしよォ～！』

日本なら即ポリスがスッとんできそうな案件

良かったアメリカが広大で!!

まあいきなり撃たれるかもしれないけど!!

アナスイ『どうした!!』

エンポリオ『わ、解らない!? 急に失速して…!?』

ここアナスイが最高にイケボ

さすが浪川大輔氏

ベタ踏みなのに進まない、タイヤが空回りしているんですね

タイヤがベロリと剥げそう！

徐倫『……?!』

アナスイ『エルメェス、運転を代わってやれ』

アナスイ惜しい。違う、そうじゃあない

唯一察したのは徐倫

異変は、窓の外を見た方が解りやすい状況だったんですね

全てが「後ろ」に流れていく…？

徐倫『ね、ねえ…？』

いよいよ転がり始めた石ころ

石ころはCG作画

三次元的な作画はCGの十八番ですね

手書きでやると気が狂いそう

ゆるキャンとかでやっちゃう人もいますが

**今まさに落ちてきている道の上で**　

エルメェス『おい？なんだあ？ありゃあ一体……？』

目の前から押し寄せる砂煙

まだエルメェスはどことなく暢気なトーン

想像の範疇を越えられてやがる

『な、なああ!?』『なんだぁ!?』

『ぶつかるぞぉ!?』

砂埃の正体は人、車、あらゆるものでした

全てがこちらにフッ飛んでくる!!

彼らの砂埃だったのか

それも一人や二人じゃあない、数えきれない人間が無造作にフッ飛んできた！

怖いのは「飛んできた」とはちょっと違う事

開戦前から死屍累々……

エルメェス『!? ぶつかるぞォォ!!』

トラックが直撃コース、徐倫を庇うエルメェス

姉貴優しい!!

ですがガラスを割っただけで済みました

徐倫『爆発か!? 何か事故の衝撃か!?』

略『……違う!!』

『道路じゃあない!!

　崩れてなんかない!! ガードレールもなんともない!?

　爆風もそよ風も吹いていないッ!?』

エルメェス『え、え……？』

『何やってんだって思われるかもしれないが!!

　徐倫…

　あたし、掴まっている……』

略『落っこちるぞ!!』

『下じゃあない!! 後ろに!?』

つまりみんな、落ちていってたのか

神父の隣にいた眼鏡の男

彼は横に落下し、鉄柵に磔になって死亡

水たまりも横に落下していた

ウサギたちも「落ちそう」になり、落ちるまいと必死に走ってたんですね

車も全力で"登ってた"のか

アナスイ『落ちていくだと…!?』

エルメェス『他のクルマは全部落ちて行ったんだ!!

　この道路を！崖のように!!』

ガラスが割れ、車から落ちそうになり気付いた

外から見ると車の状態は一目瞭然

みな前に進んでいるつもり

ですが「重力」が変化し、後ろ方面が「下」になってしまったんですね

前が上！後ろが下だ！

エルメェス『皆！車の外に出ろ!?』

外に出たらより危険にも思えますが

既に車は前輪が浮いてしまって落下寸前だった

それなら生身の方が安全だと

エルメェスはたまたま車から放り出され、外から見て「危ない」ことが理解できた

ピンチがチャンスになった!!

徐倫『新月を待たずして…、馬鹿な!?』

略・エルメェス『車が後ろにひっくり返るぞ!!』

言った直後、ひっくり返ってしまった

エルメェスへの直撃コース!!

幸い無事でした

ひっくり返った勢いで放物線を描いてくれたか

ありがとう放物線！

アナスイ『（水平に落ちていくッ…、どこまで落ちていくんだ!?）』

なんとも哲学的で切実な困惑

落着先の地面がない

しかも地球は丸いのですから、下手すると宇宙まで行くんじゃって怖さもありますね

なんせ宇宙センターですから

エルメェス『徐倫！お前はエンポリオを掴め!!』

アナスイ『ダイバー・ダウン!!』

徐倫『エルメェェス!!』

小さなエンポリオを真っ先に気遣うエルメェス

ですが自身が瓦礫に当たり昏倒

そのまま「落下」へ…？

この土壇場でウェザーに続き二人目の脱落!?

徐倫『ストーン・フリー!!』

『どこまでだ!? エルメェス！どこまで落ちていってるんだ!?』

略アナスイ『諦めろ!!』

『死んでないなら戻ってくるヤツだ!!』

徐倫『し、しかし……』

この投げやりにも思える信頼!!

徐倫達は、ダイバー・ダウンが地面に一部潜航して固定し足場に

前に壁登りをやった時の要領か

徐倫は糸を出し捜索

どんどん「本体」が減ってる!!

ストーン・フリー、徐倫が糸巻き本体を兼ねる為ハラハラしますわ

キッス脱落は「機動力」的にも辛い

アナスイ『徐倫！お前の身体がもたない!!』

エンポリオ『わあああ!?』

アナスイが巧みに位置を変え、瓦礫を次々回避

遂には木までも抜けて次々落下

瓦礫の行列だ！

エルメェスが「下」で潰れてない!?

徐倫『この事…、なのね…!!』

承太郎の記憶、DIOが書き記した天国の能力

その威力を肌で感じる徐倫

幸いガードレールはしっかり固定されており、ちょうど「上」への道として使えました

ありがとうアメリカの公共事業

手抜き工事なら即死だった

エンポリオ『水平に落ちるなんて考えられない!?』

『地面があるから重力なんじゃあないのか!?』

徐倫『神父はこの事を求めていた!!』

『20年前にあたしの父さんがエジプトで封印したのはッ!! この事なのね!?』

『神父はこの事を天国と呼んでいた!!』

どうみても地獄!!

重力とは大質量が持つ引き寄せる力

地面、地球という大質量に周囲が引っ張られる力となんやかやを指すもの

地面と水平に落ちるなんてありえない

地面以上のものがある？

前回の偶然、DIOの息子達を引き寄せた力

地球がその質量で全てを引き寄せているように

神父も能力で引き寄せているのか

最強のスタンド「世界」を始めとした強い力が引き起こしたんですかね

アナスイ『ビジターセンターの建物も倒壊してないようだ…』

幸いガードレール、建物本体は無事

良かった施工がしっかりしてて

ただ力は、どんどん増していってるんですね

エンポリオ『天国って言ったけど……』

『これは前兆に…、す、過ぎないと思う……』

略『神父が新月の時を待っているというのなら

　月だって！

　引力に関係があるし

　それは36時間後なんだもの!?』

新月を待つのは、その引力を利用する為か

刻々と月との位置が変化

結果「能力」が増大していってるんですね

ケープ・カナベラルは引力が最も弱い

全ては「引力」だと

アナスイ『ウェザーから受けた負傷が深いのは俺が知っている!!』

略『追いつめられてるのはヤツの方だ!!』

略『やるんだな…、徐倫』

徐倫『…………………もちろん。心は決まっているわ』

冒頭散々迷ってしまった徐倫

しかし土壇場、心が決まってからは迫力が違う

まるで第一話時、心が弱かった徐倫が「脱獄する」と決めて一気にスゴみを増した時のよう

決めたらまっすぐ一直線に進む集中力

ジョースターの血ですね

アナスイのモノローグ『そうだぜ…!! その眼だ徐倫!!』

『その遠くを見る表情…!!』

『俺の心が燃えるのはその仕草だ!!』

略『今、お前の心は「神父を止めねば」という決意と共に

　一方で自分の父親に助けてもらう事を

　願っているようだが……』

『ウェザーや承太郎以上にキミを守るのはこの俺だ…!!』

『キミはその内、自分の身をこの俺に包んで欲しいと願うようになるんだ!!』

いつでもどこでも恋に一直線なアナスイ

彼の集中力も大したもんである

徐倫の魅力、人を引き付ける力

今神父は、特異な力による「引力」で他人や運命を引き寄せているようです

が、そんなものなくても人を引き寄せる

それが徐倫なのか

アナスイはだいぶ特殊な例ですが

神父独白これから何が起こるのか

プッチ『全ての始まりに「重力」があった…ッ!!

　この大地も重力から始まり！

　引力ゆえこの世界は星の周りをまわるッ!!』

『この地で私はこれからどこへ行くのか？』

『これから何が起こるのか？』

『この私の肉体と精神の中に…、そして全ての終わりにも…!!』

ビッグバン以前、銀河の誕生には「重力」が作用したとされています

重力が全ての創造に関わった

創造は宗教では神の御業

転じ、重力こそ神の御業に等しい能力だという事でしょうか

そしてそれは「終わり」にも通じている

神父らしい視点の考えか

宇宙の始まりは諸説

別の説では「無」から宇宙が誕生

宇宙が生まれては消え、たまたま消えずに成長したのが今の宇宙だという考え方です

ある説では宇宙は最初十一次元もあったとも

まだまだ謎の多い世界なのですね

女性『誰かぁ～!?』

変わって必死に柵に掴まってる女性二人

今にもパンツが脱げそう

というのもこの場所、トイレ前なんですね

なのでトイレの水がバシャバシャ…

こいつは悲惨だ……

徐倫『………ありゃあ大したことないな～、助けなくても』

いや徐倫さんひどくない？

幸い徐倫、糸を使う立体機動によって俊敏に移動

彼女の得意分野だ！

この異常事態、徐倫向きの異常事態なんですな

エンポリオ『電話が通じない…、どこにも!?』

略『この重力に関係あるとしても、何故か分からない…………』

エンポリオが解らないならもう誰も解らない

とにかく外の様子が分からない

改めて進むしかないのか

ひとまず一行は、チケット売り場のボックスへ

かなり広く足場にぴったりです

近くにトイレもあるし!!

アナスイ『徐倫、神父の位置はこの方向でいいんだな？』

幸い神父センサーは健在

彼がDIO、ひいてはジョースターの血を取り込んだ事による感応か

引力強すぎですわジョースターの血

姿を見せたスタンド

徐倫『かなり近くに感じる……』　

『まるで今まで、ここに居たって感じ……』

徐倫うしろ後ろー!!

すぐ後ろに見慣れないスタンドが出現

血の感応は本体同士、スタンドの位置は感じ取れないらしい

あらまあ立派になっちゃって!!

徐倫『うげッ!?』

敵スタンドのチョップを、右手で受ける徐倫

さすが徐倫！

もし生身、もしくは急所に受けてたら即死していたかもしれません

スタンドはやすやす人体を切断する

前回は恐怖でしたものね

徐倫『こ、こいつはまさか…!?』

略『ホワイトスネイク!? いや…、緑色の赤ん坊!?』

エンポリオ『神父のスタンド！新しい形!?』

アナスイ『な、なんてこった…!?』

敵は緑の赤ちゃんが立派に成長した姿!?

ホワイトスネイクの面影も

両者が改めて一つの形になり、スタンド能力が別物に変化したのか

もうディスク操作能力じゃない

誰も近づけぬ能力でもない

重力を操り天地を横にひっくり返した張本人…？

徐倫『うわああああ!?』

『右手がああああ!?』

謎のスタンド『始末しに来た……。二日待てないのなら…』

2012年3月21日午前11時23分

　新月まであと36時間37分』

邪魔しないならいい、するなら容赦しない

神父の行動原理はブレませんね

徐倫、攻撃を受けた右腕が"めくれあがった"

皮が沈み骨が見え肉が露出

スタンド能力は一人一つ、これも重力を操った能力の派生形らしい

数キロに渡り被害をもたらす力の一点集中

見た目にもスプラッタだ…

次回、第34話「C-MOON その1」

正体不明の現象を起こすスタンドと開戦!!

まだ未完成ってんだから恐ろしい

幸いエルメェス、承太郎の参戦フラグは立ってるものの厳しいスタートですね

いきなり再起不能級だよ!!

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