ストーンオーシャン第36話感想[イカレてるのか]究極スタンドメイド・イン・ヘブン!! ジョジョの奇妙な冒険第6部ネタバレ

2023年3月25日2023年4月9日

ジョジョの奇妙な冒険第6部ストーンオーシャン第36話「メイド・イン・ヘブンその1」感想

公式あらすじより引用

承太郎、エルメェスと合流した徐倫は、ついにプッチ神父を追い詰めた。しかし、承太郎の放った銛が神父を射貫こうとするその瞬間、「天国の時」がついに訪れる。プッチ神父から漏れ出す幾つものまばゆい光線。徐倫が気が付くと、神父の姿は消え、ケープ・カナベラルを混乱に陥れた重力の逆転は元に戻っていた。

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第36話ご覧いただきありがとうございました！！

加速する時、そして進化したプッチのスタンドメイド・イン・ヘブン！！

物語もいよいよクライマックスに…
来週もお楽しみに！！#jojo_anime https://t.co/AGK1vJhn85 pic.twitter.com/SkSNJFdE7Q

— TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』公式 (@anime_jojo) March 24, 2023

DIOが求め、荒木先生が一度は「究極だ」と考えたスタンド!!

神父戦もですが、アナスイと承太郎さんも徐倫を奪い合いバチバチだ!!

ですが今だからこそなんですね

意外やアナスイ、結婚できると思ってない

自分は殺人鬼だからと

ですが今の状況はあまりにヤバい

婚約許可を願うのは、その「許し」が生きる希望・活力になるからか

今、全力で守り抜く為「許し」を欲しいのだと

言葉はともかく懸ける想いは切ない

承太郎さん『……言ってる事がわからない……』

『…イカレてるのか？ …この状況で……』

歴史的バッサリ

呼ばせてくださいよお義父さんとよォ～!!

いやたぶん解るはずですよ

承太郎さんだから

理解を拒否るくらい愛情深いって事なんじゃあないでしょうか

ジョセフも似たようなもんでしたし

私はそう思いました

DIOが求めた力メイド・イン・ヘブン

時を加速させる能力

時間が加速、生物は「加速した時間」について行けないという能力

発動したスタンド、本体だけ自由に動ける

時間停止と比べ、持続時間が桁外れに長いのが厄介

そもそも「加速した時間」自体が厄介

世界規模で大惨事ですね…

原作者・荒木先生が「究極」と考えた能力

以下文庫版50巻あとがきで荒木先生が回顧

一度はこの能力こそ究極、もう書く事はないとジョジョ終了を考えたほどだったそうな

ですが当時、考えを変え展開変更

今も連載は続いています

その答えは最終回で!!

この能力は「最強」ではない

DIO様なら「最強」と言った気がします

しかしDIO様が悪を、プッチが神の意思を自認しているように二人は違う

プッチは最強になる為でないと明言

彼の思想を体現する台詞でしたね

冒頭無敵の空条承太郎さん復活!!

エンポリオ『もう終わりだよ、お前に味方はいないし、新月もお前の所には来ないッ!!』

プッチ『違うなエンポリオ…!!』

『運命はやはり…、この私に試練を与え味方してくれるようだ…!!』

親方！自分が悪と気付いてないドス黒い悪が空に!!

プッチは引力操作の応用法を理解

彼自身には影響はありません

ですが“引力を変えた物体"に掴まれば、飛ぶことが出来ると理解

固定された施設でなく箱などに入る

すると浮けるのだと

飛行能力まで手に入れてしまった…

承太郎『エルメェス！銃を拾ってヤツを撃てッ!!』

略『スタープラチナ・ザ・ワールド!!

　時が動き出した時、銛がお前を貫くッ!!』

意図的なのかDIOと同じ攻撃

エルメェスに銃を、自分は「時を止めて」から銛で追い打ちをかけた承太郎

プッチは銛が飛んでくる事にさえ気付けない

銃を防御している最中ならなおさら

時間停止を活かした即死技!!

承太郎『!?』

略『銛が外れた…、停止した時の中を…!?』

神父は停止した時間の中で「動く」事に成功

銛に気付き回避してしまった

奇しくもかつて承太郎が、"時の止まった世界"に入門した時と全く同じ

かつてDIOが承太郎を成長させたように

成長を促してしまったか

エルメェス『スペースシャトルが宙に浮いてるぞォォ!?』

神父の引力操作はますます成長を遂げたのか

今度は展示用シャトルを浮遊へ

こうなれば銃で撃つのも容易ではない

承太郎以下、揃って近接系しかいないパーティーでは万策尽きた…？

強いて言えば徐倫くらいか

徐倫『与えてはならない何かを知ったんじゃ!?』

略・プッチ『このプッチを押し上げてくれたのはお前らだ！

　私の味方は

　刑務所の時からお前らだったのだ!!』

持論、敵対者こそ目標へ押し上げてくれる

後ろから追ってくる徐倫達

その存在が「前」に進ませてくれるって事か

プッチを追いつめた事が、今度は彼の能力を完成に至らせてしまった

ピンチの中でこそ人は成長する

まるで主人公だ!!

プッチの行動原理

プッチ神父『天にまします主よ！』

『私を導いてください!!

　私が間違った道を歩まぬよう、見守っていて下さい!!

　あなたの御心に我が身を捧げます!!』

プッチは運命に導かれている

運命は神が用意したもの

自分が目的を達する事こそ、神の御心に沿う事だという確信か

自分を正義と信じ込んだ悪

ウェザーが言った「ドス黒い悪」そのもの!!

プッチ『感じたぞ!! “位置"が…、来る!!』

地球の引力が低い「場所」ケープ・カナベラル

そして「時」とは、新月の引力を意味

ですが神父は宙に浮く事で、新月の時と同じ引力が作用してる「位置」を見つけてしまった

もう時を待つ必要はない

DIOもびっくりの解決法!!

こんなのノートに書き残してないよ!!

♪ Getting through 生きる意味を世界に遺すから

映像で「空に落ちていく」徐倫

場所こそ刑務所ですが、C-MOONを指していたんだなって感じますね

また生きる意味を遺す事

F.Fがウェザーが、死んでも徐倫達を後押ししてくれた

遺されたものを未来へ繋いでいく

切なくも希望を感じます

Aパート天国の時は遂に来た

プッチ『今、承太郎が銛を打ち込んできたあの位置で感じたッ!!』

『私を押し上げてくれたのはジョースターの血統だったッ!!』

親友DIOはジョースターに阻まれ戦死しました

対しプッチは「試練」と解釈

なんて前向きな悪

聖書によれば、神は私たちを耐えられないような試練に遭わせることはなさらない

聖書にそう書いてある！

エンポリオ『見て！』

『アナスイだ!!』

アナスイなのか！

いよいよ崩壊を始めたC-MOON

進化の前兆

ですがそっちでなく、アナスイが忍び寄ってる事に気付いたんですね

せっかく神父が高説をぶってるのに!!

アナスイ『喰らえ!! ダイバー・ダウン!!』

どうもシャトル離陸前に飛び乗ってたらしい

壁面を潜行し登ってきたか

機動力に秀でたアナスイならでは

ボルダリングの腕は全ジョジョキャラでも屈指かもしれません

アナスイ『!? うおおおお!?』

しかしアナスイの腕から、敵スタンド出現

神父のスタンドが生まれ変わった!!

対し神父、目だけアナスイに向けて新たなスタンドの存在を宣言

つくづく歯牙にもかけてませんわ

『もうC-MOONではない』

『天国の時は遂に来た…

　完成だ！重力のパワーが!! この体を貫いて来るゥゥゥゥゥ!!』

アナスイ『うおお！地獄に落ちろこの下種野郎ォォォォ!!』

全身に時計のような意匠を持つ新スタンド出現

構わず殴りかかるアナスイの胆力!!

ですがプッチ神父は発光を増し、気が付いたら全員昏倒して転がっていました

なんて訳の分からない誕生シーンなんだ…

とかく理解が及ばないスタンド

天国とは言い得て妙

聖書って「天使」といい、理解困難なモノが少なくないですもんね

正午のニュースです

テレビニュース『死傷者数が二千人以上とも言われる

　ケープ・カナベラルの州道405号線の事故は

　当初落盤事故とみられていましたが、救助ヘリの墜落や現地に向かえない軍隊など』

『原因は単純とは言えないようです』

『詳しくはCMの後でお伝えしますっ』

徐倫『こ…、ここは…!?』

気付けば、カラッといい天気になってました

場所は依然ケープカナベラル

ですが重力が戻り、電気も復旧したのか辺りは様変わり

普通の重力って素晴らしい

もう落ちる心配はしなくていいんですね

シャトルも落っこちてます

徐倫『アナスイはどこ!？』

アナスイ『……心配してくれんのか徐倫………』

『嬉しいぜ俺の事！』

きっと今すぐダイバー・ダウンしたい嬉しさ!!

ですが状況を掴もうとし冷静

また実際、第32話では「気付いたらウェザーが致命傷だった」のが徐倫

あの怖さを思い出したのかもしれません

注意一秒即死終了

アナスイ『だがそれよりも神父の野郎だッ！』

略・承太郎『シャトルならあそこだ』

『動いたのはシャトルではなく、我々の方があそこから200mほど移動したようだ……』

気付けば移動させられていた

まるで第三部ですね

あの時DIOは時を止め、階段を登ろうとしたポルナレフを下段に運ぶという手品をしました

まさか神父も同じお茶目を…？

という訳ではないらしい

エルメェス『お、お言葉だが承太郎さん！』

『フッ飛ばされた感じなんか、どこにもなかったぞ!?』

何故か妙に承太郎に気を遣うエルメェス

姐御何があった

単に以前、承太郎の記憶を見た為か

はたまた第32話後、承太郎に嫌というほど分からせられてしまったのか

一度ボッコボコにされたのか？

エンポリオ『きっと重力の逆転でフッ飛ばされたんだ!!』

理解が早い子はエンポリオです

気を失った一瞬、落下してしまったのか？

良かった串刺しとかにならなくて

油断すると即死だから怖い

アナスイ『重力の逆転ならさっきスデに元通りになっていた！』

『それに"C-MOONは終わり"とも言っていた…!!』

別のパワーで移動させられた…ってコト!?

何が起きたか分からない

まずは置かれた状況を理解

それを元に敵スタンドの能力を分析する

スタンド戦のセオリーですね

エンポリオ『神父の位置はどっちに感じるの！』

徐倫『……ヤツがいるのは感じる

　でも…、"いる"のだけだわ…』

承太郎さん『どこに潜んでいるのか、どっちの方向なのか、それが解らない……』

頼みの綱、ジョースターセンサーで補足不能に

神父の位置を掴めない

DIOの肉体＝彼が乗っ取ったジョナサンの肉体を感じ取りにくくなった

プッチに変化が起きた証拠か

メビウスの輪も解除

裏返す能力が終わったからですね

承太郎『（それよりも）』

『（確かにヤツは停止した時の中で、スタープラチナが投げた銛の動きを見た……）』

略『（だが一体…!?）』

現状、承太郎にしか分からない危機感

彼しか時間停止を認識していないから仕方ない

娘の徐倫でさえ分からない

改めて「時間停止」は強力

それをプッチが認識できたという事は

エルメェス『解ったぞ…ッ!!』

『神父の奴は、完成だとか天国の時が来たとか言ってたがな～ッ！』

『本当はただのハッタリで！

　新月の明日まで何かのトリックで騙して！

　隠れただけじゃあねーのか！』

圧倒的希望的観測…!!

お天気雨まで降り始めたじゃあねーか！

ですが健全な発想

慎重すぎて仕損じるのは珍しくない

石橋をスタープラチナで叩いて壊すということわざだってありそうです

ただのチグハグトリックなのでは？と

承太郎『見晴らしの良い場所にいろ！』

際し承太郎、エルメェスに注意

雨が降り始め、エルメェスは屋内から調べようとしました

ですが警戒が大事

昔から未知のスタンドってロクなもんじゃない

さすが承太郎さん歴戦の勇士

承太郎『この雨はすぐ止……!?』

既に止んでいた

気付けば全身ビショビショ

まるで「結果」だけ見せられたような！

エルメェス『どうしたんだ？皆…、うお!?』

唯一、屋内にいたエルメェスは困惑

屋内なので濡れてない

異変がわからないのか

エルメェス『こ…、この自動ドア!?』

『は、速い?! うぉー!? なんだこりゃあ!? スゲースピードで開閉するぞ!?』

振り返り、通ろうとした自動ドアが高速開閉！

ガチン！ガチン！

まるでギロチンだな!!

つまり「経過」はちゃんと見えている

時を飛ばした訳じゃあない

某能力との大きな違いですね

承太郎『!? 乾いている!? ズブ濡れだったのがッ!?』

ジョジョの奇妙な乾燥

洗濯屋にはもってこいの能力ですね

またエルメェス、慌てて看板にぶつかり「瓦礫が落ちそう」になってしまいます

アナスイ『危ないぞエルメェス、…!?』

エルメェス『…………ガッ………………』

アナスイ『な、何…!?』

気付いたら瓦礫直撃、エルメェス悶絶

状況がエルメェスに厳しい

これじゃまるでポルナレフ枠じゃあないですか

しかも見る間に暗くなって…？

ニュース『イブニングニュースの時間です』

略『あ、いや、えっと失礼しましたコマーシャルの時間でした!? えっ!? もう過ぎちゃった!?』

徐倫『太陽が…、夕日…!?』

つまりこの能力、テレビの向こう側にも作用

もう半径三キロじゃあない

またさっき「お昼」今「夕方」

そして前回は11時44分

今期、やたら時間表示があったのは新月へのカウントダウンだけではなかった

時間自体が変化する前兆か

DIOがプッチが求めた能力

劇中この時点では明言してませんが

時を加速する能力

本作は時間停止も「加速」の賜物

DIOや承太郎は、超高速で動く事で「周りが止まって感じる」能力を得ました

その先にある力か

何も知らない少女『チョコレートナッツとォ～』

『キャラメルとォ～、ストロベリーチョコチップと～、ミント！

　あと！オレンジバニラくださーいっ』

店員『はい！ 6ドルねっ』

原作当時は400円と表記、ドルに直してますね

安い！

当時の物価を感じる!!

少女『えっ？』

しかしアイスが溶けて食べそびれた

アイスが溶ける早さに少女はついていけなかったんですね

遅すぎたんだ食べるのが!!

一口じゃなきゃ!!

審判『ストラーイク！』

実況『スゴい！スゴいルーキーが出現しましたッ!! 早くもMVP確定ッ!!』

絶賛されのぼせあがるピッチャー!!

投げるまでは普通

投げた瞬間、ボールは"加速した時間"で飛んでいくんですね

マッハを越えそう！

寝っ転がってジャンプを読む少女

『ヘエックション！』

時計がグールグール回っているッ!!

てか少女なの!?

鼻をかむと直後に乾き、ティッシュが鼻にくっつき悲惨な有様

鼻をかんだ後乾いたティッシュ

想像するだに悲惨!!

肉屋の親方『おいロッキー！中から肉20キロとってこい！』

ロッキー『あいよ親方ァ～』

親方！冷凍庫の中でキンッキンに凍ってしまったロッキーが!!

直球で悲惨

なにせ、数時間も冷凍庫にいたから…

人ってこんなに凍るもん!?

ふたたびさっきの球場

実況『やっと打ったァ～、しかしピッチャーフライ～!!』

MVP獲得確定の超ルーキー『フフッ………、…!?』

実況『ど、どうした！すごい流血です!?』

さっき「加速」と知らずトクをしたピッチャー

フライが直撃！

結果、顔面を抉られ再起不能の重傷になってしまいました

球が「加速」して落ちた

威力も加算されるのか

飼い主と信号を渡っていた犬

犬『!? アンアンアン!?』

振り向くと飼い主が腕だけに

加速した車に一瞬で抉りとられてしまったのか

そのまま多重交通事故!!

いつもなら犬が死ぬケースですが、飼い主が死ぬ珍しいケースでした

どっちにしろ動物に厳しい!!

ケープ・カナベラル上空のヘリ

救助隊員『だ、ダメだ!? 着陸降下のスピードが物凄いぞォォォ!?』

ヘリ操縦士『で、でも計器類の数字は正常…!?』

『いやマズい!! 上昇ッ!!』

判断は正しかったが間に合うはずもなく

ヘリは地面に激突し炎上

生物の体感時間はそのまま、"時の加速"についていけない!!

運転もままならない

今期四台目のヘリコ墜落だぜ!!

ジョースターが乗ってないのに落ちるなんて

プッチ神父の"完成した能力"

アナスイ『なんだこれは…!?』

エルメェス『ハッタリじゃあなかったのか…

　神父があたし達から逃げる為のハッタリじゃあなかったのか!?』

再び徐倫達、幸いエルメェスは無事

体感時間はそのまま

傷口の出血は止まってません

ですが体を離れたもの、"血は乾いて"パリパリに剥がれ落ちています

姉貴、なんて女性的な仕草だ……

承太郎『!?』

腕時計の針がスゴいスピードと気付く承太郎

今時懐かしい腕時計!!

舞台は2010年代!!

アナスイ『まさか…、す、既にあの時から!?』

略・エンポリオ『色んなものが早く動いている……』

『この世のものが…、機械だけじゃあなく、す、全てのものがッ!?』

略『まさか!! これが能力の完成!?』

さすがの理解力なのはエンポリオです!!

能力が時の加速と気付き愕然

ポイントの一つは、無機物が「加速」し襲い掛かって来る点か

自動ドアでさえ脅威

落下したボールさえ顔面を砕く！全てが危険!!

前兆は第2期ラストの現象

神父が触れた卵は中途半端にヒヨコになった

女性の腕時計も高速回転

時を加速する力の前兆だった訳ですね

余談ですが

原作は他にも「時間加速」被害者が次々と描写

トンカツを台無しにされる悲劇も

ひでえよ神父！

逆に「今日は四時間もセッ●●」出来てるぜ！と大喜びするカップルもいました

確かにそいつは世界記録だぜ!!

※トップに戻る

Bパートアイキャッチはスタープラチナ

破壊力A スピードA 射程距離C

持続力A 精密動作性A 成長性完成

空条承太郎さんの星の白金

特筆すべきは「完成」し、能力がこれ以上成長しないと感じさせる表記

成長性が低いのではない

これ以上成長しないという事なのか

公式「最強のスタンド」!!

徐倫『これが神父の新しい能力……!!』

エルメェス『く、クソ！あの星や雲の動き！映像の特撮みたいだッ!!』

『これが完成した神父の能力か!!』

まるでタイムラプス動画のようです

まあ神秘的!!

DIOは時間停止能力の果てに、"加速"する能力を予感していたのか

世界全体に影響するスタンド

まさに「世界」ですね

完成スタンド、その本当の脅威

承太郎『（それだけじゃあない…!!）』

『（時間だッ!! それも加速している!! 時の流れがッ!! どんどん速くなっているッ!!）』

『（この状況で、奴だけが!!）』

『（もし奴の身体だけが、この時間の加速についていけるとしたら……!!）』

時間使いの承太郎さんは理解も早い

前回、銛をかわせたのも加速の恩恵

能力の兆候だったか

神父視点では、生物だけがスローな動きに変わってしまうスタンド

DIOや承太郎は自分自身が加速

対し世界自体を加速

ある面では一長一短なんですね

承太郎『（動けることに気付いたのだとしたらッ!?）』

手を出してこないのは神父も困惑してるのか

まだ体感時間はほんの数分

DIOの息子、リキエル達のように能力を把握できてなかった

本番はここからか

承太郎『徐倫、逃げるぞ!!』

略『!?』

さすが判断が早い

ですが神父らしき影が、物陰から物陰を超高速移動!!

残像しか見えない！

だから位置が掴みにくかったのか？

承太郎『徐倫！お前も感じるのか！奴の存在をッ!!』

速過ぎてどこにいるのか分からない!!

分からないが近付いて来る!!

驚くべき奇襲性のスタンド!!

承太郎『移動するんだッ!!』

『スタープラチナ・ザ・ワールド！』

『（…短い!! 時を止める時間が!!）』

唯一居残って迎撃を図る承太郎さん

いつもなら頼もしいが悲壮

時間自体が加速する為、時間停止が効きにくい

最強スタンドザ・ワールド天敵か

承太郎『（不味いッ!!）』

敵スタンドの姿を視認する承太郎

敵は物陰に隠れていた

これほど注意深そうなのに、承太郎には目にもとまらぬ速さに見える

彼我のスピード差か

アナスイ『こっちだ！承太郎さん!!』

承太郎『お前…、アナスイと言ったか』

アナスイ『ええ、このスタンドはダイバー・ダウン。色んなものに潜む事が出来る……』

徐倫『……向こう側を見張ろう』

アナスイに助けられ、全員は屋上へ移動

戦場で始まった自己紹介

際し徐倫、エルメェスと反対側の見張りへ

良かった聞いてない!!

アナスイの本音、アナスイの懇願

アナスイ『ところで承太郎さん』

『俺は全力であなたのお嬢さんを守ります

　スデにのっぴきならない事態に陥ったようだが……

　この戦いは生き抜くッ!!』

『だからお嬢さんとの結婚をお許しください!!』

承太郎『今、なんと言った？お前……』

よく即座に顔面をブチ抜かなかったもの

承太郎さん大人になりました

昔なら絶対無言パンチ

まずパンチして「何と言った？」と返したはず

無敵の空条承太郎さんが困惑してる…!!

『ですから今、あなたにお許しをいただきたい』

『お嬢さんとの結婚をッ!!』

『こんな時になんだが、許してくれるだけでいいんだッ!!』

『あなたが…、許してくれるだけで!!』

『それだけで俺は救われる!!』

『何も俺は最初から、徐倫と結婚できるなんて思っちゃあいない

　俺の殺人罪は事実だし

　徐倫が俺の事を好きになってくれるわけがない事も知っているッ!!』

意外に冷静に彼我を分析していたアナスイ

いつもアピールはしていた

指輪を渡そうとしたり

ですが正面切ってのアピールに欠けるのは「成就しない」と解っているからか

FFに体を明け渡そうとした時のよう

基本的に献身的なんですね

『父親であるアンタから受け継いでいる清い意志と心は！』

『俺の心の闇を光で照らしてくれているッ!!』

『崩壊しそうな俺の心の底を…!!』

『今の俺には必要なんだ!!

　一言でいい…

　許すと…、俺の心を解き放ってほしい!!』

ウェザーが死んだ時も言ってました

あいつは心が生き返ったんだと

それはアナスイ自身、今まで「心が死んだ」と思えるほど苦しんでいた証だったでしょうか

自分は徐倫に出会って救われた

その実感ゆえの言葉か

『"ここから生き延びたなら、結婚の許可を与える"とッ!!』

結婚できるなんて思ってない

好きになって貰えると思ってない

だからこそ、今生き延びるパワーを与えて欲しいと承太郎に言ってるのか

今だからこそ言って欲しい

徐倫を守る力を得る為に!!

空条承太郎の回答

承太郎さん『……言ってる事がわからない……』

『…イカレてるのか？ …この状況で……』

アナスイ『………………』

さすが不良のレッテルを貼られた事もある男

いや多分、解ると思うんですよ

理解は出来ている

だって空条承太郎さんですから

多分「おじいちゃん」と一緒

かつて彼の祖父ジョセフは、娘にデレデレだったんです

溺愛してたと言っていい

なので娘をとられてメチャ怒ってました

あの心境と一緒じゃないかと

なんだかんだでジジイと芯が似てますし

徐倫『アナスイ…』

アナスイ＆承太郎『『…………!?』』

徐倫『集まった方がいい……』

今にもスタンド戦を始めそうだったアナスイ

ですが徐倫がベタリと接触

距離が近い

今、花京院のように「糸の結界」を張ったので集まろうと言ってるのか

男二人がごっつう動揺しておる…!!

アナスイ＆承太郎『『…………』』

一時休戦

うーん承太郎さん、何を思ったのか

娘がベタベタしてる!!

信頼の表れだと？

徐倫『上ったのはいいが逃げ道がない……』

改めて周囲を見渡せる良い場所どりでした

ですが袋のネズミになった

ただ、もうヘリも車も運転できないのは明確に描写されています

逃げるのは難しい

ただでさえジョースターが乗ると事故るのに

『そして能力を身につけたからといってあいつはあたし達を見逃すつもりはない！』

『あいつが狙っているのは決着!!』

『あたし達や…、ジョースターの血との決着をつけなくてはと考えているッ!!』

事実前回、殺し損ねて明言していました

宿敵への理解度が高い

ですがどうやって倒せばいいのか

DIO戦を思い出しますね

アナスイ『承太郎さん!! “許す"をッ!!』

徐倫『ン…？』

無言で徐倫を抱きしめる承太郎

無言のノウ!!

やっぱジジイそっくりじゃあねーか承太郎!!

あの世でアヴドゥルが笑ってるぜ!!

徐倫『………？』

原作・先生曰く「主人公の成長物語としては達成してしまった」と感じたのだそうです

徐倫は父親からの愛情の空虚さに心を痛めていた

ですが父を助けようとして成長

一人の女性として成長した

親離れを果たした

が、父親の方がそうでなかったというね!!

離れ離れだったしね!!

具体的な怖さ、承太郎の対応策

承太郎『この屋根に上ったのは正解だ』

『奴の能力は「加速している時間」

　その中を神父だけが動けるが

　全く奴を見えないという事ではない』

略『一時間がだいたい二分間といった速さで…、針が回転している』

『つまり、時速10キロで走る奴が

　我々には新幹線くらいの速さで感じるって事だ……』

略『落ち着いて見るんだ』

『動きだけは見える』

敵が見えない訳ではない

だから、見晴らしの良い場所がベスト

アメリカなのに新幹線

ともあれ時間停止攻撃だったら、敵を視認する事さえできません

時を飛ばす攻撃も同様

時間加速は「見て」対応できるだけマシ

問題は圧倒的な持続時間か

エンポリオ『さ、30倍…!?』

『でも60キロ走行の車なら時速1800キロ!! 100キロならマッハ2.4だ！』

マッハGoGoGo!!

さっきの交通事故、1800キロ暴走だったのか

そりゃおばあちゃん即死しますわ

野球もマッハ投球だった

ベースボールの域を越えてるじゃんよ！

承太郎『だが神父は、この屋根の上に登って来るのも用心している……』

それほど強力だが、時間停止で対応できる

だから攻めてこないのだと

皆を安心させてくれる無敵のスタンド使い

時を越えて最強ですね

承太郎『そして誰も解らない事だが……』

『奴の能力がこれからどうなるのか？』

『その真価を！ヤツ自身が見たがっている!!』

神父にとってジョースターを克服する試練

同時に能力の探求なんですね

能力を推し量る為にも、プッチ神父は戦おうとしている

戦いは不可避なのだと

空条承太郎vs.プッチ神父

承太郎『!! スタープラチナ・ザ・ワールド!!』

テーブルの下を敵が通っていった

時間停止し観察する承太郎

ですが思えば、これは神父による陽動だったか

きたないさすが神父きたない

承太郎『やれやれだ…、いないぞ。気のせいか？』

略『限界だ！時は動きだ…』

『ヤシの木!?』

神父は承太郎の観察眼を下に向けた

その隙にヤシの木に登り、思い切り引っ張り曲げていたんですね

弓矢のように自身を射出する為に!!

新型はケンタウロス型

神父を乗せて移動できる「機動力に優れた」スタンドなのか

馬の首がついたケンタウロス!!

承太郎『オラオラオラオラオラオラ!!』

承太郎、首をパックリ裂かれて致命傷…!?

時の加速を応用した高機動戦!!

それでもさすが承太郎、脳の針を正確に抜き、弾丸をつかむほど精密な動きをするスタープラチナ!!

ある程度までは神父の動きを追従

しかし追いきれなかった

神父、早くも能力を応用している……

徐倫『うわあああああああッ!? 父さ…』

エンポリオ『お姉ちゃん後ろだ！

また来るッ!!』

父の致命傷で、真っ先にメンタルを崩す徐倫

奇しくも前回での言葉を彷彿

あの時プッチは、承太郎の心を折る為に徐倫を今殺すべきだと焦ってました

ですがその逆もまた然りか

再発動スタープラチナ・ザ・ワールド

承太郎『……アナスイ……

　お前のスタンド…

　私の体内に潜り込んで…、代わりに神父の攻撃を自ら受けたッ!?』

密集を利用し、承太郎にも潜航していた

なんて献身的な婿候補

承太郎、ひとまず徐倫達を敵の射線から逃がして安全確保

ですが受け止めきれなかった首の傷は深い

首が飛ぶよりマシとはいえ

承太郎『だが……』

だが娘はやらんぞと言いたげなワンシーン

アナスイ以外をどかして防御

男の敵はいつだって男

承太郎『短すぎる…!! 停止時間が5秒は短すぎるッ!!』

略『限界だ…、再び時は動く…!!』

視聴者の体感は、一分強ほど止めていた承太郎

だが短すぎる

五秒では攻撃に移る時間が足りない

徐倫を庇い、彼女を逃がすのに時間を割いたぶん間に合わなかったか

承太郎は拳で迎え撃つように停止解除

だが間に合わなかった!!

承太郎、倒せるのは自分しかいないと己を叱咤

しかし神父「見えて」いたんでしょうか

瞬時にバックステップで回避

スタプラのラッシュに突っ込んでたのに、後ろに飛んで回避!?

どんだけ余裕があるのか

徐倫『父さん!? アナスイ!?』

徐倫視点では父が瞬間移動、アナスイが手から血を噴いていた

時間停止とのギャップが深刻

元々ラスボスの力

桁外れの強さもリアクションから感じます

このスタンドは「最強」ではない

プッチ『お前たちには計り知れない事だろうが、最後に一つ言っておく』

『時は加速する』

『そしてこれはお前たちを始末する為の能力ではないし

　最強になる為の力でもない……』

悠然と姿を見せ、宣告するプッチ

声は届いてるらしい

前々回、プッチ自身が疑問に思った「天国の能力」への答えか

前々回、得たものは無敵さか？と自問自答

そうではないと自答しました

この点がDIOとの違いか

『この世の人類が、真の幸福に導かれる為の力なのだ……』

『私の新たなスタンド、新たな能力』

『名を冠するなら…、"メイド・イン・ヘブン"!!』

DIOは自分の無敵さを誇っていました

無敵になりハイになった事も

対しプッチは、運命は神が授けたもの＝能力は神の思し召しだと自認しています

神が人類を救済すべく授けたと感じたのか

では加速でどう救済する？

残り二話！

DIOは第12、13話で「天国」へ解説

精神の力も進化するはず

その行きつく先が天国

スタンドは精神、究極のスタンドを得るのは「究極の精神」に他ならないのでしょうか

物質でなく精神の究極こそ幸福

究極の精神を得て幸福になる

それがDIOの構想だったのでしょうか？

対し神父は「運命」論

彼は神のしもべを自認

だから能力も、人を救う為に使うべきだと？

自分の為か神の為か

それが両者の相違なんでしょうか

次回、第37話「メイド・イン・ヘブンその2」

プッチは神の意志に沿っての動いていると自認

その目的は「人類の幸福」だと

次回いよいよ、天国と謳う理由が描かれる回？

六部も残り二話！

割と長いな！

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