ジョジョ 6部 15話 感想[最弱のスタンド]祝福しろ 結婚にはそれが必要だ!! ネタバレ ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン

2023年4月9日

ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン 第15話「ウルトラセキュリティ懲罰房」感想

公式あらすじより引用

スポーツ・マックスを倒した徐倫は、騒ぎを起こしたことを理由に、『厳正懲罰隔離房』に収監されてしまう。しかし、徐倫はホワイトスネイクに関係する『骨』の行方を追うため、わざと罰を利用して懲罰房に潜入していたのだった。F・F(フー・ファイターズ)は、危険な状況に置かれている徐倫を助けに行くべく、『屋敷幽霊』にいるもう一人の男・『ナルシソ・アナスイ』に目を向けるが……

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ファイトクラブだ!! 最弱スタンド・サバイバー開戦!!

前半後半とDIO様たっぷりで見ごたえある回!!

アナスイの大胆な結婚発言が見所

やはり結婚には祝福ッ!!

その衝撃さえ上回る、看守同士の暴力が圧巻

ファイトクラブだ!!

やはり人は己が最強と証明せずいられないッ!!

最後のレギュラー・アナスイ参戦

対象に“潜航する"強力スタンド、ダイバー・ダウンを保有

スタンドが強力な分精神的にも異質

曰く分解魔で殺人鬼、徐倫に一目惚れして結婚したがっている大胆な行動原理

いや確かに今の徐倫はタフでカッコイイです

ですがいきなり結婚とは

最弱のスタンド・サバイバー

第三部での“史上最弱"、ラバーズを下回るパワーしかないらしい「最弱」スタンド

ダンが聞いたら悔しがりそうですな

他人の脳内電気信号を操り、争わせるスタンド

ごくごく微弱な電気を操るパワーしかない

称して最弱ってワケですな

プッチ神父が送り込んだ「四人」の刺客

サバイバー以外、三人スタンド使いがいる

大混乱の中「敵」を倒さねばならない

毎度ながらヘヴィな状況ですわ

作戦目的は「謎の骨(DIOの骨)」を見つけ、餌にして黒幕(プッチ)を引っ張り出す事

DIO様、骨一本なのにパネえ!!

そこに痺れる憧れる!!

Aパート 魂を独占したものの到達点

ホワイトスネイク『この地球上ではな…

 海と陸地の割合が七対三で決まっているように

 生物の魂の数も

 キチッと決まっているそうだ』

『この地球で、人間の人口が増えれば増えるほど

 その分だけ他の生物が減少している

 と考えて差し支えなく…』

『魂の数は常に一定というコトらしい』

『だがその魂を

 たった一人の人間が何個も、何万個も所有できる方法があるとしたなら……

 その人間は何を見ると思う?』

『その人間の先には…、どんなコトが起こる…?』

回想。ホワイトスネイクとスポーツマックス

DIOが天国と呼んだ、精神進化の行きつく

DIOが遺した、曰く「天国へ行く方法」の断片らしき話を語るホワイトスネイク

地球上の魂は一定数にすぎない

もし独占すれば、転生含めた"死後"までも独占すると言えましょう

星の行方を左右するモノになるって事?

ホワイトスネイクは人をDISC化する

記憶と精神力、"魂の所有"に近い事が出来る

膨大な知識とスタンドの独占

この力が「天国」へ向かわせているのも事実

スケールの大きな話ですわ

スポーツ・マックス『見当もつきませんね~』

無論、そんなヨタ話を言われても困る

ですが機嫌を損ねれば、スタンドを奪われてしまう

困った会話相手ですな

ホワイトスネイクの依頼

ホワイトスネイク『この"骨"を蘇らせてみてくれないか?』

死体から見えないゾンビを産み出す能力

これをDIOの骨にかける!!

DIOゾンビなんて恐ろしいッスねえ!!

『DIO。彼の骨はこれだけだし…、他の部分は塵となってもうこの世には存在していない…!!』

無論、骨一つにかけるのはスポーツ・マックスも初挑戦

ですがDIOの遺体は太陽で粉微塵

むしろ骨一個残っていただけでもラッキーか

懐かしいですね三部ラスト

ホワイトスネイク『もし出来なければ…、いいな!!』

『私が君に与えた才能は返してもらうッ!!』

それが前回回想にあった「やって貰う事」

なんでこのヒトこんなに顔近いの!?

ダメ元なんですね

ダメだったら返してもらうんですね

ダメじゃあねーかオイ!!

スポーツ・マックス『もう…、やったんスけど……』

『もう、終わってますぜ…、スデに』

なんと骨を持っていた右てのひらが、深々と食い破られていた!!

それも当人に気付かせず!!

食い破った骨は行方不明

さすがかつて世界最強のスタンドを持っていたDIO様!

骨だけでもやんちゃなお方!!

『彼の骨はどこに行ったと聞いてるんだァーッ!!』

別人のように取り乱し締め上げるホワイトスネイク

こうなるとスポーツ・マックスは困った!!

仕事の早さが仇!!

既にやっちゃっていたとは

スポーツ・マックス『お、オレの能力じゃコントロールできねー!!』

『骨そのものがひとりで動くなんてよォー!?』

彼の能力は、"死骸そのもの"を動かすものではないんです

能力の範疇を越えた事態!!

さすがッ!!

ですが「感じる」事は出来るそうな

ホワイトスネイク『いや待て!! 待つんだスポーツ・マックス…!!』

『これで間違いないというコトだ…

 彼の言っていた「天国に行く力」が、確実に存在するという事だッ!!』

故にホワイトスネイク、プッチ神父は追跡中止

骨を「観察」し見極める方針へ

承太郎の記憶DISCを元に、DIOが書き残した手記は読み込み済み

それでも信じがたかったんですね

ですが確信が持てた!!

ウルトラセキュリティ懲罰房

F・F『今のがエルメェスが偶然手に入れた

 スポーツ・マックスの記憶だ』

マックスは、ウルトラセキュリティ懲罰房に「骨」がある事まで説明していた

そこで徐倫はワザと捕まったのだ

エンポリオに説明するFF

ホント記憶DISC能力って便利、スタンド出し入れだけでもチートなのに

こんな風に他者も使えるのが"弱点"か

F・F『徐倫一人では絶対に殺られるッ!!』

『今のあたしが存在するのは、徐倫のおかげなんだ

 でもあたしにはどうして良いか解らない!!』

『アンタに助けて貰いたい!!』

優れた知性に自信を持っていたフー・ファイターズ

彼女が他人を頼るなんて…

ですがエンポリオに戦闘力はなく、ウェザー・リポートも未だ入院中

ポルナレフだったらすぐ元気になったのに!!

エンポリオ『なんとかしたいけど…』

略『抜け道なんてない!! 僕はいった事すらない場所なんだよ…』

問題は厳正懲罰隔離房が、女子棟と別棟な

彼は「火事で失われた旧刑務所」に入り、その中を移動できるスタンドを持っています

これを利用し、神出鬼没に動けますが
繋がってないので行けない

つくづく効果範囲が狭いスタンド

ナルシソ・アナスイは殺人鬼

FF『あたしを密かに懲罰房棟に連れて行ってくれるだけで良いんだ!!』

『なあ…、あんた? あんたはどうなんだ?』

FFが頼ったのはアナスイ。幽霊屋敷最後の一人

しかしいくら話しかけても無言

エンポリオも無理だと連呼

レギュラー最後だけに癖がある人物ですね

むしろ癖しかない

エンポリオ『彼は殺人鬼なんだ!!』

略『フルネームはナルシソ・アナスイ

彼は子供の頃から、原因は解らないけど一つの癖を持っている』

『分解しなくてはいられない性癖なんだ!!』

症候群、もしくは性癖なのだと

なんてセクシュアル

家電はもちろん十歳でポルシェを分解、持ち主を怒らせたのか六カ月の病院送り

高圧の電信柱も解体した

危険だろうがやめられない性癖なんですね

やめられねえ!! 止まらねえ!!

『21歳の時に、彼は……』

『当時付き合っていたガールフレンドのところに遊びに行った

 ガールフレンドは別の男性とベッドで…』

『その場でアナスイは

 二人が永遠に"くっつかない"ように

 バラバラに解体したんだッ!!』

まさかのNTR経験持ち

報復が苛烈

恐るべきはその精神鑑定が「正常」だった

心神喪失とかチャチなもんじゃあない

ごく理性的に判断したんですね

理性こわい

『そこで彼はこの"水族館"にいる…』

曰くウェザーと組んでるのも、彼が抑止力になるからだと

とすると今まさにエンポリオは危険

たいした度胸した子ですわ

アナスイも彼と組んだ方が色々メリットがあり、ある程度は身の安全が保障される

ですが地雷みたいなもんですよ

FF『(一人では徐倫のところまでとてもいけない…、援護が必要だ…)』

『(何故か、一発目が命中するというイメージが思い浮かばない!?)』

経歴も奇妙だが風格も奇妙、全く倒せるイメージが浮かばない

殺す気でいかなければ無理

殺したら無意味

厳しいジレンマですね

アナスイ底が知れなさすぎる

FF『(だが…、やるしかない!! あたしはその為にここへ来たッ!!)』

恩人である徐倫を何としても救いたい

FFの人間性が熱い

登場当初の得体の知れなさはもう影も形もない

まさに「変わっていってる」のでしょうね

祝福しろ。結婚にはそれが必要だ 

アナスイ『いいよ、OKだ』

しかしアナスイは唐突に返事

お前こんな声してたのか

今まさにFF弾に首根っこを狙われたのにまるで動じず一言

とてつもない度胸を持つ事は解る!!

アナスイ『急ごうか…、今も彼女が攻撃されているかもしれない』

エンポリオの言う、危険で非協力的な殺人鬼とは別物

ハキハキ協力してくれるアナスイ

三部でエジプトに行くと決まった時のよう

アナスイ『気に入ったんだよ』

『彼女…、初めて見た時から何もかもな

 父親の為にわざわざ懲罰房まで行ったという今回

 その覚悟が更に気に入った』

『彼女を守り切ったなら、俺は彼女と結婚する!!』

『それが条件だ。いいな? FFだっけ?

 お前…、何でもすると言ったよな

 ならな…』

『祝福しろ。結婚にはそれが必要だ』

唐突に次ぐ唐突、ですが「男が」「女の為に」戦う動機というなら

これ以上ない理由かもしれないッ!!

当人不在で結婚が!?

決まったッ!! 第6部ご成婚ッ!?

アナスイのスタンド

ダイバー・ダウンッ!!

言って唐突に走り出すや「扉」を蹴るアナスイ

ですがめりこんだ足跡は見るまに消滅

不思議!

単なる破壊のスタンドじゃないのが肝

警備員『今の衝撃音は何をしたァァァ!!

驚き悪鬼羅刹の形相で現れる警備員たち

手に手にショットガンを装備

殺る気充分!

前期、グェス戦を思い出しますね

警備員たち『ぐぉおおおおお!?

F・F『じ…、時間差で!? 壁の中に!?』

名の通り内部に「こもらせる」スタンド

今回は扉を蹴り、パワーを内部にこもらせた

そうと知らない警備員が扉を開けると、中のパワーが解放され強襲

つまり「罠」として有効な能力ですね

スタンドパワー自体も強力!!

アナスイ『祝福しろ』

言ってジョジョ立ちをキメるアナスイとダイバー・ダウン

彼の精神性は異質

異質ながら精神力の強さを感じさせるスタンドパワーですわ

結婚すると決めたらするスゴ味を感じる!!

そら彼女も浮気しますわ

Bパート スタンド「サバイバー」

スタンド使いは「グッチョ」

破壊力E スピードE 射程距離E

持続力C 精密動作性E 成長性E

持続力以外、全スペックが最低ランクEというスタンド

成長性さえも皆無

精神力自体が低いからか

六部ともなるとトリッキー揃いですわ

最弱のスタンドとは何か?

プッチ神父『君が出会ったスタンド能力の中で一番弱い能力って、どんな奴だい?』

再び16歳のプッチ神父とDIO様の回想

まだ若く質問もシンプル

DIO様はスタンドは一長一短、役割に応じた強さを持つと模範解答

最強は言うまでもなくザ・ワールド

だから「最弱」でしょうか

DIO『スタンドも同様、強い弱いの概念はない……』

プッチ16歳『質問が悪かった』

『子供が遊びで話す「スタローンとヴァン・ダムはどっちが強い?」

 そのレべルでいいよ』

DIO『サバイバーと名付けたスタンドが最も「弱い」

 だが手に余る』

謎めいた答えを口にし、外輪船のディオラマを作るDIO様

第三部のラバーズじゃあないんですな

最弱を自負するダンが泣きそう

過去「公式最弱」は、ミクロサイズのスタンドであるラバーズでした

ですが今回も「弱い」だけではないと

DIO『1982年、フランスのロレーヌ地方で』

『6人の男女がハイキング登山に出掛け遭難し

 6人全員が死亡した』

奇妙なのは六人の男女が殴り合い、殺し合った形跡があった

それも全員が暴走状態にあった

殴った衝撃で腕が折れ、飛び散った歯が岩にめりこむほど強烈な殴り合い

完全にスタンド攻撃を受けている…

ですが確かに「人間同士」だった

プッチ神父『その山小屋の主がスタンド使い?』

原因は、前夜に泊まった山小屋の主人を女が馬鹿にした事

主人を「くさい」と笑って怒らせた

ですが主人とて激怒した訳じゃない

本当ごくありふれた話ですな

それがサバイバーだ

DIO『何もしない』

『何もしないが…、ただほんの少しだけ

 頭の中で怒っただけだ…』

『そしてその怒りは、脳の中でごく弱い電気の信号となり

 彼の体内の神経細胞を伝わり地面に流れた…

 それが「サバイバー」だ』

『電気の信号は地面を伝わり、六人の男女のところへ

 地表や靴が伝導しやすいように

 水で濡れている必要はある』

『神経細胞を伝わる電圧はほんのわずかで…、100分の7ボルト』

『ただそれだけのエネルギーに潜むスタンド』

略『ただ…、怒らすだけだ

 人の脳の大脳辺縁系の闘争的な本能を

 ほんのちょっとの力で呼び覚ますだけだ』

ほんのちょっぴりのパワーしかなく、当人にコントロールも出来ない

ゆえに最弱の能力

ですが効果は絶大

前回、ゾンビ化した人体が凶器となったように

潜在能力を引きだすスタンドなんですな

プッチ16歳『手に余るって言ったね?』

DIO『使えないスタンドって事さ』

敵味方なく発動する為、組織内で使うのに向いてない

組織に入れたら組織が崩壊しかねない

使い手当人に制御が出来ないから

使い手はただほんの少し怒っただけ、それだけで六人が殺し合ってしまったほど

絶縁などの応用法はありそう

ですがそこまで価値を感じなかったか

プッチ『それ…、僕にくれないか?』

そこで当時、能力だけ抜きだし保管しておいた

プッチ思い出のスタンドなんですな

この調子で20年以上コレクションしてきた

重ねた歳月もプッチの強さ

DIO『適材適所。必要になる時が…、いつかあるかもしれない』

吸血鬼である為、基本的に夜型だったDIO

第一部も三部も、基本的に上から目線で傲慢な支配者でした

ですが「友達」には穏やかだった

なんだか新鮮ですね

懲罰房の徐倫

徐倫『……どうやら食べられるらしいわ、このキノコ

 けっこういいぞッ!!』

ベッドに生えていたキノコを少し千切り、虫に与えていた徐倫

虫が食えるなら自分も大丈夫

そう判断、生えてる方を千切って食べ始めます

大丈夫…、なのか?

いずれにせよタフなもんですわ

精神力修練に丁度いい

看守『シャワーの時間だ!! 起きろ!! FE40536ー!!』

略『ヤッタァー!! 見ろ!! やったぞー!! 隠れた!!

 ゴキブリみてーに隠れたぞォ!!』

またドブみてえな精神してんな看守!!

いきなりカンテラの光を向けた看守

看守ウエストウッドとリキールは、囚人が隠れるかどうか賭けをしてるらしい

言い方もやることも下種だなあ!!

看守ソニー・リキール『この房は俺の勝ちだァ!! 通算20ドルの勝ちだからな~』

特別懲罰房は明かりがなく、一日中真っ暗

そこにいきなり明かりを向ける!!

暗闇に慣れた目にはちょっとした災難なんだ!!

そんな嫌がらせで賭けしてると

看守ヴィヴァーノ・ウエストウッド『ちぇ~』

『でも、手持ちは今15ドルしかねえよ

 マけてくれよ~』

まるで五部主人公、ジョルノみたいな頭した強気な看守リキール

強面だが弱気なウエストウッドのコンビ

声がオドオドしててました

日頃からこんなノリなんですな

徐倫『(と、とにかくだ…、とにかくあたしがやらなくてはいけない事は…)』

扉が開いた事を利用し、糸を伸ばす徐倫

開く僅かな時間を利用し調査する

気が長い話ですわ

骨を探す、見つけ出せば「ホワイトスネイク(プッチ神父とは知らない)」の居場所へヒントになるはずだと

その為に過酷な状況を選ぶとはタフだ…

徐倫『(奴が持ってる!! あたしの父の奪われた記憶のDISCも!!)』

目的は記憶を取り戻し、父を元に戻す

黒幕を探すのはあくまで手段

プッチ神父側も目的は「天国へ行く」事で、徐倫排除は目的ではない

互いに互いが目的ではないのもポイントか

ウエストウッド『おい、お前!! 誰が立てと言ったー!!』

徐倫『ぐえェっ?!

看守が言う「一日一回のシャワー」とは、高圧のホースで水を遠くからブッかける事!!

まあ人間扱いしてません

人権がない

そういう場所なんですな懲罰房

それが看守たちにとって、絶好の遊び場になっていると

看守リキール『楽しみだなァ~、今夜~♪』

水をかけながら、また「賭け」の話をする二人

今夜の野球の試合、ピッチャーが打たれるか賭けをするウエストウッドとリキール

外人は賭けが好きって話ですな

特にイギリスなんかスゲーらしい

サバイバーの発動

看守リキール『おっと悪い。このバルブ、閉じるときちょっと固いんだ』

二人は話し込んでしまい、懲罰房中が水浸し

結果、サバイバーの発動条件を満たしてしまったんですね

もう男子ったら雑な仕事するから…

看守リキール『なあ、なんでドつくんだ? 今、俺謝ったじゃん?』

原因はリキールがうっかり同僚に水をかけた

怒ったウエストウッドは彼を小突いた

もっと言えば、水浸しにして「房にいるスタンド使いを怒らせた」事か

また悪鬼羅刹みたいな顔してる…

今週、顔作画がスゴい

看守ウエストウッド『そう? 俺、今ドついた?』

結果、相撲取りもビックリのどつきあい

互いに「悪いと思ってない」態度に、更にムカついたらしい

日常のごくありふれた一コマですね

ありふれたら困る一コマ

ウエストウッド『そんな強くドツキやがってよォ~!!』

やがてウエストが強烈な腹パン

見る間に徐倫もハッとする暴力沙汰へ発展

始まりはほんの小さな怒り

ですが被害者たちが怒りを反響、増幅していく事で真価を発揮する

被害者側に依存したスタンドなんですな

看守リキール『ストップストップ! 謝るよ~、ゴメン!!』

サバイバーのパワーは最弱、7/100ボルトの脳内電流に潜むスタンド

引き起こす怒りはほんの僅か

ですが被害者同士が怒り、憎しみ合うことで自ら怒りを増幅させる

弱いのに立派に成立してるのが恐ろしい

看守リキール『友達だろ~、俺達はァァァァァッ!!

争いは止まるかに思われましたが!!

リキールは相手を宥め、その右眼を指でブチ抜いた!!

ひでえ!!

さすが殺し合いを誘発するスタンド!!

俺の方が最強だという事を証明してくれるッ!! 

ウエストウッド『いいパンチしてるぜ、この野郎!!

リキール『かかってきやがれェっ!!

看守『コイツらは一体なんなんだ?!

 ま、まさか!?』

自然に会話を混ざってしまう徐倫である

いよいよ本格的な怒りになった!!

この時徐倫も濡れていますが、呼び起こされる「怒り」はほんの微かなもの

そのせいかまだ効いていない様子

リキール『ワクワクするぜ……!!』

『コイツの肉体の、コイツの長所が俺には見えるッ!!

 コイツのもっとも優れた筋肉がァ~!!

 美しいィ~~~!!』

『コイツの最強の部分が感覚で解るゥッ!!』

『戦う事の素晴らしさが見えるゥッ!!』

これもサバイバーの効果、徐倫にも"見え始め"ます

他人の最強部位が解るスタンド

怒りをきっかけに、戦う本能を呼び覚ますスタンド!!

サバイバーとはぴったりですな

ウエストウッド『行くぞッ!!

俺の方が最強だという事を証明してくれるッ!!

俺が最強だァ~~!!

遂にはスタンドばりのラッシュ合戦に発展

下手な破壊力Aに匹敵しそう!!

互いに痛みに鈍感になったまま、リキールの蹴りがウエストウッドを捉えた!!

ですがウエストは足を掴んでヘシ折った

そのまま折りたたむように潰してしまいました

下半身を丸ごと潰されリキール戦闘不能

まさに戦闘不能リタイア…ッ!!

徐倫『(この異常さはスタンド攻撃ッ?!)』

特にアニメでは、ウエストウッドが当初オロオロしていました

見た目に反し声が弱気

ですが闘争本能に火がつきモンスター化

豹変とはこのこと!!

異常さが良く解る演出でしたわ

顔の作画もすげえ

豚に真珠、徐倫に骨

プッチ神父『"聖なるものを犬にやるな"』

『"彼らはそれを足で踏みつけ、向き直って、あなた方に噛みついてくるであろう"

 マタイ伝七章六節……』

有名なことわざ「豚に真珠」のルーツ

立派な物でも価値を知らねば無意味

価値が解らぬ犬に立派なものはやるな

DIOの骨の価値を知らない徐倫が、骨を探しに懲罰房にいったことを嘲ってでしょうか

あれは世界を左右する大切なものだと

プッチ神父『マックスの記憶が読まれてしまったと考えて間違いないだろう…』

『私が懲罰房棟に送り込んだスタンド使いは…

 四人ッ!!

略『もう生かしておくわけにはいかない、全力で始末するッ!!

プッチ神父はまだ徐倫を軽く見ていました

そも親友の仇、承太郎を殺そうとも思う自分を「感傷だ」と自省したほど

あくまで目的は天国に行く

そんなプッチの逆鱗に触れてしまったんですね

怒りのスタンドの回だけにッ!!

ファイトクラブだッ!!

徐倫『全員を出す気か…?!』

猛り狂ったウエストウッドは懲罰房各扉を開錠

ヤバい奴ら全員集合だッ!!

そも徐倫のように、厳重に矯正すべき囚人だけを隔離する為の専用房

そうでなくても危険そうな奴しかいない!

ウンコ投げた奴とか!!

ウエストウッド『ここにいる全員の最強の肉体部分がここから見える~!!』

ファイトクラブだッ!!

 かかって来ォい!!

懲罰房が一転、地下格闘技場のような演出へ

本来「怒り」を呼び覚ますスタンド

転じ闘争本能に訴え、最強だと証明したい欲望に訴えたんでしょうか

こんな感じに狂った奴がワンサカ!

徐倫は生き延びられるか?

サバイバーとはぴったりな名前だ!!

DIOさま公式「最弱スタンド」サバイバー

僅か7/100ボルトの脳内電流で「闘争本能」を引き出し戦わせるスタンド

互いの長所が見えるのも能力の一部

前回はゾンビ、今回は人間とバトル!!

ファイトクラブだ!!

徐倫との結婚を祝福して欲しいアナスイ

圧倒的に思い込みが強いイケメン

かつて恋人を解体しちゃったのもこの「思い込み」が一因でしょうか

浮気したのが一番悪いですが

やはり結婚には祝福が必要…

次回、第16話「看守ウエストウッドの秘密」

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