ストーンオーシャン 22話 感想[これがあたしなの さよならを言うあたしなのよ]ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ネタバレ

2023年4月9日

ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン 第22話「天国の時! 新月の! 新(ニュー)神父!」感想

公式あらすじより引用

『緑の赤ん坊』の捕獲に成功した徐倫とアナスイ。一方、ホワイトスネイクとの戦闘で消滅したように見えたF・F(フー・ファイターズ)だったが、窮地に現れたウェザー・リポートの雨によって間一髪生き延びる。F・Fとウェザー・リポートは徐倫とアナスイのもとに向かい、4人は無事に合流を果たすが…

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投獄以来、積み重ねた凄み!! 直接対決回!!

FFはDISCさえあればまた何度でも生み出せる

だが徐倫たちとの記憶は唯一無二

致命傷、もう二度と生まれない「私」自身に誇らしげだったFFに祝福あれ

FF曰く生きるとは記憶を作る

己を確立した誇らしい生き様でした

生きた証を感じるフー・ファイターズ回!!

死に際にこそ生き様が出る

散々プランクトンと見下し「だから出来る」と言い換えたアナスイも熱い

徐倫のため己がどうなろうが構わない

俺を生かせでなく、俺を使えと言い放った

アナスイの献身も光る回!!

DIOへの献身、"親友"プッチ神父

若きプッチも、栄達をこれっぽっちも求めない姿が貴い

今もDIOが求めた景色の為がむしゃら

なのに邪悪に見えるのが不思議

DIOに惹かれただけあって「尊いもの以外はどうでもいい」精神性でしょうか

躊躇いなく人質を取る姿勢が外道!!

ニュー・神父誕生!

あまりにパワーワードなサブタイ!!

ですが神父の行方は次回にお預け

なぜカブト虫と四回言ったの!? なぜカブト虫と四回も言ったの!!

大事な事だからなんだね神父!!

凄みがあればなんでもできる!!

積極的に手錠を使ったり、監獄集大成バトル!!

徐倫vsプッチ神父勃発!!

戦い自体は若く真っ直ぐな徐倫が圧勝

対する神父の強さは老獪さ

若さと年の功が光ってた!!

冒頭 DIOから友へ

DIO『知ってるか? プッチ』

『パリのルーブル美術館の平均入場者数は

 一日で四万人だそうだ』

略『毎日四万もの人間が

 モナリザとミロのビーナスに惹きつけられ

 この二つは必ず見て帰っていくという訳だ

 すごいと思わないか?

略『優れた画家や彫刻家は、自分の魂を目に見える形に出来るという事だな

 まるで時空を越えたスタンドだ』

二十二年前、書物片手にだらりと語り合うDIO

芸術家はスタンド使い

荒木先生らしい着眼点ですね

こればかりは、人を越えたDIO様にもなしえない事である為でしょうか

素直な尊敬の念は少年のようでした

DIO『私は君のことを言っているんでもあるんだ』

『君のホワイトスネイクは魂を形にして保管できる』

そう考えると、崇高な価値を持つスタンド

死んだ者のスタンドさえ遺せる

曰く永久保管可能

言葉通りならプッチが死んだ後さえ消えない

しかしDIO様は急にマジに!?

DIO『君は私をいつか裏切るのか?』

『なぜ私を襲わない?

 君は私の弱点が太陽の光で、昼、暗闇で眠るのを知っている…

 私の寝首をかけばいいだろう』

『私の"世界"ザ・ワールドをDISCにして奪えば

 君は王になれる…

 やれよ』

妙にダラけた態度は、誘っていたのでしょうか

実際DIOはプッチの傍だと安らぐ

しかし恐れてもいた

バチっと白黒つけようとする姿勢が好ましいですね

DIO自身、裏切って出世した男だからか

プッチ『そんな事は考えた事もない』

『僕は自分を成長させてくれる人間が好きだ

 君は王の中の王だ』

『君がどこに行きつくのか、僕はそれについていきたい

 神を愛するように君を愛している』

神父であるプッチらしい「愛」の表現

尊いものへの愛か

信徒が神に成り代わろうなど考えないのと同じように接している

どころかDIO様は「進化」している

自分に見えないものが見えている

DIOが創る未来を見たいのか

プッチが成り代わっても「得」なんかないのだと

しかしDIO様、納得しない

プッチの手を己に突っ込み、実際にDISCを触らせました

抜けよと迫って見せた

それでも抜かなかった事で信じたようです

プッチは本当に欲がない……

DIO『済まない、君を侮辱してしまったか』

『思ってもみなかったのだ…

 話をしてると心が落ち着く人間がいるなんて』

『君がいなくなるのが怖かったのだ』

だから「本物」か確かめようとしたと

六部回想では、DIO様はいつも遊んでました

安らいでた為だったのか

DIOは生い立ち上、まず父に虐待されて育っていますものね

その後家督を掠めとる目的で養子に

復活後はカリスマとして君臨

安らぐ友などいなかった

DIO『君は気高い聖職者になれるだろう』

『それを受け取ってくれ

 謝罪の印だ』

そうしてDIO0、もう一つの骨を渡していた

他人との関係は、常に「自分が上か下か」で生きてきたDIO様

他人を支配しないと気が済まない男だった

その彼が支配せずとも安らげた相手

プッチもまた大した男か

Aパート フー・ファイターズ再び

FF『徐倫ーーーーー!!

CM明け、FFを非情にも殺害したプッチから。

このド外道!!

FFをプランクトンと見下し、瀕死のグッチョをCDプレイヤーにして弄んだ

価値がないと思ったものへの非情

DIOの友らしい部分か

“無線"『応答しろ……』

FFを処分し、DISCを奪おうとしたホワイトスネイク

しかしFFは通話中だった

さすが体の中に色々隠しておけるFF

とんだ反則技だ!

ホワイトスネイク『こ…、コイツは誰だッ!?』

“無線"『解った、そういう事か

 返事も出来ない事態という訳だな?

 今、医療監を出た』

ホワイスネイク『コイツはー!? ウェザー・リポートッ!!』

ウェザー土砂降り、フー・ファイターズ復活!?

前回で明らかに死亡したFF

が、一度バラバラになった事で「熱湯にするスタンド」からも脱したのか

FFの強みは「集合体」である事

一片あれば蘇生可能!?

ホワイトスネイク『これは!? 全く見えない!!』

前も見えないほどの集中豪雨を利用しFFは脱出

復活と脱出

両方雨一つでクリア、ウェザーと相性ぴったり

組めば無敵の能力なのでは…?

ホワイトスネイク『この石を打ち付ける音は…?』

FF、あふれる知性でモールス信号

やはり知力は全てを解決する…

その間、聞き分けようとジョジョ立ちするホワイトスネイクがシュール

モールスってすごいのね!

FF『ホワイトスネイクの正体は…、プッチ神父だ!!』

プッチ『バレた!! 私の正体が!!』

結果FFを取り逃がし、ウェザーに正体がバレた

体内に無線機は反則ですわ

普段、DISCを胸の間に押し込んでいるのと同じ理屈でしょうか

スライム系モンスターのような収納力

プッチ『503…、素数を数えろ』

『509…、521…、素数は誰にも割る事は出来ない

 人が敗北する原因は…、523…

 恥の為だ…』

『人は恥の為に死ぬ』

『あの時、何故自分はあんな事をしてしまったのかと

 後悔する恥の為に…

 人は弱り果て敗北していく……』

『看守の無線機に気付かなかったのはミスなんかではない

 試練なのだ……

 この事を勝利の為に変えればいいのだ』

『私の正体がまだ空条徐倫に知られたわけではない!

 まだ何も変わった訳ではないのだ

 完全に見失ってもいない』

『真の勝利者は…、生まれたものを支配できるものだけなのだッ!!』

現状確認、そこにプラスの考えを見出す

冷静に考える大切さ

前回徐倫が、考えるより行動したのと対照的

今、逃げられてしまったのは確か

だが悔いるより現状認識

今、手元にある事から組み立てるのが快い

三部DIOにも相通じる発想

三部DIOは、人間の考え方を嘲笑

勝てばよかろうと考えた

当時それでも敗れましたが、今回の神父とも少し似てますね

勝とうと考える姿勢こそが大切!!

真の勝利者

現状、徐倫は「赤ん坊」を押さえています

ですが正しい使い方を知らない

だから神父視点では、奪われていようが焦る必要はないんですね

使用法を知っているのですから

『どうやら無事だったようだな』

FF『ウ、ウェザー・リポート!!』

他方、逃れたFFは合流に成功

勝ったも同然!!

喋り方にやや違和感ある演出が細かい

徐倫『アナスイ…、あなたにはこれ以上にない感謝の言葉を言っとくわ』

略『でも、何故あたしにこんな事を?』

まずお礼から切り出す徐倫

何故言い出したかというと、ひっかかってた

アナスイが協力する理由を解ってない

今さらといえば今さら

風水とか木が生えたり大変でしたから

アナスイ『徐倫…、私の気持ちが解っているくせに何故そんなことを言うんだ?』

『君は私に与えてくれている

 君には刑務所の、外にも中にもなかった希望が見えるんだ

 だから私はここにいる…』

隙あらば口説いていくアナスイ

愛したものの為、真っ直ぐな愛を捧げる様はプッチ神父にも似てますね

ただやはり気持ちは伝わりません

何せ唐突ですもの

恋愛だって徐々に奇妙でなければダメなのか

登場当初の徐倫ならまだしも

アナスイ『…私の髪の毛をかじってるぞ!?』

幸い赤ちゃんが騒ぎ出し会話中断

よく食べる子ですね

土も食べます

このままほっとけばどう育ったやら

FF『徐倫…、ホワイトスネイクの正体が分かった!!』

『プッチ神父だよ徐倫!!』

二人きりの甘くもない時間は終了

遂に徐倫に名前が渡った!!

徐倫も前期以来、久々に顔を合わせたウェザー・リポートとハグ

君らそんなに仲良かったっけ…?

おしっこした仲だから?

アナスイ『引き離せ!! FF!!』

当然アナスイは激怒した

恋人同士の間に挟まるウェザー・リポートは除かねばならぬ

すっかりFFとコンビですね

FFってば苦労しちゃって

『ここに来る時の契約だろうが!!』

『徐倫にアイツの匂いが移っていくッ!!』

略『約束を忘れやがってクソッ!!

 たかがプランクトンが!!』

ハイ地雷踏んだ!!

相変わらず味方と思えぬ言動

前回プッチ神父も「プランクトン如き」と嘲笑

アナスイもたかがと侮辱

むしろプッチと馬が合うのでは?

アナスイ『もう必要ない、始末するぜ。了解してくれ徐倫』

気を取り直し、赤子の処分を主張するアナスイ

今まで殺さなかったのは「ホワイトスネイクの正体の手がかり」だったから

危険すぎるから殺すべき

これに限ってはアナスイが正しい気がしますね

どうやって殺すのかはともかく

徐倫『ま、待って?!』

アナスイ『コイツは味方じゃあないぞ!! 徐倫!!

 人間でもない!!

 もともと存在してなかった奴だッ!!』

『生まれた事が間違いの、動物以下の存在だ

 ワケの解らない生物は始末しとくべきだ

 了解してくれ…!!』

FF『おいアナスイッ!! そりゃあたしの事か!!

 言葉に気を付けろよ!!!』

アナスイ『触ってんじゃあないぜ!! 今それどころじゃあないんだよッ!!

 プランクトン!!』

謝るどころか逆に煽っていくじゃあないか!!

やだアナスイ最低!! 最ッ低!!!!

前回神父は「プランクトン如き」とフー・ファイターズを罵倒

まんま同じセリフが味方から!!

同類…ッ!! 精神レベル!!!

アナスイ『ウェザー・リポート、状況は飲み込んでいるな?』

『アンタも了解してくれ』

あくまで合意をとろうとするアナスイ

なおプランクトンは例外とする

赤ちゃんは人間じゃあない

が、FFの地雷まで踏み抜くとはなあ

『いや…、了解なんかできない』

『死ぬのはお前だからな』

アナスイ『だ…、誰を連れてきたんだFF…!?』

何とウェザーでなく、ホワイトスネイクだった

彼は幻覚系スタンドでもあった!!

どんだけチート

彼の能力は、幻覚を見せて動きを止めドロドロに溶かしDISCを奪う

実は幻覚中に攻撃する事も可能だと

徐倫『まさか!? こんな…!?』

初撃で、アナスイの厚く男らしい胸板を貫通

続きFFの脳天を割りDISC回収

更に徐倫の、ガードした右腕ごと腹貫通!!

一瞬で三キル

近接戦も強いホワイトスネイク!!

ホワイトスネイク『礼を言うぞFF』

『本物のウェザー・リポートが追いつく前にここに来れた事をな!!』

実はFF、豪雨の直後に追いつかれていた

これもプッチの精神力の賜物

出し抜かれた直後、すぐにメンタルを切り替え幻覚攻撃をかけていた

これも素数がくれた勇気ですね

割る事が出来ない孤独な数字!!

ホワイトスネイク『素数は誰にも砕けない』

言ってFFのDISCを、自身の中に格納

ディスク保管能力まで完備!!

どんだけ便利!!

幻覚も含め、ディスクを操る能力の付属ではあるんですけれども

オマケが豪華すぎない?

『長かったなァ~、22年間』

『人間の頂点がさらに上り詰めていきつくところ…

 これだ!間違いない!!

 遂に出会えたな!

 天国に行く方法ッ!!』

『まだ不完全で未熟だが

 後は空条承太郎が封印した記憶に従って』

『今宵は新月ッ!! DIO!! 君を目覚めさせ、私が使いこなすのに相応しい天国の時だ!!』

前回、徐倫に懐いていた赤ちゃん

その正体はやはりDIOらしい

こんなに緑色になって…

アナスイ曰く、ずっと昔から知っているように懐いていた

DIOの身体"ジョナサン"が引き合ったのか?

徐倫のご先祖様ですから

『極罪を犯した36名以上の魂…』

『そこから生まれた新しいもの!!

 それがこの緑色の…!!』

『そうだ、ところでその前に……』

DIOが為そうとし、辿り着けなかった境地へ!!

鍵を前に神父大興奮!!

ですが徐倫が生きているのを察していたのですぐさま戦闘態勢へ

抜け目のない男ですわ

プッチ『立て! 承太郎の娘…』

徐倫が、切断された右腕で仕掛けようとしている事に気付いていたのか

糸を使い本体と連結していた

転んでもただでは起きない

なんとまあ如才の無い

徐倫『こんな形で…、ホワイトスネイク…!!』

徐倫もまた事態をプラスに捉えていた

今まさにパーティー全滅の淵

ですが仇が、承太郎のDISCを持つ当人がやってきたと前向きに解釈

徐倫の解釈が前向き!!

『お前から奪うべきものは三つ!!』

『父の記憶とFFから取ったDISCと

 お前の命だッ!!』

徐倫は糸を使い、切断された右腕を回収

のみならず糸を束ねて手錠

チェーンデスマッチ!!

ファイトクラブだ!!

今期、看守ウエストウッド戦で見せたスピリッツ再びって事!?

糸が手錠にもなるとはたまげたなあ!!

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Bパート 手錠は何の為にある?

手錠でプッチを引き、長い長い脚で蹴る徐倫

足癖の悪さは祖先ジョナサンのよう

今回はスタンドアイキャッチなし

てっきりホワイトスネイクかと

プッチ『どういうつもりだこの手錠はッ!!』

体術、ラッシュをぶつけあう二人

プッチは手刀で、手錠を断ち切ろうとして失敗

本物でなくスタンド糸の集合体

手刀では完全に切れず、露出したスタンド糸が逆に手に食い込んでくる始末

敵ながら痛そう!

徐倫『手錠は初めてか?』

『あたしはアンタの陰謀でここに来てから毎日のようにされている……』

プッチ『こんなので私を捕まえたつもりか?』

徐倫『手錠は何の為にある?

 逃がさない為にあるんじゃあない』

『屈服させる為にあるッ!!』

それを監獄に来て、嫌というほど学んだのか

看守たちは屈服させようとしてくる

プッチも長年ここにいますが、あくまで自由な神父としての立場

対し徐倫、屈辱からも学んでいたと

こっそりイメトレしてたのか?

プッチ『お前は解っていないようだな』

略『この手錠で、お前は私に触れている』

略『果たして捕まっているのはどっちなのかな?

 DISCになっているぞ!!』

普段、他人の頭に手を突っ込んでディスクを取り出すプッチ

転じ「触れてる対象のDISC露出」

これが彼の能力なんですね

本当オマケ多いな…

手錠で繋ぎ、条件を満たしてしまった

プッチ『理解したかね?』

『圧倒的に不味い状況に陥っているのは君か

 私か……』

ゆるゆると精神的優位に立とうとするプッチ

まあいやらしい

要は「お前は失敗したんだ」と、徐倫に言い聞かせている

持論・人は恥の為に負ける

その応用編なんですね

徐倫『ああ…、全然理解しない…』

『という事を、理解したよ』

『数ミリだ、数ミリで決着がつく!!

 お前の射程制空権に数ミリ入る事が出来れば、拳を叩き込める』

対する徐倫は「恥」を直感的に克服済み

素数を数えるまでもない

徐倫がラッシュの風圧だけで、プッチの周りの草を吹き飛ばしていたと描写

破壊力なら十分にある

直撃させれば徐倫の勝ち

たったそれだけの話だと明示して見せたのか

まだ慌てる時間じゃあない!!

『崖に激突して死ぬツバメがいるそうだ』

『宙返りの角度の危険の限界を親ツバメから教わっていない為…

 つい無謀な角度で飛行してしまう』

『だがその親は教えないのではなく、そのまた親から教わっていないので教えられないのだ…』

『彼ら一族は短命な者が多く

 なぜ事故に遭いやすいのか気付いてさえもいない』

『承太郎は短命だったなァ……』

ジョセフは長命な上に浮気者だったなァ…

徐倫の精神的急所、父で揺さぶってから一撃!!

父で揺さぶる!!

まあいやらしいし終始一貫しています

人は恥で、後悔で精神が動揺したとき敗北する

だから「恥」に追い込んでいくのか

プッチ『貰った!! そのストーン・フリーを!!』

しかも神父、覚悟もまたスゴかった

敢えて己の指に十字架を刺し、射程を数ミリ伸ばしていた

徐倫が言う通り数ミリ差が大事

事実数ミリだけリーチに勝り、徐倫のDISCを半端に露出させる事に成功

徐倫は自らのDISCに視界を阻まれた

DISC慣れした戦術!!

違う… 凄みだ…

徐倫『オラ! オラッ!!

プッチのモノローグ『ディ、DISCで目隠ししたのに……

 なぜわかった!?

 この手錠の振動の感触か!?』

徐倫『オラオラオラオラオラッ!!

ホワイトスネイクのモノローグ『ち、違う!

 凄みだ…!!

 コイツ凄みで私の攻撃を探知したんだ…!?』

五部冒頭、ブチャラティ戦のジョルノ同様

気迫があれば何でもできる

ブチャラティ曰く「こいつには、やると言ったらやる………『スゴ味』があるッ!」

だからやると決めた徐倫もまた同様

決めたから探知できるのか

きっとそう!!!

オラオラオラオラオラオラ!!

プッチのモノローグ『刑務所に来たときはスタンド能力さえないと思っていたのにッ!!

 男に騙されてメソメソしていた

 ただの小娘だと思っていたのに…!!』

『まずいッ! ホワイトスネイクはこいつとの戦いに向いていない…!!』

さっきまで優勢だと決め込んでいたプッチ

ほぼ頭に触れるだけで勝てる

楽勝だと思った

思ったが向いていなかったと正直に理解するエンリコ・プッチ神父

徐倫、手錠の使い方への理解といい

第一話とはもう別人ですわ

す、凄みが違う!!

徐倫『今、何を投げた!?』

略『今投げたものはなんだと聞いているんだァーッ!!』

プッチ『DISCは魂を形にしたものだ

 永久に保存できる』

例外は死者の体内に差し込まれていた

人が死と共にスタンドを失うように

付与されたDISCも、差し込まれた者の死に引きずられて消滅するんですね

また「二択」を強いてくるボスの鑑

『お前が命を懸けて欲しがっていた承太郎の記憶のDISCだッ!!』

それこそ「恥知らず」な行動に出たプッチ

戦闘では徐倫が勝利

目隠し、咄嗟になりふり構わぬ行動に出るのもDIOに似てますね

目的達成できればよかろうなのだ!!

プッチ『どうするね?』

略『DISCを取りに行くか

 この手錠デスマッチをまた続けるのか!!』

略『もはや究極の選択ではないだろう!』

『死にゆくアナスイに引きずられて、お前の父親が朽ちていってるんだぞ!!』

かくて徐倫は戦いを中断、アナスイ救助へ

前回冒頭を連想させる二択

前回冒頭、FFは「DアンGを殺し徐倫を助けるか」「プッチ神父を攻撃するか」二択

徐倫を助ける事を選び重傷

助けねば本末転倒になる

とはいえキツい二択

カブト虫!カブト虫!カブト虫!

プッチ『勝った! やはり父親を選んだッ!!』

『『らせん階段』…!『カブト虫』!『廃墟の街』!『イチジクのタルト』!

『カブト虫』!…『ドロローサへの道』!『カブト虫』!

『特異点』!『ジョット』!『天使エンジェル』!
『紫陽花』!『カブト虫』!『特異点』!

『秘密の皇帝』!!』

『興味を示してくれたか?

 君の方からわたしの方へ来てくれるのか?

 これで全ては幕を開けるのか!?』

これで君の世界へ共に旅立てるぞッ!

 ハレルヤDIOッ!!』

DIOの骨から生まれた緑の赤子

彼は前回、徐倫を認めたように「暗号とDIOに託された骨」で神父に興味を持った

やがて彼はガツガツとプッチを捕食

感謝・歓喜ハレルヤと共に神父消滅…?

次回、ニュー神父誕生…?

徐倫『そんな! こんな事が…、こんな事が…!!』

徐倫は必死に助けを求めるも、当然誰もいない

徐倫、必死の叫びでした

看守を撒いたから当然とはいえ

本当いなくていい時、いきなり現れるのに必要な時はいない

これだから看守って奴は……

オレを全部くれてやる

アナスイのモノローグ『聞こえるか…、FF……』

『徐倫が悲しんでるぞ

 ええ? お前のせいでこうなっちまったんだ…

 クソッさっきから寒いんだ…

 スゲー寒い…』

略『俺のを全部やるからお前がやるんだ

 俺の知性はお前が使え

 残っている俺の命も、全部使いきっていい』

くれてやるよ』

略『プランクトンのお前にしか出来ないッ!!』

俺を助けろじゃあない、お前にやるよ

今回プランクトンだと罵倒した

だがプランクトンだから

死に瀕し、真っ先に考えたのは徐倫を助ける事

アナスイってつくづく愛が本質でした

アナスイのモノローグ『約束は守って貰うぞ!』

『お前が生きろッ!!

 オレの身体に何してもかまわない!!

 もたもたするな!!』

『オレの意識が、消えていく……』

作中、ムカつくくらいに連呼してた約束

どんな時も愛愛と恋愛脳なアナスイ

いつもの偉そうな口調といい、短所が献身的な姿勢となっていた

悲しくも優しい言葉となっていました

徐倫『FF…!? あんたなの!?』

ジョジョ名物、死体から抜けていく「魂」

ですがアナスイから抜けたのはFF

最期の力で、アナスイを治療する事だけに専念したと

身体を奪いはしなかった

今回だって、あんなに喧嘩したくせに

FFも底抜けに優しい…

FF『あたしの一番怖い事は』

『友達に「さよなら」を言うことすら

 考えられなくなることだった

 でも、最期の最期にそれを考える事が出来た……』

略『さよなら、徐倫……

 もうここにはいられない、フー・ファイターズは消える』

徐倫『な、何言ってるのよバカな事を!?』

怖いのは考える能力を失う

前回曰く知性とは、誰かを想う思い出がエネルギーを生み出してくれる事

誰かを思えば勇気が湧いてくること

その感覚が消える事が嫌だった

最期まで、大切な人の事を考え続けて生きていたい

本当にささやかな願いでした

FF『あたしを見て徐倫!』

『これがあたしの魂! これがあたしの知性!!

 あたしは生きていた!』

心から誇らしげで嬉しそうでした

今回、よくわからない生きものと言われて怒ったフー・ファイターズ

でも違う、私は生きていたんだと

ただのプランクトンじゃあない

立派な「知性」

彼女はある面で、替えが効くものだったのかもしれません

そこから唯一無二となった喜びか

徐倫『DISCを必ず取り戻す!!』

『フー・ファイターズのDISCをよ!!

 そうすれば蘇れる!!』

FF『それはきっと別のフー・ファイターズ』

前回、神父がFFを蔑んで言ったように

FFはスタンドから生まれた新生物

ですが全く同じFFが現れても「想い出」を持っていない

きっとまっさらなFFなのでしょうね

今の承太郎と同じように

『あたしじゃあないと思う』

『これがあたしなの、さよならを言うあたしなのよ』

『最期にさよならが言えてよかった徐倫

 これでいい徐倫

 これでいいのよ…、DISCを取り戻せてよかった………』

さよならを言いたくなるのは、徐倫との幸せな思い出を持つ

この思い出は他のFFにはない

徐倫が父の為に戦いたいのと同様に

FFは「唯一無二」になれた

さみしさと喜びを感じる結末でした

さっと消えていくのが儚い

徐倫『FF…!?』

ウェザー・リポート『応答しろFF!!』

今だ見失ったままだった本物のウェザー

同じくFFを探し続ける徐倫

FFはもう見つからない

もう応えない

やっぱり親しい人が「想い出」の中だけになっちまうのは寂しい…

次回、第23話「ジェイル・ハウス・ロック!」

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