ジョジョ 6部 23話 感想[天国への道筋]脱獄などしようとした者への「罰」だ!! ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン ネタバレ

2023年4月9日

ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン 第23話「ジェイル・ハウス・ロック!」感想

公式あらすじより引用

ウェザー・リポートに扮していたプッチ神父の襲撃から承太郎の記憶DISCとアナスイの命を守り、F・F(フー・ファイターズ)は消滅した。逃げたプッチ神父の野望を阻止するため、徐倫はグリーン・ドルフィン島からの脱獄を決意する。そこに『ミューミュー』と名乗る看守が、ホワイトスネイクからの伝言を持って現れて……

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脱獄不可能!! グリーン・ドルフィン刑務所最後のスタンド

徐倫、承太郎に代わってDIOの遺産封印を決意

自分の為から父の為へ、遂には父に代わって戦うとまで決意

モリモリと精神成長を感じる!!

ですが敵は脱獄させないスタンド、監獄ラストに相応しい敵ですね

脱獄させまいと心を折ってくるスタンド

徐倫、折れない心が光ってた!!

DIOの遺産「天国」への道

DIO曰く精神進化の到達点が天国

公式最強の一角「世界」を、一度捨て去った先の形とか最高しかない…

作中、徐倫も着実に精神が成長

今や鉄格子くらい3分でぶち壊すレベル!!

対し敵は他人の魂など、人の倫理に囚われない手法で進化を果たそうとしているんですね

いよいよ天国への道も本格化か

さよならFF、グェス災難編

久々登場のグェスはずっと不幸でしたね

二日近くも今の徐倫と一緒とか!!

また徐倫が前に進み続ける今、代わってFFを弔ってくれたエルメェスも優しい

もう彼女はどこにもいない

もう水が欲しいとコミカルだった彼女はいない

改めて切なく感じますね…

冒頭 “天国"へ必要なもの

DIO『必要なものは私のスタンドである』

“世界"ザ・ワールド

 我がスタンドの先にあるものこそが

 人間がさらに先に進むべき道なのである』

随分とまあ傲慢な一言

冒頭はDIOが残したノートの記述から

DIOは天国を、精神進化の先にあるものと表現

執筆時、最高のスタンドは"世界"

精神力の最高の形

だから「その先」にこそ答えがあるんですね

『必要なものは信頼できる友である』

『彼は欲望をコントロールできる人間でなくてはならない

 権力欲や名誉欲、金欲

 色欲のない人間で…

 彼は人の法よりも神の法を尊ぶ人間でなくてはならない』

『いつかそのような者に、このDIOが出会えるだろうか?』

当時はまだ出会っていなかった

前回プッチを試したのは、この方法へのステップでもあったのか

特にDIO自身は強欲

なればこそ信じがたい人間なんですな

作中、プッチは間違いなく邪悪な行いをする人物であるものの

自身は無欲

無欲ゆえの邪悪なのか

『必要なものは極罪を犯した36名以上の魂である』

『罪人の魂には、強いパワーがあるからである』

DIOが目指すのは精神の進化

魂のパワーが必要

結局徐倫たちは、緑の赤ちゃんを攻略できませんでした

それだけ強いパワーの集合体なのね

『必要なものは14の言葉である』

 らせん階段、カブト虫、廃墟の街、イチジクのタルトカブト虫、ドロローサへの道、カブト虫 特異点、ジョット、天使エンジェル、紫陽花、カブト虫、特異点

 秘密の皇帝

『私自身忘れないように

 この言葉を私のスタンドそのものに

 傷として刻みつけておこう…』

『必要なものは勇気である』

『私はスタンドを一度捨て去る勇気を持たなくてはならない

 朽ちていく私のスタンドは

 36の罪人の魂を集めて吸収、そこから新しいものを生み出すであろう…』

緑の赤ちゃんは「世界」の成れの果て

本来は世界そのものを使うはず

ところが失われた為、DIOの骨に他者のスタンドエネルギーを注ぎ込んだもので代用した

結果はDIOの予測通りに事は運んでいます

世界の一部が復元されてたのかね

『生まれたものは目覚める』

『信頼できる友が発する、14の言葉に知性を示して

 友は私を信頼し

 私は友となる』

自ら学習、成長していた緑の赤ちゃん

もし合言葉がなければ「知性」を休眠、別の形に成長していたんでしょうか

とまれだから信頼できる友が必要だった

DIO様自身と一体化するからか

前回で喰いつかれても、プッチはDIOを信頼し抵抗しなかった

また、悪用する者には託せなかった的な?

正しい使い方なのかはともかく

『最後に必要なものは場所である』

『北緯28度24分、西経80度36分へ行き…

 次の新月の時を待て』

『それが天国の時であろう』

プッチの首に、DIOの肉体=ジョースター家の星型の痣が

すっかり変わり果ててしまわれた

まさにニュー神父!!

赤ちゃんに食われ、赤ちゃんがプッチの姿と意志をとったのか

なんともおぞましい話

プッチ『もはやここに用はない…』

『生まれたものは私のものとなった…

 後は天国への時を待つだけだ』

刑務所を根城に、スタンド収集していたプッチ

罪人は魂にパワーがある

刑務所は行方不明者へ追及が甘い

エンポリオの母も、溶かされてDISCを奪われてしまったらしい

格好の収集場所だったんですね

Aパート 空条徐倫の使命

エンポリオ『マジでヤバすぎる…、マズすぎるよ…!!』

悠々と出ていった神父と違い、徐倫は懲罰房棟に収監

刑務所は警備レベル4で固定

看守が皆、銃で武装し危険極まる状況に

グェス戦を思い出しますね

徐倫『ヒマすぎるから…、ヘソにピアス開けたわ』

落ち着きをピアスで演出する徐倫

なぜ開けたし

糸で開けたんでしょうか

まさか穴あけ機は持ち込めないでしょうし

徐倫『ここを出るわ、案内して』

問題は、刑務所視点では「生き残りが徐倫しかいない」

アナスイは見つからず侵入・脱出

ウルトラ懲罰房の囚人、看守は彼女以外全滅してしまったようです

ウエストウッドやケンゾーもか…

エンポリオ『尋問できるのはお姉ちゃんだけだ!』

『ここは超厳重に見張られてる!!』

エンポリオは刑務所の幽霊を通れば侵入可能

ですが牢屋の中までは通じてないらしい

そのエンポリオですら冷や汗

ヤバい状況なのが伝わってきますね

今すぐ逃げたそう

徐倫『違うわエンポリオ…』

『出るっていうのはこの刑務所をよ』

『あたし、グリーン・ドルフィン島を脱獄するわ! 近道を案内して』

第一話と同じように、獄中から始まった今回

精神力の違いが姿にも出ていました

ですがエンポリオはやはり脱獄か…、いつ出発する?わたしも同行するというタイプではない

戦えないぶん慎重さが頼もしい

徐倫『もしFFが生きていたらスデにあの神父を追跡してるわ』

略『父さんなら…、神父を絶対に逃がさない!!

 あたしは空条徐倫!!』

『あいつが得たものを封印しなくてはならないッ!!』

前回、承太郎の「記憶」DISCを回収

冒頭のDIO手記を、徐倫も読んだんですね

父が戦っていた意味が解った

FFの在り方を継ぎたい!!

もう自分の為でも父の為でもない、更なる被害を防ぐ為の戦い!!

同じ「脱獄したい」でも意味は別物

第一話から強くなったなあ…

『決めるのはアンタだけど…、一緒に脱獄しよう!』

エンポリオは囚人だった母が生んだ子供

未だ外に出たことがない

能力が監獄絡みなのもそのせいなんでしょうか

彼に楽しい「外」を味わって欲しいもの

徐倫『この程度の鉄格子なら、三分もあれば破壊できる』

待って待って、精神力強くなりすぎてない?

当初コインを折り削る程度

コインを削って、下剤代わりにする程度のパワーしかなかった

スタンドは精神力

鉄格子ぐらいベキッとへし折る!!

エンポリオ『今、お姉ちゃんに協力してくれる人は誰もいない…』

問題その1、味方が全員戦闘不能

ウェザーのみ復調してますが、監房に閉じこもって出て来ない

FFの事を気に病んでいるのか?

彼がもっと早く駆けつけていたらなあ…

徐倫『ウルトラセキュリティハウスユニットからなら行ける!』

問題その2、脱出ルート

幸いウルトラ房から、沼に出る「経験」を得た

きっと塀の外に出られる

そうなれば海の孤島と言えど、泳いで出られるのでしょうか?

バタ足で?

エンポリオ『脱獄しようと考えただけで阻止された囚人もいる!!』

略『まるで刑務所自体が看守みたいな…』

曰く出られたのは、時を止める力を持った承太郎しかいない

何かが脱獄を阻んでいるのだと

脱獄阻止に特化したスタンドか

そう考えると承太郎さんって凄いよな

スタンドパワーたっぷりだもん

『北緯28度24分、西経80度36分…、それもどこ?』

全部暗記してやがるぞこの女!

ですがエンポリオはビビってイモを引いてしまい話してくれません

その場所にどんな特殊性があるのか?

エンポリオ『じょ、徐倫お姉ちゃん…、僕は協力できない……』

そんな時、ちょうど誰かが現れエンポリオ退避

エンポリオは誕生以来の監獄暮らし

だから難しさを誰より知ってる

今や看守たちなら、正面から突破できそうになった徐倫達

それでも「難しい」最後の壁か

『ホワイトスネイクからの…、メッセージよ』

『"全ては終わった…"』

なんと女、自らスタンドを見せつけ登場

プッチ曰く脱獄は考えるな、承太郎のDISCを持ち出すのは邪魔しない

神父流の慈悲か

承太郎復活は怖くないとは大きく出た

彼は今、筋力が衰えているからか

徐倫『いい度胸してるじゃあないか……』

『素顔もスタンドも見せてくるとはな…

 名前は言えるか?』

女『ミューミュー、スタンドは「ジェイルハウスロック」』

三部アヌビス神を思わせるシーン

正面から堂々戦う意思表示だと受け取る徐倫

今時珍しい正統派スタンドなのか?

と思うじゃん?

徐倫『今後脱獄なんてそんな予定はない』

“今"する!! オラァッ!!

姉ちゃん!「脱獄」って今さッ!!

とばかりに殴りかかったも空振り

気付けば、懐かしい女子監の自室に戻されていました

こいつは奇妙なスタンド

正面から戦う、正統派スタンド系じゃあなかったんですね

もうそういうのは古いのかなあ

徐倫『えっ!?』

グェス『誰か、呼んで来ようか…?』

今期初登場となった同室の囚人グェス

妙に気を遣ってきますね

あのドグサレ女が…?

同じく女子監も久々、第一期以来ですわ

相変わらず汚ねえ場所

徐倫『"1、すぐペンを持て?"』

『"2、新しく覚えられる物事は3つまでと思え"』

『"3、本体を倒せ ヤツの名はミューミュー"』

気付けば身体中に、自分で注意書きを書いていたと気付く徐倫

コイツはホラーだ!!

先のゾンビスタンド戦とは別なホラー感

記憶操作系スタンド

中でも重要項目を番号付けてるのか

徐倫『脱獄するって言った後…、誰かが来た、誰かが…?』

ミューミューと会ったあたりから記憶が欠落

メモ「エンポリオに会え」

彼なら克服できると感じたんでしょうか

それでもエンポリオなら…、エンポリオならきっと何とかしてくれる…

『なんであんた無視すんのよ!!』

略『そうだ! その前にあんたペン持ってない?』

おしゃべりクソ女なグエスがなぜか黙ってる

話していて違和感

ペンを持った事を忘れていた

まさに手に持っているのに忘れてしまう

まるで認知症ですわ

徐倫『………ひょっとしてさ、グェス』

『あたし、あんたに同じ質問何回も聞いてる?』

そこでグェス、無言で手紙を出してくれました

他ならぬ徐倫のポケットから

彼女が話さないのは「回数」の為か

うっかり話すと、三回制限に引っかかって会話がループしてしまうから

無限ループって怖くね?

手紙『"新しく四つ覚えたら、一つ忘れる"』

『"しかし、囚人生活に支障はなさそうなので女子監に戻された"

 "二日前の事"』

あんだけカッコよく宣言し、二日も経ってた!!

手紙曰く監獄の医師に診断を受けた

まあおかげで、取り調べも免れたようです

こんな認知症、それもキレやすい女相手に取り調べとか無理ゲーですもんね

徐倫はキレやすいですものね

グェス『早く…、元気になってね? 徐倫』

めっちゃ心配されてるー

もし出会った当初のグェスなら、これ幸いと何もかもまきあげたんでしょけれど

ある意味仲良くなって良かった

傷付いた事は無駄じゃあなかったね!

徐倫『あたしは二日も同じ事を質問していたッ!?』

略『スタンド攻撃ッ!? あたしを脱獄させない為のッ!?

 あたしは今襲われている!?』

王道の「新手のスタンド攻撃を受けている」シチュエーション!

ポルナレフがいないのが悔やまれる!!

全身あちこちに注意書き

まるでガンプラです

際し徐倫、パンツを穿き忘れてると注意書きで気付き大慌てする場面も

監獄は部屋にトイレ

三つ動作し、穿き忘れる事があるのか

『なんなんだよー!?』

慌ててパンツを穿き直す徐倫

なんともみじめにさせるスタンド能力

正統派どころか陰険そのもの

ウンコみたいな色してただけはある!!

徐倫『ところでグェス、ミューミューって名前のヤツ知ってる?』

グェス『その質問は初めてよ徐倫?

 上の階の囚人よ』

略『どーせメス豚さ』

略『今までそこにいたよ徐倫』

言われて慌てて外に出たものの、徐倫は再び「誰がミューミューか」忘れてしまいます

堂々と姿を見せたのはこの為か

見てもすぐ忘れるから安全

正々堂々とはアルゼンチンとノルウェーくらい離れたタイプのスタンドか

堂々こちらを見ているミューミュー

徐倫『…? もう一回言ってグェス。どんな奴?』

グェス『身長は185くらいかなあ?

 ギンギンの金髪

 縮れ毛で、網タイツ穿いてた』

徐倫『!? ここは女子監!? なんであたし女子監に戻ってるんだ!?』

うっかり話を聞きすぎて完全リセット

改めて、だからグェスは話そうとしなかったんですね

新たな質問にうっかりやらかした

また妙に派手な服装も、スタンドを見せた事も

記憶リセットを早める手法なのか

情報量の多さが武器!!

ミューミュー『今、食事に行くって言ってたわよ?』

テキトーに吹き込み、誘導するミューミュー

こうやって幾多の囚人を閉じ込めてきた

真実に到達させない能力

やはり情報…、現代は情報が全てを決する…

ミューミュー『(脱獄を考えるな空条徐倫)』

『アンタは絶対にジェイルハウスロックも、この私も攻撃できない…』

敵だと思われなければ攻撃されない

人の「意思」を挫くスタンド

監獄最後の敵に相応しい能力ですね

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Bパート アイキャッチはストーン・フリー

破壊力A スピードB 射程距離C

持続力A 精密動作性C 成長性A

せっけんの香りがするスタンド

徐倫は監獄を石の海だと感じ、そこから自由になると決意して命名

また荒木先生曰く石=意思、海=女性を意味

転じれば「自由意思」なのか

元ネタはロックのパイオニア、ジミ・ヘンドリックスの曲名

エンポリオ『FFが突き止めてくれたんだ』

エルメェス『……………で?』

『死んだんだな……』

FFがホワイトスネイクの正体を突き止めた

そこまで言い、言葉に詰まるエンポリオ

その雰囲気から察してくれた

姉が死んだ時、父もこんな感じだったんでしょうか

敢えて雑な物言いをするのが優しい…

翌朝、コップを手にするエルメェス

エルメェス『たっぷり飲めよ…、……仇はとる!!』

窓の外へ、FFが大好きだった水を注ぎ供養

復讐を終え、また背負いこんだ…

もうあの、いつもいつも水を手放さなかったフー・ファイターズはいない

でも悲しむより仇討ち

エルメェスの姐御は本当に強いな…

囚人パーマ『ヘイッ!! 何やろうってんだ!!』

『食券出しなッ!!』

食券を持ってない事を忘れていた徐倫

久々のパーマさん!!

いやあ良い準レギュラーでしたね(過去形)

食堂係やったり優良囚人なのか

コーラおまけしてくれよ!!

『……あたし、何しに房に戻って来たんだっけ?』

うーんこれは認知症

傍目にはコミカルですが、ゾッとする

というか多分元ネタは認知症ですが、スタンドとして生かすアイデアも面白い

荒木先生は十を一にする人ですな

『なんだっけな~、房に何しに来たんだっけ?』

言いながらグェスの弁当を勝手にパクつく徐倫

そらもうグェスに怒られました

グェスは怒っていい!!

このアマに同情したくなるとは!!

『こんなに食べちまってる!? 大好物のチーズ味のペンネがない?!』

それはそれはマジでお気の毒!!

数少ない楽しみでしょうに

学生時代、給食のカレーが楽しみだったのを思い出しますわ

しかしお洒落なもの出してんなあ

『自分の食券は朝ポケットに入れてたじゃん!!』

しかも入れた事を忘れていた

当然グェスは食券を奪い、代わりの弁当を貰う事にしました

やったぜペンネが食えるッ!!

徐倫『…エンポリオなら何か知ってるかもしれない』

食券渡したとメモるよう言うグェス

さすが約束事に細かい

際し徐倫、腕のメモ「本体」の文言からスタンド攻撃中だと再認識します

困った時のエンポリオ頼み

アナスイ頑張れ!

グェス『ねえってば! マスタードが切れてんだっつーの!!』

グェスにくっついて食堂を訪れた徐倫

食べた事を忘れ、グェスが新たに貰った弁当を「知らず」食べ始めてしまいます

おばあちゃんご飯はもう食べたでしょ?

本当に厄介

なんて自然な横取り

徐倫『なーんか、いつも同じメニューって感じ~?』

『食欲ないわ~』

そらそうである

さっき同じものを食べたと覚えていない徐倫

お腹が空くはずないし既視感もある

それでも食べちゃうんだ…

徐倫『チーズ味のペンネだけ食べよっと』

よりにもよって!

ピンポイントでグェスの好物を喰っちまう徐倫

救いはないのですか…?

『ここ座っていい? 徐倫』

現れたのはグェスでなくミューミュー

絶対に攻撃されない自信

わざわざ見せびらかすような行動が陰険

正統派とは程遠いアマでしたわ

ミューミュー『座るわね? さっき靴でゴキブリ踏んじゃってさ~』

言ってその靴を弁当に叩きつけるクソ女!!

しかし即座に「三つ」発言

手慣れた犯行ですわ

ミューミュー『マスタードかける?』

『ケチャップもかける?』

『ドレッシングは嫌い…?』

徐倫『……美味しいわ、ありがとう』

ゴキブリ入りと忘れて食べ始めてしまう徐倫

会話すると記憶が消えやすい

たった三つぽっちじゃすぐにパンクするの

ぽっち・ざ・ぱんく!

徐倫『ところでアンタ、名前は?』

ミューミュー『あら!? ごめんなさい!! 汚しちゃったわ拭かないと~~』

弱点は「記録」は防げない

そこでミューミューは、お茶を拭くという体裁でメモを拭きとってしまいます

あの手紙まで破く徹底っぷり!!

疑われてもすぐリセットが出来るから怖くない

実にいやらしいスタンドですね

まあいやらしい!!

『(それだけは残しておいてあげる…)』

一番目立つ「三つしか覚えておけない」だけは残すミューミュー

何度でも思い出させる為か

思い出す事で心を折る為だと

『ジェイルハウスロック』

『脱獄しようとして鉄格子に触れた者は

 どんな奴だろうと三つだけは覚えられる

 三つだけの生活だ…』

『だが記憶を全て失くすより始末が悪い』

『自分は何をやっても無駄だという事を……

 繰り返し繰り返し体験し…

 それは身に染みて理解できるわけだからな』

そのうち脱獄する気力すらなくなるだろう…』

それは廃人とも言えるが、それが脱獄などしようとした者への「罰」だ……』

どうせ忘れるからと明かすミューミュー

能力への絶対的な自信

最大の強みは心を折ること

周囲の反応も含め、自分はもう駄目だと思い知らせる事が真髄

認知症患者が味わう苦痛さながら

徐倫は暴力的な看守、囚人はもう怖くなくない

それでもやはり脱獄は難しかったか

徐倫『(必要な事はなんだ…!?)』

『大切な事は!? 忘れてはならない事は!?

 この状況を打ち破るのに必要な事は!?

 それだけでいい!!

 一つだけで!!』

『「今」思い出すんだ!

 今じゃないと永遠に忘れ去ってしまう!!

 ひとつだけで!! 大切な事は!!』

危機感を覚えた今じゃないと、すぐその気持ちも忘れ去ってしまう

大事なのは「今」

冒頭「今」脱獄しようとしたように

後回しにせず、前に前に進む意思がある

これもまた凄みか

自分の腕に「糸」で文字を刻む徐倫

 エンポリオに会え!

『(これだけでいい…。一つ空けとこう、必要なのはこの二つだ!!)』

『(後はこっちから捨ててやるッ!!)』

『(あたしの目的は脱獄だッ!!)』

当初グダグダ余計な事を書きまくってた徐倫

必要なのは絞る事

今回の敵は心を折る事が目的

思えば事故、刑務所に入って以来ずっとそんな感じだった気がします

心を折ろうとする連中に抗ってきた徐倫

今は折れない強さを感じる!!

エンポリオ『水をこぼしてしまった…』

他方エンポリオ、人知れず瀕死

冒頭でミューミューの気配を察し、逃げた時点で能力にひっかかっていたのか

彼女の能力は鉄格子、壁に触れると発動

監獄そのものが敵とは厄介

エンポリオ『徐倫お姉ちゃんに伝えなくてはいけない事がある!!』

略『忘れてはならないのはそれだ!!』

しかしエンポリオは「感電」で重傷

ちょうど出入り口にあるコンセントに水をこぼしてしまった

忘れて触れ、感電してしまう

それを繰り返している

忘れているとはいえガッツのある子ですわ

ガッツのG!

ミューミュー『……まてよ?』

『エンポリオに会え?

 今消してやった徐倫の腕にそういう名前が書いてあったな……

 確認する必要があるか』

『ここを脱獄など誰にも出来ないが……』

エンポリオはパソコンでミューミュー、ミュッチャー・ミューラーを検索

彼女が何者なのかに気付いたらしい

今、幽霊屋敷には彼しかいない

会話する他人がいない

だから冒頭に監獄で見た後、検索するところまではこぎつけたんですね

いよいよ脱獄、大きな一区切りですわ

次回、第24話「脱獄へ…【2期 最終回】」

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