ダンまち4期 15話感想[ヴェルフに出来る事] ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIV 深章厄災篇

2023年1月28日2023年3月17日

Table of Contents

Bパート生還者からの情報

ボールス『……皆、死んじまった………』

略・ダフネ『どれだけの上級冒険者がいたと思ってるのよ!?』

桜花『それが全滅だと!?

　いくら何でもありえない!?』

パニックを起こす一同を落ち着かせるアイシャ

大事なのはまず聞く事

また降りたメンツ、基本的にベル以下ばかり

彼らも「上級冒険者」なんですね

やはりレベル4以上は一握り

ウェイトレストリオすげえ

アイシャ『…つまりお前たち全員、疾風に返り討ちに遭ったって事か？』

視聴者を含めた情報共有

アイシャ達はここまでしか知らないんでした

リューさんなら出来そうですけども

ボールス『そうじゃあねえ』

略『お前らにも聞こえたんじゃねえか？

　あいつが生まれる時の叫びが……』

略・カサンドラ『大いなる厄災……』

名称不明、ジャガーノートについて語るボールス

逃げても追いつかれる

一振りで数人殺される

速度と攻撃力、改めて「狩り」に特化したモンスターなんですね

なお魔法を跳ね返す特性は伝え忘れた

後々で響きますかね

リリ『ベル様は…、どうしたのですか？』

ボールス『…………白兎の脚ラビット・フットも、殺られた』

一同『『『……!?』』』

ボールス『片腕をフッ飛ばされて、首の骨まで……

　きっともう…』

そういやそこまでしか見てませんでした

貴重な追加戦力ボールス様

が、余計にパーティーの士気を下げる羽目になるとは因果

皆の「目的」が消えちゃった!?

ボールス『ウソじゃねえ！』

『白兎の脚ラビット・フットも!! 俺を庇いやがった疾風も!!

　皆みんな殺されたッ!!

　あの化け物に殺されちまったんだ!!』

リリ『ウソです!?』

『ベル様が死ぬわけない!! あの人がリリの前からいなくなるわけない!?』

ヴェルフ『落ち着け!!』

やはり一番パニクったのはリリ

ですがある意味、おかげで皆冷静になれた様子

ヴェルフもショックでしょうに

リリをカバンごと抱え上げるファンサービス

ヴェルフ腕力あるな!?

リリ『だって…、だって！そんな事あるわけないです!!』

『ベル様が…、ベル様が……!!』

カサンドラ『そんな…、あの人だけは…!?』

同じくカサンドラ、別の意味でショック

予知夢はベルだけ死んでない

なのでベルだけ、27階層に行くよう進言したのがカサンドラでした

予知を外そうとして逆効果

なんてオチだったら最悪でしたね

アイシャ『!! …行くよッ!!』

騒ぎを聞きつけたか、大量の敵が出現

結果こちらも行き止まりルームへ

奇しくもリューさん組と同じ流れですね

リリ『（ベル様がもういないというなら…、こんな事をして何に？）』

桜花『不味い！前からも来る!!』

危機を脱するに際し、ヴェルフが魔剣を使用

彼にしては珍しい一般的な小刀級

それでも敵の群れを駆逐

ですがこれが最後の魔剣で、しかも後一発が関の山だと

階層主戦で消耗しすぎたのか

リリ『（みんな疲れ果ててる…）』

『（それに、ベル様はもう……）』

周囲を見渡すリリ、リーダーの資質ですね

ですが彼女自身の士気が底値

そんなリリを観察し、動き出したのがアイシャさんでした

今期この人いなけりゃ全滅でしたわ

アイシャ『アンタが見たものを聞かせな』

略『もっと正確にだ

　ベル・クラネルが

　化け物に襲われた時の一部始終！』

『悲観的な推測じゃない「ありのままの事実」を言え！』

これがきっかけとなり事態打開へ

情報は主観、推測を交えてはいけない

当たり前ですが大切な事

もちろんありのままを伝えると、話が長くなりすぎてしまいます

だから「要点」だけ伝える

それが普通の事

が、今回それがいけなかったんですね

『奴は爪に片腕をもがれた…』

『そんで、首に強烈な一撃を叩き込まれて……

　骨が砕ける音がした！

　あれは間違いねえ！致命傷だ!!』

アイシャ『それで？』

『お前はベル・クラネルが

　死体になるとこまで見たのかい？』

ボールスが言うのは、10話ラストあたり

あの時、視聴者目線でも「これは死んだ」と思わせる描写でした

視聴者は主人公補正で助かるとは思ったも

ボールスが誤解するのは当然

死んでない方がおかしい!!

ボールス『疾風が回復魔法を使ってるのは見た、でもあれで助かるような傷じゃ……』

リリ『待ってください!?』

『確実に殺されたわけではないのですね!?』

略・ヴェルフ『ああ、必ず生き延びてるはずだ！』

正直だいぶ力業で前向きですね！

てっきり首に直撃、首ならゴライアスマフラーがという論法かと思いました

が、死んでないなら生きてるはずだと

何せベルだから！

ある意味ごもっとも!!!

ヴェルフ『何せ俺達の団長だからな！』

にしてもCV細谷さん、代表キャラ「オルガ団長」の声で言うとちょっと笑えますね

何言ってんだよ団長！

とまれ「止まるんじゃねえぞ」って訳ね

アイシャ『方針は何も変わらない！』

『このまま下層のセーフティポイントまで進む！』

『その途中で

　死にかけだろうが何だろうが

　ベル・クラネルを拾う!!』

ボールス『はあ!?

　おい!?

　27階層にはヤバい化け物がいるって言ってんだろ!?』

こういう時「変わってない」宣言は大事

心持ちがまるで違う!!

が、ボールスさんごもっとも

彼は逃げる為に「上がって」きたところ

だけどリリのカバンを叩かないで!!

机じゃないんですから

リリドン！

アイシャ『……あんたさっき疾風に庇われたって言ってたね？』

『ベル・クラネルにも

　一度や二度ならず助けられたはずだ…』

『ベル・クラネルに！

　疾風に！

　少しでも負い目があるなら！

　男を見せなっ!!』

この啖呵をきっかけに士気が回復

前クールや初対面の時など、何かとベル君と縁があるボールス

それが進む理由になるのか

また彼は、25層が崩落したと知らない

結局進むしかない訳で

リリ『（パーティーを立て直した!!）』

『（これがレベル4！アンティアネイラ!!）』

正直かなり強引な復帰劇でした

ボールスの話を聞いても、致命傷にしか聞こえません

だから凄いんでしょうか

結局「前に進む」しか選択肢はなかった

たぶん必要なのはベルが生きてるかじゃない

立ち直らせる事だった

リリ『（リリがすべきことだったのに…、もっとしっかりしなければ！）』

皆が立ち直る中、リリだけ視点が違う

ショックで数話落ち込んでも仕方なかったでしょうに

戦えない分「強い」ですね

リリかわいい

魔剣嫌い・ヴェルフの葛藤

ダフネ『ほぼ一本道だった』

『早く戻らないと、正面からさっきのモンスターにひき潰される！』

まず指針は対決を避ける事

その前に休むことに

何せ26層と27層、下手すると25層も含めた近隣全モンスターが集結中

正面戦闘は避けるのが鉄則ですね

ダフネちゃんは良識！

リリ『（……事態は何も好転していない）』

略『（具体的な策は何も……）』

ヴェルフ『（どうすればいい？どうすればベルの下に行ける？）』

必要なのは一発逆転の切り札

普段なら「魔剣」

またそういやヴェルフ、元は魔剣嫌いな鍛冶師なんでしたっけ

その克服が第一期テーマでした

ヴェルフは魔剣作りで名を馳せた名家出身

ですがそれゆえに、魔剣を欲しがる奴ばかりで辟易していました

対しベルだけは欲しがらなかった

『（意地と仲間を秤にかけるのはやめろ！）』

『（ああやめる！）』

『（やめてやった!!）』

『（それでも完全の魔剣がここにないんじゃ何の意味もない!!）』

ヴェルフ自身は、剣としての魔剣が嫌い

何せ魔剣は壊れる

武器は主と在るべき。主を置いて、壊れてしまうなんて論外なんだと

でも強力なのは確か

仲間か意地か

秤にかけ、仲間の為に嫌いな魔剣を作るようになったのが一期終盤の山場でした

ヘファイストス様元気にしてますかね

リリ『どうぞ、ヴェルフ様！僅かですか食べておきましょうっ』

そんな時、リリが甲斐甲斐しく「サポート」

こんな時もサポーターとして行動

翻って自分の役割は何か、考えるきっかけになったか

リリは本当に甲斐甲斐しいですね

食事も底をついたのか

ヴェルフ『（鍛冶師として何を返してやれる？）』

回想のヘファイストス『鎚と槌』

『そして燃え滾る炎さえあれば、武器はどこでも打てる……』

ヴェルフ『……おいお前らッ!! 俺に命を預けられるか？』

リリ『どういう意味です…？』

ヴェルフ『今からここで魔剣を打つ！』

OPでの描写は、迷宮内で作っていたのか

ないなら作る

もちろん無謀ですが、整備用の道具と「後一発撃てる魔剣」でなんとかするとの事

そういや鍛冶師は整備が役割

外伝ソード・オラトリアでもそうでした

余談・外伝でのロキファミリア遠征

今回の救援者、椿が同行したのもそれが理由

迷宮内で整備して貰う為でしたっけ

だから整備道具はあるんですね

リリの荷物パネえな!!

リリ『馬鹿な事を言わないでください!?』

『セーフティーポイントですらない

　危険地帯の真っただ中で

　鍛錬なんて!?』

略・ヴェルフ『材料はさっき手に入った』

『アダマンタイト、ダンジョンの中でも最上級の鉱石だ！』

さっきのは最上級鉱石だったのか

確か人造迷宮、クノッソスに使われてる素材でしたっけ

つくづくとんでもない代物

しかもアレ更に強化されてるとか

元ネタはダイヤモンドと同じ、ギリシア語で「征服されない」から派生した単語

ギリシア神話の最上位素材ですね

ヴェルフ『モンスター共を吹き飛ばして！』

『27階層へ行こうっていうならこの手しかない！』

『魔剣の力に、頼るしか……』

リリ『あっ……』

略・ヴェルフ『俺にお前たちの命を、預けてくれ！』

リリは、ヴェルフの魔剣嫌いを知っている

彼の覚悟をより深く理解したのか

第一期以来、決戦兵器として度々活躍しているヴェルフの魔剣

多数の敵を駆逐するならこれが一番

サブタイも納得ですね

ボールス『そんなイカれた提案乗れるか!!』

ボールスさんごもっとも！

ダフネ以上に常識的!!

とはいえ他に方法がないと言われると返す言葉がない

頑張れボールス！

ヴェルフ『イカれていようがなかろうが関係ねえ！』

『他に方法があるのか!?』

『ないんなら、俺を信じるのか！信じないのか!! 答えろ!!』

アイシャ『一つ聞かせな』

『出来るのかい？本当に』

改めてアイシャさんはリアリスト

信頼あってではあるものの

捨て鉢な言葉か「勝算があって言ってるか」見極めたいんですね

荒唐無稽だろうと勝算がある事をすべき

その点リアリストだと思います

回想の鍛冶神ヘファイストス『鎚はある、槌はある』

『それなら考えるべきことは一つだけよ

　ヴェルフ』

『あなたの炎は…、燃えている？』

ヴェルフ『決まってるだろ!!

　鎚と槌、そして燃え滾る炎さえあれば

　武器はどこでも打てる！』

『それが俺たち鍛冶師だッ!!』

アイシャ『……いいさ、やりな』

桜花『ああ、打て！』

千草『私も信じます！』

リリ『あ～、全くもう！』

ダフネ『まあこうなるって思ってたけどさ』

カサンドラ『ダフネちゃん♪』

ボールス『クソ！勝手にしやがれ!!』

桜花『俺達の命、預けた！』

アイシャ『お前たち陣形を組みな！〈不冷〉イグニスにすべてを託す！』

奮い立たせたのは、惚れ・尊敬する女の言葉

信頼したのは悪友・桜花

桜花さんいい笑顔!!

当初、敵を押し付けていった桜花に一番怒ってたのはヴェルフだったんですが

そのせいか余計に強く結びついた気がします

いい友達だな大男!!

ヴェルフ『……始めるぞ!!』

火を起こすのに使い最後の魔剣が粉々に

もう後戻りできない

象徴的なラストでした

ただ劇中、明言はしていないも

鍛冶仕事に間違いなく敵が大挙して押し寄せる

うるさいですもんね！

ただおかげで、椿達も合流できるんでしょうか

まさか巻き添えにはならんでしょうが

現在「一本道の先の行き止まり」

つまり敵が固まり、一網打尽にできる地形

鍛冶音で集め、一網打尽で逆転？

にしても階層主撃破、問題はすべてクリアされた！と思ったというのに

なかなかどうして迷宮って厳しい!!

公式ツイ曰く「超硬金属（アダマンタイト）。」

最上級の硬度で、ロキのところのティオナが操る第一等級武装・大双刃（ウルガ）

フェルズの操る人形兵等がこれで出来てるとの事

作中「現代で作られた凄いもの」は大抵これが素材になってる感じでしょうか

下層は正直まだ浅い印象

が、そんなのが拾えるならやはり到達しにくい場所なんですな

次回、第16話「始高（ヴェルフ・クロッゾ）」

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