ストーンオーシャン 第38話 感想【最終回】ぼくの名前はエンポリオです ジョジョの奇妙な冒険 第6部
ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン 第38話「ホワット・ア・ワンダフル・ワールド【最終回】」感想
公式あらすじより引用
全てを巻き込む「時の加速」は止まらない。やがて宇宙は一巡して……目を覚ましたエンポリオがいたのはグリーン・ドルフィン・ストリート刑務所。人類は世界の終点に到着し、新しい世界を迎えた。以前の世界からの因縁を断ち切るために現れるプッチ神父。絶体絶命の窮地に陥ったエンポリオは、徐倫が授けてくれたDISCを頭へ押し込んだ……
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【アニメ「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」最終話第38話 4/7(金)TOKYO MX他にてテレビ放送!!】
最終話放送まで…あと5日!!
美術設定・滝れーきさん&色彩設計・佐藤裕子さんによるナルシソ・アナスイのイラストを公開!!
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— TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』公式 (@anime_jojo) April 2, 2023
天国に行く方法の正体!! 全て終わった先で出会ったのは
エンポリオ、生まれ変わった徐倫達に出会い幕
皆にまた会えて良かったというべきか
でも決して当人ではない
大好きな人たちに、"初対面"として挨拶するエンポリオの心境を想うと切ない
ですが「晴れ間」に向かうのが素敵ですね
雨の日、仕組まれた事故で始まった本作
雨がまた皆を結び付けた
人生は不幸と幸福の連続、晴れ=幸福を目指すラストが素敵でしたわ
ちゃんとF.Fがいるアニオリも嬉しい!!
今回から「一巡した世界」へ
プッチが時を加速、生きものは加速した時間についていけない
時は宇宙終焉を経て「次の宇宙」へ
エンポリオ達はついていけず、生きたまま「次の宇宙」に来てしまったんですね
これはある種のパラレルワールド!!
宇宙を一巡させるスタンド!!
まさに究極の能力ですわ
結局「一巡」自体は起こったとの事
徐倫じゃなくアイリン、アナスイじゃなくアナキス、エルメェスじゃなくエルディス
原作・荒木先生は「愛と情は残った」と明記
同一人物ではあるらしい
また、グレた象徴である刺青がなかった
幸福な人生を送った証か
であればハッピーエンドなのでしょうね
第七部も"一巡後の世界"との事
プッチ神父は、全人類が「前の宇宙の記憶を持って次の宇宙に行く」事を計画
その目的は阻む事に成功したらしい
人類は「運命」に怯えることはない
意識改革を起こす事はない
それはチョッピリ残念ではあるも、それが「自然」という事でしょうか
きっとアナキスはオラオラされるんだぜ!!
次の宇宙も、前の宇宙と同じことを繰り返す
第31話のプッチの生涯のように、不自然なまでに「偶然」が連続する理由か
前の宇宙をなぞり、何が起こるか決まってる
それが「運命」の正体なんですね
ウェザーの不自然な自動車事故も運命か
プッチが目指す「天国」の正体
プッチが言う天国とは人々が幸福な世界
12話と13話、DIOが言ったように精神進化こそ幸福という考え方か
加速して次の宇宙にいったものは、自分の「運命」を全て精神に刻みこまれる
自分にこの先起こる事が分かるようになる
不幸も死も全て知る
結果「覚悟」を知るはずだと
全人類に意識改革を起こす狙いだったんですね
覚悟こそ「幸福」なんだと
徐倫が監獄で成長したように、"不幸"に向き合えば精神が鍛えられる
それを全人類規模で起こそうとした
皆が徐倫のように覚悟を決め、心の幸福を得る
その様を「天国」と呼んだと
ある意味で人間賛歌というべきか
人は立ち向かい続けると信じているんですね
画像は文庫版50巻263Pより
運命は変えられない、プッチ以外は
運命が変えられないならエンポリオを殺す事も出来ないのでは?という疑問はあるも
どうもプッチだけが運命を変えられる
だから襲ってきたんでしょうか
ややこしい為か、この台詞はアニメではカット
ですが色々辻褄が合いますね
改めて恐ろしい能力
人類は未来を知ることはなくなった、"運命の奴隷"にならなくて済んだ
運命は存在するけど誰も知らない
きっとそれが正しいのでしょうね
そして勝利は、皆がエンポリオを生かしてくれたからつかめた
全員が覚悟を持って立ち向かったから勝てた
六部らしい「覚悟」の結末でしたわ
冒頭 徐倫ではなく承太郎ではない
エンポリオ『この場所は…、グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所ッ!?』
『場所は!! 面会室前の廊下だッ!?』
イルカに乗って海にいたはずのエンポリオ
時の加速で風化した服も何故か存在
何故か振り出しに!!
そしてこの場面、第3話にあたるらしい
そんな序盤だった!?
『今さらノコノコ来やがってッ!!
父親ヅラしてんじゃあねえ!!』
CV小野大輔氏『お前を助けたいんだ…、スグにここから出してやる……』
前回、殺されたはずの二人の声が面会室から!?
声は一緒なんですね
顔も服も似てる
似てるけど違う……
刑罰まで違う!?
部屋をのぞき込むと「そっくりさん」が
どっちもなんだか弱そう…
投獄された娘を父親が助けに来た場面の再現
第3話では15年の刑で、面会室に行く直前にエンポリオに会ったんでした
彼の初登場シーン再現なんですね
落ち着いて素数を数えるんだ…
父親の方は全然似ていませんね
何より迫力がなく、年相応に老けている
徐倫もチンピラっぽい顔立ち
徐倫だってこういう時はチンピラっぽいですけれども
承太郎さんのマークが星じゃない
徐倫も蝶じゃなくて蜂
とてもトゲトゲしい
これじゃアナスイも惚れそうにありません
?????『2011年…、11月30日………』
エンポリオ『…!? ぷ…、プッチィイィィィィィ!?』
徐倫に傷を負わされ、右眼を失った神父がッ!!
徐倫は彼から逃がす為に死んだ
彼女の奮闘は無駄だったのか?
いやそうではない
徐倫のおかげで「逃げ切った」!!
プッチにパンチ一発でのされてしまう“父娘"
絶対に違う!!
承太郎さんはこんなに弱くない!!
第3話、神父は密かに面会室付近に来てました
密かにホワイトスネイクを発動
だから「今」「ここ」にいるんですね
時の加速の果て「一巡した宇宙」
『我々は越えてきたのだ、時の加速によって行きつく究極の所…
宇宙の終わりをッ!!』
エンポリオ『えっ…?』
前回、時の加速で皆「どこか」に放り出された
あれが宇宙の終わりだったんですね
無論スタンド単独では無理
文庫版50巻曰く、宇宙が持つ重力を利用して発動していたとの事
重力が強いと時が遅くなることの"逆"だと
『それは必然であり、次の宇宙でもまた…、地球は生まれ生命は同じような運命を辿る……』
『人類は到達し夜明けを迎えたのだ…』
『これはメイド・イン・ヘブンによって約束された…、新しい世界だッ!!』
エンポリオ『な…、何を言ってるんだ?』
前回からずっと理解できないエンポリオ
宇宙は同じ運命を繰り返す
特に六部は顕著でした
プッチがDIOの息子を引き寄せ、彼に刺されても死ななかったように
絶妙な自動車事故がウェザーを死なせたように
必然的な偶然の連続
全て「決まっている」からなのか
『承太郎もアナスイもエルメェスもッ!!』
『魂さえ消滅したッ!!』
『死人は来れないからだ』
この現象は、時の加速によって起きた
生物は加速について行けていけない
なので宇宙が一巡する「加速」に、ついていけませんでした
宇宙が一巡したのに「そのまま」生きてる
だから記憶を保持してるんですね
エンポリオ達は「当人」
死者は「加速した時間」に合わせて動いていた
死後すごい勢いで朽ちていました
だから来れなかった
仮に来れても、死んだままの姿で現れるのが関の山だったのでしょうね
来れなかったから別人なんだと
ですがちょっとずつ前の世界と違うんですね
エンポリオ達は「前の宇宙」から来たから、人格などそのまま
徐倫達は「新たに生まれた」別物
少しずつ違う人生を歩んで別人になった
プッチに一発殴られただけで昏倒するような人間でしかないのだと
生きてるだけスゴいのかもですが
『お前以外はだ!! エンポリオッ!!』
『お前はここに来てはならなかったのだッ!!』
徐倫が生かしてくれた意味はあった!!
あそこで逃がしたから、一巡した宇宙に来る事が出来た
だから消しに来たのか
このエンポリオとプッチが同じ場所に揃っている時と場所第3話で!!
揃ってる場面って意外にない!!
特殊OP「Heaven’s falling down」
Destiny is mine 恐れ知ってもすべての未来 途切れぬように灯す炎が 命の煌めき
このままでは「未来」が変わってしまう
未来が途切れないよう戦う
その為に散った徐倫を歌っているよう感じるオープニングでした
もちろん徐倫自身はそこまで知りません
ですが、F.Fがウェザーがエルメェスがアナスイが承太郎さんがいたから徐倫は生き延びた
そうやって繋いだものが途切れないようにと
エンポリオに託した姿を歌う曲か
繋ぐ糸を思わせる曲!!
いやいや歴代屈指な特殊演出だった!?
これまで影だったDIOの息子達が描写
からの重力逆転と時の加速、駆けつけた無敵の空条承太郎さんッ!!
っぱ承太郎さんは無敵だぜ!!
からの困惑、襲い来る神父、急加速!!
宇宙一巡を象徴するように、歴代ジョジョが一挙に描かれる演出も最高でしたね!!
第1部OPを踏襲した演出か
原点回帰って奴でした
極限まで加速する時を感じさせる演出
最後はビッグバンと新生か
ラストがまた素晴らしい
原作を踏まえ、ネタバレと感じさせないラスト
まさに「オープニング」でしたわ
Aパート 運命は決まっている
父親『わからんが今の内だ!逃げるぞ!!』
エンポリオ『!? お姉ちゃん達もあのとき外へ!?』
『"同じ"だ!? 違うのに"同じ"だ!?』
プッチ神父『運命だ……』
『この世界は前の世界と同じような歴史を辿ってここまで来た…
この先もそうだ』
『運命は偶然ではなく必然性があって起こるものだからだ……』
プッチ『たとえば君はこれから…
"自分の部屋"に逃げ込もうとする……』
略『君がそこに行く事は"決定"されている』
判断が早い!!
同じような歴史を辿ってきたから似ている
これからも同じような歴史を辿る
それが「運命」だと
徐倫達は「五話」で面会室外に出ました
当時と同じく、“プッチ神父の介入で外に出る"という展開になったんですね
ちなみに三話から四話は幻覚でした
当然、違う道を選ぼうとするエンポリオ
また前回、服を着てた看守もいた
たぶん“新しい"人間
歴史の旅をしてこなかった、前の加速の時に死んでいた人間だったのでしょうか
あの「父娘」と同じなんでしょうね
略・若い看守『転ぶ……』
『このままいったら、派手にスッ転ぶぞ俺達……?』
髭の看守『はあ!? なに言ってんだお前!?』
若い看守『あれ? いや急になんか思いついて……』
やがて実際、看守達は「転んで」しまいました
現れたプッチに殴られ転倒
経緯は間違いなく違う
違うけど同じだと
前回、皆「時の加速で未来を通過」してきた
みな経験済みなんですね
慌てて「建物の幽霊」に逃げ込み移動するエンポリオ
昔、焼け落ちた旧刑務所に出入りできる
そこに物を出し入れ
また刑務所内なら、幽霊の中を通り移動できる
パソコンさえ持ち運べちゃうんだぜ!!
宇宙の終わりは宇宙の始まり
『確か本で読んだ事がある、宇宙の終わりと始まり』
『宇宙は生まれた時から膨張を続けるけど、ある時点から縮み始める』
『スポンジボールを握り締めるみたいに……』
『限界まで縮んだところが特異点
そこが「宇宙の終わり」』
『でも、そこからまたビッグバンが起こって新しい宇宙が始まるという説があるッ!!』
よく宇宙はビッグバンから始まるとは言うも
ではその前は何だった?
知らんのか 古い宇宙だという説
そして運命とは、"前の宇宙での歴史をそのまま辿る"がゆえに起こる事
ウェザーの唐突な事故死もその一環?
敗死すると決まってたゆえ勝てなかった的な
辻褄合わせ的な死だと?
『同じように進化する地球の時間を、猛スピードで辿ってッ…!?』
略『いないんだ…』
『ここにお姉ちゃん達はいない……』
理解できたが故に絶望するエンポリオ
時の加速に生命はついていけない
エンポリオ達は前の宇宙から取り残され、徐倫達は前の宇宙と共に滅びた
怪我による出血がすぐ乾いて風化したように
命でないものは加速するんですね
彼にとっても原点回帰なのね
母が刑務所で出産、"刑務所の幽霊"の中で誰にも見つからず育てられた
ですが母は能力目当てに殺された
三話で徐倫達が陥ったのと同じ
幻覚を見せられ、骨とDISCだけ残して溶かされてしまったらしい
なまじスタンドがあるので見つからなかった
独りで育つ事が出来たのか
いずれ星を作り・動かすガスが底をついて「何もない」状態になるとされます
星は寿命を迎え、新たな星も生まれない
星の光がない暗黒になるのだと
ちなみにガンダムUCはそちらの論で「宇宙の終わり」を描写
何をしても最後は滅ぶから無駄だ
そう現実を突きつけました
一巡が「人類」にもたらすもの
プッチ神父『時を越えられたものは幸福である』
『未来の全てを体験し、新しい宇宙へ到達したからだッ!!』
『ここは運命が約束された世界である…
運命は同じように繰り返される
人の出会いとは重力である…』
『出会うべくして出会うものだからだッ!!』
かつてプッチは運命に翻弄されました
驚くべき偶然が重なり妹が死んだ
偶然躓きDIOに出会った
運命とは何なのか?
そのすべては、最初から決まっているから起こった事だったと解った
運命の存在が実証されたんですね
『彼らは加速した時の旅で、それをスデに体感しているッ!!』
『自分がいつ事故に遭い、いつ病気になり、いつ寿命が尽きるのか……』
『人といつ出会い別れるか』
『自分が誰を恋し誰を憎むのか……、自分がいつ子供を産み子はどんな成長をするのか…』
前の世界から来た人類、全員経験してる事が肝
前の宇宙は体感できない速度で滅びた
体感できないけど確かに存在した
同様に「人生」も、認識できなかっただけで確かに存在したのですね
まだ生まれてない子供も同様だと?
以降の世代も全員来てる!!
『まるで映画を見るように体感する……』
『そしてその子供も更にその子供もッ!!』
『あのケープ・カナベラルから始まった「加速した時」を生きた者達は全員ッ!! 』
『頭脳や肉体ではなく精神でそれを覚え、知っているのだッ!!』
知覚できなかっただけで、あのあと戦争も出産も起きた
生まれた人も加速についていけなかった
宇宙終焉までに生まれた命の全て
それら全員が来ている
もちろん今はまだ生まれていない
ですが魂が記憶している
DIOが、自分のスタンド=精神にメモを残したようなものか
「天国へ行く方法」の正体
『未来を覚悟できるからだ!!』
『覚悟した者は幸福であるッ!!』
まるで説法のよう
第31話、プッチが経験から得た結論でしょうか
回想はいつも苦しんでいた
呪われるべきは自分とさえ言った
ですがラストで「なんでもする」と覚悟して以来、プッチ神父は変わった
覚悟こそ幸福だと学んだのか
『逆だッ!!』
『明日死ぬと解っていても、覚悟があるから幸福なんだッ!!』
『覚悟は絶望を吹き飛ばすからだッ!!』
『人類はこれで変わるッ!!』
前回、徐倫が見せたのと相通じる事か
覚悟こそ人を幸福にする
そして「将来に渡る全人類」に、同じような「覚悟」を強いる方法はあるか?
全人類を死に向き合わせる方法はあるか?
答えがこのスタンドか
なんつう発想!!
『メイド・イン・ヘブンだ…ッ!!』
ザ・ワールドを進化させ「時の加速」を得る
時の加速で未来全てを知る
己の死と向き合う
その事が覚悟を促し、精神的な幸福感を得る
それが「天国へ行く方法」だと?
原作では「時の加速」がDIOの求めた力と明記
プッチの解釈でなく、状況解説文として文庫版149ページで説明されています
ただDIOは全人類など考えないはず
なら、DIOが求めた幸福を全人類に対して適用する計画?
それが「プッチ流天国」なのか?
運命は決して変えられない
とても幸福って感じじゃあないエンポリオ!!
覚悟だ!覚悟が足りない!!
ですが計画通りなら、全人類が「どうやっても未来を変えられない」と思い知るはず
やがて「覚悟」が決まる
プッチはそう確信してるのか
ある面で人間賛歌
オーシャンだ!! オーシャンに落としてきたんだぜエンポリオは!!
前回Bパートまでは全員生きてた
本当一瞬の全滅劇でしたね…
というか腹で出し入れするのかエンポリオ
なんてシュールな絵面
『左へ逃げて!! どこか違う場所に…、ガッ!?』
部屋への入口反対、左側にモップが放置
思い切り踏んで「右」に!?
部屋の入口に転落するエンポリオ
これが運命の強制力
第31話回想、自殺を図ったウェザーが死ねなかったのと同じ事か
作中、何かと唐突な偶然が多かった第六部
全て「運命」なんですね
『運命は決して変えられない……』
この先、全人類が同じ体験をするんですね
変えられない未来に向き合い続ける
自殺する事さえも出来ない
中でも不幸や死に向き合い続けた時、人の精神はどう変わってしまうのか?
想像を絶する「精神進化」なのは間違いない
ニュータイプって奴ですわ
Bパート 覚悟を決めろ!!
プッチ『やがてお前は成長し、いずれ私を倒そうとするだろう…
それが未来の運命だ!!』
『ここで絶対に生かしてはおけないッ!!』
『このあと徐倫たちがいなくても
お前は脱獄し
私はケープ・カナベラルでお前を見失う運命ッ!!』
神父にとっても「運命」は厄介なんですね
変えられないから逃げられる
前の世界で逃がした事で、逃げられると決定されてしまった
だから前の世界で殺そうとしてたと
変えられるのは「今」だけ!!
画像は文庫版50巻263P
プッチ曰く彼だけは運命を変えられる
だから彼は、前の歴史を無視してエンポリオを追い回す事が出来るのか
彼ならエンポリオを殺せる
また確実に居場所が解っているのは「今」
孤立している「今」殺す!!
他のタイミングは未知数ですもんね
『覚悟を決めろ』
『覚悟は幸福だぞぉ~、エンポリオ』
なんだか言い方がいやらしい
勝利を確信しきってる
この先、全人類が似たような「死が解っているのに変えられない」状況に陥るのか
やはり人類にはまだ過酷すぎる…
「運命」を変える手段
回想の徐倫『“あんたは「希望」"!!』
そして実際、エンポリオは覚悟を決めた
泣いてばかりだった少年が!!
確かな成長でした
ですが“神父が想定した"死への恐怖でなく、"徐倫に託された事"が覚悟を促した
徐倫達が涙を止めてくれたのか
その差は大きい!!
部屋に入る為、隙間に逃れたエンポリオ
勝利の鍵はその隙間
殴りかかった神父は、エンポリオの誘い通り「押し込む」形になってしまったんですね
よく見えてないのに殴ったから!!
『お前に変えてもらう事にしたよ…』
略『ウェザーがお前に殺されるとき、DISCにして取り出したウェザー・リポートの能力!!』
『徐倫お姉ちゃんが
僕に持っててくれって…
授けてくれたDISCだぁぁぁ!!』
今、プッチ神父だけが運命を変える権利を持つ
だから彼にDISCを押し込んで貰った
本来の「運命」にない、ウェザー・リポートの能力で戦うという新展開
神父の力を逆用して発動できたのか
さすがエンポリオは知恵袋!!
プッチの取り乱しようといったら!!
緑色の赤ちゃんと一体化後、ほとんど取り乱さなくなったプッチ
ですがウェザー戦では違っていた
つくづく天敵なんですな
プッチ『神の御名に於いて退けるッ!!』
お前の行動はエンポリオ…、自分の悲鳴をさらに地獄のラッパにするだけの事だったッ!!』
つまりどういう事なんだぜ!?
つまりDISCを入れても、資質が合わなければ使いこなす事は出来ない
かつて徐倫もスタプラ様を入れた
でも使えなかった
能力が強大すぎるのか
『そしてェ!!』
『再び…、時を加速させたァッ!!』
『我が大いなる目的の前でエンポリオッ!! 崩れ落ちる自分の貧弱さを思い知れェッ!!』
言葉と裏腹に、全力で襲い掛かるプッチ神父!!
ですがそれが命取りだった
慎重な男なんですね
使いこなせてないエンポリオ相手に大人げないまでの全力戦闘!!
わざわざ包囲して襲い掛かる慎重さ!!
しかしプッチ、血管が異常に膨れ上がり転倒
なまじ加速してたから悲惨!!
前々回、ピッチャーの手を離れたボールがマッハを越えたように
加速をつけて転倒したらしい
ピアノ壊すな!!
ですがエンポリオも血涙を流し出血
何が起こったのか
天候操作能力って怖い
奇しくも親友DIOの最終局面とそっくり
気分が悪くなり立てなくなった
吐き気ももよおしてそう
「時の加速」を破る術
『生物にとって、もっとも身近にある猛毒は「空気」であるとッ!!』
『生き物が生きる為には酸素が必要だ』
『だがその濃度は40%以下でなくてはならない
100%純粋な酸素は猛毒で
生物を死に至らしめるッ!!』
『高濃度の酸素は鉄ならアッという間に錆びで腐食させ、炎なら爆発し、人体の細胞分子なら電子を奪って次々と組織を破壊していくッ!!』
略『いくら時を加速しようと関係ないッ!!』
前回に続き「加速に関係ない」攻略法
天敵じゃあないですか!!
酸素は不可欠だが猛毒
むしろ加速させた為、一瞬で集まってしまったのかもしれません
スタンド能力自体は加速しませんけれど
酸素は加速したのかも
『ウェザーの眠っていた能力だッ!!』
カタツムリ同様に把握してなかった能力
だからプッチも知らなかった
だから奇襲できたのか
プッチは長年ウェザーを手元に置き、敢えて殺さずにおきました
既にカタツムリを克服したゆえの自信か
まさかまだ隠し玉があるとは
『プッチ神父…、あんたなんだッ!!』
ヴェルサスのせいではッ!?
ですが彼を引き寄せ、無自覚に煽って怒らせ追いつめたのはプッチでした
っぱプッチのせいですわ
『あんたは因縁が切れなかったッ!!』
前の宇宙、つまり「運命」ではプッチはここでは死なない
ですがプッチだけが運命を変えられる
彼の行いによって運命が変わったのか
彼がウェザーの力を引き寄せた、弟と縁が切れていなかったんですね
キレテナーイ!!
人間離れした悲鳴を上げ始めるプッチ
彼は加速中、ノロマなウェザーにゆっくりゆっくり殴られているんですね
動けないのでかわせない
痛みがスローモーションで襲ってくる
ジョルノだこれ!
もしここでプッチ神父が死んだなら
『神が望んだ能力なのだ…』
『新しい人類が始まり、人間の未来はこれで救われるのだッ!!』
確かに人類が違う形になるのは間違いない
人類全員が死を覚悟して生きる社会
将来的な子供達も同様
歴史は変わらないけど意識は変わる
DIOが言ったのと同じ事か
金・女・強さ、不老不死になろうと幸福ではなかった
物質的に満たされたDIOだからこそ
精神の幸福が不可欠と悟った
精神の改革こそ"救済"、確かにそうなのかも
『メイド・イン・ヘブンは未完成なのだ!!』
『ケープ・カナベラルの後なら幾らでも命を捧げようッ!!』
『私が死んだらッ!!』
『私がここまでやってきた事が起こらないという事に……』
『人類の運命が変わってしまうんだぞッ!?』
『人々は時の旅で見た運命を見なくなる!! 覚悟を知る事がなくなるんだッ!!』
ここは過去でなく、宇宙が一度滅び一巡した後の「未来」世界
人々は時の旅を経験した後では?
ですが宇宙は常に同じ運命を繰り返す
だから未来を変えれば過去も変わる?
未来を変えれば、同じ運命になる様に過去も変わってしまうのか
唯一運命を変えられるプッチ神父だからこそ?
パラドックスが起こってしまう…?
『ここで私は死ぬわけにはいかないのだァァァッ!!』
たぶん本心からの言葉なんでしょうね
自分が悪と気付かぬほど、自分を正義だと信じ切っているプッチ神父だからこそ
死ぬ事自体は怖くない
ただ人類を救えないのが怖いのでしょう
運命を変えてから死なせてくれ!!と
エンポリオは独りじゃない
『お前は運命に負けたんだッ!!』
奇しくもプッチの地雷を踏み抜くエンポリオ!!
彼は運命を克服にこだわっていた
文庫版50巻P149で明記
生まれた時から運命に翻弄され、その克服に一番こだわっていたプッチ神父
彼に「運命に負けた」は禁句…!!
『僕をここに送り込んだ徐倫お姉ちゃんの意思だ!!』
『ウェザーも、F.F、エルメェス、アナスイ、それに承太郎さんもだッ!!』
『みんな未来なんか知らなくても覚悟があったッ!!』
プッチを持論ごと否定してしまうのか
皆は泣き言なんか言わなかった
皆命懸けで戦ったから、その「結果」としてエンポリオがここにいる
エンポリオが勝つのは皆の勝利
彼個人ではないんですね
『正義の道を歩む事こそ「運命」なんだッ!!』
全人類に覚悟を促そうとしたプッチ神父
彼こそ覚悟できてないとは皮肉
徐倫達と違い命乞いをした
が、多分死ぬ事は怖くない
でも「目的を達成できない覚悟」が出来ていなかったか
哀れウェザーのラッシュを浴び即死
最期は他人を見下し切った言葉
彼は人類を救おうとしたけど、妹を失って以降「他人」に常に冷徹でした
救う為の犠牲だと割り切ってしまった
その様が「悪」だったのかもしれません
プッチは「DIOの意思だ」と強調
エンポリオが「みんな覚悟があった!!」「お前こそ覚悟できてない」と語るのはアニメオリジナル
プッチがDIO=悪の側である事
皆の勝利と強調した形か
「一巡した世界」は再変化
再び「一巡」が描写
プッチの言う通り、人々は「時の旅」を見なくなった
未来の記憶を失った?
人類が未来を知り、覚悟するというプッチの救済は失敗に終わったらしい
人々の意識変革は起きなかった
徐倫たちの勝利なんだと
ふと気付けば、グリーンドルフィンストリート刑務所の「外」にあるバス停に
3期25話、脱獄直後と同じ場所ですね!!
運命が変わった事の象徴
25話冒頭で乗りたがってたのが懐かしい
不意にバスが来て、何故か乗ろうとするエンポリオ
幸いトラブルで止まってくれました
しかしまあ懐かしい声が!!
一話ぶりだ!!
『いいとこ来たな、金クズれる? この50ドル札! な? いいだろ~、これニセ札じゃあないぞっ』
紛れもないエルメェス!
ですがバスの運転手、もめごとは御免だとさっさと去ってしまいました
エルメェスといえばカネ!!
もう偽乳に隠さなくていいんですね…
『グリーンドルフィンからの脱獄囚とでも思ったのかな~?』
エンポリオ『あ…、あなたは………』
彼女はエルメェスじゃあない
エルメェスは死亡、新しい世界に来れなかった
その事実は変わらないのね
別の人生を歩んだエルメェスなのか
或いは過去にさかのぼって変化したのか?
プッチが、投獄されたスポーツ・マックスに会う「運命」自体が変わってしまったのかも
だからS.Mを殺す為の投獄事件もない
彼女は罪を犯さなかった
口振り上お姉ちゃんも無事なのかも
『ガソリン代と飯代をおごってくれるんなら、好きなとこまで乗っけてってやってもいいぜ?』
『そっちの坊やもどうだ?』
エルメェス似の女『そうやって旅費浮かしてンのかァ~』
『知らない人の車には乗っちゃダメってウチの姉ちゃんが言ってたッ』
お姉ちゃん子かよエルメェス似の女!!
これも「運命」か
たまたま彼女は金をクズせず、たまたま金がなくてガス欠の男がいた
まさに運命ですわディスティニー
アナスイ似の男『嵐が来るな…、きっと』
『次のバスが来るまで君らが濡れずにいれるか…、試してみるにも良いかもなァ?』
雨、二時間待つか濡れながら歩くか?
またアナスイはかつて車を分解し異常者扱いに
彼が車に乗ってるとは因果
彼も「ガールフレンドが寝取られたので"分解して殺す"」罪を犯さなかったんですね
改めてひでえ経歴だった…
第一話、雨の中ボーイフレンドとひき逃げ事故
事故は実はジョンガリ・Aの差し金
あの時とは違うんですね
もちろん「場所」「時」は別物ですが、第一話冒頭と似て非なるのが面白い
粋な原点回帰ですわ
ぼくの名前はエンポリオです
『怪しい者じゃあないわっ』
エンポリオ『……!?』
ここでED曲を流すとはドラマチックだった…
優しい歌声が場面にぴったり
徐倫当人じゃあない……
服もハートだらけ!!
ラブラブか!!
『彼の名はアナキスよ』
エンポリオは前の宇宙の記憶がある
対し皆は、前の宇宙では死んでしまったから
新しい宇宙には来れなかった
歴史が変わってしまった
ですが、父を憎み「プッチと関わる運命」だった徐倫じゃあないんですね
彼と関わる全ての運命が変化したのか?
略『父さんさえ許してくれれば…』
『結婚…、するかもあたし達』
合わせ、アイリンの手に頬ずりする“アナキス"
願いが叶ってしまった…
なら承太郎さんも?
きっとこれから、アナキスはボッコボコにされるんでしょうね
きっとオラオラですよ
ガラの悪さは運命なの?!
10ドル以上は払わねェ!!
皆「刑務所から、ケープ・カナベラルに行く」という運命自体は変わっていないんですね
姉ちゃんでも働いてるのかしら
エルメェス似の女『まァ正直こっちもだっ』
やはり姐御は姐御
きっとこの後、めちゃくちゃ意気投合して酒でも飲んだんでしょうね
アナキスがふてくされそう
略『震えてるわよ? 寒いの? さ……』
エンポリオ『…………エンポリオ……』
『ぼくの名前はエンポリオです…………!!』
堪えきれず泣きじゃくるエンポリオ
名乗るのは初対面である証
名前は前の宇宙と同じ人間という証か
たぶん彼は記憶がある
記憶があるから、再会の嬉しさと「別人」である悲しさがいっぺんに押し寄せたんでしょうか
初めましてとさようなら
両方がこもった涙なのかもしれません
前と似た蜘蛛の巣っぽい服を着ているものの
象徴だった「ナイフの蝶」がない
入れ墨がない
きっと、あの車泥棒事故がなく「グレなかった」のでしょうね
幸せな人生が体に表れていました
Cパート ヒッチハイカー
アナキス『もう乗せないからな! 充分だよ二人で……』
アイリン『嵐が来るって言ったのアンタよ!!』
場面暗転後、見慣れた頭のヒッチハイカーが!!
ウェザー・リポートも合流して幕
何してんのウェザー!!
アナスイが、やっぱり性格ワルソーなのが「変わらないなあ」って感じのラストでした
尻に敷かれてやがるじゃあないか!!
ハイカーってか男だから?
これが「最終回オープニングのラスト」の意味
皆の新しい旅立ちか!!
ラストは雨が降る中、"死んだ"徐倫たちがアップで描かれて幕
虹を目指して!!
良いアニオリ演出!!
まずF.Fがいる事、そして"雨上がりに向かう"構図ですね
原作だとF.Fいなかったので嬉しい!!
また本作は雨から始まった
徐倫自身、雨は自動車泥棒事件を思い出すから嫌いでした
雨に始まり晴れ間へ向かう!!
不幸から幸福へ
スガスガしいラスト!!
特殊ED「ROUNDABOUT」
第1部から6部をカラリとしたシルエットで描くED
第1部、愛犬ダニーと走るジョナサン
第2部、シーザーとベニス、ヴェネツィアにいるジョセフ
第3部、エジプトの砂漠を旅する空条承太郎一行と、やけに存在感あるジャン・ピエール・ポルナレフ
第4部、杜王町交差点の東方仗助。承太郎たちの姿も
第5部、ボスに会いにボートで移動するジョルノ一行
第6部、ラストバス停のアイリン達
皆、“星"の下で繋がってるのが素敵です
その星が、最後はエンポリオに辿り着いた的な構図でしょうか
まるで洋画のようでしたわ
次世代エルメェスは「エルディス」
初めて知った!!
また冒頭のは「徐倫似」「承太郎似」とクレジット
名前からして別なんですな
そして宇宙は一巡した
ラスト、プッチのしたことは「なかった事」になったものの
宇宙が一巡したのは事実
七部以降はこのパラレルワールドが舞台との事
旧作と基本は同じだけど別物
世界自体が変わるとは珍しいですね
エンポリオは前の世界の記憶を持ってる
ですが神父の言葉通りなら「これから起こる事の記憶」が抜けてしまったのでしょうね
人々は次に何が起こるか分からなくなった
神父の計画は頓挫した
そんな「ハッピーエンド」か
執筆当時、一度はシリーズ終了を決意
文庫版50巻あとがきによると「時の加速」こそ究極の能力と考えて終了を決意
もう行きつくところまでいったと
ですが考え直してパワーアップ
いっそ時を加速させまくれば新世界になるじゃあないか!! という発想だったらしい
大胆にもほどがある!!
能力を発展させすぎ究極に至った、そこでいったん「原始に返ろう」という発想
それが宇宙の一巡だったそうな
次は自然と闘う物語だ!!
そんなわけで第7部 スティール・ボール・ランになるのだそうな
アニメ化が楽しみですね!!
基本ネットフリックス独占配信、1クール区切りで全話一気に公開する海外スタイルを採用
もう一週間待たなくてもいいんだッ!!
いいのかなあ?
ただこの方式は賛否両論
ネトフリがケツ持ちした事で、作画が最後まで最高だったのは確か
第7部がどうなるか今から楽しみですね
ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン 感想 2022年10月
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