ストーンオーシャン第37話感想[加速の果て]ジョースター血統の弱点!! ジョジョの奇妙な冒険第6部

2023年4月1日2023年4月9日

Table of Contents

ジョジョの奇妙な冒険第6部ストーンオーシャン第37話「メイド・イン・ヘブンその2」感想

公式あらすじより引用

プッチ神父の能力は完成した。新たなスタンド「メイド・イン・ヘブン」による超スピードの攻撃から戦況を立て直すため、「海(オーシャン)」へ決死の移動を図る徐倫たち。アナスイが囮となり、承太郎が「スタープラチナ」で時を止め攻撃を仕掛ける。しかし、プッチ神父の行動がわずかに早く、承太郎が目にしたのは徐倫に今にも突き刺さらんとする大量のナイフ……

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【アニメ「ジョジョの奇妙な冒険ストーンオーシャン」最終話第38話 4/7（金）TOKYO MX他にてテレビ放送！！】

最終話放送まで…あと2話！！

スタンドデザイン・石本峻一さんによるフー・ファイターズのイラストを公開！！

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— TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』公式 (@anime_jojo) March 31, 2023

時の加速の行きつく先は？ジョースター家とプッチの戦いに幕…

人々も視聴者も置き去りにする加速エンド!!

果たして何が起こったか？

確実なのは承太郎さんが徐倫を庇い、徐倫はエンポリオを庇って戦死した事

ジョースターは大切な人を守って死ぬ

これがプッチの言う弱点か

にしても露伴先生マジパないですわ

それは「弱点」なのか？

その証明となるのが最終回でしょうか

また徐倫が車強盗事件で信じた通り、承太郎は娘をちゃんと守る父親でした

あの時は来れなかった

今回は命をかけて守ってくれた

時を経て信頼は証明された

徐倫は第一話のトラウマを改めて解消

第一話は流され、判断を誤った徐倫が「父と同じように」守って散った

確かな成長を感じる決着でしたわ

オープニング、徐倫vsプッチ

OPラストでは、拳がめりこんで決着

徐倫が傷跡、自分がいた証を遺し逝った象徴か

ジョースター父娘敗北…

理屈はどうあれやっぱり辛い

第一部以来の死亡エンド…

時間が加速した先にあったもの

生き物は加速についてこれない

だから世界が一度滅びた後、新しい宇宙に「生きたまま」辿り着いてしまったのか

普通起こり得ない事が起こった!!

究極の能力ならではの規格外ですわ

重力と時間

C-MOONからいきなりガラリと変化した能力

ですが原作コラム曰く「時間と重力」には特別な関係があるのがポイントらしい

たとえば重力が重いほど時間の進行は遅くなる

ブラックホールなんかがそうですね

逆に重力を利用し、加速させているスタンドなんだそうな

個人でなく宇宙の力を応用しているんですね

なんて宇宙的なスタンド…

アナスイは「許す」とだけ言って欲しい

前回曰く、アナスイは結婚できないと解ってた

解ってるけど、ただ「結婚を許す」とだけ言って貰えれば希望になると承太郎に懇願

今回それは思わぬ形で果たされた!!

なら今回、彼も確かに救われたんでしょうね

エルメェスも既に復讐を完了済み

無念の敗死ですが、皆「やりたい事」はやり抜いて死んでいった

そう感じる結末でした

冒頭能力の完成

エンポリオ『色んなものが早く動いている……』

『この世のものが…、き、機械だけじゃあなく、す、全てのものがッ!?』

略『まさか!! これが能力の完成!?』

DIOが求めた能力とは「時の加速」でした

生物の体感時間は変わらない

ですが30倍の加速は、たとえば時速100キロのものをマッハ2.4へ変える!!

人類は世界の速さについていけなくなる

唯一プッチ神父だけついていける

プッチにとっては、周りがゆっくり動いてるよう見えるスタンド

ある面ザ・ワールドと同じか

承太郎『奴はどこだ…!? 時を止めていられるのは最大で五秒』

特に怖いのは、時間停止能力を大幅緩和する事

時間停止がすぐ終わってしまう

承太郎殺しとも言える能力ですね

承太郎『限界だ…、時は動きだ…!?』

『何!? まさか!? 木の弾力!?』

神父はヤシの木をしならせ、その弾力で飛んだ

時間が加速した今は瞬間移動に等しい

たかが時速60キロの車でさえ1800キロの暴走車に変えるほどの「加速」!!

親方！神父がマッハで飛んできた!!

承太郎『オラオラオラオラオラ!!』

アナスイが捨て身で庇ったも承太郎さん重傷！

ラッシュを放つも届かず

あの脳の針を正確に抜き、弾丸をつかむほど精密な動きをするスタープラチナでさえ当てられないとは

徐倫達を庇い後手に回ってる…

プッチ神父『最後に一つ言っておく』

『時は加速する』

『そしてこれは

　お前たちを始末する為の能力ではないし

　最強になる為の力でもない……』

『この世の人類が、真の幸福に導かれる為の力なのだ……

　私の新たなスタンド、新たな能力』

『名を冠するなら…、"メイド・イン・ヘブン"!!』

かつて悪を標榜したDIOは、自分が天国に行くため精神進化を模索

究極の精神こそ幸福＝天国と考えてでした

あくまで自分の為

対しプッチは全人類の為

同じ力を、正反対の方向に発現させたのか

なお天国を見たDIOも後に設定

ゲーム「アイズオブヘブン」で荒木先生自らが設定しました

これまた全く違う能力であるらしい

Aパート拳銃の幽霊

プッチ神父『お前たちと決着をつけるのは“未来”の為だ……』

人類の為に死ねとジョジョ立ち宣告する神父

己が正しいと思うから容赦がない

正義ゆえの非情

ウェザーがもっともドス黒い悪と称した在り方ですね

自分が悪だと気付いていない悪か

エンポリオ『“拳銃の幽霊”!!』

抜き撃ちって奴だぜ！

怖いなエンポリオ!!

しかしもちろん神父は回避

拳銃「だけ」では切り札になりませんね

強力なのは確かなんですが

エンポリオ『狙ったのは隣のビルの壁面だ!!』

『エルメェスが弾丸にシールを貼った!! シールで弾丸は二つになっている!!』

シールを剥がせば、弾丸は一つに復元する!!

その復元力で全員を移動へ

飲み込みが早い!!

この移動法は、エルメェスが「承太郎を連れてくる」のに使った銛と同じやり方

彼がいなければ何度詰んでいた事やら

エンポリオ『みんな掴まるんだッ!!』

『お互い、絶対に離しちゃダメだァァァッ!!』

全員体を寄せ、糸でつないで弾丸移動!!

絶対に離すな

これは今回の肝でもありますね

皆一丸でいるべきだと

しかし……

エルメェス『キッスの戻る速さはスタンドだから加速していない!!』

『スグ追いつかれちまうぞ！』

そういうもんなのか

さっき「拳銃の幽霊」が避けられたのも同じ理屈なんでしょうか

野球選手は投げた球が加速していました

手を離れたボールは加速する

ですが弾丸も復元も、スタンド能力だからスッとろいんでしょうか

スタンドだからこそ効きにくいのか

海に出ろ

アナスイ『エンポリオッ!!』

略『オーシャンに出ろ!! 周囲がオーシャンなら一つだけ奴を殺る方法があるッ!!』

この土壇場でタイトル回収

ストーンオーシャンとは監獄の事、最終決戦は本物の海だぜ!!

エンポリオは迷ったも再発砲し海へ

移動手段は銃!!

五部セックスピストルズを思い出しますね

エンポリオ『ま、また追ってくる!?』

エルメェス『速すぎるゥゥゥッ!?』

仲良く戦慄するエルメェスとエンポリオ

いわば神父は30倍速

30倍速神父!!

ですがあくまで走ってるだけで、キッスの復元力についていくのは骨が折れるらしい

今回はスタンドに乗ってる訳じゃあない

なんて健脚な神父様だ！

アナスイの「加速スタンド殺し」策

アナスイ『スタンドは一体しかないッ！

　しかも！攻撃パワーは並みの上といったところッ!!』

『奴は一人ずつ順番に俺たちを攻撃するしかないんだ!!』

例えばスタプラなら一瞬で皆殺しも可能ッ!!

戦闘力自体はさほどではないと

さすが実際に一発喰らった男

あくまで「人類を救う」事に特化したスタンドなんですね

プッチの精神に最適化したスタンド

エンポリオ『な…、何するって!? よくわからない…!? 何を言っているのかッ!?』

承太郎『アナスイ…、いい考えだが……』

理解を拒否するエルメェスとエンポリオ

評価した上で疑問点を挙げる承太郎

承太郎さんらしい冷静さ

或いは付き合いの長さか

特にエンポリオは、徐倫と出会う以前から一緒に居たみたいですものね

エルメェスはエルメェスですものね

承太郎『……やはり俺から仕留めるつもりだろう。順番としてはな……』

神父が一番警戒しているのは承太郎

彼の時間停止能力

神父、親友DIOの仇討ちだとは言わないあたり徹底してますね

個人の情を捨てて動いてますわ

アナスイ『順番が誰から攻撃されようとッ!!』

『まずダイバー・ダウンが最初のダメージを引き受けるッ!!』

略『いいですね？』

『時を止めるのは、俺への奴の攻撃の後ですッ!!』

全員密集を利用、全員の体内にもぐりこんだ

自分が全員の盾になるというアナスイ

自分が攻撃を受けた瞬間、“時間停止”して反撃しろと言っているんですね

アナスイの自己犠牲

皆が肉団子みたいになってる…

空条徐倫の「許し」

エルメェス『相討ちって事かッ!?』

エンポリオ『む、無理だ!? 奴の次の攻撃は絶対致命傷が来るッ!!』

アナスイ『かもな……』

敵の狙いが、アナスイ以外なら助かるのかもしれません

前回承太郎を庇って生還させたのが好例

ですがそこは神父も承知

同じ失敗を二度はおかさないハズ

危険が過ぎる！

アナスイ『最近俺は運がいいからな…、そうだろうエンポリオ……』

『脱獄してから俺は命だけはツイてるッ!!』

『この勢いで生き残ったら、その時は徐倫に結婚でも申し込むとするかなァ～！ハハハハハハ!!』

『とか言ったりして……、へへっ…』

いい顔してたぜアナスイ！

いい顔からの絶望

前回いった通り、結婚できないなんて解ってる

ただの希望的観測

ハチャメチャなようで意外に冷静

意外に客観的な自己評価でした

徐倫『いいわ…』

承太郎＆アナスイ『『!?』』

徐倫『いいわアナスイ、申し込んで』

『この状況で絶望しているから言ってるんじゃあない…

　あなたの考えには「希望」があるッ!!』

『暗闇なんかじゃあない』

『道が一つしかなくも、それに微かでも考えがあるなら、それはきっと上手くいく道……』

この状況で、希望を捨てていない男だから

実際エンポリオですら策がない

無敵の空条承太郎ですら

唯一「勝つための策」を考えたのがアナスイ

自殺同然ですが、メンバーで一番「勝つ」事を考えている

それは希望を持った生き方

頭で結婚できると思ってなくても、結婚したいと願い続けているのと同じ事なんでしょうね

第一話で投獄された時の徐倫みたいです

希望は捨てない!!

アナスイ『…………おお……』

言葉もなく微かにうつむくアナスイ

無言で見つめる承太郎

良かったいきなりアナスイをボッコボコにしなくて…

娘の想いを尊重する父の鑑

徐倫当人に「許す！」を貰うとは

ジョースター一行の想定内・想定外

エルメェス『いるぞォォォ!! スデにあの岩の上にいるッ!!』

着弾点に回り込む神父

徐倫達は一直線に「もう一つの弾丸」に向かっている

軌道を読むのはたやすい

回り込むのも容易か

アナスィ『もっと固まれッ!! 俺の傍に寄るんだッ!!』

浅瀬に発砲、そちらに着水する徐倫達

後から撃った弾が優先される!!

エルメェスとエンポリオ、二人そろえばこんな機動力が生み出せたとは

最終戦は海、粋なタイトル回収ですね

承太郎『なるほど…』

『周囲が水なら、飛沫のせいで奴の奴の移動方向が分かりやすくなった』

略・アナスイ『合図を体で感じてください!!』

慎重にプッチの攻撃を待つよう促すアナスイ

周囲を旋回して襲ってこないプッチ

互いに慎重

円は直線を包む

まるでロビン殺法ですね

エンポリオ『ま、待って!? なんだ!? 空のあの雲は!?』

『ロケットみたいに早く移動していく!?

　それにどうなってるんだ!?

　東の空が明るいぞッ!?』

略『バカな!? 太陽がスゴい速さで上がってきたぞォォ!?』

エルメェス『と、時が更に!? もっともっと加速してるんじゃあないのかァァァァァァッ!?』

神父の宣言通り「時は加速する」

あれは現状を指すだけでなく、これからもっと加速するという意味だったのか

もう三十倍どころじゃない

太陽の動きが肉眼で見える

加速って速度がどんどん増すって事だもんね！

リアルタイムラプス動画ッ!!

ニュース世界中の「加速」

科学者『世界中の鳥類は普通に飛行しています、昆虫や蝶も同様です』

『草木の花や芽が

　急激に咲く事もないし

　枯れるという事も別にありません……』

時の加速に「生命」はついていけない

人も動物も植物も

だから普通

ニュース特番では、早くも「時の加速」を理解して討論番組を開いていました

仕事も理解も早すぎんだろテレビ局！

スタンド使いでもいるの!?

科学者『生きている者！それ以外の全ての宇宙が加速しているんだッ!!!』

原作は不毛な討論、果てはジャーナリスト論へ

ですがその辺はざっくりカット

映像化するとしつこいからか

前回やたらコマーシャルと言ってましたが、原作は無理にCMを入れようとしてモメる場面も

CMが先か！番組が先か!!

尺が足りなくて流せなかったのかなァ!!

きっとそうだなァ!!

誰ですその漫画家は!!

漫画家『アシスタントが悪いんだッ!! 俺は月産ナンバーワンの漫画家ッ!!』

『この俺が一晩に一ページしか描けないなんてッ!?』

ジャンプで月産No1でヒゲ

どことなくこち亀、秋本治先生を連想させます

当時はGペンだから描けない!!

くそうデジタル化していればッ!!

漫画家『うおおお!! ペンが原稿につく前に先のインクが乾くゥぅぅぅ!!!』

このスタンドは！漫画家殺しだったのか!!

天国に漫画家の居場所はないんですか!?

アナログ作画の基本はつけペン、毎回インク瓶にペンを入れて作画するというもの

現代では懐かしさも感じますね

コーヒーにうっかり突っ込むまでがお約束

漫画家『ええ!? それでも間に合う漫画家がいる!?』

『だ、誰ですそいつは!? 何者なんだァァァ!?』

編集者『岸辺露伴……!!』

いやいやおかしいでしょ露伴先生!!

さすが一瞬でページを仕上げる漫画家!!

電話口の編集、声がめっちゃラスボスでしたわ

なんなのその迫力

CV濱岡敬祐氏

余談ですが露伴先生は

現在も時たま読み切りが描かれる為、デジタルガジェットも進歩しています

今ならデジタル作画なのかもしれませんね

あの人なら絶対デジタルより手書きが早いと思えるものの

きっと想像を絶する使い方するんだぜ!!

無敵の空条承太郎vs.天国のスタンド

エンポリオ『時の加速で波の動きが見えない!? これじゃ奴の移動が分からない?!』

波の動きも加速してしまいかえって視界不良に

海に出たのは失敗だった？

ですがまさかここまで加速するなんて想像できるはずもない

これだから初見のスタンドは怖い!!

アナスイ『覚悟を決めろッ!!!』

徐倫『ストーン・フリィィィィィ!!』

エルメェス『キィィィィッス!!』

アナスイ『承太郎さん！まだだ!! まだだぞ!!』

ステイ！承太郎さんステイ!!!

正念場、スタンド展開も気合横溢!!

海に出た狙いは果たせなかったも、アナスイが引き受ける策は更に有効に

世界と同速度であるプッチ神父もさらに加速

肉眼で見るのも困難

もうアナスイが受け止める以外にない…？

アナスイ『グッ!? 今だ!! 時を止め』

承太郎『スタープラチナ・ザ・ワールド!!』

『“掴んだ”ッ!!』

果たしてプッチはアナスイを即死させにきた

胸をぶち抜かれるアナスイ

位置は心臓？

承太郎さんアナスイに被せ気味な渾身の叫び!!

だったものの…？

承太郎『何ィィィィ!?』

『徐倫のスタンドを使ってアナスイへ攻撃をッ!?』

ストーンフリーの腕を、凶器にして貫かせた

貫通した腕は神父じゃあなかった

これで一手遅れた

よりによって徐倫にアナスイを殺させるとかやる事がエグい

ウェザーに続いて二回目とも言えるッ!!

ですが本望か…？

承太郎『あと四秒ッ!!』

視聴者体感で、約30秒に渡る1秒！

さすが承太郎さん速い!!

まず腕を引き抜いた

今度は徐倫も「アナスイ殺し」を背負わず済んだのでしょうか

承太郎『時が動き出したら全て終わるッ!!』

略『あと三秒！あと二秒ッ!!』

海に足をとられながら急ぐ承太郎

敵も条件は同じとはいえ

またプッチ神父、口元に手をやってほくそ笑っているようなポーズ

が、そんな油断の表情ではないのか

承太郎『うおおおおおおおお!?』

『ナイフが!?』

徐倫に向け、無数のナイフが投擲されていた!!

あの手は、投げた後の動作だったと

いつの間にそんなもんを

しかも意趣返しか

承太郎『かつてDIOがやったようにッ!?』

たぶん狙って模倣したんでしょうね

承太郎の記憶DISCで見た？

彼はDIOの親友

最期を見たかったでしょうから

承太郎『オラオラオラオラオラオラ!!』

プッチ神父『二手…、遅れたようだな』

アナスイへの攻撃時に捕まえ損ねた

徐倫を庇って遅れた

この二つがなければスタープラチナが勝利していたんでしょうか

破格のパワーを誇るスタンドなのですから

※トップに戻る

Bパートアイキャッチはメイド・イン・ヘブン

破壊力B スピード無限大射程距離C

持続力A 精密動作性C 成長性A

スピード無限大!!

それ以外はそこそこなのが6部らしい

人の上半身、馬の前半分がくっついたようなスタンド

青白い馬の騎士

聖書、黙示録のイメージなんでしょうか

ジョースター家の弱点

プッチ『ジョースター家は…、血統ゆえに誇りと勇気から力を得、運命に勝利してきた……』

プッチの悲願は「運命を克服する」事

かつて運命に翻弄されたゆえの動機

回想はホント悲惨でした

その点、ジョースター血統は見習うべき存在なのもしれません

見習うべきであり超えるべきもの

そんな想いもあるのかも

プッチ『だが！弱点もまた血統ゆえに』

『空条承太郎、娘がお前の弱点なのだ……』

序盤で娘を人質にされ、刑務所を訪れたように

庇って一度敗北したように

前回でも庇って一手遅れたように

原因は常に徐倫

プッチはずっとそう考えていたのか…？

エルメェス『ウシャアアア!! …うっ!?』

エルメェス、キッスは両腕切断からの致命傷

無敵の空条承太郎さんも致命傷…

アナスイの言う通りパワーはそこそこ

一人ずつしか殺せない

ですが「加速」によって補ってしまったのか

手数が異常にすぎる

空条承太郎へ徐倫の言葉

承太郎『徐…、倫………』

徐倫『クルマを盗んだ…、あたし……、学校の帰り…、スーパーの駐車場で……、クルマを…』

第1期、親子の確執が決定的となった過去

当時承太郎は仕事で留守

戻っても来なかった

ですが今思えば、仕事というよりスタンド絡みだったのかもしれませんね

それほど優先したという事なんですから

徐倫『なんであんな事しちゃったんだろう……』

『でも…、父さんが救いに来てくれる…』

『絶対に…、あたしを…、救いに…、父さんが………』

その声は、果たして承太郎さんに届いたのか

空条承太郎絶命

ですが承太郎にとって、娘を救えなかったという過去を乗り越える事が出来た

徐倫は今度こそ父が助けに来てくれた

父の愛情は本物だった

第一話時点でのトラウマを完全克服した瞬間か

しかしそれにしたって惨い…

ジョースターvs.プッチ決着

エンポリオ『うおおお!?』

一瞬でジョースター一行壊滅

アナスイ・承太郎・エルメェス戦死

文字通り瞬殺だ…

ですがアナスイは、前回「結婚を許すと言ってくれれば救われる」と言いました

その言葉で心が救われるんだと

なら彼は「救われていた」

そう思えるのがせめてもの救いか

プッチ『因縁は全て断ち切っておかねばならない』

『可哀想とは思わないし、逃がすわけにはいかない

　決着は全てつける

　私はお前にとって母親の仇だからなァ……』

エンポリオの母は、溶かされ骨だけにされ死亡

その骨で徐倫が助かったんですっけ

ホワイトスネイク幻覚と溶解の能力

ディスクを奪う為の付帯能力

終盤は使いませんでしたがチートの塊ですわ

プッチ神父『撃ってこい』

『その方が殉教者らしくこの世を去っていける……』

殉教とは信仰の為に命を落とす事

同じキリスト教徒だから的な？

プッチは神の意思に沿い、実現する為に戦っていると自認しています

その過程の死は神への殉教だと？

彼なりの善意の言葉なのか

プッチ『運命はここで終わりだ!! エンポリオッ!!』

神父はスタンド拳銃弾を全弾回避

プッチは引き金を引く瞬間が、スローモーションで見えている

色んな意味で回避余裕がすぎる

エンポリオ『あっ……』

プッチ『ン…？』

銃を構えたままいきなりふわふわ動き出すエンポリオ

完全にスタンド能力的な現象でした

実際スタンド能力ですが

徐倫が糸を使って引っ張ったんですね

どういう引っ張り方!?

空条徐倫の戦い

プッチ『空条徐倫ッ!!』

唯一「死体」が見当たらない徐倫だと看破

既に承太郎・アナスイ・エルメェスは絶命し、ピクリとさえ動きません

また奇妙な事に蝶々が寄ってきてました

加速ゆえの現象なんでしょうか

メタ的には「蝶」は徐倫の象徴

胸元、蜘蛛の巣にかかった蝶がトレードマーク

罠にかかって投獄された象徴か

ですがナイフの形をしている

ただの蝶じゃない、鋭いナイフの蝶というのが徐倫らしいですね

捕らえた蜘蛛をブチ殺す蝶!!

徐倫『オラオラオラオラオラオラオラ!!』

プッチ『…!?』

ラッシュは余裕でしのいで見せたプッチ

ですが海面下から奇襲

徐倫がさっきのナイフを投擲、プッチの右眼に深々と傷を負わせます

徐倫と言えば蝶とナイフ!!

最初「腕だけ」で殴っていたんでしょうか

糸で伸ばして遠隔攻撃？

プッチ『ジョースターァァァァァァッ!!』

徐倫とエンポリオ、水面下に消え再び追跡戦に

チェイサー！

第四部を思い出す追跡戦だ!!

プッチ『逃れられると思うのかッ!!』

『おまえらが水を泳ぐスピードは!! 走る事より遅いというのにッ!!』

『!?』

徐倫『イルカをストーン・フリーで捕らえた』

花や蝶のように、全ての命は人間と同じスピードで動いている

そこでイルカを捕らえて引っ張って貰った!!

彼にエンポリオを引いてもらってたのか

だから徐倫自身は攻撃が出来た

もちろんイルカも「遅い」

超加速したプッチ神父なら簡単に追いつけると思ったも

徐倫『スグに追いつけるだろうが』

『肝心なのは距離だ』

『短い距離なら追いつける、でもアンタはいったい何メートル泳ぐ事が出来る？

　500M？それとも800M？

　イルカより疲れず長い距離を泳いだり潜ったりするが出来る？』

『時の加速は関係ないッ!!』

この短時間で、攻略法を編み出してしまった

さすがジョースターの血統!!

あくまで身体能力はそのまま

むしろ宇宙センターから、ここまで走ってきた時点でプッチ神父とんでもない健脚ですね

日頃からウォーキングとかしてるんでしょうか

徐倫『しかも！溺れる前に岸まで戻らなくてはならない距離!!』

徐倫達を殺しても、息が切れたら元も子もない

哀れ溺死とか笑えませんわ

ただ神父の加速は、数時間が一瞬で過ぎるレベルまで速まっているはずです

一瞬で追いつけそうな気もするものの

プッチ神父『絶対に逃がさん!! 絶対に決着をつけるッ!!』

『因果を未来へ持っていく事は出来ないッ!!』

さっきエンポリオを殺ろうとしたのと同じか

今日殺れることは今日のうちに!!

実際徐倫を序盤で殺さなかった為、ここまで手こずるようになったプッチ神父

手遅れのまずさは誰より知ってるッ!!

エンポリオ『ロープを！早くイルカまで来てェェェ!!』

しかし徐倫も重傷でした

結局、回避しきれずナイフが一本深々と刺さっていた

そのナイフで神父の右眼を奪えましたが

どんどん血が出てる……

あんたは「希望」

徐倫『エンポリオ…

　アナスイが自分を犠牲にして父さんを守ってくれたから

　あたしは今かろうじて生きている…』

『エルメェスが神父を攻撃してくれたから！』

『ロープを伸ばしてイルカを捕まえる間が出来た!!』

曰くイルカは人を溺れさせないよう泳ぐ

だから大丈夫だと言う徐倫

エンポリオはみんなが戦った成果なんですね

前回では神父は承太郎を狙っていた

アナスイが前回で庇い、今回もカバーしてたから時を止める余裕が生まれた

エルメェスも敵の「手数」を減らしてくれた

いなけりゃ徐倫達は死んでた

誰か欠ければ、とっくに終わっていたんですね

徐倫『あたしは行けない』

『神父はあたしの中のジョースターの位置を感じ取ってるわ』

略『追跡してくる』

『あたしがいたら、あんたは逃れられない』

徐倫、覚悟が決まった台詞

前回で徐倫一行は、逃げるべきか迷ってました

ですが逃げても追われる

ここまで追うのに便利だった感知が、今度は障害になってしまうのか

そもそも逃げる道はなかった…

徐倫『一人で行くのよエンポリオ』

『この先に続く道を…

　大丈夫、いまのアンタならもう出来るはず』

『アンタを逃がすのはアナスイでありエルメェスでありあたしの父さん、空条承太郎……』

『生き延びるのよ、あんたは「希望」!!』

少年に託すにはあまりに重たい

しかし希望が、徐倫に戦う勇気をくれるのか

また今期、飛行機墜落事件といい「エンポリオがいたから勝てた」場面が多数

彼が成長している証だったのかも

ですが重いよおねえちゃん!!

エンポリオ『だから何言ってるのかわからない!?』

冒頭に続き理解を拒むエンポリオ

前回の承太郎さんといい、本当「わからない」事ばかりですわ

信じたくない事ばかり

エンポリオ『待って！待って！おねえちゃん…、いや、やめて!?』

エンポリオ一世一代の叫びでした

死にゆく彼女を止めたい

止められない!!

種崎敦美さん悲壮な声

ダイにアーニャ、ジャンプアニメで大きな役どころばかりなのは伊達じゃない

同一CVと思えない好演でした

徐倫『来いッ!! プッチ神父!!』

『ストーン・フリィィィィッ!!』

ロープを切断、最後まで闘志を捨てず真っ向!!

オープニングを回収する対決か

やがて無言で粉々、砕け散るサングラスが象徴的でした

敢えて死ぬ姿自体は描かれなかった

敗死より闘志を象徴するラスト

主人公退場……!!

エンポリオ『おねえちゃああああん!?』

オープニング締めは、徐倫の拳がめりこんで幕

そして世界に遺すという歌詞

自分がいた傷跡、痕跡をエンポリオに託して散っていったと象徴していたんでしょうか

闘志あふれる最期でした

時間加速の果て

市民『太陽の形が円じゃあねえ！長く帯状に見える!!』

略『また夜だ!! 朝だ!? また夜だ!?』

市民『さらに時が加速しているぞォォォォ!?』

もはや太陽が彗星のように見えるほど時が加速

すいせいみたいできれいだね！

食べ物もすぐ腐ってしまう

生命以外は朽ちる

アナスイや承太郎さんの遺体も、見る間に朽ちて骨となっていきました

エルメェス達の死を象徴する絵面だ……

だから神父は殺したのか

朽ちていくミケランジェロのフラスコ画

今期、芸術は時を越え生きるとDIOが賞賛

優れた芸術品は魂の形

ある種のスタンドだと

ですが本来、人よりずっと長生きのはずの芸術品が朽ちていく

人間たちはまだ生きているというのに

本当ありえない現象ですわ

『太陽はどこなんだ!? あの"輝きの線"が太陽なのか!?』

『昼なの!? 夜なの!?』

『今は何年の何月何日なのォォォォ!?』

『さ、寒くなってきた!?』

『気候が変わっている!?』

エンポリオ『どうなっているんだ!? 岩の形が波の力で変わっていく!?』

いよいよ加速最高潮、浸食がリアルタイムで!?

また地球の気候は時代により変わる

氷河期の訪れか

人類が起こす温暖化どころの話じゃあない!!

また神父は加速についていける

彼にとっては世界はいつも通り

なら彼は、この数万数億どころじゃない時間をリアルタイム体感したんでしょうか

さすがに加速の方に合わせたんですかね

エンポリオ『時の加速は止まらないのか!?』

『どこまで…、どこまで加速するんだァァァァ!?』

『地形が変わっていくゥゥゥ!?』

『な、なんだここは!? 生きものだけ!?』

『わ、わああ!?』

遂には地球自体、消滅してしまったらしい

地球も宇宙自体もか

今、遥かな未来に

全員どこともしれぬ空間へ

生物は加速についていけない

だから地球、宇宙が一瞬で滅んでも「そのまま」生き延びる事になったのか？

一瞬だった為、巻き込まれて死ぬ事もなく…？

全員が「未来」に辿り着いた…？

加速の果て、辿り着いた場所

エンポリオ『………？』

時間は正常化し、12時07分

場所は刑務所

服は風化して朽ちてしまった為、全員全裸なのがシュールですね

ここは「初登場」の場所か

看守『お前ら!? なんでこんなところで裸になっているんだァー!?』

むしろアンタ、なぜ服を着てるのか

その答えは最終回で!!

時間加速を終えた人々は、みんな全裸になっていました

場所は女性監獄なので女だらけ!!

サービスショット!!

看守『えとなんだっけ？時間が早くなって…？』

『あ！ヤベ！カメラに映ってる!? 誤解されるゥゥゥ!?』

どうみても乱交パーティーの現場です

本当にありがとうございました

また裸の人たちも、エンポリオと同じ体験をして来たんですね

記憶がちゃんとある

つまりそれってどういうことなのか

エンポリオ『知っている…、ここは…!?』

『グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所ッ!?』

『場所は!! 面会室前の廊下だッ!?』

時間が加速したので服が風化し全裸になった

ですがなぜ服が転がっているのか

なぜ刑務所に戻ったのか？

今は何月何日何曜日、地球が何回回った日なのかは最終回へ持ち越し!!

まるでトリックを見せられたような原点回帰

今までのは全部幻覚だったのか…？

出発点に戻るとはアツい最終回ですわ

荒木先生が一度は筆を置いた能力

プッチ神父が徐倫達を撃破!?

文庫版50巻、荒木先生は当時「これ以上のスタンド能力はもうない」と完結を考えたそうな

圧倒的な強さも納得ですね

ですが考え直した

いわく「うぬぼれかも」と考え直した

そこである目的へ向け「さらにパワーアップさせよう」と考えたのがラストの現象との事

では何の為にパワーアップさせたのか？

そこも最終回の肝なのかもしれません

次回、第38話「ホワット・ア・ワンダフル・ワールド【最終回】」

最終回はグリーンドルフィン刑務所!!

大胆すぎる原点回帰

ですが生きた人間は時の加速に取り残され、“未来”に行く事が出来たとして

死んだ徐倫たちはどうなったのか？

次回最終回ですね!!

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