HG ガンダム・エアリアル 機体解説レビュー[エアリアルはガンダムじゃありません!!]水星の魔女
登場作・水星の魔女 七話までネタバレあり
通常、終盤装備であるビットを最初から装備
まさに魔女の魔法のように、ビットで片っ端からなぎ倒す無敵の初期主役機
搭乗者を死亡させる禁忌の技術GUNDフォーマットを搭載
製造禁止された“GUND-ARM“の一体
その疑惑から幾度も魔女裁判となる
『エアリアルは私の家族なんです!!』
スレッタ・マーキュリーが学園に持ち込んだモビルスーツ。次世代群体遠隔操作兵器システム、ガンビットで構成されたシールドを装備している。
型式番号:XVX-016
頭頂高:18.0m
重量:43.9t
HG TWFM-03 1/144 ガンダムエアリアル(GUNDAM AERIAL)
価格:1,430円(税10%込)
発売日:2022年10月01日
登場作品:機動戦士ガンダム 水星の魔女
メカニカルデザインはJNTHED氏
ポリキャップレス構造
スミ入れ・部分塗装・艶消し、角を若干シャープ化
キットは驚異の色分け、可動・ギミックが特徴
その基本的な構造はルブリス同様
ですが流用パーツなしの完全新規
シールドが分離、ビット・追加装備に転じるギミックで大いに遊べます
胸部インモールド成型パーツが奇麗!
体型は少年・少女的な設定画を再現
太ももの太さが特徴的
対外的には新型ドローン技術の実験機と説明
「ゆりかごの星」によれば13年前から存在
しかし技術者は古い機体に見えず、ニカ達も先進的な設計に困惑していた
水星ではインフラや人材上建造不可能
優秀な技術者が束で必要
プロスペラが何らかの協力者と建造したとみられる
相当な資本・組織力を持つ協力者?
第3話Bパート頭、スレッタが見ているモニタ(1話ミオリネの操縦中)にOSのバージョンらしき表記が存在
ダリルバルデ同様「第5世代」なのか
はたまた“E.S"、エリクト・サマヤがOSに用いられている示唆ともとれる様子
謎が多く、物語の中核にある主役機
足首がボール接続でなく、側面に動きません
横軸接続となっています
また足の付け根が干渉して可動がやや制限
ここはルブリスより悪化
相まって「足先をハの字にした」素立ちに、支障が出ているのが問題
接地ポーズは少し窮屈な印象となります
空中でのポージングは優秀!!
足首はボールでなく軸接続
逆に「足首を伸ばす」ポーズは非常に優秀
空中で足を伸ばすのはもちろん
膝立ちさせる際、足首を人間のように自然に伸ばして接地させられます
足を伸ばすのはボール接続より優秀
キットは左のように組みますが、右のように組むと足が長くなります
Cの1と2を左右入れ替るだけ
簡単にスマートな体型に組み替え可能
ただし設定画とバランスが変わります
また一度組むと装甲B1の16が外れにくく、分解しにくいなっています
組み戻ししにくいので注意
ビットオンフォーム
ビットステイヴを機体ハードポイントに接続
機体本体の機動力・防御力が向上
また接続中、ビットに電力・推進剤を補給する事ができます
劇中はこちらの形態を多用
ビームライフル
反動が大きく、劇中の初射撃時は転倒したほど
ルブリス同様にサーベルにもなります
更にビットステイヴをバレル化すると、出力ブーストで高火力・射撃精度が向上
特筆すべきはスラスターを内蔵する事
第1話ミオリネ搭乗時は、背から自力飛行して手に収まるギミックを披露
ビット的に扱える可能性も?
ビームサーベル
背に装備された汎用近接武器
本作の「決闘」は、相手の角を斬ったら勝利
その為、主に決着時に使用します
グリップ部にセンサーがあるとの事
盾、エスカッシャン
GUNDフォーマットによる次世代群体遠隔操作兵器システム、通称「ガンビット」で構成された多目的攻防プラットフォーム
力場によってかビームを弾いて防御する盾
盾からビットステイヴに分離可能
ビットは機動砲台であり、分離状態でも対ビームシールドとしても機能
一種のIフィールドを持つらしい
5話、スレッタを占った際「12」と姉妹が暗示
エアリアルとビットの合計数が12
続く6話の描写からも、ビット一つ一つが「姉妹」なのではと疑われます
敢えてEscutchenのチョイスも意味深
エリクト・サマヤ絡み疑惑
シェルユニット
胸部など各発光は、GUNDフォーマットが一定レベルで稼働している証
これは情報伝達・処理を行う制御端末
操縦者と機体のデータリンクを担当
この装置で両者は膨大な量のデータをやり取りし、思うままに動かせます
反面、負荷で普通はパイロットが死にます
ですが制御ソフトも機体も、一流技師が束になって作ったらしき高度に洗練された設計
四話で修理した学生、ニカ達は舌を巻きました
基本は関節を電動モーターで動かす普通の構造
他と一線を画すのは、GUNDフォーマットによる有機的な人機一体制御の賜物です
その発揮にはスレッタの搭乗が必要とされます
非GUNDのミオリネではまともに動かず
GUNDしたエランは一定動作に成功
ガンダムとはGUNDフォーマット機
義肢など、機体を肉体として操る技術GUND
その軍事版、GUNDフォーマット機がガンダム
つまり自分の身体を動かすように、MSを直接制御する技術とされます
ですがその負荷で普通は死にます。
パーメットとは
太陽系内に偏在する鉱物から発見された元素。個々のパーメット間で情報を共有する性質があり、パーメットを素材や推進剤などに混合させ制御することで様々な技術が開発される。パーメットを人体に流入させる身体機能拡張技術は宇宙に進出する基盤と考えられている。
公式用語集より
GUNDはパーメットという通信元素を人体に注入、これを媒介に義肢を直接操れるのです
ですがMSを扱うデータとなると膨大
膨大な情報に人体は耐えきれません
五話エラン君曰く「脳に手を突っ込まれるような不快感」に襲われます
結果、普通は死ぬので問題視されています
どうやって克服したのか謎
カルド博士にも実現できなかった
そこにPROLOGUEでルブリスと生体反応リンクした少女、エリクトが関わると考えられています
果たしてエアリアルはエリクトなのか
エリー、どこへ行った?
GUND技術、本来の目的
PROLOGUE曰く「宇宙で活動できる身体」を作る為の技術
ですが予算不足で実現できなかった
開発元ヴァナディースは、予算獲得へ軍需会社に身売りし「研究用」にルブリスを製造
ですが会社は、技術完成前に兵器として販売
非人道的な技術だと世間から非難
最後はデリングに「人類の安寧の為に」消されました
果たして本当の完成はなるのか?
Aランナー いろプラ
クリアグレー他、四色による完全新規ランナー
ランナーに切り替えスイッチも見当たらず
今後派生キットでは、外装ランナーを丸ごと入れ替えるんでしょうか
各部の黄色いスリットがパーツ分割で再現
バルバトス、レギルスを彷彿
本来一枚のランナーだったのを、パキッと割った的なランナー
顔のパーツ分割再現が驚異的
モモも分割線が出るのは後ろ側だけ
手足も中央にグレー部品を挟み、不自然な合わせ目が殆ど出ない
デザイン相まって隔世の感ですね
多少気になるのは、上腕で「パーツ切断跡」が目立つ場所にくるところ
真正面に切断跡が来ます
ポーズ上は陰になりやすい箇所
また盾は、ルブリスと違って大きな「基部」が分離時に余ります
が、その分カッチリ保持できます
頭部カメラアイのグリーン
シールで覆いますがパーツ分割でも再現されています
塗装する人にも便利ですね
ルブリスとも違う専用ビームサーベルランナー
接続軸は長方形
ライフル用サーベルも専用品ですね
Fランナー インモールド成型
クリアの間に印刷したフィルムを挟んで成型
キラキラして奇麗なパーツ
ろうそくみたいできれいだね!!
今は製造されていない「綺羅鋼」と同技術
あちらはインモールドに加え塗装が施された、非常にコストが高いパーツでした
BB戦士が大ヒットした時代ならではですね
ガンダムBF外伝でもネタになりました
シール(ダブルシール)
ルブリスに続き一部ダブルシール仕様
粘着面に模様が印刷
発光再現には18、21、22を使用します
この仕様により剥がしにくく、台紙ごと取れてしまいがちなのが難点
目で難儀しました
本編七話まで未登場
赤は、エアリアル全力稼働(暴走)なのか?
中の人の意志で動く状態?
中にエリクトが眠っていて、目覚め「エリクトの身体」として動き出す状態なのか?
母は目覚めを待っているのかもですね
全ては推測ですけれども
OP小説「ゆりかごの星」
OPを歌うYOASOBIさんは「小説を音楽化する」手法を持ち、そこで小説が書き下ろし
同作はエアリアル主観
一人称・僕のエアリアルがスレッタを見守る話
擬人化か本当に意思があるのか?
健気な姿が切ない小説
そのカラクリは謎。赤眼が危険ですね
先代機ルブリスはカルド博士の作、無負荷ですが誰も起動できませんでした
またルブリスは「パイロットが発光」
発光が起きない本機とは別物のようです
どういう理屈なのか
中にエリクトが居て、負荷を肩代わりしてる?
彼女の第二の身体にした?
唯一システムに適合した彼女を、母はシステムごと「保存」してしまったんでしょうか?
エリクトしか適合しなかった
貴重な人材だから?
とまれ、まだまだ謎ですね
七話にしてガンダムと認められた
これまではガンダムと認めれば廃棄処分
ですがデリングが妥協した為「ガンダムだ」と公言できるようになりました
お前はガンダムだ!!
ですがスレッタの衝撃たるや
母への信頼が崩壊し始める? 父と解り合い始めたミオリネと好対照ですね
スレッタ自身も由来が謎
種明かしが楽しみ
顔の中身も顔っぽいですね
赤い部分が舌のよう
チェンソーマン的な
機動戦士ガンダム 水星の魔女 感想 2022年10月
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